JP3046874U

JP3046874U - スカーフやネクタイなどの吊下げ用台板

Info

Publication number: JP3046874U
Application number: JP1997008439U
Authority: JP
Inventors: 鉄郎豊浦
Original assignee: 株式会社コモ
Priority date: 1997-09-05
Filing date: 1997-09-05
Publication date: 1998-03-24
Anticipated expiration: 2003-09-05

Abstract

(57)【要約】【課題】スカーフやネクタイなどの展示や保管を吊下
げ状態にして簡便に行える台板の提供。【解決手段】首部に掛止孔を設けたへらごて形状台板
の下方中心部付近に透孔を穿設し、該透孔を介して長さ
凡そ８ｃｍ〜１２ｃｍのテグス糸によるわっかを前面側
の横方向へ突出形成させたことを特徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はスカーフやネクタイなどの吊下げ用台板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

スカーフやネクタイなどの展示販売では、これを棚へ陳列して行うものと、一定高さのスタンドから水平な放射方向へ突出させた張出杆に対して吊下げ状態に取付けて行うものとがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記に於ける前者の方式では棚のスペースを大きく用意する問題があり、また商品が散らかり易い問題点がある。後者の方式は省ペースで多くの商品を吊下げ状にすることができるものの、客の物色中に吊下げ台板から外れて落下したりする問題がある。本考案は後者の問題点を解決せんとするためのものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、首部に掛止孔を設けたへらごて形状台板の下方中心部付近に透孔を穿設し、該透孔を介して長さ８ｃｍ〜１２ｃｍのテグス糸によるわっかを前面側の横方向へ突出形成させたことを特徴とする。このさい、へらごて台板の巾は凡そ１０ｃｍ〜２０ｃｍ、長さは２０ｃｍ〜３０ｃｍであり、テグス糸を挿通する透孔は横方向へ１ｃｍ〜３ｃｍの間隔をあけて挿通させ、且つ挿通させたテグス糸は背面部でテープを使用して不動状態に貼着させた構成とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

図１は本考案に係るスカーフやネクタイなどの吊下げ用台板１の平面図であって、厚紙或はプラスチック材などでへらごて形状に形成されてなり、首部１ａには掛止用の孔２が穿設してある。ここに台板１の大きさ寸法は巾寸法ｗが凡そ１０ｃｍ〜２０ｃｍ、長さＬが凡そ２０ｃｍ〜３０ｃｍとなされる。

【０００６】３は上記へらごて形状台板の下方中心部付近に穿設した透孔であって、横方向へ凡そ１ｃｍ〜３ｃｍ（図示例では１ｃｍ）の間隔で２箇３ａ，３ｂが穿設してある。

【０００７】４は長さを凡そ８ｃｍ〜１２ｃｍとなした合成樹脂製テグス糸（モノフィラメント）であって、上記透孔３ａ，３ｂ間を挿通させ、図２に見られる通り台板１の裏面側で止着させてなり、該止着面には不動となるように粘着テープ５を使用して貼着させてある。しかして、上記により表面側にはテグス糸４の輪ｐ（わっか）が横方向へ突出形成されるものとなるのであり、このさい該わっかｐの大きさは寸法径が凡そ３ｃｍ〜４ｃｍのものとなされる。

【０００８】図３は使用状態図であって、本図ではスカーフ６の使用例である。即ち、スカーフ６を該台板１を介して展示するようになすのであり、スカーフ６の開放部ｍ，ｎを上記テグス糸４のわっかｐ内を挿通させるようにすることにより、開放部ｍ，ｎの拡がりが制限されるようになされるのである。

【０００９】上記実施例ではスカーフについて説明したが、ネクタイなどについても同様に実施することができる。

【００１０】本考案は以上の通り構成するものであって、スカーフ６やネクタイなどを図示例の如く台板１に取付け、該台板１に掛止した製品を例えば一定高さのスタンド上部で回動自在に設けた多数の放射状水平支持杆７などへ吊下げて展示するのである。該掛止には台板１のガイド用スリットｋを案内にして支持杆７を孔２へ導くようにするのであり、簡便に行うことができる。しかして、取外しも簡便であって、隣接する商品に関係なく迅速に行うことができる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案ではスカーフ６やネクタイを台板１を使用して実際に首へ巻き付けた状態で手に取って見ることができるのであり、しかもこのさいスカーフ６やネクタイなどを着用したのと同様な感じで実感することができるのであり、このさい台紙１の首部１ａを手に持ってスカーフを直接手にしたりすることがないことから、汚したり傷付けたりすることのないものとなる。

【００１２】上記に於いて、スカーフ６やネクタイなどの下端部はテグス糸４のわっかｐ内を挿通して左右方向へ開放されないよう係止されていることから、外れ落ちたり、ずれ落ちたりすることの無いものであり、またこのことは展示中に於いても同様である。なお、テグス糸４は合成樹脂製の０．２ｍｍ程度比較的小さな径のものであることから何ら目立たないのであり、またその弾力性で常時横方向の拡大円を形成するものとなっていることから、わっかｐ内への挿通作業が容易に行えるものである。一方、省スペースで効率の良い展示が可能となる。他方、本考案品は家庭内に於けるスカーフやネクタイなどの保管用にも便利に使用できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係るスカーフやネクタイなどの吊下げ
用台板の平面図である。

【図２】上記の背面図である。

【図３】使用状態図である。

【符号の説明】

１台板２掛止用の孔３ａ，３ｂテグス挿通用の透孔４テグス５粘着テープ６スカーフ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】首部に掛止孔を設けたへらごて形状台板
の下方中心部付近に透孔を穿設し、該透孔を介して長さ
凡そ８ｃｍ〜１２ｃｍのテグス糸によるわっかを前面側
の横方向へ突出形成させたことを特徴とするスカーフや
ネクタイなどの吊下げ用台板。
【請求項２】へらごて台板は巾が凡そ１０ｃｍ〜２０
ｃｍ、長さが凡そ２０ｃｍ〜３０ｃｍであり、テグス糸
は合成樹脂製であってこれを挿通する透孔は横方向へ凡
そ１ｃｍ〜３ｃｍの間隔をあけて挿通させ、且つ挿通さ
せたテグス糸は背面部でテープを使用して不動状態に貼
着させてあることを特徴とした請求項１記載のスカーフ
やネクタイなどの吊下げ用台板。