JP3048028U - 安全カミソリ - Google Patents

安全カミソリ

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JP3048028U JP1997009610U JP961097U JP3048028U JP 3048028 U JP3048028 U JP 3048028U JP 1997009610 U JP1997009610 U JP 1997009610U JP 961097 U JP961097 U JP 961097U JP 3048028 U JP3048028 U JP 3048028U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鏡に映った顔剃り位置の目線を手で塞ぐこと
なく剃ることができる安全カミソリを提供する。 【解決手段】 握り本体14に握り部15と挿着部16
を設ける。挿着部16に嵌合孔16Aを設ける。固定具
13の長手方向一側に嵌合片13Aを設ける。可塑性を
有した金属にて固定具13を構成する。固定具13、1
3の間にカミソリ刃12を挟んで固定する。カミソリ刃
部11の嵌合片13A側約半分に直線部11Aとし、残
りの半分に湾曲部11Bを形成する。挿着部16の嵌合
孔16Aに固定具13の嵌合片13Aを装着する。握り
本体14の固定具13近傍に段差部17を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、一本の安全カミソリで顔、腋、足、胸或いは揉み上げなどを剃るも ので、特に左右の耳周りを剃るのに好適な安全カミソリに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、理髪及び美容等を行う理容店などは全国的に略統一価格とされている。 近年物価高といえども理容料金は諸物価に対して割高であり、一般のサラリーマ ン家庭などでは家計を大きく圧迫しているのが現状であった。そこで、例えば特 開平6−198085号公報(B26B21/56)にT字型の安全カミソリが 示されている。このT字型の安全カミソリは頭部(カミソリ刃)を湾曲させるこ とにより、腋の下等の凹んだ部分を剃れるように構成されていた。
【0003】 これにより、理容店に行って高い料金を払うことなく腋の下や顔、足更に胸等 の凹んだ部分を、皮膚に傷付けることなく安全に剃っていた。該カミソリ刃を湾 曲させたT字型の安全カミソリは腋の下や顔、足更に胸等の凹んだ部分及び耳周 り等の形状に沿って剃る場合でもカミソリ刃の角で皮膚に傷付けることなく好適 に使用することができた。しかし、安全カミソリはT字型であるため逆剃りが困 難であり、特に揉み上げ下部を直線的に剃る場合、カミソリ刃が湾曲しているた め極めて剃り難く、この場合は湾曲していない通常の安全カミソリを使用する外 なかった。
【0004】 また、実開平1ー155975号公報(B26B21/56)に棒状の安全カ ミソリが示されている。この棒状の安全カミソリは、握り本体に連続して延在さ れた固定具の一側に安全カミソリの刃部(この場合片刃)が設けられると共に、 固定具を湾曲させることにより安全カミソリの刃部を湾曲させている。これによ り長い頭髪を好適に整髪可能に構成していた。この棒状の安全カミソリを使用し ても耳周り等の湾曲部分を剃ることができた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、カミソリ刃を湾曲させただけの棒状の安全カミソリでは、鼻か ら下顎先端までの顔下半分や、足、更に胸等の比較的浅い凹部分は皮膚に傷付け ることなく安全に剃ることができるが、鼻から上の顔上半分を剃る場合、鏡に映 る剃り位置と眼を結ぶ目線上に安全カミソリを持つ手が位置してしまう。このた め、安全カミソリを持つ手で目線位置が塞がれてしまい刃先の皮膚に当たる位置 が視認できず、カンに頼って剃らざるを得ない安全上の難点があり、また、カミ ソリ刃が湾曲しているので、湾曲したカミソリ刃の頂点しか皮膚に当たらず揉み 上げ下部を直線的に仕上げることは極めて困難であった。そこで、揉み上げ下部 を直線的に剃ることができると共に、腋の下や、足、胸等の比較的深い部分を剃 る場合、安全カミソリを持つ手が鏡に映る剃り位置と眼を結ぶ目線を塞ぐことが なく、剃り位置が容易に視認確保できて皮膚を傷付けずに安全に剃ることができ る安全カミソリの開発が望まれていた。
【0006】 また、大人や子供などによって耳周りの湾曲形状の大きさは異なっていた。こ の場合、安全カミソリの刃部の湾曲形状は固定具により決まっていて、刃部の湾 曲形状が変えられなかった。このため、安全カミソリの利便性が極めて悪い問題 があった。
【0007】 また、棒状の安全カミソリは握り本体の直線上に刃部が設けられていたため、 揉み上げなど鼻から上の顔を剃る場合、安全カミソリを持つ手が前記同様鏡に映 る剃り位置の目線を塞いでしまうので、剃り位置を確認できず、いきおいカンに 頼って剃らざるを得ないという極めて安全性を欠く難点があった。更に、刃部が 片側だけに設けられていたため、顔の何れか片側を剃るときは好適であるが、反 対側を剃る場合にはカミソリ刃が逆に湾曲してしまい剃ることができない問題が あった。
【0008】 また、カミソリ刃が湾曲した安全カミソリでも顔を下から上へ剃り上げること はできるがそれでは揉み上げ下部を直線的に剃るのは不可能であり、結局これを 解決するためには逆方向に湾曲した刃部を形成する棒状の安全カミソリをもう一 本用意しなければならない問題があった。
【0009】 本考案は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、特に、 鏡に映った顔剃り位置の目線を手で塞ぐことなく剃ることができる安全カミソリ を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項1の考案の安全カミソリは、固定具と、この固定具に固定された カミソリ刃と、挿着部、段差部及び握り部からなる握り本体とを備え、握り本体 の段差部は挿着部の近傍に形成され、この段差部により、握り部は挿着部より手 前側に位置すると共に、固定具は挿着部に挿着されているものである。
【0011】 また、請求項2の考案の安全カミソリは請求項1において、固定具を可塑性の 材料にて構成したものである。
【0012】 また、請求項3の考案の安全カミソリは請求項1又は請求項2において、カミ ソリ刃の両側に刃部を設けたものである。
【0013】 また、請求項4の考案の安全カミソリは請求項1、請求項2又は請求項3におい て、カミソリ刃は所定曲率の湾曲部と直線部とから成り、当該直線部は挿着部側 に形成され、湾曲部はカミソリ刃の略先端半分に形成されているものである。
【0014】
【考案の実施の形態】
次に、図面に基づき本考案の実施例を詳述する。図1は本考案の安全カミソリ 10の斜視図、図2は本考案の安全カミソリ10の組立分解図、図3は本考案の 安全カミソリ10の反転状態を示す図、図4はカミソリ刃部11の正面図、図5 はカミソリ刃部11の上面図、図6はカミソリ刃12の正面図である。
【0015】 安全カミソリ10は顔或いは揉み上げなどを剃るために用いられるもので、カ ミソリ刃部11と握り本体14とから構成され、カミソリ刃部11は固定具13 とカミソリ刃12とから構成されている。このカミソリ刃12は略縦長矩形状を 呈しており、両側に刃部12A、12Aが設けられると共に、両刃部12A、1 2Aの略中間には所定の間隔でカミソリ刃12を貫通して固定孔12B、12B が設けられている。
【0016】 固定具13はカミソリ刃12を保持するもので、カミソリ刃12より幅狭で長 さ約35mm、幅約12mmに構成されている。該固定具13はカミソリ刃12 と略同等の厚さに構成されると共に、アルミニウム板或いは軟鉄板等の可塑性の 金属板材料にて構成されている。係る、固定具13には前記カミソリ刃12に設 けられた固定孔12B、12Bに対応して貫通した固定孔13B、13Bが設け られている。尚、カミソリ刃12は通常使用されている安全カミソリの刃であり 詳細な説明を省略する。
【0017】 また、固定具13の長手方向一側に少許突出して嵌合片13Aが設けられてお り、この嵌合片13Aは後述する握り本体14に着脱自在に嵌合可能に構成され ている。そして、固定具13と固定具13の間にカミソリ刃12を挟んで、両固 定具13、13の固定孔13B・・・と、カミソリ刃12の固定孔12B、12 Bとをそれぞれ対応させ、そこに図示しないリベットが挿入されてカシメ固定さ れている。
【0018】 即ち、カミソリ刃部11はカミソリ刃12の両側を固定具13、13で挟んだ 状態でカシメ固定されると共に、固定具13、13の両側に刃部12Aを突出さ せている。そして、図示しない曲げ治具にてカミソリ刃部11の嵌合片13A側 約20mmを残して略先端半分(約15mm)が所定の湾曲形状に曲げられてい る。これにより、カミソリ刃部11の略先端半分には所定曲率(この場合耳周り に沿った湾曲形状の曲率)の湾曲部11Bが形成されている。尚、カミソリ刃部 11の嵌合片13A側約20mmを直線部11Aとされている。
【0019】 一方、握り本体14は固定具13を着脱自在に嵌合してカミソリ刃12を所定 方向に保持するもので、長さ約70mm、幅約15mm、厚さ約5mmのステン レス或いはアルミニウム等の金属板或いは合成樹脂等で棒状に構成されている( この場合丸棒状に構成しても差し支えない)。この握り本体14は握り部15と 挿着部16とから構成されており、挿着部16の端部には嵌合孔16Aが形成さ れている。該嵌合孔16Aは前記固定具13の嵌合片13Aを挿入可能に構成さ れている。
【0020】 そして、挿着部16と握り部15との間には段差部17が形成されており、握 り部15は挿着部16より手前側に設けられている。該握り部15は嵌合孔16 Aにカミソリ刃部11が嵌合され、カミソリ刃部11の直線部11Aで揉み上げ を剃る際、段差部17によって顔より離間側に位置するように構成されている。 この挿着部16と握り部15は段差部17を介して略平行に設けられており、揉 み上げ等を剃る際段差部17によって握り部15を持った手が顔面より少許離間 することにより顔に手が当たらないように構成されている。
【0021】 以上の構成で次に安全カミソリ10の使用例を説明する。まず、挿着部16に 設けられた嵌合孔16Aに、固定具13一側に設けられた嵌合片13Aを挿入( 図2矢印)する。この場合、カミソリ刃部11に形成した湾曲部11Bの先端を 握り本体14側に位置するように挿入する。これにより、握り本体14の挿着部 16にカミソリ刃部11が嵌合される。
【0022】 そして、例えば右利きの人が左側の顔或いは揉み上げなどを剃る場合、握り部 15を顔の前方で右手でを持ち握り部15を皮膚より離間させた状態で、カミソ リ刃部11を揉み上げに当接させる。係る、カミソリ刃部11を図3実線で示す 方向に位置して揉み上げに接すると、握り本体14を持つ手は段差部17によっ て右眼より斜め下に来る。したがって、鏡に映ったカミソリ刃部11と揉み上げ の目線上から握り本体14を持つ手の位置が顔の正面からずれるので、鏡に映っ た揉み上げとカミソリ刃部11を容易に視認することができる。これによりカミ ソリ刃部11と揉み上げを視認しながら剃ることが可能となる。また、カミソリ 刃部11の先端に湾曲部11Bを設けているので、カミソリ刃部11の先端はそ の湾曲部11Bの湾曲に応じて皮膚面より離間するのは勿論、握り本体14を持 つ手は眼の僅か上下付近横の皮膚に当接するカミソリ刃部11の水平線よりも下 に下がり、これ等の眼から下に下がる手の位置や皮膚からの離間距離は、刃部1 2Aの皮膚に当たる角度が剃るという物理的鋭角には殆ど影響はない。
【0023】 係る場合握り本体14を持つ手が目線から下がることにより、鏡に映る剃り位 置と眼を結ぶ目線を手で塞いでしまうことがないので、顔を鏡に映して顔そのも のの剃り位置を確実に、しかも視認確保することができる。更に、手が段差部1 7を介して顔の横下に位置するので手が顔に当たることもなく、カミソリ刃部1 1の直線部11Aで揉み上げ部分を剃ることができると共に、湾曲部11Bで耳 周り生え際部分を効果的に剃ることを得るのである。且つ又、腋下、唇下、頬骨 斜め下周辺、水月等の比較的深い凹部分も、前記湾曲部11B(或いは点線湾曲 部11B)で充分剃れ、握る手を眼の横下に位置させなければならないのは、揉 み上げ耳周りを剃る場合には鏡に対して顔を横に向けて横目で鏡を睨まなければ ならない事より直線上に刃部12Aを設けた従来の安全カミソリではどうしても 手が眼を隠してしまうからである。
【0024】 また、右側の顔或いは揉み上げなどを剃る場合、安全カミソリ10の握り本体 14を反転させて持つ。この場合、図3点線で示す方向に位置してカミソリ刃部 11を揉み上げ部に接すると、握り本体14を持つ手は段差部17によって左眼 の外下に離間する。これにより、握り本体14を持った手が顔に当たることなく 刃部12Aの直線部11A分で揉み上げ部分を剃ることができると共に、湾曲部 11B分で耳周りを剃ることが可能となる。尚、刃部12Aの切れ味が悪くなっ た場合は、挿着部16よりカミソリ刃部11を引き抜いてカミソリ刃部11だけ 交換すれば良い。尚、左利きの人の場合、図3の実線及び点線状態にて握り本体 14を左手で持ち、顔の左側或いは右側を右手で剃ったとき同様手で鏡に映る剃 り位置と眼を結ぶ目線を手で塞いでしまうこともなく、握り本体14を持った手 が顔に当たることなく剃ることができる。
【0025】 このように、安全カミソリ10の握り本体14に段差部17を設けているので 、揉み上げ等の平面部分を剃る場合鏡に映る剃り位置と眼を結ぶ目線を握り部1 5を手で持った手で塞いでしまうのを防止することができる。これにより、鏡に 映った顔の剃り位置と、カミソリ刃部11を視認しながら剃ることができ、カン に頼ることなく顔の剃り位置を視認しながら確実に剃ることが可能となる。また 、安全カミソリ10のカミソリ刃部11に直線部11Aと湾曲部11Bとを設け ているので、一本の安全カミソリ10で揉み上げ等を直線的に剃ることができる と共に、湾曲した耳周りを容易に剃ることができるようになる。係る湾曲部11 Bで腋の下や顔、足更に胸等の凹んだ部分を容易に剃ることもできる。
【0026】 また、カミソリ刃12の両側に刃部12Aを設けているので、顔の右左どちら 側を剃る場合にも、従来の如き刃部を逆方向に湾曲させた安全カミソリをもう一 本用意しなければならない問題も解消されると共に、安全カミソリ10を顔の逆 方向から使用しなければならない等の不都合も解消される。
【0027】 また、固定具13は可塑性を有するアルミニウム、軟鉄等の金属板で構成して いるので、大人と子供などによって耳周りの湾曲形状の大きさに差がある場合に も、カミソリ刃部11の湾曲部11Bをそれらの湾曲形状の大きさに変形させる ことができる。これにより、大人と子供など大小様々の耳周りの形状に沿って剃 ることができ、利便性を大幅に向上させることが可能となる。
【0028】 また、握り本体14の挿着部16にカミソリ刃部11を着脱自在に構成してい るので、刃部12Aの切れ味が悪くなった場合、カミソリ刃部11を容易に交換 することができる。これにより、大幅に経済性と利便性を向上させることができ るようになる。
【0029】 また、顔上部を剃る場合握り本体14に段差部17を設けているので、握り本 体14を持つ手が鏡に映る剃り位置と眼を結ぶ目線からその分だけ離間し目線を 塞いでしまうことがなくなる。これにより、鏡に映る剃り位置を容易に視認する ことができて、実際の刃部12Aが皮膚に接する剃り位置を確視、確保すること ができるので、極めて安全且つ容易に剃ることができる。
【0030】 また、水月や、顔全体、足、胸等の比較的浅い凹部分を剃る場合において、段 差部17を取り付けたことによって問題なく剃れるが、腋下等の凹の深い部分を 剃る場合でも、湾曲部11Bの先端は握り本体14外側に位置するので、手が皮 膚に当たることなく腋下も顔等と同様に剃ることができT字カミソリの必要はな る。特に、カミソリ刃部11の両側に刃部12Aを設けているので、顔の左右何 れを問わず利き手の掌中で安全カミソリ10を反転させるだけでその手で自由自 在に剃ることが可能となり、また、カミソリ刃部11の略先端半分を所定の湾曲 形状に形成し、嵌合片13A側を湾曲させないで直線にしたことは、前記握り本 体14に段差部17を設けたことと相俟って腋の下や耳周りの生え際剃りと、揉 み上げ剃りに極めて効果顕著である。そして、更にカミソリ刃部11の両側に設 けた刃部12A、12Aを使用することにより切れ味も寿命も倍加され、特に、 握り本体14は半永久的な使用に耐えることができるから切れ味が悪くなければ カミソリ刃部11のみを交換して握り本体14に嵌合するだけで良いので、経済 性を大幅に向上させることができる。
【0031】 尚、実施例ではカミソリ刃部11の直線部11Aから湾曲部11Bまで固定具 13を同一の厚さで構成したがこれに限らず、直線部11Aを厚く、若しくは、 直線部11Aに補強板(図示せず)を設けて二重に構成し、直線部11Aが容易 に変形してしまうのを防止するように構成しても差し支えない。
【0032】 また、二枚の固定具13、13とカミソリ刃12をリベットにてカシメ固定し たがこれに限らず、接着剤によりそれら二枚の固定具13、13とカミソリ刃1 2を固定するようにしても差し支えない。更に、二枚の固定具13、13を使用 せず中央より折り曲げた図示しない一枚の固定具間にカミソリ刃12を挟み込む と共に、接着或いはカシメによりカミソリ刃12と固定具を固定しても差し支え ない。
【0033】
【考案の効果】
以上詳述した如く請求項1の考案によれば、固定具と、この固定具に固定され たカミソリ刃と、挿着部、段差部及び握り部からなる握り本体とを備え、握り本 体の段差部は挿着部の近傍に形成され、この段差部により、握り部は挿着部より 手前側に位置すると共に、固定具は挿着部に挿着されているので、安全カミソリ で顔或いは揉み上げなどを剃る場合に、カミソリ刃を顔側、握り部を顔より離間 させた状態で安全カミソリを持つことにより、鏡に映る剃り位置を容易に視認す ることができる。これにより、実際の刃部が皮膚に接する剃り位置を確視しなが ら剃ることができるようになる。また、挿着部に固定具を着脱自在に挿着してい るので、カミソリ刃の切れ味が悪くなった場合、カミソリ刃だけを容易に交換す ることができる。従って、大幅に利便性と経済性を向上することができるように なるものである。
【0034】 特に、挿着部に固定具を挿着しているだけなので、安全カミソリの構造を著し く簡素化することができる。従って、安全カミソリの部品点数と組立工数の削減 等による製造コストの大幅な低減を図ることができるようになるものである。
【0035】 また、請求項2の考案によれば、上記に加えて可塑性の材料にて固定具を構成 しているので、大人と子供などの異なる耳周りの形状に沿ってカミソリ刃を変形 させることができる。これにより、安全カミソリのカミソリ刃を皮膚の形状に沿 った形状に湾曲させることができ、大幅に利便性を向上させることが可能となる 。従って、異なる耳周りの形状にもカミソリ刃の形状が合わないなどの不都合も 解消され、実用効果大となるものである。
【0036】 また、請求項3の考案によれば請求項1又は請求項2に加えて、カミソリ刃の 両側に刃部を設けているので、従来のように安全カミソリを顔の逆方向から使用 しなければならない不都合も解消され、一本の安全カミソリで左右のどちら側か らでも容易に顔を剃ることができるようになる。これにより、一層利便性を向上 させることが可能となる。
【0037】 特に、カミソリ刃の両側に刃部を設けることにより、従来の片刃の安全カミソ リに比して片側の刃部の使用頻度を約半分することができる。従って、長い期間 安全カミソリの切れ味が悪くなることなく使用することができ、大幅に経済性を 向上することができるようになるものである。
【0038】 また、請求項4の考案によれば請求項1、請求項2又は請求項3に加えて、カ ミソリ刃は所定曲率の湾曲部と直線部とから成り、当該直線部は挿着部側に形成 され、湾曲部はカミソリ刃の略先端半分に形成しているので、一本の安全カミソ リの湾曲部で耳周り等の湾曲部分を剃ることができると共に、直線部で揉み上げ 等を直線的に剃ることが可能となる。従って、従来のように逆方向の湾曲部を形 成した安全カミソリと併用するか、若しくは、安全カミソリを顔の逆方向に持っ て使用する不都合も解消され、大幅に利便性を向上させることができるようにな るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の安全カミソリの斜視図である。
【図2】本考案の安全カミソリの組立分解図である。
【図3】本考案の安全カミソリの反転状態を示す図であ
る。
【図4】カミソリ刃部の正面図である。
【図5】カミソリ刃部の上面図である。
【図6】カミソリ刃の正面図である。
【符号の説明】
10 安全カミソリ 11 カミソリ刃部 11A 直線部 11B 湾曲部 12 カミソリ刃 12A 刃部 12B 固定孔 13 固定具 13A 嵌合片 13B 固定孔 14 握り本体 15 握り部 16 挿着部 16A 嵌合孔 17 段差部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定具と、この固定具に固定されたカミ
    ソリ刃と、挿着部、段差部及び握り部からなる握り本体
    とを備え、 前記握り本体の段差部は挿着部の近傍に形成され、この
    段差部により、前記握り部は前記挿着部より手前側に位
    置すると共に、前記固定具は前記挿着部に挿着されるこ
    とを特徴とする安全カミソリ。
  2. 【請求項2】 固定具を可塑性の材料にて構成したこと
    を特徴とする請求項1の安全カミソリ。
  3. 【請求項3】 カミソリ刃の両側に刃部を設けたことを
    特徴とする請求項1又は請求項2の安全カミソリ。
  4. 【請求項4】 カミソリ刃は所定曲率の湾曲部と直線部
    とから成り、当該直線部は挿着部側に形成され、前記湾
    曲部は前記カミソリ刃の略先端半分に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の安全
    カミソリ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0420530U (ja) * 1990-06-09 1992-02-20

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