JP3049013U - 冷蔵庫の冷気流出防止用中扉 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫の扉の開閉時に中の冷気が流出するの
を防止し、エネルギーの節約と中の食材の保護をはか
る。 【解決手段】 外枠（１）で冷蔵庫に固定され、周囲を
内枠（２）に支えられ、中央部（３）は、材質が透明の
板状物質からなり、全体が複数の小扉（４）に分割さ
れ、各小扉が独立に開閉できるようになっている、冷蔵
庫の冷気流出防止用中扉である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、冷蔵庫の扉の開閉時に、中の冷気が流出するのを防止する方法に 関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、冷蔵庫の扉の開閉時に、中の冷気が流れ出るままにしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これは、次のような欠点があった。 （イ） 冷蔵庫の中から一部のものを取り出すだけでも、その都度、庫内全体の 冷気が外に流れ出してしまう。 （ロ） したがって、扉の開閉後再び庫内全体を冷却する必要が生じ、その分エ ネルギー消費量が増すばかりか、暖気の流入により中の食材が傷むおそれ もある。 本考案は、以上の欠点を解決するために考案したものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

外枠（１）で冷蔵庫に固定され、周囲を内枠（２）に支えられ、中央部（３） は、材質が透明の板状物質からなり、全体が複数の小扉（４）に分割され、各小 扉が独立に開閉できるようになっている、冷蔵庫の冷気流出防止用中扉である。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について説明する。 （イ） 本考案は、外枠（１）、内枠（２）、中央部（３）の三部分からなる。 （ロ） 外枠（１）は、全体の支柱となる部分であり、外側の面（７）を冷蔵庫 に固定する。ただし外枠（１）は、事前に冷蔵庫本体に組み込むことも可 能である。 （ハ） 内枠（２）は、個々の小扉（４）の開閉に際して支柱となる部分である と同時に、接合部（６）で外枠（１）と接合されており、この接合部（６ ）を折り返し線として内枠を手前に引くことによって、中扉全体を一度に 開閉することができる。 （ニ） 中央部（３）は、冷蔵庫内の冷気の流出を防止する役割をする。中央部 （３）は、全体が複数の小扉（４）に分割され、各小扉（４）の端は内枠 （２）に接合部（５）で接合され、この接合部（５）を折り返し線として 各小扉が独立に開閉できるようになっている。 中央部（３）の材質は、冷蔵庫の中身が外側から識別できるように、透 明のプラスチック類その他でできた板状物質からなる（板状物質の固さは 、硬性、軟性いずれも可能である）。 （ホ） 本考案は以上のような構造で、これを使用するときは、まず冷蔵庫の扉 （９）を開けて、冷蔵庫本体（８）の入口部分（１０）に本考案を設置す る。中央部（３）は、透明な板状物質でできており、中身が識別可能であ るから、その後は、中の物を出し入れする度に、出し入れに必要な部分の 小扉（４）（複数同時も可能）のみ開閉すればよい。小扉（４）の開閉は 、手前に引いて行なう。なお、大きな物体等を出し入れする場合には、内 枠（２）を手前に引くことによって、中扉全体を一度に開閉することがで きる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような 効果を有する。 （イ） 冷蔵庫の中の物の出し入れに際して、必要な部分の小扉のみ開閉すれば よいので、無用な冷気の流出を防ぐことができる。 （ロ） したがって、冷蔵庫の扉の開閉後再び内部を冷却する割合が小さくなる から、その分エネルギー消費量が減り、エネルギーの節約になる。また、 暖気の流入により中の食材が傷むおそれも小さくなる。 （ハ） 本考案は、冷蔵庫から独立しているので、取り付け・取り外しが簡単に できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図

【図２】本考案の設置位置を示す斜視図

【符号の説明】 １ 外枠 ２ 内枠 ３ 中央部 ４ 小扉 ５ 小扉と内枠の接合部 ６ 内枠と外枠の接合部 ７ 外枠と冷蔵庫本体の固定面 ８ 冷蔵庫本体 ９ 冷蔵庫の扉 １０ 中扉の設置位置

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外枠（１）で冷蔵庫に固定され、周囲を
   内枠（２）に支えられ、中央部（３）は、材質が透明の
   板状物質からなり、全体が複数の小扉（４）に分割さ
   れ、各小扉が独立に開閉できるようになっている、冷蔵
   庫の冷気流出防止用中扉。