JP3045668U - ゴルフ練習遊技組合せマット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴルフ練習遊技組合せマットにおいて、マッ
トを複数個に分割し、その一部に変形マットを組込み、
更にホールを持つグリーンをマットと分離することによ
り、コースの設計を飛躍的に増大することとなり、練習
と遊技性を格段に高めることができる。 【解決手段】 複数個に分割されたマットの組合せによ
り、コースの形状を直線状、Ｌ字形あるいはコの字形等
自由に設定でき、更に一部に変形マット３、４を組み込
めば折線状となり、コース設計の妙味が得られる。ま
た、ホールを持つグリーンを、マットと分離して独立し
たものとすることにより、グリーンはマットの稜線の何
処にでもセットできるため、コースの形状とグリーンの
設定位置により、距離及び難易度共に無数とも言える選
択肢を提供することが可能となる。なお、自由セットグ
リーンは上り勾配９を持ち、ホールの内壁一部に斜面１
１を造って、ボールは、ボール逃し道１０を経て外部に
転出させればプレーの進行に便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、室内外でのゴルフ練習遊技マットに係わるものであり、詳しくは人 工芝等のゴルフ練習遊技マットを複数個に分割し、また、その一部に梯形状に裁 断したものを含めることにより、ゴルフコースの形状を、例えば直線状、折線状 あるいはコの字形等、数多くのコース設計を可能とすると共に、ホールを持つグ リーンをマットと独立したものとすることにより、マットの稜線の自由な個所に 簡単にセットすることが可能となり、ゴルフの練習遊技の難易度の設定が格段に 広範囲となる、ゴルフ練習遊技組合せマットである。 また、このマットと独立した自由セットグリーンに上り勾配を持たせ、ホール の内壁下部の一部に斜面を造り、ホールインしたボールは、背面のボール逃し道 を経て、グリーン外に転出されるため、プレーの進行に極めて便利である。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種のゴルフ練習具は種々見られたが、その多くは平坦な帯状のマッ トに、ホール近辺が若干の上り坂となる程度の変化であり、単一のホール位置が 固定されているため、実コースをイメージした曲折、距離の選択、難易度の設定 等がでず、直ぐに飽きる等の欠点があった。 また、不使用時の収納についてはマットが長尺であることから、これを巻き込 んで結束するため、再使用時の際にはカール状に巻きくせが残る欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたもののうち前者においては、在来の練習マットが単に平坦 で変化に乏しく、実コースの如き曲折がなく、また、練習者、遊技者が好みに応 じて距離の設定あるいは難易度を自由に選択することができない欠点があった。

【０００４】 また、後者においては室外で使用する場合でも、使用後放置しておく訳にもい かず、室内での使用後には必ず巻き取り収納することとなるが、再使用の際には 両端がカールし、あるいは中膨れ等の巻きくせが残るため、逆巻きの作業等を必 要とした。

【０００５】 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、練習マットを分割してコース設定を大幅に多様化する と共に、ホールを持つグリーンをマットと独立して分離することにより、ホール の設定位置が、マット稜線の何処にでも自由に設定でき、また、マットを分割す ることにより、その平坦性を保持しながら収納容易なゴルフ練習遊技組合せマッ トを提供しようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案におけるゴルフ練習遊技組合せマットは、 マットを長さ方向に複数個に分割し、各マットを直線状、折線状あるいはコの字 形等に連結して、従来品になかったコース設計自由な機能を与えるものである。

【０００７】 そして、分割マットの中途に梯形状等の変形マットを組合せることにより、コ ースの曲折角度を幾種類にも選択できるようにしてもよい。

【０００８】 また、ホールを持つグリーをマットと独立分離したものとし、マットの稜線の 自由な個所に連結セットすることにより、コースの設計と共にホールの設定個所 が無数と言える程の多様化が得られることとなる。

【０００９】 さらに、ホールを持つグリーンは打球方向に上り勾配とし、ホールインしたボ ールは、ホール内壁の一部を斜面とし、ボール逃し道でグリーン外に転出するよ うにすれば、プレーの迅速化が得られることとなり、便利である。

【００１０】 また、分割マットは適宜の大きさと寸法に等分化されるため、パッケージが容 易となり、収納が整然とすると共に、マットの平坦度が容易に保持されることと なる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

マットは、室内の床面あるいは屋内外の運動場、集会場、広場等適宜の場所に 敷き詰めて使用する。 室内等場所に制限がある場合、あるいは練習、遊技する人数、難易度の設定等 により、セットするマットの枚数、コース設定を適宜に選択すればよい。

【００１２】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１〜図４において、マット１〜マット６は人工芝であり、ゴルフボールの打 球、回転状況が、ゴルフ本コースのそれに極めて類似したものとする。 さらに詳しくは、単一のマットは例えば長短比１：２程度とし、その内の１枚 を梯形状に半栽した変形マット３、４とし、これを直線状に敷き詰めたものが図 １のゴルフ練習遊技組合せマットの平面斜視図である。

【００１３】 また、変形マット３、４の天地を適宜に逆にセットすることにより、図２の如 く実コースに似た、曲折したコースの設定ができ、難易度の選択も自由に設定す ることができる。

【００１４】 さらに、図３〜図５のようにＬ字形、コの字形に組合せれば、設置場所への対 応あるいは難易度の選択も自由に設定でき、練習と遊技としての面白さを格段に 高めることができる。

【００１５】 図１〜図６において、自由セットグリーン７はマットと独立しているため、マ ットの稜線イ、ロ等の何処にでもセットすることが可能となり、難易度の設定が 広範囲に選択できることとなり、興味が一層倍加される。

【００１６】 さらに、マットの組合せによるコース設計と、自由セットグリーン７のセット 場所の選択を併用して選定すれば、コースの変化数は無数と言える程の選択が可 能となり、在来品にはないゴルフ練習遊技組合せマットが提供できる。

【００１７】 図６〜図８において、自由セットグリーン７は、上り勾配９をもつ基材１２の 表面に、マット１４を貼付た一体物であり、図６、図７の如く、例えばマット６ の稜線イに接してマットフリー部１５を接触接続して使用する。 ホール８に向かった打球は、上り勾配９によりややスピードを緩めながら、ホ ール８に入る。

【００１８】 図８において、ホール８の内壁の一部は斜面１１をもち、ホールインしたボー ル１３は、ボール逃し道１０を経て外部に転出するため、プレーの進捗を早める 効果があり、便利である。

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１９】 請求項１のゴルフ練習遊技組合せマツトを連結使用すれば、直線状、折線状、 Ｌ字形あるいはコの字形等多数の組合せが可能となり、コースの設計が広範囲に 拡大されるため、距離、難易度の選択も自由に設定できることとなり、練習と遊 技性において格段の興味が得られる。 また、連結するマットの中途に、梯形状等の変形マットを挿入して接続すれば その曲折度合いにより一層の変化が生じ、実コースにも似た臨場感があり、一層 の変化を与えることができる。

【００２０】 請求項２の自由セットグリーンは、マットとは独立分離していて、マット稜線 の何処へでもセットできるため、打球に対する距離、難易度等の設定が飛躍的に 拡大されるため、練習と遊技性を更に高める効果が得られる。

【００２１】 請求項３の自由セットグリーン７のボール転出の構造は、上り勾配を経てホー ルインしたボールが、ホール内壁の一部斜面により、ボール逃し道を通って外部 に転出するものであり、構造が簡便で且つプレーの進捗に便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】複数個に分割されたゴルフ練習遊技マットを左
から直線状に接続した平面斜視図である。

【図２】複数個に分割されたマットの中途に、変形マッ
トを挿入してなす折線状コースの平面斜視図である。

【図３】複数個に分割されたマットを、Ｌ字形に編成し
たコースの平面斜視図である。

【図４】複数個に分割されたマットを、半コの字形に編
成したコースの平面斜視図である。

【図５】同じく、コの字形に編成したコースの平面斜視
図である。

【図６】自由セットグリーンを、マット稜線の一部に接
続したときの平面図である。

【図７】図６の自由セットグリーン側面図である。

【図８】自由セットグリーンのＡ−Ａ断面図である。

【符号の説明】

１、２、５、６ マット ３、４ 変形マット ７ 自由セットグリーン ８ ホール ９ 上り勾配 １０ ボール逃し道 １１ 斜面 １２ 基材 １３ ボール １４ グリーンマット １５ グリーンマットフリー部 イ 稜線 ロ 稜線

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 人工芝等のマットを、複数個１、２、
   ３、４、５、６等に分割し、この内３、４は梯形状に半
   裁することにより、各マットの組合せにより直線状、折
   線状あるいはコの字形等多数のコース設計が可能となる
   ゴルフ練習遊技組合せマット。
2. 【請求項２】 単一、あるいは複数個に分割された人工
   芝等のゴルフ練習遊技マットにおいて、マットの稜線
   イ、ロ等の自由な個所にセットできることを特徴とす
   る、ホール８を持ち且つマットと独立した自由セットグ
   リーン７。
3. 【請求項３】 人工芝等の、ゴルフ練習遊技マット稜線
   の適宜の個所に、自由にセットできる自由セットグリー
   ン７において、グリーンは打球方向への上り勾配９を持
   ち、ホール８の内壁下部の一部を斜面１１とすることに
   より、ホールインしたボール１３は、ボール逃し道１０
   を経てグリーン外に転出することができる自由セットグ
   リーン７のボール転出の構造。