JP3044514B2 - 画像圧縮用量子化装置 - Google Patents

画像圧縮用量子化装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル画像を圧縮し
て伝送・記録する際に用いる画像符号化において、従来
の符号化方式との互換性を保ちつつ、圧縮効率を向上す
る画像圧縮用量子化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル画像の圧縮符号化方法として、
画像をN×N画素のブロックに分割し、ブロックごとに
直交変換を行うことで得られる変換係数を量子化,符号
化する方法が国際標準化され、主流となってきている。
このような変換符号化は非可逆圧縮方式であり、復号化
した画像に発生する符号化歪をある程度許容することで
高能率な符号化を達成しているため、圧縮効率のほとん
どは量子化と可変長符号化で決定される。それゆえ図6
に典型的構成例を示すような、場合分けに基づく量子化
アルゴリズムが提案され、効果が確認されてきた。この
ような量子化アルゴリズムでは、量子化の前段階でブロ
ックの特徴抽出手段60により符号化対象ブロックの特徴
を抽出し、それぞれの特徴に応じて適応量子化手段61で
量子化する構成を基本としているため、圧縮効率は符号
化対象ブロックの特徴抽出手段60に大きく依存してい
る。したがって、特徴抽出手段について多くの提案がさ
れてきたが、量子化手段そのものの特性を議論したもの
は少ない。
【0003】図7は一般的な量子化手段における量子化
ステップQの場合の量子化特性を示している。この量子
化手段では量子化演算によって発生する端数を四捨五入
で整数に丸めるため、丸めによる誤差Δの範囲は−Q/
2≦Δ<Q/2となって、端数が量子化ステップQの半
分のときに最大となっている。このような量子化手段に
おける丸めの問題点に着目し、丸めの閾値を変更するこ
とで圧縮効率を向上する量子化手段として、特開平4−
297185号公報があり、国際標準との互換性を考慮したも
のを提案している。この方法は図8に示すように、量子
化演算で発生する小数点以下の端数3ビットを参照する
ことで丸めの閾値を5Q/8とし、四捨五入による丸め
の閾値Q/2よりも大きく設定することで、量子化演算
結果が小さくなるように丸めている。このように丸めの
閾値を大きくとることで丸めによる誤差Δの範囲は−5
Q/8≦Δ<5Q/8となって、四捨五入の場合に比べ
て最大の絶対誤差はQ/8だけ増加する。しかしながら
後段に可変長符号化手段を組み合わせて使用するような
場合、より短い符号が割り当てられるために圧縮効率の
向上が達成できるとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
量子化手段を実際のハードウエアで実現する場合、回路
規模や演算速度などの観点から、実数による除算を実行
して理想的に量子化することは非常に困難である。
【0005】
【外1】 それゆえ図5に示すように、量子化ステップQの逆数R
を2倍して小数点以下
【0006】を四捨五入で丸めたKビット固定小数点近
似の逆数Rrを用いて、量子化演算を整数の乗算で実行
することが広く行われてきた。このとき、Kビット固定
小数点近似による逆数Rrは2のべき乗の逆数の和で表
現されるため、量子化ステップQが2のべき乗となる特
別な場合を除いて、真の逆数Rに対して
【0007】
【外2】 −1/2K+1<δr≦1/2K+1の範囲で近似誤差
δrを生じる。
【0008】この近似誤差δrは量子化ステップQによ
って正あるいは負にばらつくため、量子化演算する際の
丸め閾値が変動し、目的とする量子化特性が実現できな
いことになる。したがって一般的な量子化特性も前述の
特開平4−297185号公報で提案されているような圧縮効
率の向上を狙った量子化方法も効果的に作用しなくなる
など、実施上の課題が発生する。この課題を圧縮効率の
観点から見ると、逆数RのKビット固定小数点近似の際
に四捨五入で小数点以下が切り上げられるような場合、
等価的な量子化ステップは目的とする量子化ステップQ
より小さくなって、量子化演算結果が実数の除算による
理想的な量子化演算結果に比べて大きめに計算されるこ
とになる。すなわち、量子化後のデータが大きくなり、
後段の可変長符号化手段でより長い符号が割り当てられ
るため、圧縮効率が低下してしまうことになる。
【0009】また、図7に示すような一般的な量子化特
性を実現しようとする場合、規模の大小はあるものの特
別な処理が必要となる課題がある。国際標準方式のDS
P(digital signal processor)化やLSI化が進んでい
る今日、従来から用いられている標準的な量子化回路を
そのまま利用することによって圧縮効率を向上すること
ができれば、装置の小型化や低コスト化が容易に実現で
き、実用上極めて有用である。本発明は、上記従来の課
題を解決するものであり、直交変換と可変長符号化を用
いた各種符号化標準と完全に互換性を保つとともに、圧
縮効率を向上することが可能な画像圧縮用量子化装置を
実現することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像圧縮用量子化装置は、量子化ステ
ップQの逆数RをKビット固定小数点近似する際に、少
なくとも量子化ステップQが偶数の場合はK+1ビット
以下を切り捨てとし、真の逆数Rを越えないKビット固
定小数点近似で表現でき得る最大の逆数Rtを乗じるよ
うに構成するものである。
【0011】
【作用】以上のように構成することにより、少なくとも
量子化ステップQが偶数であって量子化演算結果の端数
が四捨五入で整数に丸める際の閾値Q/2になる可能性
がある場合、Kビット切り捨てによる固定小数点近似の
逆数Rtは常に小さめとなるため、端数Q/2のものは
等価的に四捨五入の丸め閾値より下の量子化レベルに量
子化される。これにより後段の可変長符号化の際にゼロ
ラン長が長くなり、あるいは有意な係数値もレベルが減
少するためにより短い符号が割り当てられることで、圧
縮効率が向上する。なお、この際、量子化ステップQの
逆数Rを切り捨てで、Kビット固定小数点近似したこと
による近似誤差δtは
【0012】
【外3】 −1/2<δt≦0の範囲となり、従来の四捨五入に
よる近似誤差δrの範囲
【0013】に比べて絶対誤差は増大するが、実用的な
固定小数点近似の語長K,量子化ステップQ,直交変換
係数値の範囲では、近似誤差δtの増大は問題とならな
い。
【0014】
【実施例】以下、本発明の画像圧縮用量子化装置の実施
例について、図面を参照しながら説明する。まず図1,
図2を用いて本発明の画像圧縮用量子化装置の構成例を
説明する。図1は本発明の一実施例における量子化手段
を示しており、N×N個の基本量子化ステップ行列10、
量子化ステップをスケーリングする量子化パラメータ1
1、第1および第2の乗算装置12,13、Kビット切り捨
てによる逆数発生手段14、Kビット四捨五入による逆数
発生手段15から構成されている。本発明による画像圧縮
用量子化装置は、実際の量子化で使用する量子化ステッ
プを第1の乗算装置12でN×N個の基本量子化ステップ
行列10と量子化ステップをスケーリングする量子化パラ
メータ11の積として求め、量子化ステップが偶数の場合
はKビット切り捨てによる逆数発生手段14で量子化ステ
ップの真の逆数値を越えない最大の値に、量子化ステッ
プが奇数の場合はKビット四捨五入による逆数発生手段
15で量子化ステップの真の逆数値に最も近い値になる
ようにKビット固定小数点近似の逆数に変換する。ここ
で発生したKビット固定小数点近似の逆数と直交変換係
数の積を第2の乗算装置13で計算して量子化出力とす
る。図2は本実施例の画像圧縮用量子化装置を用いた典
型的な画像圧縮装置の構成例を示しており、N×N画素
ブロックの直交変換手段20,本実施例による量子化手段
21,可変長符号を用いた符号化手段22から構成されてい
る。画素データ列はN×N画素ブロックごとに直交変換
手段20で周波数変換係数に変換され、本実施例による量
子化手段21で量子化される。可変長符号を用いた符号化
手段22は、量子化された直交変換係数の出現頻度の高い
ものから短い符号を割り当てるとともに、値がゼロのも
のはそのラン長を圧縮画像の符号化ビット列として出力
する。
【0015】図3は本実施例の逆数発生手段をROM
(リードオンリーメモリ)を用いて構成する例を示して
おり、あらかじめ量子化ステップが偶数の場合、奇数の
場合でそれぞれKビット切り捨て、Kビット四捨五入で
逆数を計算しておいた逆数テーブル30を引用することで
実現できる。これにより種々の符号化国際標準を含む従
来の量子化装置と同一の構成にすることができ、互換性
を保つことが可能となる。
【0016】図4は本実施例による画像圧縮用量子化装
置の量子化特性を示している。本実施例の画像圧縮用量
子化装置の特性は少なくとも量子化ステップが偶数の場
合、量子化ステップの逆数をKビット切り捨てで固定小
数点近似することにより、わずかに大きな量子化ステッ
プで量子化するようにし、量子化演算後の端数がちょう
ど四捨五入による丸め閾値になるものを1つ下の量子化
レベルにすることと等価であるため、後段の可変長符号
化を有利に利用して圧縮効率の向上を達成している。な
お、これによって数学的な絶対誤差は増大するが、実用
的な固定小数点近似語長K,量子化ステップQ,直交変
換係数値の範囲において実用上の問題は発生しない。
【0017】
【発明の効果】本発明による画像圧縮用量子化装置は、
Kビット固定小数点近似の逆数を乗じて量子化を実行す
る量子化装置において、量子化ステップによる丸め閾値
のばらつきを抑え、圧縮効率の向上によって復号画像の
画質を改善するとともに、符号化国際標準方式を含む従
来の符号化方式と完全に互換性を保つため、DSP化や
LSI化が進んでいる種々の標準的な回路をそのまま利
用することで小型化、低コスト化を実現する効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における画像圧縮用量子化装
置を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施例における画像圧縮用量子化装
置を用いた典型的な画像圧縮装置を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の一実施例における逆数発生手段を示す
ブロック図である。
【図4】本発明の一実施例における画像圧縮用量子化装
置による量子化特性を示す概念図である。
【図5】Kビット固定小数点近似による逆数の近似法と
その算術的誤差を示す概念図である。
【図6】従来の場合分けに基づく量子化手段の典型的構
成例を示すブロック図である。
【図7】一般的な量子化特性を示す概念図である。
【図8】従来の小数点以下の端数ビットを処理する量子
化装置の概念図である。
【符号の説明】
10…N×N個の基本量子化ステップ行列、 11…量子化
パラメータ、 12…第1の乗算装置、 13…第2の乗算
装置、 14…Kビット切り捨てによる逆数発生手段、
15…Kビット四捨五入による逆数発生手段、 20…N×
N画素ブロックの直交変換手段、 21…本実施例による
量子化手段、 22…可変長符号を用いた符号化手段、
30…逆数テーブル、 60…ブロックの特徴抽出手段、
61…適応量子化手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/24 - 7/68 H04N 1/41 - 1/419 H03M 7/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 量子化ステップの逆数を乗じて所望ビッ
    トに量子化する量子化装置において、量子化ステップQ
    の逆数RをKビット固定小数点近似する際に、少なくと
    も量子化ステップが偶数の場合はK+1ビット以下を
    切り捨てとし、前記逆数Rを超えないKビット固定小数
    点近似で表現でき得る最大の逆数R t を乗じる手段を
    えたことを特徴とする画像圧縮用量子化装置。
JP12714293A 1993-05-28 1993-05-28 画像圧縮用量子化装置 Expired - Fee Related JP3044514B2 (ja)

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