JP3044554U - 神功膝当て - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 膝関節機能を保護するとともに、リューマ
チ、リューマチイド、膝関節の捻挫、膝関節周囲の軟部
組織の損傷、筋肉などを傷めることなどによる膝関節の
腫れ、疼痛、運動制限および風、寒、湿邪の侵入による
肢体の痺れ、重い、屈伸不利などの症状に治療作用が見
られ、しかも、装着時にかなり楽な感じが出てくる神功
膝当てを提供する。 【解決手段】 本考案の膝当ては、医療保健用の薬芯を
結合した構造であり、膝当て片の内側には薬芯９を有す
る薬袋８が配置されている。本考案の神功膝当ては、薬
芯９が正方形または長方形を呈し、空気の透りやすい棉
布と保健薬とは薬を浸かった薬用棉で作ったものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は神功膝当てに関する。さらに詳しくは外科用医療保健用品である神功 膝当てに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の膝当ては、弾力性を有する布を基礎材料として互いに重なっている形の ものが作製されていた。このような膝当てをはくのは損傷を防ぎ、膝関節を保護 する作用を持っているためであるが、リューマチ、リューマチイド（ｒｈｅｕｍ ａｔｏｉｄ）、膝関節の捻挫、膝関節周囲の軟部組織の損傷、筋肉などを傷める ことなどによる膝関節の腫れ、疼痛、運動制限および風、寒、湿邪の侵入による 肢体の痺れ、重い、活動不利などの症状にはほとんど効かない。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の目的は従来技術の不足の点を克服し、外科用医療保健薬と膝当てとを 一体にし、外科用医療保健効果のよい神功膝当てを提供することにある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

前記の目的を達成するために、本考案の神功膝当ては、中国医薬の四気五味、 経絡、つぼ、および陰陽、気血、臓腹関係という理論と「内病外治」の原理によ って造られている。

【０００５】 本考案の請求項１の神功膝当ては、膝当て片（１）の内側に薬芯（９）を有す る薬袋（８）が配置されてなることを特徴とするものである。

【０００６】 本考案の請求項２の神功膝当ては、前記膝当て片（１）の片側の中央は凹円弧 状構造を呈し、両側は凸円弧状構造を呈し、その上凸円弧（１ｂ）にはゴムバン ド掛け（４）を連設し、前記凹円弧（１ａ）の下側にバンド掛け（５）を連設す ることを特徴とするものである。

【０００７】 本考案の請求項３の神功膝当ては、前記膝当て片（１）の外と、前記ゴムバン ド掛け（４）およびバンド掛け（５）の内側の端部に、それぞれにセットになる 接着布（２、３、６、７）を設置することを特徴とするものである。

【０００８】 本考案の請求項４の神功膝当ては、前記膝当て片（１）はタオル地で作られた もので、前記薬袋（８）は空気の透りやすい棉布で作られたものであることを特 徴とするものである。

【０００９】 本考案の請求項５の神功膝当ては、前記薬芯９が正方形または長方形を呈し、 空気の透りやすい棉布１０、１３、保健薬１１および薬を浸かった薬用棉１２で 作ったもので、保健薬１１は棉布１０と薬用棉１２との間に位置し、棉布１３は 薬用棉１２の外に位置し、裏から外へ棉布１０、保健薬１１、薬用棉１２および 棉布１３の順番で縫い合わせたものであることを特徴とするものである。

【００１０】 本考案の請求項１の膝当てによれば、膝当て片１の内側には薬芯９を有する薬 袋８が配置されているため、抗炎、鎮疼、活血化淤の作用が明らかである。だか ら、局部と全身の血液循環を改善し、局部のつぼの温度を調節し、体の免疫機能 を高めることできるだけなく、安全であり、毒副作用（有毒な副作用）もない。 また、皮膚に対する激性（刺激を有すること）も皮膚のアレルギー反応もない。 この神功膝当てを使用すれば、リューマチ、リューマチイド（rheumatoid）、膝 関節の捻挫、膝関節周囲の軟部組織の損傷、筋肉などを傷めることなどによる膝 関節の腫れ、疼痛、運動制限および風、寒、湿邪の侵入による肢体の痺れ、重い 、屈伸不利などの症状に顕著な保健および治療作用が認められる。

【００１１】 本考案の請求項２の膝当てによれば、バンド掛けを用いることにより、使用す る患者にゆったりした感じをさせられる。

【００１２】 また、本考案の請求項３の膝当ての構造を採用すれば、バンドを固定する位置 を調節することにより、患者が弾力度を自由に調節できる。

【００１３】 また、本考案の請求項４の膝当ての構造を採用すれば、温和保持と薬の匂いの 放散を防ぐことができる。

【００１４】

【考案の実施の形態】

以下、図面を参照しながら本考案の神功膝当てをさらに詳細に説明する。

【００１５】 実施例１ 図１〜３に示されるように、本実施例の神功膝当ての薬芯９は正方形または長 方形の形をして、空気の透りやすい棉布１０、１３と保健薬１１と薬を浸かった 薬用棉１２とで作ったもので、裏から外へ棉布１０、保健薬１１、薬用棉１２、 および棉布１３の順番である。膝当て片１の内側には薬芯９を有する薬袋８が配 置されている。膝当て片１の片側の中央は凹円弧状構造を呈し、両側は凸円弧状 構造を呈し、その上凸円弧１ｂにはゴムバンド（ｂａｎｄ）掛け４が連設され、 下部、具体的には凹円弧１ａの下側にはバンド（ｂａｎｄ）掛け５が連設されて いる。膝当て片１の外とゴムバンド掛け４およびゴムバンド掛け５の内側の端部 にそれぞれにセットになる接着布（いわゆる、マジックテープと呼ばれるもので ある）２、３、６、７（すなわち、接着布３と接着布６とがセットになり、接着 布２と接着布７とがセットになる）が設置されている。膝当て片１は、タオル地 で作られたもので、薬袋８は空気の透りやすい棉布で作られたものである。

【００１６】 本考案の神功膝当ての主要機能として、精、気、神を滋養し、陰陽のバランス を取り、扶正去邪（正気を強くし、邪気を駆除する）、去風散寒（風邪を除去し 、寒気を駆去する）、通筋活絡、活血伸筋（血を流暢させ、筋肉を伸ばさせる） 去於生筋（於血を駆去し、筋肉を栄養する）、消腫止痛、強筋健骨などがある。

【００１７】 本考案の神功膝当ての保健および治療の作用として、リューマチ、リューマチ イド、膝関節の捻挫、膝関節周囲の軟部組織の損傷、筋肉などを傷めることなど による膝関節の腫れ、疼痛、運動制限および風、寒、湿邪の侵入による肢体の痺 れ、重い、屈伸不利などの症状に治療できる。

【００１８】 本実施例の神功膝当てを使用するばあい、薬袋８を膝の皮膚に直接に接触させ 、薬芯９を膝関節の内、外膝眼というつぼにかっちりとあわせる（正確に位置を 合わせる）ことにより、使用される。

【００１９】 実施例２ 本実施例の膝当ては、市販される膝当ての内側に、膝を覆うように薬芯を縫着 したものである。

【００２０】

【考案の効果】

本考案の膝当ては、従来の膝当てと比べたばあい、医療保健用の薬芯を膝当て に結合する構造によって、膝関節機能を保護するとともに、リューマチ、リュー マチイド、膝関節の捻挫、膝関節周囲の軟部組織の損傷、筋肉などを傷めること などによる膝関節の腫れ、疼痛、運動制限および風、寒、湿邪の侵入による肢体 の痺れ、重い、屈伸不利などの症状に治療作用および効果が見られる。しかも、 本考案の神功膝当てを付ければ、かなり楽な感じが生じてくる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の神功膝当ての一実施例の正面図であ
る。

【図２】本考案の神功膝当ての一実施例の背面図であ
る。

【図３】本考案の神功膝当ての一実施例の内部構造の説
明図である。

【符号の説明】

１ 膝当て片 ８ 薬袋 ９ 薬芯

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 膝当て片（１）の内側に薬芯（９）を有
   する薬袋（８）が配置されてなることを特徴とする神功
   膝当て。
2. 【請求項２】 前記膝当て片（１）の片側の中央は凹円
   弧状構造を呈し、両側は凸円弧状構造を呈し、その上凸
   円弧（１ｂ）にはゴムバンド掛け（４）を連設し、前記
   凹円弧（１ａ）の下側にバンド掛け（５）を連設するこ
   とを特徴とする請求項１記載の神功膝当て。
3. 【請求項３】 前記膝当て片（１）の外と、前記ゴムバ
   ンド掛け（４）およびバンド掛け（５）の内側の端部
   に、それぞれにセットになる接着布（２、３、６、７）
   を設置することを特徴とする請求項２記載の神功膝当
   て。
4. 【請求項４】 前記膝当て片（１）はタオル地で作られ
   たもので、前記薬袋（８）は空気の透りやすい棉布で作
   られたものであることを特徴とする請求項１記載の神功
   膝当て。
5. 【請求項５】 前記薬芯（９）が正方形または長方形を
   呈し、空気の透りやすい棉布（１０、１３）、保健薬
   （１１）および薬を浸かった薬用棉（１２）で作ったも
   ので、保健薬（１１）は棉布（１０）と薬用棉（１２）
   との間に位置し、棉布（１３）は薬用棉（１２）の外に
   位置し、裏から外へ棉布（１０）、保健薬（１１）、薬
   用棉（１２）および棉布（１３）の順番で縫い合わせた
   ものであることを特徴とする請求項１記載の神功膝当
   て。