JP3047386U - 黒板用多機能型紐式コンパス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 この考案は、黒板にチョークで円形や多角
形やパーセント表示や多様な楕円形を描く多機型の紐式
コンパスに関するものである。 【構 成】 長さを調節できる寸法紐１の両端に、それ
ぞれ紐止めビス６と、長さ調節ビス７及び全円分度器８
の付いた固定盤２を取付け、寸法紐１を、チョーク５の
入った鞘４に輪環３を取付けて通したものである。

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、黒板にチョークで円形や多角形やパーセント表示や楕円形などを 描くためのコンパスに関するものである。

従来、黒板にチョークで円形を描くときは、木製の大型コンパスを使っていた 。大きいため持ち運びが不便であり、扱いにくく壊れやすい、円形しか描けない 等の欠点があった。また、チョークで大きな楕円形を描くコンパスは無かった。

本考案は、その欠点を克服するためになされたもので、これを図面について説 明すれば、図１のように、長さを調節できる寸法紐１の両端に、それぞれ紐止め ビス６と、長さ調節ビス７及び全円分度器８の付いた固定盤２を取付け、チョー ク５の入った鞘４に、輪環３を取付けて、その輪の中に寸法紐１を通したもので ある。

本考案は、このような構造であるから、図２のように、円形を描くときは、全 円分度器８の付いた固定盤２を黒板に固定し、寸法紐１の長さを長さ調節ビス７ で調節して止め、チョーク５の入った鞘４を、もう一方の固定盤２まで寄せた状 態にして、固定した方の固定盤２を中心にして孤を描けば円形になる。多角形や パーセント表示をする場合は、全円分度器８の上に寸法紐１を合わせて、角度を 測りながら円線上に印をつけ、定規で結べば図形ができる。

また、図３のように、黒板に２つの固定盤２を、寸法紐１を緩ませた間隔で固 定し、チョーク５の入った鞘４で外側に引っ張りながら、輪環３で寸法紐１を滑 らせながら、２つの固定盤２を中心にして孤を描けば楕円形になる。２つの固定 盤２の間隔により、多様な楕円形が描ける。

したがって、本考案は、装置はいたって簡単で軽便であるため、持ち運びは楽 で壊れにくく、操作も容易であり、円形や多角形やパーセント表示や多様な楕円 形も黒板にチョークで簡単に描くことができる。

なお、固定盤２の横造、材質、止め方については、黒板の材質によって （イ）吸盤 （ロ）磁石 （ハ）接着テープ （ニ）ピン止め などがある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の円形を描いている斜視図である。

【図３】本考案の楕円形を描いている斜視図である。

【符号の説明】

１は寸法紐 ２は固定盤 ３は輪環 ４は鞘 ５はチョーク ６は紐止めビス ７は長さ調節ビス ８は全円分度器

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ）長さを調節できる寸法紐１の両端
   に、それぞれ紐止めビス６と、長さ調節ビス７及び全円
   分度器８の付いた固定盤２を取付ける。 （ロ）チョーク５の入った鞘４に輪環３を取付け、その
   輪に寸法紐１を通す。 以上のように構成された、黒板にチョークで円形や多角
   形やパーセント表示や楕円形を描く多機能型の紐式コン
   パス。