JP3046032U - 食器洗い乾燥機の食器籠 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各種の食器を確実に収納保持できる食器洗い
乾燥機の食器籠を提供する。 【解決手段】 食器の洗浄、すすぎ、乾燥を順次行う食
器洗い乾燥機で食器を収納して保持する食器籠Ａであ
る。この食器籠Ａを内部に多数の食器を収納し得る籠本
体１と、籠本体１内を仕切る複数個の仕切り部材２とで
構成する。籠本体１の底面に多数個の差し込み保持孔３
を列設すると共に仕切り部材２の差し込み部４を適宜の
差し込み保持孔３に差し込んで仕切り部材２を任意の位
置に着脱自在に取り付ける。これにより、仕切り部材２
の差し込み部４を差し込む差し込み保持孔３を選択する
ことで任意の位置の差し込み保持孔３に仕切り部材２を
取り付けて任意の位置で仕切ることができ、仕切り位置
を任意に変えることで各種の食器を確実に収納保持でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、食器の洗浄、すすぎ、乾燥を順次行う食器洗い乾燥機において、食 器を収納して保持する食器籠の構造に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

一般の食器洗い乾燥機にあっては、食器籠内に汚れた食器を収納して保持し、 この状態で食器を洗剤を含んだ水または温水で洗浄し、洗浄後に水または温水で 洗浄した食器をすすぎ、食器をすすいだ後に加熱や温風にて食器を乾燥するよう になっている。また食器籠に収納する食器には皿、鉢、椀、茶碗、湯飲み茶碗等 の種々のものがあり、これらの食器を収納して保持するために内部を多数の仕切 り部材にて仕切って各種の食器を収納保持できるようになっている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、食器には皿、鉢、椀、茶碗、湯飲み茶碗等の種々のものがあるのみ ならず、種々の大きさや形状のものがあり、従来の仕切り部材で仕切るだけの構 造では各種食器を収納して保持できるといえるものでなかった。つまり、従来は 仕切り部材が固定的に設けてあり、収納保持する食器の種類に限度があって、各 種食器を確実に収納保持できるものといえるものでなかった。

【０００４】 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、各種の食器を確実に収納保 持できる食器洗い乾燥機における食器籠を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記課題を解決するために本考案の請求項１の食器洗い乾燥機の食器籠Ａは、 食器の洗浄、すすぎ、乾燥を順次行う食器洗い乾燥機で食器を収納して保持する ものであって、内部に多数の食器を収納し得る籠本体１と、籠本体１内を仕切る 複数個の仕切り部材２とで構成し、籠本体１の底面に多数個の差し込み保持孔３ を列設すると共に仕切り部材２の差し込み部４を適宜の差し込み保持孔３に差し 込んで仕切り部材２を任意の位置に着脱自在に取り付けて成ることを特徴とする 。仕切り部材２の差し込み部４を差し込む差し込み保持孔３を選択することで任 意の位置の差し込み保持孔３に仕切り部材２を取り付けて任意の位置で仕切るこ とができ、仕切り位置を任意に変えることで各種の食器を確実に収納保持できる 。

【０００６】 また本考案の請求項２の食器洗い乾燥機の食器籠Ａは、請求項１において、上 記仕切り部材２を可塑性のある材料にて形成して成ることを特徴とする。この場 合、上記のように仕切り部材２の位置を任意に変えられるのみならず、仕切り部 材２の形状を任意の形状に変えることができて一層各種の食器を確実に収納保持 できる。

【０００７】 また本考案の請求項３の食器洗い乾燥機の食器籠Ａは、請求項１または請求項 ２において、仕切り部材２を棒状にして成ることを特徴とする。多数の棒状の仕 切り部材２の位置を変えて任意の仕切りができると共に棒状の仕切り部材２の形 状を容易に任意に変えることができ、一層各種の食器を確実に収納保持できる。 また本考案の請求項４の食器洗い乾燥機の食器籠Ａは、請求項１乃至請求項３ の何れかにおいて、仕切り部材２を樹脂被覆軟質金属線にて形成して成ることを 特徴とする。安価で防錆効果のある材料にて形状を任意に変えることができる仕 切り部材２を形成できる。

【０００８】

【考案の実施の形態】

食器洗い乾燥機は洗浄槽内に食器籠Ａを設けてあり、この食器籠Ａに各種食器 を収納保持して食器の洗浄・すすぎ・乾燥ができるようになっている。つまり、 食器籠Ａ内に汚れた食器を収納保持し、この状態で食器を洗剤を含んだ水または 温水で洗浄し、洗浄後に水または温水で食器をすすぎ、食器をすすいだ後に加熱 や温風にて食器を乾燥するようになっている。

【０００９】 この食器を収納保持する食器籠Ａは食器籠本体１と食器籠本体１に着脱自在に 取り付ける複数個の仕切り部材２とで構成されている。食器籠本体１は図２に示 すように線材を組み立てて上面を開口せる角形籠状に形成されている。食器籠本 体１を構成する線材はナイロン樹脂被覆鋼線のような樹脂被覆金属線にて形成さ れている。この食器籠本体１の底面の複数本の平行な底面線材１ａにはこの底面 線材１ａの長手方向に等間隔に複数個の円環部６を一体に設けてあり、この円環 部６にて差し込み保持孔３を形成してある。仕切り部材２は本例の場合、垂直方 向に長い棒状に形成されており、仕切り部材２の下端部分が差し込み部４となっ ており、差し込み部４を差し込み保持孔３に差し込んで保持できるようになって いる。このとき差し込み部４の径と差し込み保持孔３の径が略同じ径となってお り、差し込み部４を差し込み保持孔３に差し込んだとき嵌合保持させるようにな っている。この差し込み部４の上端には鍔部７を設けてあって、差し込み部４を 差し込み保持孔３に差し込んだとき鍔部７が円環部６に係止し得るようにしても よい。この棒状の仕切り部材２はナイロン樹脂被覆軟質鋼線のような樹脂被覆軟 質金属線にて形成されており、手で曲げることで任意の形状に曲げることができ るようになっている。

【００１０】 しかして上記のように形成せる食器籠Ａは多数の差し込み保持孔３のうち適宜 の差し込み保持孔３を選択し、仕切り部材２の差し込み部４を差し込み保持孔３ に差し込むことで適宜の差し込み保持孔３に仕切り部材２を取り付けることがで きる。また適宜の位置に取り付けた仕切り部材２を手で折り曲げることにより任 意の形状にできる。これにより、食器籠Ａに収納保持する食器に種々の形状や種 々の大きさのものがあってもそれに応じて仕切り部材２にて仕切って食器を確実 に収納保持できる。

【００１１】

【考案の効果】

本考案の請求項１の考案は、食器の洗浄、すすぎ、乾燥を順次行う食器洗い乾 燥機で食器を収納して保持する食器籠であって、内部に多数の食器を収納し得る 籠本体と、籠本体内を仕切る複数個の仕切り部材とで構成し、籠本体の底面に多 数個の差し込み保持孔を列設すると共に仕切り部材の差し込み部を適宜の差し込 み保持孔に差し込んで仕切り部材を任意の位置に着脱自在に取り付けているので 、仕切り部材の差し込み部を差し込む差し込み保持孔を選択することで任意の位 置の差し込み保持孔に仕切り部材を取り付けて任意の位置で仕切ることができる ものであって、仕切り位置を任意に変えることで各種の食器を確実に収納保持で きるものである。

【００１２】 また本考案の請求項２の考案は、請求項１において、上記仕切り部材を可塑性 のある材料にて形成しているので、上記のように仕切り部材の位置を任意に変え られるのみならず、仕切り部材の形状を任意の形状に変えることができるもので あって、一層各種の食器を確実に収納保持できるものである。 また本考案の請求項３の考案は、請求項１または請求項２において、仕切り部 材を棒状にしているので、多数の棒状の仕切り部材の位置を変えて任意の仕切り ができると共に棒状の仕切り部材の形状を容易に任意に変えることができるもの であって、一層各種の食器を確実に収納保持できるものである。

【００１３】 また本考案の請求項４の考案は、請求項１乃至請求項３の何れかにおいて、仕 切り部材を樹脂被覆軟質金属線にて形成しているので、安価で防錆効果のある材 料にて形状を任意に変えることができる仕切り部材を形成できるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態の一例を示し、（ａ）は要
部の斜視図、（ｂ）は分解斜視図である。

【図２】同上の食器籠本体を示し、（ａ）は平面図、
（ｂ）は正面図である。

【符号の説明】

Ａ 食器籠 １ 食器籠本体 ２ 仕切り部材 ３ 差し込み保持孔 ４ 差し込み部

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 食器の洗浄、すすぎ、乾燥を順次行う食
   器洗い乾燥機で食器を収納して保持する食器籠であっ
   て、内部に多数の食器を収納し得る籠本体と、籠本体内
   を仕切る複数個の仕切り部材とで構成し、籠本体の底面
   に多数個の差し込み保持孔を列設すると共に仕切り部材
   の差し込み部を適宜の差し込み保持孔に差し込んで仕切
   り部材を任意の位置に着脱自在に取り付けて成ることを
   特徴とする食器洗い乾燥機の食器籠。
2. 【請求項２】 上記仕切り部材を可塑性のある材料にて
   形成して成ることを特徴とする請求項１記載の食器洗い
   乾燥機の食器籠。
3. 【請求項３】 仕切り部材を棒状にして成ることを特徴
   とする請求項１または請求項２記載の食器洗い乾燥機の
   食器籠。
4. 【請求項４】 仕切り部材を樹脂被覆軟質金属線にて形
   成して成ることを特徴とする請求項１乃至請求項３の何
   れかに記載の食器洗い乾燥機の食器籠。