JP3046224U - ハンドル操作によるねじ式高さ調節椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 椅子自体の重量（自重）の重いイスに関して
も、席を立たず、座りながらにして簡易に高さの調節を
可能とするイスの開発にある。 【解決手段】 親ねじ５が回転ハンドル７の回転操作で
めねじ８の中を上下運動するようにして座板１を上下動
させるようにしたねじ式高さ調節椅子を提供するにあ
る。 【効果】 自重の重い椅子であっても、或いは比較的狭
隘な場所において使用する場合であっても席を立たずに
座りながらにして簡易に椅子の高さ調節ができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はメカニカルツ−ルとしてねじを使用したハンドル操作によるねじ式高 さ調節椅子に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、椅子の高さに関しては、支持軸がねじ式のものと流体（空気）圧式のも のとが既に採用実施されている。 そしてねじ式のものでは、椅子を軸中心に回転させ高さを調節するものが一般 的である。よってこれは椅子を回転させるかその都度、席を立って摘みで調節し なくてはならず、たいへん面倒であって不便をかこっていた。

【０００３】 また流体（空気）圧式に関しては、事務用回転椅子に多く用いられており、座 りながらにして高さ調節をすることが可能である。しかしながら、イス自体の重 量（自重）の重く、又大きめのイスに関しては流体圧式のものでは椅子を中立位 に保持することが困難なものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上記の理由から自重の重い椅子に関してはねじ式のものが普及しているのが現 状である。しかしながら、椅子自体の重量（自重）の重い椅子を必要とし、人の 出入りが多いところでは、ねじ式のように椅子を軸中心に回転させるに足る充分 な広さを持ち合わせていないといけないものである。よって、椅子自体の重量（ 自重）の重いイスに関しても、席を立たず、座りながらにして簡易に高さの調節 を可能とするイスの開発が急務である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は上記課題を解決するためになされたものであって、その要旨とすると ころは、キャスタ−付きの脚が一体の支持軸の上端部に、内部にめねじを固止せ る回転ハンドルのボス部である回転筒が回転自在に嵌装され、座板に一体に取付 けてある親ねじを前記めねじに螺合し、該親ねじが回転ハンドルの回転操作でめ ねじの中を上下運動するようにして座板を上下動させるようにしたハンドル操作 によるねじ式高さ調節椅子である。 次に本考案を以下実施例について図面を参照しながら詳しく説明する。

【０００６】

【実施例】

先ず９は、キャスタ−１１付きの脚１０が一体の支持軸であり、該支持軸９の 上端部に、内部にめねじ８を固止せる回転ハンドル７のボス部である回転筒６が 回転自在に嵌装されている。そして座板１に一体に取付けてある親ねじ５を前記 めねじ８に螺合し、該親ねじ５が回転ハンドル７の回転操作でめねじ８の中を上 下運動するようにして座板１を上下動させるようにしたものである。

【０００７】

【考案の効果】

本考案のハンドル操作によるねじ式高さ調節椅子は上述のようであるから、椅 子自体の重量（自重）の重い椅子であっても、或いは比較的狭隘な場所において 使用する場合であっても席を立たずに座りながらにして簡易に椅子の高さ調節が できる卓越した効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のハンドル操作によるねじ式高さ調節椅
子の側面図である。

【符号の説明】 １ 座板 ２ 背凭れ ３ 肘かけ ４ 取付板 ５ 親ねじ ６ 回転筒 ７ 回転ハンドル ８ めねじ ９ 支持軸 10 脚 11 キャスタ−

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 キャスタ−１１付きの脚１０が一体の支
   持軸９の上端部に、内部にめねじ８を固止せる回転ハン
   ドル７のボス部である回転筒６が回転自在に嵌装され、
   座板１に一体に取付けてある親ねじ５を前記めねじ８に
   螺合し、該親ねじ５が回転ハンドル７の回転操作でめね
   じ８の中を上下運動するようにして座板１を上下動させ
   るようにしたハンドル操作によるねじ式高さ調節椅子。