JP3045314B2 - γ,δ−エポキシアルケンのエポキシアルカンへの選択的水素添加方法 - Google Patents
γ,δ−エポキシアルケンのエポキシアルカンへの選択的水素添加方法Info
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- JP3045314B2 JP3045314B2 JP04507216A JP50721692A JP3045314B2 JP 3045314 B2 JP3045314 B2 JP 3045314B2 JP 04507216 A JP04507216 A JP 04507216A JP 50721692 A JP50721692 A JP 50721692A JP 3045314 B2 JP3045314 B2 JP 3045314B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D303/02—Compounds containing oxirane rings
- C07D303/04—Compounds containing oxirane rings containing only hydrogen and carbon atoms in addition to the ring oxygen atoms
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
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- C07C45/00—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds
- C07C45/56—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds
- C07C45/57—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds with oxygen as the only heteroatom
- C07C45/58—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds from heterocyclic compounds with oxygen as the only heteroatom in three-membered rings
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エ
ポキシシクロアルケンの、対応するエポキシアルカン及
びエポキシシクロアルカンへの新しい転化方法に関す
る。更に詳しくは、本発明は、共役エポキシ基の大きな
水添分解なしでオレフィン不飽和を水素添加する、ロジ
ウム触媒によるγ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−
エポキシシクロアルケンの接触水添に関する。
ポキシシクロアルケンの、対応するエポキシアルカン及
びエポキシシクロアルカンへの新しい転化方法に関す
る。更に詳しくは、本発明は、共役エポキシ基の大きな
水添分解なしでオレフィン不飽和を水素添加する、ロジ
ウム触媒によるγ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−
エポキシシクロアルケンの接触水添に関する。
米国特許第4,897,498号は、ブタジエンからのジエ
ン、例えば、3,4−エポキシ−1−ブテンの選択的モノ
エポキシ化によるγ,δ−エポキシアルケンの効率のよ
い製造方法を記載している。3,4−エポキシ−1−ブテ
ンから得ることができる有効な化合物は1,2−エポキシ
ブタンであり、それは文献中で1,2−ブチレンオキシド
又はブチレンオキシドとも呼ばれている。
ン、例えば、3,4−エポキシ−1−ブテンの選択的モノ
エポキシ化によるγ,δ−エポキシアルケンの効率のよ
い製造方法を記載している。3,4−エポキシ−1−ブテ
ンから得ることができる有効な化合物は1,2−エポキシ
ブタンであり、それは文献中で1,2−ブチレンオキシド
又はブチレンオキシドとも呼ばれている。
Rylander,Catalytic Hydrogenation Over Platinum M
etals,Academic Press,New York,478ページ(1967)に
よれば、エポキシドは、二、三の例外(Berson及びSuzu
ki,J.Am.Chem.Soc.,80,4341[1958])を除いて、白金
金属触媒上で容易に水添分解を受け、主生成物は通常、
炭素−酸素結合の開裂によって生じるアルコール又はア
ルコールの混合物であり;他の生成物は炭素−炭素結合
の開裂によって及び酸素官能基の損失によって生じる。
etals,Academic Press,New York,478ページ(1967)に
よれば、エポキシドは、二、三の例外(Berson及びSuzu
ki,J.Am.Chem.Soc.,80,4341[1958])を除いて、白金
金属触媒上で容易に水添分解を受け、主生成物は通常、
炭素−酸素結合の開裂によって生じるアルコール又はア
ルコールの混合物であり;他の生成物は炭素−炭素結合
の開裂によって及び酸素官能基の損失によって生じる。
3,4−エポキシ−1−ブテンの、白金上におけるブチ
ルアルデヒドへの、また、ラネーニッケル上における1
−ブタノールへの接触水添が米国特許第2,561,984号に
記載されている。ロジウム触媒を使用することについて
も、1,2−エポキシブタンの形成が観察されることにつ
いても何ら言及されていない。3,4−エポキシ−1−ブ
テンの水素添加はまた、ロシアの研究者らよってZh.Obs
hch.Khim.,28,3406及び3051(1958)に報告されてい
る。彼らは、白金、パラジウム及びラネーニッケル触媒
を用いてメタノール又はエタノール中で3,4−エポキシ
−1−ブテンを水素添加して、1−ブタノールを生成し
た。彼らは、ブチルアルデヒドも観察されるが還元にお
ける主な中間体はクロチルアルコールであることを述べ
ている。選択的二重結合の水素添加はいずれの例におい
ても観察されなかった。
ルアルデヒドへの、また、ラネーニッケル上における1
−ブタノールへの接触水添が米国特許第2,561,984号に
記載されている。ロジウム触媒を使用することについて
も、1,2−エポキシブタンの形成が観察されることにつ
いても何ら言及されていない。3,4−エポキシ−1−ブ
テンの水素添加はまた、ロシアの研究者らよってZh.Obs
hch.Khim.,28,3406及び3051(1958)に報告されてい
る。彼らは、白金、パラジウム及びラネーニッケル触媒
を用いてメタノール又はエタノール中で3,4−エポキシ
−1−ブテンを水素添加して、1−ブタノールを生成し
た。彼らは、ブチルアルデヒドも観察されるが還元にお
ける主な中間体はクロチルアルコールであることを述べ
ている。選択的二重結合の水素添加はいずれの例におい
ても観察されなかった。
ロジウムは、フマギリン誘導体中のエポキシド基の存
在下における二重結合の還元に有効であることが報告さ
れている(J.Am.Chem.Soc.,83,3096[1961])。しかし
ながら、この文献の例において、エポキシドは三置換さ
れており、立体障害のために比較的水添分解を起こしに
くい。更に、二重結合及びエポキシドは、3,4−エポキ
シ−1−ブテン中にあるので、共役していなかった。用
語「共役」とは、炭素−炭素二重結合及びエポキシド基
が隣接していること、即ち、エポキシドの酸素がアリル
炭素原子に結合していることを意味する。
在下における二重結合の還元に有効であることが報告さ
れている(J.Am.Chem.Soc.,83,3096[1961])。しかし
ながら、この文献の例において、エポキシドは三置換さ
れており、立体障害のために比較的水添分解を起こしに
くい。更に、二重結合及びエポキシドは、3,4−エポキ
シ−1−ブテン中にあるので、共役していなかった。用
語「共役」とは、炭素−炭素二重結合及びエポキシド基
が隣接していること、即ち、エポキシドの酸素がアリル
炭素原子に結合していることを意味する。
共役γ,δ−エポキシアルケン系が3,4−エポキシ−
1−ブテン中に存在することの重要性は、50℃及び全圧
3.5バールの緩和な条件下における3,4−エポキシ−1−
ブテン及び1,2−エポキシ−7−オクテンのラネーニッ
ケル触媒水素添加によって証明される。3,4−エポキシ
−1−ブテンの水素添加は1,2−エポキシブタン40.5%
及び1−ブタノール58.4%を生じるが、二重結合及びエ
ポキシ基が炭素原子4個で隔てられている1.2−エポキ
シ−7−オクテンの水素添加は1,2−エポキシオクタン
を94.4%生じる。
1−ブテン中に存在することの重要性は、50℃及び全圧
3.5バールの緩和な条件下における3,4−エポキシ−1−
ブテン及び1,2−エポキシ−7−オクテンのラネーニッ
ケル触媒水素添加によって証明される。3,4−エポキシ
−1−ブテンの水素添加は1,2−エポキシブタン40.5%
及び1−ブタノール58.4%を生じるが、二重結合及びエ
ポキシ基が炭素原子4個で隔てられている1.2−エポキ
シ−7−オクテンの水素添加は1,2−エポキシオクタン
を94.4%生じる。
本発明者は、γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−
エポキシシクロアルケンがロジウム触媒の存在下におい
て選択的に水素添加でき、それによって共役エポキシ基
の大きな水添分解を起こすことなくオレフィン不飽和が
水素添加されることを発見した。従って、本発明は、ロ
ジウム触媒の存在下においてγ,δ−エポキシアルケン
及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加するこ
とによるエポキシアルカン及びエポキシシクロアルカン
の製造方法を含む。本発明の第2の実施態様は、(1)
ロジウム触媒の存在下においてγ,δ−エポキシアルケ
ン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加し
て、(a)少量のアルデヒドを含むエポキシアルカン又
は(b)少量のケトンを含むエポキシシクロアルカンか
らなる混合物を得;そして(2)ニッケル触媒の存在下
において、この混合物を水素添加してアルデヒド又はケ
トンを対応するアルコールに転化する工程を含んでな
る。
エポキシシクロアルケンがロジウム触媒の存在下におい
て選択的に水素添加でき、それによって共役エポキシ基
の大きな水添分解を起こすことなくオレフィン不飽和が
水素添加されることを発見した。従って、本発明は、ロ
ジウム触媒の存在下においてγ,δ−エポキシアルケン
及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加するこ
とによるエポキシアルカン及びエポキシシクロアルカン
の製造方法を含む。本発明の第2の実施態様は、(1)
ロジウム触媒の存在下においてγ,δ−エポキシアルケ
ン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加し
て、(a)少量のアルデヒドを含むエポキシアルカン又
は(b)少量のケトンを含むエポキシシクロアルカンか
らなる混合物を得;そして(2)ニッケル触媒の存在下
において、この混合物を水素添加してアルデヒド又はケ
トンを対応するアルコールに転化する工程を含んでな
る。
γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロ
アルケン反応体は4〜約20個、好ましくは4〜約8個の
炭素原子を含むことができる。エポキシアルケン及びエ
ポキシシクロアルケン反応体の例としては構造式: [式中、各Rは独立して水素、炭素数8以下のアルキ
ル、炭素数5〜10の炭素環式もしくは複素環式アリール
基又はハロゲンから選ばれるか、あるいはいずれか2個
のR置換基が合わさって、環を形成するアルキレン基、
例えば、主鎖に4〜6個の炭素原子を含むアルキレンを
表すことができる] を有する化合物が挙げられる。好ましいエポキシアルケ
ン反応体は、R置換基がそれぞれ独立に水素、低級アル
キル、例えば炭素数4以下のアルキル、もしくはハロゲ
ンを表すか又は合わさって炭素数4〜8の直鎖又は分枝
鎖アルキレンを表す式(I)の化合物、特にR基の少な
くとも4個が水素を表す式(I)の化合物を含む。本発
明の実施に使用するために考えられる化合物の例として
は、3,4−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、2,3−ジ
メチル−3,4−エポキシ−1−ブテン、1,3−シクロオク
タジエンモノエポキシド、3,4−エポキシ−1−ブテン
などが挙げられる。最も重要なエポキシアルケン反応体
は3,4−エポキシ−1−ブテンである。
アルケン反応体は4〜約20個、好ましくは4〜約8個の
炭素原子を含むことができる。エポキシアルケン及びエ
ポキシシクロアルケン反応体の例としては構造式: [式中、各Rは独立して水素、炭素数8以下のアルキ
ル、炭素数5〜10の炭素環式もしくは複素環式アリール
基又はハロゲンから選ばれるか、あるいはいずれか2個
のR置換基が合わさって、環を形成するアルキレン基、
例えば、主鎖に4〜6個の炭素原子を含むアルキレンを
表すことができる] を有する化合物が挙げられる。好ましいエポキシアルケ
ン反応体は、R置換基がそれぞれ独立に水素、低級アル
キル、例えば炭素数4以下のアルキル、もしくはハロゲ
ンを表すか又は合わさって炭素数4〜8の直鎖又は分枝
鎖アルキレンを表す式(I)の化合物、特にR基の少な
くとも4個が水素を表す式(I)の化合物を含む。本発
明の実施に使用するために考えられる化合物の例として
は、3,4−エポキシ−3−メチル−1−ブテン、2,3−ジ
メチル−3,4−エポキシ−1−ブテン、1,3−シクロオク
タジエンモノエポキシド、3,4−エポキシ−1−ブテン
などが挙げられる。最も重要なエポキシアルケン反応体
は3,4−エポキシ−1−ブテンである。
本発明に従って製造されるエポキシアルカン又はエポ
キシシクロアルカン化合物は式 [式中、R置換基は前に定義した通りである] を有する。これらの化合物はポリエーテル、アルキレン
及びシクロアルキレングリコール、アミノアルカノール
及びアミノシクロアルカノール、エポキシ樹脂、ウレタ
ンポリオール、非イオン界面活性剤、並びに塩素化炭化
水素用の安定剤の製造において有用である。
キシシクロアルカン化合物は式 [式中、R置換基は前に定義した通りである] を有する。これらの化合物はポリエーテル、アルキレン
及びシクロアルキレングリコール、アミノアルカノール
及びアミノシクロアルカノール、エポキシ樹脂、ウレタ
ンポリオール、非イオン界面活性剤、並びに塩素化炭化
水素用の安定剤の製造において有用である。
本発明方法に使用できるロジウム触媒としては、ロジ
ウム、及びプロセス条件下でロジウムに還元し得るロジ
ウム化合物、例えば、Rh2O3が挙げられる。触媒は好ま
しくは、担持ロジウム触媒、例えば、適当な触媒担体材
料の表面に付着した、触媒の総重量に基づき0.1〜20.0
重量%、好ましくは0.1〜10重量%のロジウムからなる
触媒である。代表的な触媒担体としては、カーボン、ア
ルミナ、シリカ、チタニア、多孔質珪藻土、モレキュラ
ーシーブ及びゼオライトが挙げられる。特に有用な触媒
はカーボン上0.5〜5.0重量%のロジウムからなる。
ウム、及びプロセス条件下でロジウムに還元し得るロジ
ウム化合物、例えば、Rh2O3が挙げられる。触媒は好ま
しくは、担持ロジウム触媒、例えば、適当な触媒担体材
料の表面に付着した、触媒の総重量に基づき0.1〜20.0
重量%、好ましくは0.1〜10重量%のロジウムからなる
触媒である。代表的な触媒担体としては、カーボン、ア
ルミナ、シリカ、チタニア、多孔質珪藻土、モレキュラ
ーシーブ及びゼオライトが挙げられる。特に有用な触媒
はカーボン上0.5〜5.0重量%のロジウムからなる。
温度及び圧力の水素添加条件は、ロジウム触媒との接
触時間、触媒の量、担体上に存在するロジウムの量及び
操作様式のようないくつかの要因に依存して相当変化で
きる。所望のエポキシアルカン又はエポキシシクロアル
カンへの転化を最大にし且つアルコール及びアルデヒド
への転化を最小にするためには25〜80℃の範囲の比較的
穏やかな温度が有利であるが、20〜150℃の水素添加温
度も使用できる。水素添加方法は、2〜345バール、好
ましくは2〜56バールの範囲の全圧を用いて実施でき
る。作業圧力は本明細書中ではバールゲージ、即ち、大
気圧又は周囲圧力より高いバール圧力で記載する。前述
のように、温度及び圧力の最適の組合せは他の作業変数
に依存するが、当業者ならば容易に確認できる。
触時間、触媒の量、担体上に存在するロジウムの量及び
操作様式のようないくつかの要因に依存して相当変化で
きる。所望のエポキシアルカン又はエポキシシクロアル
カンへの転化を最大にし且つアルコール及びアルデヒド
への転化を最小にするためには25〜80℃の範囲の比較的
穏やかな温度が有利であるが、20〜150℃の水素添加温
度も使用できる。水素添加方法は、2〜345バール、好
ましくは2〜56バールの範囲の全圧を用いて実施でき
る。作業圧力は本明細書中ではバールゲージ、即ち、大
気圧又は周囲圧力より高いバール圧力で記載する。前述
のように、温度及び圧力の最適の組合せは他の作業変数
に依存するが、当業者ならば容易に確認できる。
本発明の方法は場合によっては、不活性有機溶媒の存
在下に実施できる。このような溶媒の例としては、脂肪
族及び芳香族炭化水素、例えばヘプタン、トルエン、キ
シレン及び混合キシレン異性体、アルカノール、例えば
エタノール、並びにエーテル、例えばテトラヒドロフラ
ンが挙げられる。本方法は、回分、半連続又は連続操作
様式で実施できる。例えば、回分操作は、圧力容器中で
γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロ
アルケン及び場合によっては溶媒中のロジウム触媒のス
ラリーを、不飽和エポキシドをほとんど全て他の化合物
に転化するのに充分な時間攪拌することを含むことがで
きる。触媒は、水素添加された混合物から濾過によって
分離することができ、濾液の成分は蒸留によって分離す
ることができる。
在下に実施できる。このような溶媒の例としては、脂肪
族及び芳香族炭化水素、例えばヘプタン、トルエン、キ
シレン及び混合キシレン異性体、アルカノール、例えば
エタノール、並びにエーテル、例えばテトラヒドロフラ
ンが挙げられる。本方法は、回分、半連続又は連続操作
様式で実施できる。例えば、回分操作は、圧力容器中で
γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロ
アルケン及び場合によっては溶媒中のロジウム触媒のス
ラリーを、不飽和エポキシドをほとんど全て他の化合物
に転化するのに充分な時間攪拌することを含むことがで
きる。触媒は、水素添加された混合物から濾過によって
分離することができ、濾液の成分は蒸留によって分離す
ることができる。
好ましい操作様式は、担持ロジウム触媒の固定層を使
用し、γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシ
シクロアルケンが気体、又は特に、液相中で、場合によ
っては不活性希釈剤又は溶媒の存在下において水素添加
される。液相操作は代表的には、不活性溶媒−希釈剤中
不飽和エポキシドの溶液を、担持ロジウム触媒の1つ又
は複数の固定層を含む円柱状圧力容器の上部に供給する
ことを含む。反応体溶液は高い温度及び圧力において水
素の存在下で触媒層上を流れ(少しずつの流れ)、水素
添加生成物は反応器の底部から出て、蒸留によってその
成分に分離される。液相操作において使用される供給量
は約0.01〜100液体時間空間速度(LHSV,触媒の単位容量
当りの供給材料の単位容量)の範囲であることができ
る。ほとんどの条件下では、LHSVは約0.1〜10の範囲で
あろう。
用し、γ,δ−エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシ
シクロアルケンが気体、又は特に、液相中で、場合によ
っては不活性希釈剤又は溶媒の存在下において水素添加
される。液相操作は代表的には、不活性溶媒−希釈剤中
不飽和エポキシドの溶液を、担持ロジウム触媒の1つ又
は複数の固定層を含む円柱状圧力容器の上部に供給する
ことを含む。反応体溶液は高い温度及び圧力において水
素の存在下で触媒層上を流れ(少しずつの流れ)、水素
添加生成物は反応器の底部から出て、蒸留によってその
成分に分離される。液相操作において使用される供給量
は約0.01〜100液体時間空間速度(LHSV,触媒の単位容量
当りの供給材料の単位容量)の範囲であることができ
る。ほとんどの条件下では、LHSVは約0.1〜10の範囲で
あろう。
3,4−エポキシ−1−ブテンを水素添加する場合に
は、生成される1−ブタノール(bp 117℃)はエポキシ
ブタン生成物(bp 63℃)から蒸留によって容易に分離
される。しかしながら、存在するブチルアルデヒド(bp
75℃)は全て、目的生成物から除去することが困難で
ある。従って、好ましい操作様式においては、前記の水
素添加方法から得られた初期粗製生成物は、ニッケル触
媒、例えば、ラネーニッケル又は担持ニッケル触媒を用
いて緩和な条件下において第2の水素添加に供される。
この補助的なニッケル触媒水素添加は、1,2−エポキシ
ブタンをほとんど転化させることなく、存在する全ての
ブチルアルデヒドを1−ブタノールに転化する。
は、生成される1−ブタノール(bp 117℃)はエポキシ
ブタン生成物(bp 63℃)から蒸留によって容易に分離
される。しかしながら、存在するブチルアルデヒド(bp
75℃)は全て、目的生成物から除去することが困難で
ある。従って、好ましい操作様式においては、前記の水
素添加方法から得られた初期粗製生成物は、ニッケル触
媒、例えば、ラネーニッケル又は担持ニッケル触媒を用
いて緩和な条件下において第2の水素添加に供される。
この補助的なニッケル触媒水素添加は、1,2−エポキシ
ブタンをほとんど転化させることなく、存在する全ての
ブチルアルデヒドを1−ブタノールに転化する。
本発明の第2の実施態様においては、最初にγ,δ−
エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケン
を前述のようにしてロジウム触媒の存在下で水素添加し
て、(a)少量のアルデヒドを含むエポキシアルカン又
は(b)少量のケトンを含むエポキシシクロアルカンを
含んでなる混合物である。アルデヒド又はケトンは、エ
ポキシアルカン又はエポキシシクロアルカン及びアルデ
ヒド又はケトンの総重量の25重量%以下を構成すること
ができる。第2の工程において、ニッケル触媒の存在下
において混合物を水素添加して、アルデヒド又はケトン
を対応するアルコールに転化せしめ、それを常用の蒸留
操作に従ってエポキシアルカン又はエポキシシクロアル
カンから分離できる。ニッケル触媒はラネーニッケル又
は担持材料上ニッケルからなる触媒であることができ
る。温度及び圧力の水素添加条件は20〜150℃及び2〜3
45バールの範囲であるが、25〜80℃の範囲の温度及び2
〜56バールの範囲の圧力がより代表的である。
エポキシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケン
を前述のようにしてロジウム触媒の存在下で水素添加し
て、(a)少量のアルデヒドを含むエポキシアルカン又
は(b)少量のケトンを含むエポキシシクロアルカンを
含んでなる混合物である。アルデヒド又はケトンは、エ
ポキシアルカン又はエポキシシクロアルカン及びアルデ
ヒド又はケトンの総重量の25重量%以下を構成すること
ができる。第2の工程において、ニッケル触媒の存在下
において混合物を水素添加して、アルデヒド又はケトン
を対応するアルコールに転化せしめ、それを常用の蒸留
操作に従ってエポキシアルカン又はエポキシシクロアル
カンから分離できる。ニッケル触媒はラネーニッケル又
は担持材料上ニッケルからなる触媒であることができ
る。温度及び圧力の水素添加条件は20〜150℃及び2〜3
45バールの範囲であるが、25〜80℃の範囲の温度及び2
〜56バールの範囲の圧力がより代表的である。
本発明によって提供される方法を更に以下の例によっ
て説明する。ガスクロマトグラフィー(GC)分析は面積
%で報告してあり、ヒューレット−パッカード5880Aガ
スクロマトグラフ上でDB5−30W細管カラムを用いて実施
した;温度プログラムは35℃(4.5分)、20℃/分で240
℃まで(2分間保持)であった。バリアンジェミニ(Va
rian Gemini)300分光計(300MHz)上で溶媒としてCDCl
3及び内部標準としてテトラメチルシランを用いて1H NM
R分析を行った。
て説明する。ガスクロマトグラフィー(GC)分析は面積
%で報告してあり、ヒューレット−パッカード5880Aガ
スクロマトグラフ上でDB5−30W細管カラムを用いて実施
した;温度プログラムは35℃(4.5分)、20℃/分で240
℃まで(2分間保持)であった。バリアンジェミニ(Va
rian Gemini)300分光計(300MHz)上で溶媒としてCDCl
3及び内部標準としてテトラメチルシランを用いて1H NM
R分析を行った。
例1 窒素パージしたガラスオートクレーブライナーにカー
ボン上5%ロジウム(Engelhard)1.00g、p−キシレン
80mL、3,4−エポキシ−1−ブテン40.0g(0.571モル)
及びテフロン(Teflon)(商標)被覆電磁攪拌バーを加
えた。次いで、ライナーに栓をし、混合物を電気攪拌オ
ートクレーブ中で40〜50℃及び20.7バール(300psig)
において、7.3時間水素添加した(水素の取り込みは6
時間後に完了)。粗製混合物のGC分析結果は以下の通り
であった(溶媒を無視):低沸点溶剤0.70%、1,2−エ
ポキシブタン/ブチルアルデヒド90.52%、1−ブタノ
ール8.41%及びクロトンアルデヒド0.07%。混合物を分
別蒸留して以下のものが得られた:フラクション1,58〜
61℃,2.34g,1,2−エポキシブタン/ブチルアルデヒド9
5.7%,低沸点成分4.3%;及びフラクション2,61〜65
℃,30.87g,1,2−エポキシブタン/ブチルアルデヒド99.
70%。フラクション2のNMRは95.3/4.7の1,2−エポキシ
ブタン/ブチルアルデヒドモル比を示した。フラクショ
ン2の重量収率は75.16%(理論収量41.07g)であっ
た。
ボン上5%ロジウム(Engelhard)1.00g、p−キシレン
80mL、3,4−エポキシ−1−ブテン40.0g(0.571モル)
及びテフロン(Teflon)(商標)被覆電磁攪拌バーを加
えた。次いで、ライナーに栓をし、混合物を電気攪拌オ
ートクレーブ中で40〜50℃及び20.7バール(300psig)
において、7.3時間水素添加した(水素の取り込みは6
時間後に完了)。粗製混合物のGC分析結果は以下の通り
であった(溶媒を無視):低沸点溶剤0.70%、1,2−エ
ポキシブタン/ブチルアルデヒド90.52%、1−ブタノ
ール8.41%及びクロトンアルデヒド0.07%。混合物を分
別蒸留して以下のものが得られた:フラクション1,58〜
61℃,2.34g,1,2−エポキシブタン/ブチルアルデヒド9
5.7%,低沸点成分4.3%;及びフラクション2,61〜65
℃,30.87g,1,2−エポキシブタン/ブチルアルデヒド99.
70%。フラクション2のNMRは95.3/4.7の1,2−エポキシ
ブタン/ブチルアルデヒドモル比を示した。フラクショ
ン2の重量収率は75.16%(理論収量41.07g)であっ
た。
例2 窒素パージした250mLのParr耐圧壜にカーボン上5%
ロジウム(Engelhard)0.50g、テトラヒドロフラン50mL
及び3,4−エポキシ−1−ブテン14.0g(0.200モル)を
充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置中に入れ、窒
素で3回、次いで水素で2回パージした。壜を水素で3.
5バール(50psig)まで加圧し、攪拌を始めた。混合物
を50℃に加熱した。4時間後、水素の取り込みは完了し
た。この混合物のNMR及びGC分析は以下のことを示した
(溶媒を無視):1,2−エポキシブタン84.7%、ブチルア
ルデヒド2.7%、クロトンアルデヒド0.9、1−ブタノー
ル6.5%及び2−ブテン−1−オール4.1%。
ロジウム(Engelhard)0.50g、テトラヒドロフラン50mL
及び3,4−エポキシ−1−ブテン14.0g(0.200モル)を
充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置中に入れ、窒
素で3回、次いで水素で2回パージした。壜を水素で3.
5バール(50psig)まで加圧し、攪拌を始めた。混合物
を50℃に加熱した。4時間後、水素の取り込みは完了し
た。この混合物のNMR及びGC分析は以下のことを示した
(溶媒を無視):1,2−エポキシブタン84.7%、ブチルア
ルデヒド2.7%、クロトンアルデヒド0.9、1−ブタノー
ル6.5%及び2−ブテン−1−オール4.1%。
例3〜14 例2に示した手法を用いて、種々の水素添加条件及び
溶媒(溶媒を使用しなかった例7を除く)を使用して3,
4−エポキシ−1−ブテンを1,2−エポキシブタンに水素
添加した。使用した触媒は以下の通りであった: 例3及び4−アルミナ上5%ロジウム 例5〜13−カーボン上5%ロジウム 例14−酸化ロジウム(Rh2O3・xH2O) 水素添加する混合物の組成を表Iに示す。圧力はバール
ゲージで、温度は℃で示し、時間は水素添加時間(時
間)である。触媒(Cat)及び3,4−エポキシ−1−ブテ
ン(EpB)の量はグラムで示し、溶媒の量はmLで示す。
例3〜14の各々で得られた水素添加混合物の組成(溶媒
を除く)を表IIに報告する。EpBは未反応3,4−エポキシ
−1−ブテンの面積%であり、BOは目的1,2−エポキシ
ブタンの面積%であり、nPrCHO、Crot、nBuOH及びブテ
ノール類は水素添加混合物中に存在するn−ブチルアル
デヒド、クロトンアルデヒド、n−ブタノール及びブタ
ノール(2−及び3−ブテン−1−オールの混合物)の
面積%を指す。
溶媒(溶媒を使用しなかった例7を除く)を使用して3,
4−エポキシ−1−ブテンを1,2−エポキシブタンに水素
添加した。使用した触媒は以下の通りであった: 例3及び4−アルミナ上5%ロジウム 例5〜13−カーボン上5%ロジウム 例14−酸化ロジウム(Rh2O3・xH2O) 水素添加する混合物の組成を表Iに示す。圧力はバール
ゲージで、温度は℃で示し、時間は水素添加時間(時
間)である。触媒(Cat)及び3,4−エポキシ−1−ブテ
ン(EpB)の量はグラムで示し、溶媒の量はmLで示す。
例3〜14の各々で得られた水素添加混合物の組成(溶媒
を除く)を表IIに報告する。EpBは未反応3,4−エポキシ
−1−ブテンの面積%であり、BOは目的1,2−エポキシ
ブタンの面積%であり、nPrCHO、Crot、nBuOH及びブテ
ノール類は水素添加混合物中に存在するn−ブチルアル
デヒド、クロトンアルデヒド、n−ブタノール及びブタ
ノール(2−及び3−ブテン−1−オールの混合物)の
面積%を指す。
例15 この例は、ブチルアルデヒドを容易に分離可能な1−
ブタノールに転化するための、1,2−エポキシブタン95.
3%及びブチルアルデヒド4.7重量%からなる混合物のニ
ッケル触媒水素添加を説明する。
ブタノールに転化するための、1,2−エポキシブタン95.
3%及びブチルアルデヒド4.7重量%からなる混合物のニ
ッケル触媒水素添加を説明する。
窒素パージした250mLのParr耐圧壜に水で湿ったラネ
ーニッケル1.15gを充填した。触媒を少量のテトラヒド
ロフランで3回、次いで、少量のp−キシレンで3回す
すいだ。この壜にp−キシレン80mL、1,2−エポキシブ
タン30.32g(0.4205モル)及びn−ブチルアルデヒド1.
51g(0.209モル)を添加した。壜をParr振盪機型水素添
加装置に入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パージ
した。壜を水素で3.5バールまで加圧し、攪拌を始め
た。次に、混合物を45℃に加熱した。水素添加の間(3.
4〜3.5バールで2.5時間)に水素の取り込みがほとんど
観察されなかった。粗製混合物のNMR及びGC分析は以下
のことを示した(溶媒を無視):1,2−エポキシブタン9
5.13%、ブチルアルデヒドを0%、及び1−ブタノール
を3.77%。混合物を分別蒸留して、フラクション1(bp
45〜61℃,1.37g,1,2−エポキシブタン98.61%,テトラ
ヒドロフラン0.18%,1−ブタノール0.055%,p−キシレ
ン0.79%);フラクション2(bp 61〜63℃,19.21g,1,2
−エポキシブタン98.59%,テトラヒドロフラン0.22%,
1−ブタノール0.12%,p−キシレン1.01%);フラクシ
ョン3(bp 63℃,4.97g,1,2−エポキシブタン97.83%,
テトラヒドロフラン0.28%,1−ブタノール0.38%,p−キ
シレン1.45%);フラクション4(bp 63〜81℃,3.31g,
1,2−エポキシブタン82.55%,テトラヒドロフラン0.38
%,1−ブタノール5.45%,p−キシレン11.29%)を得
た。フラクション1、2及び3を合して生成物25.55gを
得た。合したフラクションのNMR及びGC分析は1,2−エポ
キシブタン98.39%、ブチルアルデヒド0%、テトラヒ
ドロフラン0.204%、1−ブタノール0.155%、p−キシ
レン1.069%を示した。100%基準の生成物の重量は25.1
4gであった(回収率82.9%)。
ーニッケル1.15gを充填した。触媒を少量のテトラヒド
ロフランで3回、次いで、少量のp−キシレンで3回す
すいだ。この壜にp−キシレン80mL、1,2−エポキシブ
タン30.32g(0.4205モル)及びn−ブチルアルデヒド1.
51g(0.209モル)を添加した。壜をParr振盪機型水素添
加装置に入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パージ
した。壜を水素で3.5バールまで加圧し、攪拌を始め
た。次に、混合物を45℃に加熱した。水素添加の間(3.
4〜3.5バールで2.5時間)に水素の取り込みがほとんど
観察されなかった。粗製混合物のNMR及びGC分析は以下
のことを示した(溶媒を無視):1,2−エポキシブタン9
5.13%、ブチルアルデヒドを0%、及び1−ブタノール
を3.77%。混合物を分別蒸留して、フラクション1(bp
45〜61℃,1.37g,1,2−エポキシブタン98.61%,テトラ
ヒドロフラン0.18%,1−ブタノール0.055%,p−キシレ
ン0.79%);フラクション2(bp 61〜63℃,19.21g,1,2
−エポキシブタン98.59%,テトラヒドロフラン0.22%,
1−ブタノール0.12%,p−キシレン1.01%);フラクシ
ョン3(bp 63℃,4.97g,1,2−エポキシブタン97.83%,
テトラヒドロフラン0.28%,1−ブタノール0.38%,p−キ
シレン1.45%);フラクション4(bp 63〜81℃,3.31g,
1,2−エポキシブタン82.55%,テトラヒドロフラン0.38
%,1−ブタノール5.45%,p−キシレン11.29%)を得
た。フラクション1、2及び3を合して生成物25.55gを
得た。合したフラクションのNMR及びGC分析は1,2−エポ
キシブタン98.39%、ブチルアルデヒド0%、テトラヒ
ドロフラン0.204%、1−ブタノール0.155%、p−キシ
レン1.069%を示した。100%基準の生成物の重量は25.1
4gであった(回収率82.9%)。
例16 窒素パージした250mLのParr耐圧壜にカーボン上5%
パラジウム(Engelhard)0.20g、トルエン40mL及び1,3
−シクロオクタジエンモノエポキシド(純度95.6%)1.
87g(0.0147モル)を充填した。壜をParr振盪機型水素
添加装置中に入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パ
ージした。壜を水素で3.5バールに加圧し、攪拌を始め
た。混合物を52℃に加熱した。3時間後、水素の取り込
みが完了した。溶媒を回転蒸発によって除去して、シク
ロオクテンオキシド1.72gを得た(アッセイ96.7%)
(理論収量1.82g,アッセイ収率91.4%)。
パラジウム(Engelhard)0.20g、トルエン40mL及び1,3
−シクロオクタジエンモノエポキシド(純度95.6%)1.
87g(0.0147モル)を充填した。壜をParr振盪機型水素
添加装置中に入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パ
ージした。壜を水素で3.5バールに加圧し、攪拌を始め
た。混合物を52℃に加熱した。3時間後、水素の取り込
みが完了した。溶媒を回転蒸発によって除去して、シク
ロオクテンオキシド1.72gを得た(アッセイ96.7%)
(理論収量1.82g,アッセイ収率91.4%)。
比較例1 窒素パージした250mLのParr耐圧壜にカーボン上5%
パラジウム(Engelhard)0.25g、テトラヒドロフラン50
mL及び3,4−エポキシ−1−ブテン15.7g(0.224モル)
を充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置に入れ、窒
素で3回、次いで、水素で2回パージした。壜を水素で
3.5バールまで加圧し、攪拌を始めた。温度は反応熱に
よって55℃まで急速に上昇し、50〜55℃に3時間保持
し、その時、水素の取り込みは完了した。粗製混合物の
NMR及びGC分析は以下のことを示した(溶媒を無視):1,
2−エポキシブタン27.0%、ブチルアルデヒド54.8%、
1−ブタノール9.1%。
パラジウム(Engelhard)0.25g、テトラヒドロフラン50
mL及び3,4−エポキシ−1−ブテン15.7g(0.224モル)
を充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置に入れ、窒
素で3回、次いで、水素で2回パージした。壜を水素で
3.5バールまで加圧し、攪拌を始めた。温度は反応熱に
よって55℃まで急速に上昇し、50〜55℃に3時間保持
し、その時、水素の取り込みは完了した。粗製混合物の
NMR及びGC分析は以下のことを示した(溶媒を無視):1,
2−エポキシブタン27.0%、ブチルアルデヒド54.8%、
1−ブタノール9.1%。
比較例2 比較例1によって示されるように、共役エポキシアル
ケン(3,4−エポキシ−1−ブテン)のパラジウム触媒
水素添加の生成物は主にブチルアルデヒドからなるのに
対し、この例は、パラジウムが非共役エポキシアルケン
の対応するエポキシアルカンへの水素添加を触媒するこ
とを示す。
ケン(3,4−エポキシ−1−ブテン)のパラジウム触媒
水素添加の生成物は主にブチルアルデヒドからなるのに
対し、この例は、パラジウムが非共役エポキシアルケン
の対応するエポキシアルカンへの水素添加を触媒するこ
とを示す。
窒素パージした250mLのParr耐圧壜に、カーボン上5
%パラジウム0.20g、テトラヒドロフラン50mL及び1,2−
エポキシオクト−7−エン(純度90.2%)12.6g(0.090
1モル)を充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置に
入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パージした。壜
を水素で3.5バールに加圧し、攪拌を始めた。温度は反
応熱のために29℃から54℃に急速に上昇した。20分後、
水素の取り込みが完了したが、水素添加は45〜50℃及び
2.8バールにおいて2時間続けた。反応混合物のNMR及び
GC分析は二重結合の完全な還元を示し、エポキシド官能
基の減少はなかった(オクタナール、1−又は2−オク
タノールは観察されなかった)。回転蒸発によって溶媒
を除去して、生成物12.4gを無色液体として生成した
(アッセイ82.9%)(理論収量11.6g,アッセイ収率92.2
%)。
%パラジウム0.20g、テトラヒドロフラン50mL及び1,2−
エポキシオクト−7−エン(純度90.2%)12.6g(0.090
1モル)を充填した。壜をParr振盪機型水素添加装置に
入れ、窒素で3回、次いで、水素で2回パージした。壜
を水素で3.5バールに加圧し、攪拌を始めた。温度は反
応熱のために29℃から54℃に急速に上昇した。20分後、
水素の取り込みが完了したが、水素添加は45〜50℃及び
2.8バールにおいて2時間続けた。反応混合物のNMR及び
GC分析は二重結合の完全な還元を示し、エポキシド官能
基の減少はなかった(オクタナール、1−又は2−オク
タノールは観察されなかった)。回転蒸発によって溶媒
を除去して、生成物12.4gを無色液体として生成した
(アッセイ82.9%)(理論収量11.6g,アッセイ収率92.2
%)。
比較例3〜8 3,4−エポキシ−1−ブテンを以下のような他の第VII
I族貴金属触媒の存在下で水素添加する追加の実験を行
った: アルミナ上1%白金−比較例3及び4 カーボン上1%白金−比較例5 アルミナ上5%パラジウム−比較例6及び7 酸化白金−比較例8 比較例3、6及び8は比較例1に記載した方法に従って
3.5バールゲージの初期圧力で実施した。比較例4、5
及び7は例1の方法に従って20.7バールゲージにおいて
実施した。混合物を水素添加し、得られた結果を表III
及びIVに示す。
I族貴金属触媒の存在下で水素添加する追加の実験を行
った: アルミナ上1%白金−比較例3及び4 カーボン上1%白金−比較例5 アルミナ上5%パラジウム−比較例6及び7 酸化白金−比較例8 比較例3、6及び8は比較例1に記載した方法に従って
3.5バールゲージの初期圧力で実施した。比較例4、5
及び7は例1の方法に従って20.7バールゲージにおいて
実施した。混合物を水素添加し、得られた結果を表III
及びIVに示す。
本発明に関連した態様を以下に列挙する。
1.ロジウム触媒の存在下において、γ,δ−エポキシア
ルケン又はγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加
することを含んでなる、エポキシアルカン又はエポキシ
シクロアルカンの製造方法。
ルケン又はγ,δ−エポキシシクロアルケンを水素添加
することを含んでなる、エポキシアルカン又はエポキシ
シクロアルカンの製造方法。
2.式 を有するエポキシアルケンをロジウム触媒の存在下に、
水素添加することを含んでなる、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンを製造するための態様1に記
載の方法。
水素添加することを含んでなる、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンを製造するための態様1に記
載の方法。
3.前記水素添加を担体ロジウム触媒の存在下に、2〜56
バールの圧力及び25〜80℃の温度において水素添加を実
施する態様2に記載の方法。
バールの圧力及び25〜80℃の温度において水素添加を実
施する態様2に記載の方法。
4.担持ロジウム触媒の存在下において、3,4−エポキシ
−1−ブテンを水素添加することを含んでなる1,2−エ
ポキシブタンの製造方法。
−1−ブテンを水素添加することを含んでなる1,2−エ
ポキシブタンの製造方法。
5.前記水素添加を2〜56バールの圧力及び25〜80℃の温
度において実施する態様4に記載の方法。
度において実施する態様4に記載の方法。
6.(1)ロジウム触媒の存在下において、γ,δ−エポ
キシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水
素添加して、(a)エポキシアルカン及びアルデヒド又
は(b)エポキシシクロアルカン及びケトンの混合物を
得;そして (2)ニッケル触媒の存在下において、混合物を水素添
加してアルデヒド又はケトンを対応するアルコールに転
化せしめる 工程を含んでなる、エポキシアルカン又はエポキシシク
ロアルカンの製造方法。
キシアルケン及びγ,δ−エポキシシクロアルケンを水
素添加して、(a)エポキシアルカン及びアルデヒド又
は(b)エポキシシクロアルカン及びケトンの混合物を
得;そして (2)ニッケル触媒の存在下において、混合物を水素添
加してアルデヒド又はケトンを対応するアルコールに転
化せしめる 工程を含んでなる、エポキシアルカン又はエポキシシク
ロアルカンの製造方法。
7.(1)式 を有するエポキシアルケンをロジウム触媒の存在下に水
素添加して、式 を有するエポキシアルカンとアルデヒドとの混合物を
得; (2)該混合物をニッケル触媒の存在下において水素添
加して、アルデヒドを対応するアルコールに転化せし
め;そして (3)該アルコールからエポキシアルカンを分離する工
程を含んでなる、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンを製造するための態様6に記
載の方法。
素添加して、式 を有するエポキシアルカンとアルデヒドとの混合物を
得; (2)該混合物をニッケル触媒の存在下において水素添
加して、アルデヒドを対応するアルコールに転化せし
め;そして (3)該アルコールからエポキシアルカンを分離する工
程を含んでなる、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンを製造するための態様6に記
載の方法。
8.(1)担持ロジウム触媒の存在下において、2〜56バ
ールの圧力及び25〜80℃の温度において、式 を有するエポキシアルケンを水素添加して、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンとアルデヒドとの混合物を
得; (2)該混合物をニッケル触媒の存在下、25〜80℃の温
度及び2〜56バールの圧力において水素添加して、該ア
ルデヒドを対応するアルコールに転化せしめ;そして (3)該アルコールからエポキシアルカンを分離する工
程を含んでなる、エポキシアルカンを製造するための、
態様6に記載の方法。
ールの圧力及び25〜80℃の温度において、式 を有するエポキシアルケンを水素添加して、式 [式中、各Rは水素、低級アルキル又はハロゲンであ
る] を有するエポキシアルカンとアルデヒドとの混合物を
得; (2)該混合物をニッケル触媒の存在下、25〜80℃の温
度及び2〜56バールの圧力において水素添加して、該ア
ルデヒドを対応するアルコールに転化せしめ;そして (3)該アルコールからエポキシアルカンを分離する工
程を含んでなる、エポキシアルカンを製造するための、
態様6に記載の方法。
9.(1)担体ロジウム触媒の存在下に、2〜56バールの
圧力及び25〜80℃の温度において、3,4−エポキシ−1
−ブテンを水素添加して、1,2−エポキシブタンとブチ
ルアルデヒドとの混合物を得; (2)工程(1)で得られた混合物をニッケル触媒の存
在下において、水素添加して、ブチルアルデヒドをブタ
ノールに転化せしめ; (3)1−ブタノールから1,2−エポキシブタンを分離
する工程を含んでなる1,2−エポキシブタンの製造方
法。
圧力及び25〜80℃の温度において、3,4−エポキシ−1
−ブテンを水素添加して、1,2−エポキシブタンとブチ
ルアルデヒドとの混合物を得; (2)工程(1)で得られた混合物をニッケル触媒の存
在下において、水素添加して、ブチルアルデヒドをブタ
ノールに転化せしめ; (3)1−ブタノールから1,2−エポキシブタンを分離
する工程を含んでなる1,2−エポキシブタンの製造方
法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 301/00 C07D 303/00 - 303/04 CA(STN)
Claims (3)
- 【請求項1】担持ロジウム触媒の存在下において、3,4
−エポキシ−1−ブテンを水素添加することを含んでな
る1,2−エポキシブタンの製造方法。 - 【請求項2】前記水素添加を2〜56バールの圧力及び25
〜80℃の温度において実施する請求の範囲第1項に記載
の方法。 - 【請求項3】(1)担持ロジウム触媒の存在下に、2〜
56バールの圧力及び25〜80℃の温度において、3,4−エ
ポキシ−1−ブテンを水素添加して、1,2−エポキシブ
タンとブチルアルデヒドとの混合物を得; (2)工程(1)で得られた混合物をニッケル触媒の存
在下において、水素添加して、ブチルアルデヒドをブタ
ノールに転化せしめ; (3)1−ブタノールから1,2−エポキシブタンを分離
する工程を含んでなる1,2−エポキシブタンの製造方
法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/US1991/009565 WO1993012101A1 (en) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | PROCESS FOR THE SELECTIVE HYDROGENATION OF η,δ-EPOXYALKYLENES TO EPOXYALKANES |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07506803A JPH07506803A (ja) | 1995-07-27 |
JP3045314B2 true JP3045314B2 (ja) | 2000-05-29 |
Family
ID=22226066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04507216A Expired - Lifetime JP3045314B2 (ja) | 1991-12-17 | 1991-12-17 | γ,δ−エポキシアルケンのエポキシアルカンへの選択的水素添加方法 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5077418A (ja) |
EP (1) | EP0639185B1 (ja) |
JP (1) | JP3045314B2 (ja) |
AT (1) | ATE155780T1 (ja) |
CA (1) | CA2124947C (ja) |
DE (1) | DE69126995T2 (ja) |
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