JP3049993U - 自転車の駆動装置 - Google Patents

自転車の駆動装置

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昌彦 金井
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昌彦 金井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一定の踏力による最適なペダリング・ピッチ
を維持しながら自在に駆動力の増減操作のできる空気圧
手段を備えた自転車用駆動装置を提供する。 【構成】 クランク・ピンと同軸のスプロケットとチェ
ーンを介して連動する他方スプロケットがそれと同軸に
配される駆動歯車により正逆回転運動を出力する歯車機
構に連動し、同回転運動はそれに連動する空気圧シリン
ダーのピストンに往復動を与えて圧縮空気を生成し、そ
れに流体的に接続する複数の空気圧シリンダーに導いて
内包する複数のピストンの総受圧面積を増大することに
より、後輪に所要の駆動力を伝達する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は登坂や加速などの大きな走行抵抗に対抗して走行可能な新規な自転 車用駆動装置に関し、特に踏力によりペダルに加えられる駆動力を機械的手段と 空気圧手段とから構成される機構により適宜増力し得る駆動力を後輪に伝達する 自転車用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自転車は走行抵抗の変化に応じた駆動力を得るために、変速機によって 歯車比を選択する機構を備えているが、その選択幅に限界があるために、走行抵 抗の変化する範囲全体に亘って変速機が対応することは不可能である。ゆえに走 行抵抗の大きいばあいは、ペダル踏力を増し、ペダリング・ピッチを落とすなど の対応をしているが、乗り手のペダリング・リズムを乱して疲労を招くだけでな く、駆動力不足のため走行不能で下車を余儀なくされるばあいがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
自転車が平坦な路面を走行するばあいは、軽いペダル踏力により一定のペダリ ング・ピッチでの快適走行が可能であるが、比較的急な坂道の走行や加速走行で は所要のペダル踏力が人力に対し大き過ぎて従来の機械的手段のみの駆動装置で は対処し得ない。
【0004】 この考案はこのような課題に着目して機械的手段と空気圧手段とを組み合わせ た機構を備えることによりペダル踏力を増幅し、比較的急な坂道の走行や加速走 行での所要駆動力を得ることにより最適なペダリング・ピッチの維持可能な自転 車用駆動装置の提供を目的としている。
【0005】
【考案が解決するための手段】
この考案の目的は、以下に示す特徴をもつ駆動装置を提供することにより達成 される。すなわち、ペダルに加えられる駆動力がクランクピンと同軸の一方向ク ラッチ併設式スプロケットからチェーンを介して連動する他方スプロケットに伝 達され、また該駆動力は該スプロケットに連動する歯車機構に伝達される。さら に該駆動力は該歯車機構に連動するローラに係合する帯ケーブルに伝達される。 該帯ケーブルは第一シリンダーに内包される第一ピストンに連接して該第一ピス トンに運動を与える。前記歯車機構は該第一ピストンに往復動を付与するために 備えられた機構であって、該機構の駆動力は前記第一ピストンの運動によって空 気圧力に変換される。
【0006】 該第一シリンダーは複数の第二シリンダーと流体的に接続し、各第二シリンダ ーに内包される第二ピストンの合計受圧面積を第一ピストンの受圧面積よりも大 きく増大して、各第二ピストンの合計駆動力が第一ピストンの駆動力に対して増 幅された結果が得られる。
【0007】 増幅された該駆動力は第二ピストンに連接する帯ケーブルに係合する第二ロー ラと連動する歯車機構に伝達される。該歯車機構は前記第二ピストンの往復動を 一方向の回転運動に変換するための機構であって、該機構の駆動力と回転運動は それに連動するスプロケットとチェーンとを介して後輪の一方向クラッチ併設式 スプロケットに伝達される。
【0008】
【作用】
ペダルに踏力Fが加えられると長さlのクランクにトルクT=F・lが 発生し、該トルクTは第一歯車機構を介して半径rのローラに係合する帯ケ ーブルに駆動力F=T/rを与える。該駆動力Fは受圧面積Aの第一 ピストンにおいてp=F/Aの空気圧を生成し、該空気圧pは受圧面積A をもつ選択されたN個の第二ピストンを加圧することによって合計第二ピストン 駆動力F=NA.pが得られる。ここで駆動力はF/F=NA/A に増幅され、該駆動力Fは第二歯車機構を介してこれに連動するスプロケット とチェーンを経て後輪に伝達される。
【0009】 クランクピンと同軸に備わるスプロケットに併設の一方向クラッチおよび後輪 車軸に備わるスプロケットに併設の一方向クラッチはいずれも前進駆動時にスプ ロケットと係合し、自転車の自走時は解除の状態にある。
【0010】 第一シリンダーと複数の第二シリンダーの各々とを流体的に接続する流路ごと に開閉弁があって、前記複数の第二ピストンそれぞれの使用不使用の選択に当た り該開閉弁は使用時に開き、不使用時に閉じる。その開閉操作は自転車本体のハ ンドル・バーに取り付けられた操作装置から伸長して開閉弁に連接するケーブル を該操作装置により操作することにより行われる。
【0011】
【実施例】
次に図面を参照してこの考案の実施例につき詳細に説明する。この考案はペダ ルに加えられる駆動力を機械的手段と空気圧手段とから構成される機構を介して 後輪に伝達する自転車用駆動装置であって、図1に説明の該駆動装置はハウジン グ020内に包含され、自転車枠体のダウンチューブ014に組み付けられる支 持体015に支承され、該ダウンチューブ014、シートチューブ013、およ びチェーンステー012を支承する支持体016と一体に構成される。また該支 持体016に一体の管体021外側に軸受を介して支承されるスプロケット09 1は、後輪011の車軸019に支承されるスプロケット090とチェーン09 。5を介して係合し、それにより前記駆動装置を機能的に該車軸019に結合す る図5に示す前記ハウジング020内部の駆動装置は、第二シリンダー44、4 5および46が自転車枠体の手前に示され、これらに係合する歯車機構とローラ が配置される。第二シリンダー42、43、第一シリンダー41およびそれらに 係合する歯車機構とローラは該自転車枠体をはさんでその後方に配置される。
【0012】 図2のクランク022は一方向クラッチ併設のスプロケット011と同軸に配 され、チェーン015を介して該スプロケット011に連動する他方のスプロケ ット012と同軸に配される一対の第一駆動歯車110の一方の歯車112には 一つの第一従動歯車122が噛合し、他方の第一従動歯車121が第一駆動歯車 111に噛合する遊び歯車1121に噛合して該第一駆動歯車111に係合する 。この機構は図3aにより詳細に説明される。前記スプロケット011の一方向 クラッチはペダル踏込み時に係合してクランクの回転運動をチェーン015に伝 達し、それ以外のときは解除されて前記スプロケット011への運動伝達はない 。
【0013】 図3a、図4aに示される一対の第一駆動歯車110は半周ずつ歯部g1と欠 歯部g0とを有する二枚の歯車111と112とが相互に180度の回転位相差 を設けて並列に組み合わされた二重間歇歯車あり、また該歯車の各々に係合する 二枚の第一従動歯車121と122とには一方向クラッチが併設されてそれぞれ の噛合時に係合する。したがって一対の第一駆動歯車110が回転すると、二枚 の第一従動歯車121と122とは相互に逆向きにかつ交互に回転する。また該 第一従動歯車のいずれか一方が回転するとき、他方の第一従動歯車はその回転か ら機械的に絶縁される。したがって前記第一駆動歯車110の回転に伴い第一シ リンダー41内の第一ピストン411は往復運動する。
【0014】 図3aに示すそれぞれの第一従動歯車121と122とは第一ローラ311と 共に同軸に形成され、該第一ローラ311および該第一ローラ311に対の他の 第一ローラ312に結合される帯ケーブル611と612とが第一ピストン41 1に連接される。図8aに示す前記第一ピストン411を内包しかつ該第一ピス トン411、シリンダー胴412、シリンダー端壁体413および対向する端壁 体414(図示せず)とにより二つの空圧室4141と4142とを画成する第 一シリンダー41には、空圧室4141に送気ポート4151が、空圧室412 2にこれと同一の送気ポート4152(図示せず)が設けられる。各送気ポート は複数の第二シリンダーに設けられる吸気ポートと流体的に接続される。任意の 第二シリンダーを対象に図9a、9bにより詳説すれば、第二シリンダー42の 第二ピストン421、シリンダー胴422、シリンダー端壁体423および対向 する端壁体424(図示せず)とにより画成される二つの空圧室4221および 4222において、前者に設けられる吸気ポート4241と、後者に設けられる これと同一の吸気ポート4242(図示せず)とは、それぞれが前記送気ポート 4151と4152のいずれかと流体的に接続される。したがって前記第一ピス トン411が往復動すると、それに応じて第二ピストン421もまた往復動する 。
【0015】 図3cに示r任意の第二シリンダー44に内包される第二ピストン441に連 接する帯ケーブル611と642とに係合する一対の第二ローラのうち一方の第 二ローラ341は二つの第二駆動歯車221、222と同軸に形成され、該第二 駆動歯車の一つ221は第二従動歯車211と噛合し、もう一つの第二駆動歯車 222は該第二駆動歯車222に噛合する遊び歯車1222に噛合して第二従動 歯車212に係合し、かつ該第二従動歯車212は同軸に形成されるスプロケッ ト092に係合するチェーン095を介して図1に示される後輪車軸に備わる一 方向クラッチ併設式スプロケット090に連繋する。
【0016】 図3b、図4bに示される任意の第二シリンダー42に連繋する第二従動歯車 120は半周ずつ歯部g1と欠歯部g0とを有する二枚の歯車113と114と が180度の回転位相差を設けて並列に組み合わされた二重間歇歯車であり、そ の一方の歯車114に噛合する第二駆動歯車124と該二重間歇歯車の他方の歯 車113に噛合する遊び歯車1323に噛合して該第二従動歯車113に係合す るもう一つの第二駆動歯車123とにはそれぞれ一方向クラッチが併設されてそ れぞれの噛合時に係合する。したがって二枚の第二駆動歯車123と124とは 相互に逆向きに回転し、かつ第二従動歯車120への係合は交互に行われる。ゆ えに二枚の第二駆動歯車123と124の交互回転が継続されると第二従動歯車 120は一定の向きに継続回転する。また該第二駆動歯車のいずれか一方が回転 するとき、他方の第二駆動歯車はその回転から機械的に絶縁される。
【0017】 任意の第二シリンダー42内の第二ピストン421の往復動はこれに係合する 帯ケーブル621と622を経てローラ321および該ローラと同軸の第二駆動 歯車123と124とに回転往復運動を与える。したがってペダルの踏込みによ りクランクが前進回転し前記第一駆動歯車110が継続回転すると、第二従動歯 車120に一定の向きの継続回転を与える。したがって第一シリンダー41の二 つの空圧室4141、4142のそれぞれを、第二シリンダー42の二つの空圧 室4221、4222のいずれかと選択的に流体的接続することによって、第二 従動歯車120の回転の向きを第一駆動歯車110の回転の向きと一致させ得る 。
【0018】 図3aに示す第一駆動歯車110の各歯車111と112の歯部と直接もしく は遊び歯車1121を介して間接に係合する二枚の第一従動歯車121と122 との噛合終了端到達時点は、運動する第一ピストン411がその行程端位置に到 達する時点もしくはそれより前の時点となる構成である。したがってピストンの 移動量に対してピストン行程に余裕を与え、安全を保っている。
【0019】 図3bに示す任意の第二シリンダー42に連動する第二駆動歯車120の各歯 車113と114の歯部と直接もしくは遊び歯車1323を介して間接に係合す 123と124との噛合終了端到達時点は、運動する第二ピストン421がその 行程端位置に到達する時点もしくはそれより前の時点となる構成である。したが ってピストンの移動量に対してピストン行程に余裕を与え、安全を保っている。
【0020】 図3aに示す第一駆動歯車110を構成する任意の一方の歯車、たとえば112 の相対する第一従動歯車122との噛合終了時点が、前記第一駆動歯車110の 他方の歯車、たとえば111の相対する第一従動歯車121との噛合開始時点と 同時もしくはそれより前の時点となる構成である。したがって一方の噛合の解除 前に他方の噛合が始まるという干渉状態の発生が防止される。
【0021】 図3bに示す任意の第二従動歯車120を構成する任意の一方の歯車、たとえ ば114の相対する第二駆動歯車124との噛合終了時点が、前記第二従動歯車 の他方の歯車、たとえば113の相対する第二駆動歯車123との噛合開始時点 と同時もしくはそれより前の時点となる構成である。したがって一方の噛合の解 除前に他方の噛合が始まるという干渉状態の発生が防止される。
【0022】 図8aに示される第一シリンダー41の二つの空圧室4121と4122のそ れぞれ、および図9aに示される任意の第二シリンダー42の二つの空圧室42 21と4222のそれぞれは、空圧室の膨張負圧時に外気を吸入し、圧縮昇圧時 に該室内空気を室該に排出するように形成された吸排気弁53が備わる。
【0023】 前記図例8a、9aに示される第一シリンダー41に設けられる送気ポート5 4と複数の第二シリンダーに設けられる吸気ポート55との流体的接続路(図示 せず)内に逆止弁56と図9bに示す開閉弁52を直列に備える。図例では第一 シリンダー41の端壁体413に送気ポート54と吸排気弁53とを、第二シリ ンダー42の端壁体423には吸気ポート55を設けて該ポート55に逆止弁5 6を螺合すると共に吸排気弁53を設ける。また図9b、9dに示す開閉弁52 の開口527には接続部材59の一端がこれに螺合し、その他端が図9aに示す 逆止弁56の開口561に螺合する。端壁体423には開閉弁52に連通する開 口525が設けられ、同開口525と前記送気ポート54とをホースなどの接続 部材により流体的に繋げることにより、第一シリンダーと第二シリンダーとが開 閉弁と逆止弁とを介在して流路が形成される。該開閉弁52は当該する第二シリ ンダーの使用時に該流路を開通し、不使用時に該流路を閉止する。
【0024】 前記開閉弁52の開閉を司る弁棒523に連動してロッカ522を設け、該ロ ッカ522に一端が連接するケーブル731の他端を図10a、10bに示す自 転車のハンドルバー019に取り付けられた操作装置70の操作端713に接続 する。該操作装置70の不作動時に前記開閉弁52は閉止し、作動時には該操作 端713が該ケーブル731を引張することにより前記開閉弁52が開く構成で ある。図例によれば、ハンドルバー019に装着される該操作装置70のスリー ブ711に軸受723を介して取り付けられる把持体722をその回りに手動回 転すると、これに一体のハウジング701に備わる選択片702が回転移動し、 それに伴い把持体722に備わるばね板723の突起7231と常時係合する該 選択片702先端に設けられた複数のノッチ703と係合するノッチが変わる。 各ノッチは予め作動する第二シリンダーの個数が決められており、たとえば四つ のノッチは平坦走行用が一つ、悪路走行用が二つ、登坂用が四つ、加速用が五つ というように定めておき、前記把持体の回転により所望のノッチを選択する。
【0025】 第一シリンダー41と任意の第二シリンダー42とのそれぞれにおいて、シリ ンダー胴412または422と、それぞれの両端413または423とに組み付 けられる端壁体413または423とについて、両者の合わせ面たとえば図9c に示される第二シリンダーのシリンダー胴端面に凹凸面4223を、図9fに示 される端壁体内面に凹凸面4231を、それぞれ放射状に設ける。図9a、9b に示すように両合わせ面の間には環状に形成したつる巻ばね43を嵌挿して組み 付ける。図9eは組み付け時端壁体423の螺合の進行とともに該つる巻ばね4 3が押圧されて同方向に向けて傾斜する形態を表す。したがって、両者の合わせ 面にはねじ結合後つる巻ばね43の弾発力が作用して弛緩の抑制に寄与する。さ らに自転車の振動によるつる巻ばね43の辷りのおそれに対して、前記した両者 の合わせ面に形成された凹凸面が前記つる巻ばね43の辷りを抑止するので、締 め付け力を維持し弛緩を抑止する。
【0026】 第一ピストン411と任意の第二ピストン421それぞれの両側面に一端が固 定される二つの帯ケーブル611と612とについて、それぞれの他端に固定具 631と632とを備えると共に、一方の帯ケーブルの固定具631には右巻き の雌ねじを設け、他方の帯ケーブルの固定具632には左巻きの雌ねじを設け、 両固定具のねじに螺合するように一端に右ねじを、他端に左ねじを設けた雄型緊 締部材62を備え、前記二つの帯ケーブルの固定具631と632とを該緊締部 材62に螺合しかつ螺合が進方向に該緊締部材62を回転することにより、前記 二つの帯ケーブル611と612とを緊締する。したがって帯ケーブルは緊張状 態を保持して係合するローラの回転と駆動の伝達を確実にする。なお、別の適用 例として両固定具を雄ねじに、緊締部材を雌ねじとすることもできる。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなようにこの考案によれば、ペダルに加えられる踏力を シリンダー内の空気圧に変換し、かつそれに連通する複数のシリンダーのピスト ンの総受圧面積を適宜増大することにより後輪に伝達する駆動力を所望の大きさ に増幅できるので、疲労を招かず一定のペダリング・ピッチを維持でき、特に走 行抵抗の大きい登坂時や加速時にも下車せずに無理なく走行できるという従来実 現不能であった問題を解決する顕著な効果が得られる。
【0028】 この考案によれば、ペダル踏力の増力媒体が空気であるから、装置は極めて安 価に実現でき、そのコスト・パフォーマンスは極めて優れている。
【提出日】平成9年10月16日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】
次に図面を参照してこの考案の実施例につき詳細に説明する。この考案はペダ ルに加えられる駆動力を機械的手段と空気圧手段とから構成される機構を介して 後輪に伝達する自転車用駆動装置であって、図1に説明の該駆動装置はハウジン グ020内に包含され、自転車枠体のダウンチューブ04に組み付けられる支 持体05に支承され、該ダウンチューブ04、シートチューブ03、およ びチェーンステー02を支承する支持体06と一体に構成される。また該支 持体06に一体の管体021外側に軸受を介して支承されるスプロケット09 1は、後輪01の車軸019に支承されるスプロケット090とチェーン0 95を介して係合し、それにより前記駆動装置機能的に該車軸019に結合 れる。 図5に示す前記ハウジング020内部の駆動装置は、第二シリンダー44 、45および46が自転車枠体の手前に示され、これらに係合する歯車機構とロ ーラが配置される。第二シリンダー42、43、第一シリンダー41およびそれ らに係合する歯車機構とローラは該自転車枠体をはさんでその後方に配置される 。(図2参照)。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】 図2のクランク022は一方向クラッチ併設のスプロケット011と同軸に 配され、チェーン015を介して該スプロケット011に連動する他方のスプロ ケット012と同軸に配される一対の第一駆動歯車110の一方の歯車112に は一つの第一従動歯車122が噛合し、他方の第一従動歯車121が第一駆動歯 車111に噛合する遊び歯車1121に噛合して該第一駆動歯車111に係合す る。この機構は図3aにより詳細に示される。前記スプロケット011の一方向 クラッチはペダル踏込み時に係合してクランクの回転運動をチェーン015に伝 達し、それ以外のときは解除されて前記スプロケット011への運動伝達はない 。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】 図3a、図4aに示される一対の第一駆動歯車110は半周ずつ歯部g1と欠 歯部g0とを有する二枚の歯車111と112とが相互に180度の回転位相差 を設けて並列に組み合わされた二重間歇歯車あり、また該歯車の各々に係合す る二枚の第一従動歯車121と122とには一方向クラッチが併設されてそれぞ れの噛合時に係合する。したがって一対の第一駆動歯車110が回転すると、二 枚の第一従動歯車121と122とは相互に逆向きにかつ交互に回転する。また 該第一従動歯車のいずれか一方が回転するとき、他方の第一従動歯車はその回転 から機械的に絶縁される。したがって前記第一駆動歯車110の回転に伴い第一 シリンダー41内の第一ピストン411は往復運動する。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】 図3aに示すそれぞれの第一従動歯車121と122とは第一ローラ311と 共に同軸に形成され、該第一ローラ311および該第一ローラ311に対の他の 第一ローラ312に結合される帯ケーブル611と612とが第一ピストン41 1に連接される。図8aに示す前記第一ピストン411を内包しかつ該第一ピス トン411、シリンダー胴412、シリンダー端壁体413および対向する端壁 体414(図示せず)とにより二つの空圧室411と412とを画成する第 一シリンダー41には、空圧室411に送気ポート4151が、空圧室412 2にこれと同一の送気ポート4152(図示せず)が設けられる。各送気ポート は複数の第二シリンダーに設けられる吸気ポートと流体的に接続される。任意の 第二シリンダーを対象に図9a、9bにより詳説すれば、第二シリンダー42の 第二ピストン421、シリンダー胴422、シリンダー端壁体423および対向 する端壁体424(図示せず)とにより画成される二つの空圧室4221および 4222において、前者に設けられる吸気ポート421と、後者に設けられる これと同一の吸気ポート422(図示せず)とは、それぞれが前記送気ポート 4151と4152のいずれかと流体的に接続される。したがって前記第一ピス トン411が往復動すると、それに応じて第二ピストン421もまた往復動する 。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 図3cに示任意の第二シリンダー44に内包される第二ピストン441に連 接する帯ケーブル61と642とに係合する一対の第二ローラのうち一方の第 二ローラ341は二つの第二駆動歯車221、222と同軸に形成され、該第二 駆動歯車の一つ221は第二従動歯車211と噛合し、もう一つの第二駆動歯車 222は該第二駆動歯車222に噛合する遊び歯車1222に噛合して第二従動 歯車212に係合し、かつ該第二従動歯車212は同軸に形成されるスプロケッ ト092に係合するチェーン0954を介して連動するスプロケット091(図 2a、図5参照)に同軸のスプロケット099に係合するチェーン0961 を介 して後輪車軸019に備わる一方向クラッチ併設式スプロケット090に連繋 する(図1)第二シリンダー45、46(図5、6、7)は第二シリンダー4 4と同様の歯車機構(図5)を経て、それぞれスプロケット093に係合するチ ェーン0955、スプロケット094に係合するチェーン0956を介してスプ ロケット099と同軸のスプロケット(図示せず)に連動する。第二シリンダー 42、43(図6、図7)も前述の各第二シリンダーと同様構成の歯車機構(図 示せず)を経てそれぞれスプロケット082、083に係合するチェーン(図示 せず)を介してスプロケット098と同軸のスプロケット(図示せず)に連動す るスプロケット098はチェーン0962を介して後輪車軸019に備わる一方 向クラッチ併設式スプロケット0902に連繋する(図2a)。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 任意の第二シリンダー42内の第二ピストン421の往復動はこれに係合する 帯ケーブル621と622を経てローラ321および該ローラと同軸の第二駆動 歯車123と124とに回転往復運動を与える。したがってペダルの踏込みによ りクランクが前進回転し前記第一駆動歯車110が継続回転すると、第二従動歯 車120に一定の向きの継続回転を与える。したがって第一シリンダー41の二 つの空圧室411、412のそれぞれを、第二シリンダー42の二つの空圧 室4221、4222のいずれかと選択的に流体的接続することによって、第二 従動歯車120の回転の向きを第一駆動歯車110の回転の向きと一致させ得る 。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】 図8aに示される第一シリンダー41の二つの空圧室4121と4122のそ れぞれ、および図9aに示される任意の第二シリンダー42の二つの空圧室42 21と4222のそれぞれは、空圧室の膨張負圧時に外気を吸入し、圧縮昇圧時 に該室内空気を室に排出するように形成された吸排気弁53が備わる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】 前記図例8a、9aに示される第一シリンダー41に設けられる送気ポート 151と4152および 複数の第二シリンダーに設けられる吸気ポート4251 と4252 との流体的接続路(図示せず)内に逆止弁56と図9bに示す開閉弁 52を直列に備える。図例では第一シリンダー41の端壁体413に送気ポート4151 と吸排気弁53とを、第二シリンダー42の端壁体423には吸気ポー ト4251を設けて該ポート4251に逆止弁56を螺合すると共に吸排気弁5 3を設ける。また図9b、9dに示す開閉弁52の開口527には接続部材59 の一端がこれに螺合し、その他端が図9aに示す逆止弁56の開口561に螺合 する。端壁体423には開閉弁52に連通する開口525が設けられ、同開口5 25と前記送気ポート4151とをホースなどの接続部材により流体的に繋げる ことにより、第一シリンダーと第二シリンダーとが開閉弁と逆止弁とを介在して 流路が形成される。該開閉弁52は当該する第二シリンダーの使用時に該流路を 開通し、不使用時に該流路を閉止する。該端壁体423に対向する端壁体につい ても同様である
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】 前記開閉弁52の開閉を司る弁棒523に連動してロッカ522を設け、該ロ ッカ522に一端が連接するケーブル731の他端を図10a、10bに示す自 転車のハンドルバー007に取り付けられた操作装置70の操作端713に接続 する。該操作装置70の不作動時に前記開閉弁52は閉止し、作動時には該操作 端713が該ケーブル731を引張することにより前記開閉弁52が開く構成で ある。図例によれば、ハンドルバー007に装着される該操作装置70のスリー ブ711に軸受723を介して取り付けられる把持体722をその回りに手動回 転すると、これに一体のハウジング701に備わる選択片702が回転移動し、 それに伴い把持体722に備わるばね板723の突起7231と常時係合する該 選択片702先端に設けられた複数のノッチ703と係合するノッチが変わる。 各ノッチは予め作動する第二シリンダーの個数が決められており、たとえば四つ のノッチは平坦走行用が一つ、悪路走行用が二つ、登坂用が四つ、加速用が五つ というように定めておき、前記把持体722の回転により所望のノッチを選択す る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】 第一シリンダー41と任意の第二シリンダー42とのそれぞれにおいて、シリ ンダー胴412または422と、それぞれの両端413または423とに組み付 けられる端壁体413または423とについて、両者の合わせ面たとえば図9c に示される第二シリンダー42のシリンダー胴422端面に凹凸面4223を、 図9fに示される端壁体423内面に凹凸面4231を、それぞれ放射状に設け る。図9a、図9bに示すように両合わせ面の間には環状に形成したつる巻ばね4241 を嵌挿して組み付ける。図9eは組み付け時端壁体423の螺合の進行 とともに該つる巻ばね4241が押圧されて同方向に向けて傾斜する形態を表す 。したがって、両者の合わせ面にはねじ結合後つる巻ばね4241の弾発力が作 用して弛緩の抑制に寄与する。さらに自転車の振動によるつる巻ばね4241の 辷りのおそれに対して、前記した両者の合わせ面に形成された凹凸面(図9c、 9f、11aおよび11b参照)が前記つる巻ばね4241の辷りを抑止するの で、締め付け力を維持し弛緩を抑止する。
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【実施例】次に図面を参照してこの考案の実施例につき詳細に説明する。こ の考案はペダルに加えられる駆動力を機械的手段と空気圧手段とから構成される 機構を介して後輪に伝達する自転車用駆動装置であって、図1に説明の該駆動装 置はハウジング020内に包含され、自転車枠体のダウンチューブ004に組み 付けられる支持体005に支承され、該ダウンチューブ004、シートチューブ 003、およびチェーンステー002を支承する支持体006と一体に構成され る。また該支持体006に一体の管体021外側に軸受を介して支承されるスプ ロケット091は、後輪001の車軸019に支承されるスプロケット0901 とチェーン095を介して係合し、それにより前記駆動装置が機能的に該車軸0 19に結合される。図5に示す前記ハウジング020内部の駆動装置は、第二シ リンダー44、45および46が自転車枠体の手前に示され、これらに係合する 歯車機構とローラが配置される。第二シリンダー42、43、第一シリンダー4 1およびそれらに係合する歯車機構とローラは該自転車枠体をはさんでその後方 に配置される。(図2参照)。段落0007に記述のように、この考案の駆動装 置が従来の純機械式駆動装置止との並列によるハイブリッド式機構として適合さ れるばあいは、図5に示される前記第二シリンダー44、45および46は連動 する歯車221、223、225、1222、1424、1626、スプロケッ ト091、092、093、094、ならびにチェーン0954、0955、0 956と共に除去されて、クランクピン022から後輪車軸019に至る間は従 来の純機械式駆動装置に置換される。図12はこの考案のこのばあいの適合例を 示すもので、スプロケット991、992およびチェーン993は従来装置であ る。
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】増幅された該駆動力は第二ピストンに連接する帯ケーブルに 係合する第二ローラと連動する歯車機構に伝達される。該歯車機構は前記第二ピ ストンの往復動を一方向の回転運動に変換するための機構であって、該機構の駆 動力と回転運動はそれに連動するスプロケットとチェーンとを介して後輪の一方 向クラッチ併設式スプロケットに伝達される。この考案の駆動装置は単独に、も しくは従来の純機械式駆動装置との並列によるハイブリッド式機構として適合さ れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る駆動装置の全体配置図
【図2a】本考案に係る駆動装置の全体配置を示す平面
【図2b】図2aのA−A断面図
【図3a】本考案の空気圧生成手段とその関連歯車機構
の説明図
【図3b】本考案の増力手段とその関連歯車機構の説明
図(その一)
【図3c】本考案の増力手段とその関連歯車機構の説明
図(その二)
【図4a】本考案の歯車機構に係る詳細説明図(その
一)
【図4b】本考案の歯車機構に係る詳細説明図(その
二)
【図5】 本考案の構成を説明する側面図
【図6】 本考案の構成を説明する前面図
【図7】 本考案の構成を説明する後面図
【図8a】本考案の空圧機構に係る詳細説明図(その
一)
【図8b】本考案の空圧機構に係る部分説明図(その
一)
【図9a】本考案の空圧機構に係る詳細説明図(その
二)
【図9b】本考案の空圧機構に係る詳細説明図(その
三)
【図9c】図9bのB−B矢視図
【図9d】図9bのC矢視図
【図9e】図9bに係る部分説明図
【図9f】図9bのD−D矢視図
【図10a】弁用遠隔操作機構の横断説明図
【図10b】弁用遠隔操作機構の縦断説明図
【符号の説明】
110 第一駆動歯車 41 第一シリンダー 611 帯ケーブル 52 開閉弁 53 吸排気弁 70 操作装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9f
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9f】 図9bのD−D断面図
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11a
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11a】 図9cのE−E断面図
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11b
【補正方法】追加
【補正内容】
【図11b】 図9fのF−F断面図
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】001 車輪 019 車軸 020 ハウジング 022 クランク 091 スプロケット 092 スプロケット 0954 チェーン 222 第二駆動歯車 342 ローラ 44 第二シリンダ641 帯ケーブル
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2a】
【図2b】
【図3a】
【図3b】
【図8b】
【図9e】
【図11a】
【図11b】
【図3c】
【図4a】
【図4b】
【図5】
【図7】
【図8a】
【図9a】
【図6】
【図9c】
【図9f】
【図9b】
【図9d】
【図10a】
【図10b】
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年10月29日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】 本考案に係る駆動装置を従来の純機械式駆
動装置との並列によるハイブリッド式機構として適合し
たばあいの全体配置を示す平面図
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】追加
【補正内容】
【図12】
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【実用新案登録請求の範囲】

Claims (12)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルに加えられる駆動力を機械的手段
    と空気圧手段とから構成される機構を介して後輪に伝達
    する自転車用駆動装置であって、一方向クラッチを併設
    したスプロケットをクランクピンと同軸に備え、チェー
    ンを介して該スプロケットに連動する他方スプロケット
    と同軸に配される第一駆動歯車には一つの第一従動歯車
    が噛合し、もう一つの第一従動歯車が該第一駆動歯車に
    噛合する遊び歯車に噛合して該第一駆動歯車に係合し、
    かつそれぞれの第一従動歯車は第一ローラと共に同軸に
    形成され、該第一ローラと該第一ローラに対のもう一つ
    の第一ローラとに係合するそれぞれの帯ケーブルと共に
    第一ピストンに連接し、該第一ピストンを内包しかつ該
    ピストン、シリンダー胴およびその両端のシリンダー端
    壁体とにより二つの空圧室を画成する第一シリンダーは
    各空圧室に送気ポートを設け、該送気ポートは複数の第
    二シリンダーそれぞれのピストン、シリンダー胴および
    シリンダーの両端壁体とにより画成される二つの空圧室
    に設けられる吸気ポートと流体的に接続し、該第二シリ
    ンダーに内包される第二ピストンに連接する帯ケーブル
    と係合する一対の第二ローラのうち一方の第二ローラは
    二つの第二駆動歯車と同軸に形成され、該第二駆動歯車
    の一つは第二従動歯車と噛合し、もう一つの第二駆動歯
    車は該第二駆動歯車に噛合する遊び歯車に噛合して該第
    二従動歯車に係合し、かつ該第二従動歯車は同軸に形成
    されるスプロケットに係合するチェーンを介して後輪車
    軸に備わる一方向クラッチ併設式スプロケットに連繋す
    る駆動装置を構成することを特徴とする自転車用駆動装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の駆動装置において、第一駆
    動歯車は半周ずつ歯部と欠歯部とを有する二枚の歯車が
    180度の回転位相差を設けて並列に組み合わされた二
    重間歇歯車であり、一方の第一従動歯車は該二重間歇歯
    車の一方に噛合し、他方の第一従動歯車は該二重間歇歯
    車の他方に噛合する遊び歯車に噛合して該第一駆動歯車
    に係合し、それぞれに一方向クラッチを併設してそれぞ
    れの噛合時に係合することを特徴とする自転車用駆動装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の駆動装置において、第二従
    動歯車は半周ずつ歯部と欠歯部とを有する二枚の歯車が
    180度の回転位相差を設けて並列に組み合わされた二
    重間歇歯車であり、一方の第二駆動歯車は該二重間歇歯
    車の一方に噛合し、他方の第二従動歯車は該二重間歇歯
    車の他方に噛合する遊び歯車に噛合して該第二従動歯車
    に係合し、それぞれに一方向クラッチを併設してそれぞ
    れの噛合時に係合することを特徴とする自転車用駆動装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1および2記載の駆動装置におい
    て、二重の間歇歯車からなる第一駆動歯車の各歯車の歯
    部と、直接もしくは遊び歯車を介して間接に係合する二
    枚の第一従動歯車との係合終了端到達時点は、運動する
    第一ピストンがその行程端位置に到達する時点もしくは
    それより前の時点となる構成であることを特徴とする自
    転車用駆動装置。
  5. 【請求項5】請求項1および2記載の駆動装置におい
    て、二重の間歇歯車からなる第二従動歯車の各歯車の歯
    部と、直接もしくは遊び歯車を介して間接に係合する二
    枚の第二駆動歯車との係合終了端到達時点は、運動する
    第二ピストンがその行程端位置に到達する時点もしくは
    それより前の時点となる構成であることをを特徴とする
    自転車用駆動装置。
  6. 【請求項6】請求項1乃至4記載の第一駆動歯車を構成
    する任意の一方の歯車の相対する第一従動歯車との係合
    終了時点が、前記第一駆動歯車の他方の歯車の相対する
    第一従動歯車との係合開始時点と同時もしくはそれより
    前の時点となる構成であることを特徴とする自転車用駆
    動装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至3および5記載の第二従動歯
    車を構成する任意の一方の歯車の相対する第二駆動歯車
    との係合終了時点が、前記第二従動歯車の他方の歯車の
    相対する第二駆動歯車との係合開始時点と同時もしくは
    それより前の時点となる構成であることを特徴とする自
    転車用駆動装置。
  8. 【請求項8】請求項1記載の第一シリンダーの前記二つ
    の空圧室それぞれ、ならびに第二シリンダーの前記二つ
    の空圧室それぞれには、空圧室の膨張負圧時に外気を吸
    入し、圧縮昇圧時に該室内空気を室外に排出するように
    形成された吸排気弁が備わることを特徴とする自転車用
    駆動装置。
  9. 【請求項9】請求項1記載の第一シリンダーに設けられ
    る送気ポートと複数の第二シリンダーに設けられる吸気
    ポートとの流体的接続路内に逆止弁および開閉弁を直列
    に備え、該開閉弁は当該する第二シリンダーの使用時に
    前記流路を開通し、不使用時に前記流路を閉止するよう
    に形成したことを特徴とする自転車用駆動装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載の開閉弁の開閉を司る弁棒
    に連動してロッカを設け、該ロッカに一端が連接するケ
    ーブルの他端が自転車本体のハンドルバーに取り付けら
    れた操作装置の操作端に接続され、該操作装置の不作動
    時に前記開閉弁は閉止し、作動時には該操作端が該ケー
    ブルを引張することにより前記開閉弁が開く構成である
    ことを特徴とする自転車用駆動装置。
  11. 【請求項11】請求項8および9記載の第一シリンダー
    と複数の第二シリンダーのそれぞれにおいて、シリンダ
    ー胴両端の各々と該シリンダー胴の各両端に組み付けら
    れる端壁体とについて、両者の合わせ面相当部分の両者
    に放射状の凹凸面を形成し、かつ両合わせ面の間に環状
    に形成したつる巻ばねを嵌挿してシリンダー胴に端壁体
    を組み付けることを特徴とする自転車用駆動装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の駆動装置において、第一
    ピストンと第二ピストンそれぞれの両側面に一端が固定
    される二つの帯ケーブルそれぞれの他端に固定具を備え
    ると共に、一方の帯ケーブルの固定具には右巻きの雌ね
    じ(または雄ねじ)を設け、他方の帯ケーブルの固定具
    には左巻きの雌ねじ(または雄ねじ)を設け、両固定具
    のねじに螺合するように一端に右ねじを、他端に左ねじ
    を設けた雄型(または雌型)緊締部材を備え、前記二つ
    の帯ケーブルの固定具を該緊締部材に螺合しかつ螺合が
    進む方向に該緊締部材を回転することにより、前記二つ
    の帯ケーブルを緊締する構成であることを特徴とする自
    転車用駆動装置。
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