JP3045029U - 防犯補助ロック装置 - Google Patents

防犯補助ロック装置

Info

Publication number
JP3045029U
JP3045029U JP1997006935U JP693597U JP3045029U JP 3045029 U JP3045029 U JP 3045029U JP 1997006935 U JP1997006935 U JP 1997006935U JP 693597 U JP693597 U JP 693597U JP 3045029 U JP3045029 U JP 3045029U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lock
plate
locking device
groove
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1997006935U
Other languages
English (en)
Inventor
司 瀬川
Original Assignee
有限会社ベスト青梅
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 有限会社ベスト青梅 filed Critical 有限会社ベスト青梅
Priority to JP1997006935U priority Critical patent/JP3045029U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3045029U publication Critical patent/JP3045029U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 施開錠時に回動動作のみで出入れ動作が不要
で開閉作業において手間がかからず、容易に破壊するこ
とのできない強固な防犯補助ロック装置を得ること。 【解決手段】 箱形の固定ケース(5)と、固定ケース
(5)に摺動可能な可動ケース(6)と、前端側より鍵
(4)で施開錠可能な可動ケース(6)内に装着された
錠(9)と、カム(13)を有するロックプレート(1
0)と、握り部(32)とL形をなす調節部(31)に
複数の周面溝が刻設されたアーム(3)と、蓋板(1
7)とを備え、カム(13)により施錠時にはアーム
(3)を回動不能とし、開錠時には可動ケース(6)前
面が前記固定ケース(5)より突出しアーム(3)を回
動可能とされている防犯補助ロック装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、自動販売機、公衆電話機、金庫、貴重品収納庫等の防犯対策を要す る重要な取付け箇所に設置する防犯補助ロック装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
防犯対策を要する重要な取付け箇所では、単品の鍵だけでは防犯上不十分であ り、従来は防犯補助ロック装置として例えば扉側と本体側にチェーンを取付けた り、本体側に施錠可能な錠前部より出入れ可能な略L字のアームを用いたりして いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の防犯補助ロック装置は、チェーンは切断され易く、アームを用いたもの はコスト高である上開閉作業に手間がかかり、又施開錠時にはアームの出入れと 回動動作をしなければならず、頻繁に行う作業においては繁雑であった。 本考案は、低コストで、施開錠時に回動動作のみで出入れ動作不要で頻繁に行 う開閉作業において手間がかからず、容易に破壊することのできない強固な防犯 補助ロック装置を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を得るため、 請求項1の考案にあっては、箱形で左右側面には一対の開口部(54、154 )が穿設され前面には略方形開口部(56、156)が穿設され後面より略方形 溝(53、153)が穿設された固定ケース(5、105)と、前記開口部(5 6、156)に摺動可能な箱形本体(61、161)の上下面に隔材(8、10 8)も圧入可能な開口部(68、168、168a)が穿設され該本体(61、 161)の後面から一対の上下円弧部(63、163)と前側直線状のガイド部 (64、164)が連って形成された開口部(65、165)の前側に円筒部( 66、166)が刻設され中心部に鍵操作孔(67、167)が貫通された可動 ケース(6、106)と、前端側より鍵(4)で施開錠可能な内筒(92)が挿 着された外筒(91、191)後端部に円弧面状の仕切板(98、198)が突 設され該内筒(92)の後端に円形突起(99a、199a)が突設された回動 板(99、199)が固着され前記円筒部(66、166)に装着された錠(9 、109)と、長円形の一端円を欠いた切欠部(14、114)が穿設されたカ ム(13、113)を有するロックプレート(10、110)と、握り部(32 )とL形をなす調節部(31)に前記ガイド部(64、164)に嵌着可能な複 数の周面溝が刻設されたアーム(3)と、前記固定ケース(5、105)後面に 着脱可能な蓋板(17)とを備え、前記円形突起(99a、199a)、カム( 13、113)によりロック部(12、112)を前記開口部(68、168) に対し出入りせしめ前記アーム(3)を施錠時に回動不能とし、開錠時に前記可 動ケース(6、106)前面が前記開口部(56、156)より突出し前記アー ム(3)を回動可能とした防犯補助ロック装置により解決した。
【0005】 請求項2の考案にあっては、請求項1に記載の防犯補助ロック装置において、 固定ケース(5)には後面の少なくとも上下位置に溝(52)が刻設され、可動 ケース(6)には本体(61)の上下面後端に前記溝(52)に摺動可能な突起 部(62)が突設され、錠(9)には内筒(92)の後端に対称位置に一対の円 形突起(99a)が突設された回動板(99)が固着され、ロックプレート(1 0)には一対のカム(13)が上下左右対称位置に配設され、前記各溝(52) に遊嵌可能なばね(16)とを備え、前記円形突起(99a)、カム(13)に よりロック部(12)を前記開口部(68)に対し上下に突出可能とし、開錠か ら施錠への復元時には前記ばね(16)の反発力により前記可動ケース(6)前 面を前記開口部(56)内へ復元可能とされている防犯補助ロック装置とするこ とができる。 請求項3の考案にあっては、請求項1に記載の防犯補助ロック装置において、 固定ケース(5)には後面の少なくとも上下位置にT状の溝(152)が刻設さ れ該溝(152)に遊嵌可能な固着具(115)が備えられている防犯補助ロッ ク装置とすることができる。 請求項4の考案にあっては、請求項1〜3のいずれかに記載の防犯補助ロック 装置において、ロックプレート(10、110)は、略方形の基板(12a、1 12a)の前面に固着された同形の固着部(12b、112b)から下方左又は 上方右にずれた位置に略方形カム(13)が連設されている防犯補助ロック装置 とすることができる。 請求項5の考案にあっては、請求項1〜4のいずれかに記載の防犯補助ロック 装置において、アーム(3)は施錠時の向きにおいて上下に渡る円弧面(31a )と上下端部の水平面(31b)と該円弧面(31a)に対向する面が垂直面( 31c)とされた断面略蒲鉾形で、前記円弧面(31a)に前記垂直面(31c )と平行して複数個刻設された上部周面溝(34)の下端部と垂直面をなす下部 周面溝(33)が連設されている防犯補助ロック装置とするのが好ましい。 請求項6の考案にあっては、請求項5に記載の防犯補助ロック装置において、 上部周面溝(34)及び下部周面溝(33)の間隔(Q)は一対のガイド部64 間に整数個がおかれるように選定される防犯補助ロック装置とするのが好ましい 。
【0006】
【考案の実施の形態】
本考案の実施の形態を図面に基づき説明する。 図1は、本考案の防犯補助ロック装置の一例の(a)全体分解斜視図、(b) 前側よりの錠分解斜視図である。 図2は、図1の防犯補助ロック装置の錠前部を示す(a)施錠時平面図、(b )開錠時平面図である。 図3は、図1の防犯補助ロック装置の外観の(a)施錠時概略斜視図、(b) 開錠時概略斜視図、(c)アームのX・X断面図である。 図4は、図3の防犯補助ロック装置の要部の(a)施錠時Y・Y断面図、(b )開錠時Z・Z断面図(c)施錠時W・W断面図である。 図5は、本考案の防犯補助ロック装置の他例の要部分解斜視図である。 以下の説明において、防犯補助ロック装置施開錠の操作をする鍵穴側より見て 、前後、左右として説明する。
【0007】 本考案の一例の防犯補助ロック装置(以下、単にロック装置と略称する。)1 は、錠前部2、アーム3及び鍵4を有している。 図1において、錠前部2は固定ケース5、可動ケース6、ピン7、隔材8、錠 9、ロックプレート10、ばね16、蓋板17、押板18を有している。 固定ケース5は、略直方体状箱形の本体51の後面には上下部に前後方向に略 直方体状の溝52が上下左右対称位置に4箇所刻設され、上及び下部の各左右溝 52、52間に前後方向に略直方体の溝53が上下対称位置に刻設され、溝52 の上下の4箇所隅部にねじ孔55が穿設されている。溝52、53及びねじ孔5 5の各前端は本体51の前側まで貫通しない位置までとされている。本体51の 左右側面には後側平行部に前側円弧部が連なる一対の長円形開口部54が穿設さ れている。本体51の前面には中央部に略方形の可動ケース6が出入れ可能な開 口部56が穿設されている。ここで、開口部54は長円形とせず後述するアーム 3が回動する妨げとならない限り略方形としてもよい。
【0008】 可動ケース6は、本体51の開口部56に摺動し前後に出入り可能な外寸の箱 形本体61の上下面後端に略直方体状の突起部62が上下左右対称位置に4箇所 突設され4箇所の溝52と各摺動可能とされている。本体61の後面から後側上 下円弧部63、63に前側直線状のガイド部64、64が連なり、略正方形の開 口部65が形成されている。開口部65の前側中心部には、円筒部66が刻設さ れ底面中心部に円形の鍵操作孔67が本体61の前面に貫通されている。本体6 1の上下面に左右長手幅の方形開口部68、68が座板8を貫通可能な位置に穿 設され、又開口部68、68の前側近接位置に円形のピン孔69、69が円筒部 66の左右一部を通して本体61上下に貫通するように穿設されている。 ピン7は、焼入れ鋼製でピン孔69、69に圧入可能な直径と長さを有し通常 一対が用いられる。ここのピン7及びピン孔69、69は後述するように錠9を 可動ケース6に固着するために用いられるが、この固着はこれに限定されず他の 手段によってもよい。 隔材8は、鋼板製座板で中央部に方形開口部81が穿設され、板材開口部68 の左右長手幅に圧入可能な幅とされ、前後厚みは後述するロックプレート10が 上下可能な間隙を有する厚みとされている。開口部81は、後述するアーム3の 回動に妨げとなる場合の逃げとして設けられたもので、余裕があれば不要である 。又隔材8は、座板に代えて棒状のピンを用いてもよい。 固定ケース5及び移動ケース6の材質は、異形のため加工性と強度面より、例 えば真鍮、アルミ、鉄鋳物等を用いるのが望ましい。
【0009】 錠9は、図1に示すように、外筒91の内側に内筒92が回動可能に挿着され 、内筒92には表面軸芯方向に複数のピン孔92aが穿設され、前端側より鍵4 が挿着可能に鍵穴92bが貫通され、後周面に係止溝92cが刻設され、係止溝 92cにリング100を嵌着して内筒92の抜止めとされている。外筒91には 、内方よりピン93、ドライバー94及びばね95が挿着可能な複数列のピン孔 91aと、内方よりボール96及びばね95が挿着可能なピン孔91bとが穿設 され、ピン孔91a及び91b外表面に溝91c及び91dが刻設され、溝埋板 97によってピン孔91a内のピン93、ドライバー94及びばね95を押さえ 、ピン91b内のボール96及びばね95を押さえている。 外筒91の後端部には、左右に平行する切欠面を有する略円筒状の隔壁91e の後に円弧面状の仕切板98が突設され、外筒91に挿着された内筒92の後端 に回動板99がビス等の固着具により固着されて内筒92の回動により回動可能 とされている。回動板99は略円形で、後側円周端部対称位置に一対の円形突起 99a、99aが突設され、円形突起99a、99a間に仕切板98の円弧面と 同心の円弧状切込み99bが穿設され、切込み99bの円弧面を仕切板98の円 弧面より中心角で90度大きくなるように取ってある。 錠9は、上記に限定されず例えば特公平6−63393号公報、特開平8−2 84499号公報等に記載のものに仕切板98、回動板99を組込んでもよい。 又鍵4の特に限定はなく、前側より鍵穴92bに挿着して錠9を開閉可能な構 造であれればよく、ピン孔91a、ピン孔91bの個数と配設箇所は鍵4の使用 勝手に合わせて選択可能であるが、鍵穴92bを十字溝とし、鍵4は開錠時には 取外し不可能の構造とするのが安全上望ましい。
【0010】 ロックプレート10は、略方形の鋼板製基板部12aとその前面に固着された 同形の固着部12bとでロック部12が形成され、固着部12b下方左(又は上 方右)にずれた位置に略方形のカム13、13が連設され、カム13、13はロ ック部12左右中心線の下方側(又は上方側)より長円形の一端円を欠いた形状 の切欠部14が穿設され、後述するように組立て時には上下左右対称位置に配設 されて用いる。 ばね16は、4箇所の溝52に遊嵌され4箇所の突起部62に弾撥力を加えて に付勢するように直径と長さが選定され溝52内に挿着される。 蓋板17は、箱形の本体51の後面を被覆可能な大きさの略方形状の鋼板製で 四隅にねじ孔55に芯を合わせ僅かに大径の丸孔19が穿設され、例えばボルト 等の固着具15によって本体51に着脱可能とされている。 押え板18は、蓋板17と同様の大きさの略方形状の鋼板製で四隅にねじ孔5 5に芯を合わせ僅かに大径の丸孔19が穿設され、固着具15によってロック装 置1の取付け箇所に着脱可能とされている。又図4に示す通り、外周に沿ってフ ランジ付きとし蓋板17端面を覆うこととしてもよい。押え板18は、ロック装 置1の取付け箇所によって、必要により用いられる。
【0011】 アーム3は、図3(a)〜(c)に示す通り、施錠時の向きにおいて上下に渡 る部分は円弧面31aとされ、上下端部は水平面31bとされ、円弧面31aに 対向する面が垂直面31cとされた断面略蒲鉾形の調節部31とこれに対しL形 に通常90度曲げて連設された前記同様の断面略蒲鉾形の握り部32と、必要に より調節部31の握り部32と反対側端部の円弧面31a略頂部に突設された円 筒状の金属製ストッパー35とを有している。 円弧面31aには垂直面31cと平行し長手方向の幅Pの上部溝周面34が等 間隔Qで複数個刻設され、下端部で上部周面溝34と垂直面をなす下部周面溝3 3が各上部周面溝34に連設されている。 上部周面溝34及び下部周面溝33の幅Pは可動ケース6のガイド部64に嵌 着可能なように幅pより僅かに大きくとられ、間隔Qは後述するロック装置1組 立ての際にガイド部64、64間に整数個の上部周面溝34及び下部周面溝33 がおかれるように選定される。 上部周面溝34及び下部周面溝33の全体数は、調節部31の長手方向に目一 杯とれるだけ多数とした方が、ロック装置1の大きさの異なる各種設置箇所に柔 軟に対応可能で好ましく、間隔Qを出来るだけ小さくとりガイド部64、64間 におかれる上部周面溝34及び下部周面溝33の数を多くとれば調節部31の微 調整が可能であり好ましい。 アーム3の材質は、防犯上から強固であることが必要で、金属製で例えば鋼、 鉄鋳物、真鍮等が用い得る。
【0012】 次に、図5についてロック装置1を簡略化したロック装置101を説明する。 各構成要素はロック装置1で説明した対応する構成要素に100をを加えた符号 を付し、同様な要素については同一符号を用い、図示及び説明は省略する。 ロック装置101は錠前部102、アーム3及び鍵4を有している。錠前部1 02は、固定ケース105、可動ケース106、ピン107、隔材108、錠1 09、ロックプレート110、固着具115、蓋板17、必要により押板18を 有している。 固定ケース105は、略直方体状箱形の本体151の後面よりT状の溝152 が上下左右対称位置に4箇所刻設され、上部の左右溝152、152間に前後方 向に略直方体の溝153が刻設されている。本体151の左右側面には一対の略 方形開口部154が穿設されている。本体151の前面には中央部に略方形の可 動ケース106が出入れ可能な開口部156が穿設されている。ここで、開口部 154はアーム3が回動する妨げとならない限り方形とせず前記した開口部54 と同じ長円形としてもよい。 可動ケース106は、本体151の開口部156に摺動し前後に出入り可能な 外寸の箱形本体161の後面から後側上下円弧部163、163に前側直線状の ガイド部164、164が連なり、略正方形の開口部165が形成されている。 開口部165の前側中心部には、円筒部166が刻設され底面中心部に円形の鍵 操作孔167が本体161の前面に貫通されている。本体161の上面に左右長 手幅の方形開口部168が穿設され、開口部168の前側近接位置に円形のピン 孔169、169が円筒部166の左右一部を通して本体161上下に貫通する ように穿設されている。開口部168の後側隣接位置にピン状の隔材108を貫 通可能な円弧状開口部168aが連設されている。 ピン107は、焼入れ鋼製でピン孔169、169に圧入可能な直径と長さを 有し通常一対が用いられる。ここのピン107及びピン孔169、169は錠1 09を可動ケース106に固着するために用いられるが、これに限定されず他の 手段によってもよい。
【0013】 錠109は、外筒191の内側に内筒(図示せず)が回動可能に挿着され、内 筒には前端側より鍵4が挿着可能に鍵穴(図示せず)が貫通され、外筒191の 後端部には、左右に平行する切欠面を有する略円筒状の隔壁91eの後に円弧面 状の仕切板198が突設され、外筒191に挿着された内筒の後端に回動板19 9がビス等の固着具により固着されて内筒の回動により回動可能とされている。 回動板199は略円形で、後側円周端部に1個の円形突起199aが突設され、 仕切板198の円弧面と同心の円弧状切込み199bが穿設され、切込み199 bの円弧面を仕切板198の円弧面より中心角で90度大きくなるように取って ある。錠109のその他の構成は前記した錠9と同様である。 ロックプレート110は、略方形の鋼板製基板部112aとその前面に固着さ れた同形の固着部112bとでロック部112が形成され、固着部112b下方 の一方にずれた位置に略方形のカム113が連設され、カム113はロック部1 12左右中心線の下方側より長円形の一端円を欠いた形状の切欠部114が穿設 され、前記したロックプレート10の一対と異なり1個とされている。 アーム3、鍵4、蓋板17及び押え板18はロック装置1で説明したと同様で ある。 ばね6は、ロック装置101では使用されず、一方、固定ケース105のT状 の溝152に嵌挿可能で先端部に蓋板17及び押え板18を固着可能なねじが刻 設された例えば頭付ボルトの固着具115が4個備えられている。 ロック装置1とロック装置101の各構成要素は、適宜入替えて使用可能であ り、又左右上下対称位置に配設されている各構成要素は必ずしも対称でなくても よい。
【0014】 次に、ロック装置1の組立て及び作動について説明する。 予め錠9の外筒91の内側に鍵穴92bを前側にして内筒92を挿着し、係止 溝92cにリング100を嵌着して内筒92を抜止セットし、内筒92の後端に 回動板99を固着具により固着し、錠9を図2(b)に示す開錠状態即ちカム1 3、13の切欠部14、14最奥部に円形突起99a、99aが左右水平位置に しておかれ、円筒部66に錠9の鍵穴92bを前側にして嵌着し、隔壁91e左 右に平行する切欠面とピン孔69、69を合わせた空間にピン7、7を圧入して 錠9を可動ケース6に固着する。カム13、13に連設された固着部12b、1 2bに基板12a、12aを重合わせ例えばビス等の固着具によって固着してロ ック部12とし表裏面には突出部のないようにしておく。ロックプレート10上 下部のロック部12は開口部68、68から上下するが、開口部68、68との 間隙後側に隔材8を上方より圧入しロック部12の後面をガイドし安定的に作動 可能とする。 固定ケース5の4箇所の各溝52にそれぞればね16を嵌挿して、固定ケース 5の開口部56後側より可動ケース6の本体61前側を嵌着し各突起部62、溝 52及び本体61の上下面間の空間にばね16が僅かな圧縮状態に保持される。 次に、鍵穴92bより鍵4を挿着回動して錠9を図2(a)に示す施錠状態即 ちロック部12が開口部68、68上下に突出するようにする。 可動ケース6のガイド部64、64にアーム3の上部周面溝34及び下部周面 溝33のいずれかを嵌着する。このときアーム3は調節部31及び握り部32共 水平におかれている。 最後に、固着具15を蓋板17及び押板18の丸孔19に通しねじ孔55に螺 着することにより、ロック装置1の取付け箇所Aに固着する。 蓋板17、押板18の固着はねじ孔55との組合わせによらず他の手段によっ て着脱可能としてもよい。
【0015】 施錠時におけるロック装置1の状態は、図2(a)、図3(a)、図4(a) に示す通りで、鍵穴92bより鍵4を挿着回動して錠9を施錠状態即ちカム13 、13の切欠部14、14最奥部に円形突起99a、99aが左右水平位置にお かれ、その結果ロック部12は開口部68、68上下に突出され可動ケース6の 動きを封じ、ばね16は僅かに圧縮されたまま保持されており、このときアーム 3の調節部31は可動ケース6の円弧部63とガイド部64、64と蓋板17に 囲まれて強固にロックされ、握り部32は調節部31に対し90度曲がって水平 におかれるので、取付け箇所Aは強固にロックされている。 開錠時におけるロック装置1の状態は、図2(b)、図3(b)、図4(b) に示す通りで、鍵穴92bより鍵4を挿着回動して錠9を開錠状態即ちカム13 、13の切欠部14、14入口付近に円形突起99a、99aが上下位置におか れ、その結果ロック部12は開口部68、68内に引込み、可動ケース6の円弧 部63とガイド部64、64と蓋板17に囲まれた空間にある調節部31は、握 り部32をロック解除方向Dに回転することにより、可動ケース6はロック部1 2に妨げられることなく固定ケース5の前面の開口部56から突出し、握り部3 2は容易にロック解除方向Dに90度回転可能となり、調節部31は水平に握り 部32は下方垂直におかれ、その結果取付け箇所Aのロックは解除される。この ときばね16は強く圧縮状態とされている。もし調節部31の軸方向に引抜力が 加わってもストッパー35が突設されているので、錠前部2からのアーム3の脱 落は防止できる。 取付け箇所Aにおける開錠中の作業終了後、開錠より施錠への復元時における ロック装置1の状態は、握り部32をロック方向Uに90度回転し施錠時の状態 に戻すと、強い圧縮状態にあったばね16の反発力によって開口部56から突出 していた可動ケース6前面が固定ケース5と略面一の前記施錠時の位置までに復 元し、鍵4により施錠をして一連の開施錠作業を終了する。 鍵4を開錠時には取外し不可能の構造としておけば、開錠時には常に鍵穴92 bに鍵4が挿着されており判断ミスが生ずることがない。
【0016】 次に、ロック装置101の組立て及び作動について説明する。 予め錠109の外筒191の内側に鍵穴を前側にして内筒を挿着し抜止セット し、内筒の後端に回動板199を固着具により固着し、錠109を開錠状態即ち カム113の切欠部114最奥部に円形突起99a左右水平位置にしておかれ、 円筒部166に錠109の鍵穴を前側にして嵌着し、隔壁191e左右に平行す る切欠面とピン孔169、169を合わせた空間にピン107、107を圧入し て錠109を可動ケース106に固着する。カム113に連設された固着部11 2b、12bに基板112aを重合わせ固着具によって固着してロック部112 とし表裏面には突出部のないようにしておく。ロックプレート110のロック部 112は開口部68から上下するが、開口部68との間隙後側に隔材108を上 方より圧入しロック部112の後面を安定的に作動可能とする。 次に、鍵穴より鍵4を挿着回動して錠109を施錠状態即ちロック部112が 開口部168上に突出するようにする。 可動ケース106のガイド部164、164にアーム3の上部周面溝34及び 下部周面溝33のいずれかを嵌着する。このときアーム3は調節部31及び握り 部32共水平におかれている。 最後に、固定ケース5の4箇所の溝152に嵌挿した固着具115のねじを蓋 板17及び押板18の丸孔19を通して螺着することにより、ロック装置101 の取付け箇所Aに固着する。
【0017】 施錠時におけるロック装置101の状態は、鍵穴より鍵4を挿着回動して錠1 09を施錠状態即ちカム113の切欠部114最奥部に円形突起199aが左右 水平位置におかれ、その結果ロック部112は開口部168上に突出され可動ケ ース106の動きを封じ、このときアーム3の調節部31は可動ケース106の 円弧部163とガイド部164と蓋板17に囲まれて強固にロックされ、握り部 32は調節部31に対し90度曲がって水平におかれるので、取付け箇所Aは強 固にロックされている。 開錠時におけるロック装置101の状態は、鍵穴より鍵4を挿着回動して錠1 09を開錠状態即ちカム113の切欠部114入口付近に円形突起199aが上 下位置におかれ、その結果ロック部112は開口部168内に引込み、可動ケー ス106の円弧部163とガイド部164と蓋板17に囲まれた空間にある調節 部31は、握り部32をロック解除方向に回転することにより、可動ケース10 6はロック部112に妨げられることなく固定ケース105の前面の開口部15 6から突出し、握り部32は容易にロック解除方向に90度回転可能となり、調 節部31は水平に握り部32は下方垂直におかれ、その結果取付け箇所Aのロッ クは解除される。 取付け箇所Aにおける開錠中の作業終了後、開錠より施錠への復元時における ロック装置101の状態は、握り部32をロック方向に90度回転し施錠時の状 態に戻し、開口部156から突出していた可動ケース106前面を固定ケース1 05と略面一の前記施錠時の位置まで押圧して復元せしめて、鍵4により施錠を して一連の開施錠作業を終了する。
【0018】
【考案の効果】
本考案の防犯補助ロック装置は、低コストで、施開錠時には回動動作のみで出 入れ動作不要であり、頻繁に行う開閉作業において手間がかからず、容易に破壊 することのできない強固な構造を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の防犯補助ロック装置の一例の(a)全
体分解斜視図、(b)前側よりの錠分解斜視図である。
【図2】図1の防犯補助ロック装置の錠前部を示す
(a)施錠時平面図、(b)開錠時平面図である。
【図3】図1の防犯補助ロック装置の外観の(a)施錠
時概略斜視図、(b)開錠時概略斜視図、(c)アーム
のX・X断面図である。
【図4】図3の防犯補助ロック装置の要部の(a)施錠
時Y・Y断面図、(b)開錠時Z・Z断面図(c)施錠
時W・W断面図である。
【図5】本考案の防犯補助ロック装置の他例の要部分解
斜視図である。
【符号の説明】
1、101 防犯補助ロック装置 2、102 錠前部 3 アーム 31 調節部 31a 円弧面 32b 水平面 32c 垂直面 32 握り部 33 下部周面溝 34 上部周面溝 35 ストッパー 4 鍵 5、105 固定ケース 51、61、151、161 本体 52、53、152、153 溝 54、56、65、68、81 開口部 154、156、165、168、168a 開口部 55 ねじ孔 6、106 可動ケース 62 突起部 63、163 円弧部 64、164 ガイド部 66、166 円筒部 67、167 鍵操作孔 69、91a、91b、92a、169 ピン孔 7、93、107 ピン 8、108 隔板 9、109 錠 91、191 外筒 91c、91d 溝 91e 隔壁 92 内筒 92b 鍵穴 92c 係止溝 94 ドライバー 96 ボール 97 溝埋板 98、198 仕切板 99、199 回動板 99a、199a 突起 99b、199b 切込み 10、110 ロックプレート 12、112 ロック部 12a、112a 基板部 12b、112b 固着部 13、113 カム 14、114 切欠部 15、115 固着具 16、95 ばね 17 蓋板 18 押板 19 丸孔 A 取付け箇所 D ロック解除方向 U ロック方向

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱形で左右側面には一対の開口部(5
    4、154)が穿設され前面には略方形開口部(56、
    156)が穿設され後面より略方形溝(53、153)
    が穿設された固定ケース(5、105)と、前記開口部
    (56、156)に摺動可能な箱形本体(61、16
    1)の上下面に隔材(8、108)も圧入可能な開口部
    (68、168、168a)が穿設され該本体(61、
    161)の後面から一対の上下円弧部(63、163)
    と前側直線状のガイド部(64、164)が連って形成
    された開口部(65、165)の前側に円筒部(66、
    166)が刻設され中心部に鍵操作孔(67、167)
    が貫通された可動ケース(6、106)と、前端側より
    鍵(4)で施開錠可能な内筒(92)が挿着された外筒
    (91、191)後端部に円弧面状の仕切板(98、1
    98)が突設され該内筒(92)の後端に円形突起(9
    9a、199a)が突設された回動板(99、199)
    が固着され前記円筒部(66、166)に装着された錠
    (9、109)と、長円形の一端円を欠いた切欠部(1
    4、114)が穿設されたカム(13、113)を有す
    るロックプレート(10、110)と、握り部(32)
    とL形をなす調節部(31)に前記ガイド部(64、1
    64)に嵌着可能な複数の周面溝が刻設されたアーム
    (3)と、前記固定ケース(5、105)後面に着脱可
    能な蓋板(17)とを備え、前記円形突起(99a、1
    99a)、カム(13、113)によりロック部(1
    2、112)を前記開口部(68、168)に対し出入
    りせしめ前記アーム(3)を施錠時に回動不能とし、開
    錠時に前記可動ケース(6、106)前面が前記開口部
    (56、156)より突出し前記アーム(3)を回動可
    能としたことを特徴とする防犯補助ロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の防犯補助ロック装置に
    おいて、固定ケース(5)には後面の少なくとも上下位
    置に溝(52)が刻設され、可動ケース(6)には本体
    (61)の上下面後端に前記溝(52)に摺動可能な突
    起部(62)が突設され、錠(9)には内筒(92)の
    後端に対称位置に一対の円形突起(99a)が突設され
    た回動板(99)が固着され、ロックプレート(10)
    には一対のカム(13)が上下左右対称位置に配設さ
    れ、前記各溝(52)に遊嵌可能なばね(16)とを備
    え、前記円形突起(99a)、カム(13)によりロッ
    ク部(12)を前記開口部(68)に対し上下に突出可
    能とし、開錠から施錠への復元時には前記ばね(16)
    の反発力により前記可動ケース(6)前面を前記開口部
    (56)内へ復元可能とされていることを特徴とする防
    犯補助ロック装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の防犯補助ロック装置に
    おいて、固定ケース(5)には後面の少なくとも上下位
    置にT状の溝(152)が刻設され該溝(152)に遊
    嵌可能な固着具(115)が備えられていることを特徴
    とする防犯補助ロック装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の防犯補
    助ロック装置において、ロックプレート(10、11
    0)は、略方形の基板(12a、112a)の前面に固
    着された同形の固着部(12b、112b)から下方左
    又は上方右にずれた位置に略方形カム(13)が連設さ
    れていることを特徴とする防犯補助ロック装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の防犯補
    助ロック装置において、アーム(3)は施錠時の向きに
    おいて上下に渡る円弧面(31a)と上下端部の水平面
    (31b)と該円弧面(31a)に対向する面が垂直面
    (31c)とされた断面略蒲鉾形で、前記円弧面(31
    a)に前記垂直面(31c)と平行して複数個刻設され
    た上部周面溝(34)の下端部と垂直面をなす下部周面
    溝(33)が連設されていることを特徴とする防犯補助
    ロック装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の防犯補助ロック装置に
    おいて、上部周面溝(34)及び下部周面溝(33)の
    間隔(Q)は一対のガイド部64間に整数個がおかれる
    ように選定されることを特徴とする防犯補助ロック装
    置。
JP1997006935U 1997-07-02 1997-07-02 防犯補助ロック装置 Expired - Lifetime JP3045029U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997006935U JP3045029U (ja) 1997-07-02 1997-07-02 防犯補助ロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1997006935U JP3045029U (ja) 1997-07-02 1997-07-02 防犯補助ロック装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3045029U true JP3045029U (ja) 1998-01-23

Family

ID=43179433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1997006935U Expired - Lifetime JP3045029U (ja) 1997-07-02 1997-07-02 防犯補助ロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3045029U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660243U (ja) * 1993-01-27 1994-08-19 株式会社白山製作所 フラットフロアケーブルの立上げ具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0660243U (ja) * 1993-01-27 1994-08-19 株式会社白山製作所 フラットフロアケーブルの立上げ具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101756565B1 (ko) 개선된 회전식 차단 장치
US20060032280A1 (en) Pick-resistant wafer tumbler lock with sidebars
US3765199A (en) Lock anti-pick device
US5094488A (en) Deadbolt latch assembly
US4813250A (en) Lock device with concealed mounting screws
JP2001526337A (ja) 南京錠
JP2002177586A (ja) パチンコ機の錠装置
WO2007122609A1 (en) Padlock hasp assembly
JP2022519427A (ja) ロックアセンブリ
US8607844B2 (en) Structure for assembling and disassembling partition members
WO2008157314A1 (en) Lock cylinder with locking member
KR20060133938A (ko) 레버형 도어록의 잠금버튼
JP3045029U (ja) 防犯補助ロック装置
US4942748A (en) Security mechanism for telephone paystations
JP3919065B2 (ja) サイドバーシリンダ錠
KR20170027554A (ko) 도어록 장치
JP3087024B2 (ja) パチンコ機の施錠装置
US6854307B2 (en) Lock-picking prevention apparatus
WO2000049255A1 (en) Lock device
JP4832194B2 (ja) 遊技機用施錠装置
JP2004339704A (ja) ドア錠
EP4345230A1 (en) Handle lock assembly having an interchangeable handle
JP2007113332A (ja) 扉用錠装置
GB2210656A (en) A lock
JPH036775Y2 (ja)