JP3044154U

JP3044154U - トイレット・ペーパーのコーナーホルダー

Info

Publication number: JP3044154U
Application number: JP1997000973U
Authority: JP
Inventors: 栄吉菅生
Original assignee: 栄吉菅生
Priority date: 1997-01-20
Filing date: 1997-01-20
Publication date: 1997-12-16
Anticipated expiration: 2003-01-20

Abstract

(57)【要約】【課題】合成樹脂板を利用し、プラモデルの仕様に設計
を施した原型シートにて、本体の組み立てを簡単にし
て、柱の部分と上下２本のアームを作り、ストックを行
う際はアームの先端よりトイレットペーパーの芯を差し
込んでストックを行う。本体の取付けの位置としてトイ
レットのコーナーを利用し縦列に保持した２本のトイレ
ットペーパーはスペース的に、狭いトイレットの内にあ
っても邪魔に成らない。以上の特徴を持つトイレットペ
ーパーのコーナーホルダーである。【解決する手段】本体の組み立て、取付けを簡素化した
プラモデル仕様の原型シートは製品の単価を大幅に引き
下げ、軽量で軽薄な１枚のシートは梱包、配送費など経
費の軽減にも貢献します。本器具は狭いトイレ内を有効
に利用し、日常のトイレットペーパーの補充作業の軽減
と利用客の不便を解消するのに没立つ器具である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、柱の部分と２本のアーム部分からなる器具本体を作り、取付けには柱部分の背面には両面テープを用いる。取付け位置としてトイレット内のコーナーを選び、幹より伸びた枝状のアームの先端にトレットペーパーの芯の部分を差し込んで、トイレットペーパーのスペアを保持し、更に脱臭、芳香剤用のＢＯＸを施して、これまでのホルダーに対して発想の転換を特徴とする器具である。

【０００２】

【従来の技術】

従来のトイレットペーパーのスペアホルダーは金属製、又は合成樹脂の射出成型等で作った品物の為に高価額商品であり、しかも取付けには専門の職人に依頼していた為に、経済的負担が大きく設備費を掛けられない、そこそこの旅館、ホテル、就業人員の多いいオフィスビルなどの様に不特定多数の人の利用するトイレットでは、従業員（清掃員）はトイレットペーパーの補充に神経を使うものです。常日頃これらの弱小設備のトイレットペーパーのスペアを置いてある状態を見ると、床に直接に置くのは非衛生なので、せめて菓子の空箱を利用るか、又は水洗貯水槽の蓋の上、あるいは配管パイプの上にに置く状態では季節によっては結露などにより水分がペーパーに浸透して使用不能の状態を見かけます。又毎日の清掃に際して水に濡れて困るものを床に置くのは避けたいものです。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案は、製品としての販売では無く、組み立てと取付けが簡単なプラモデル仕様の原型シートの販売方法に改良して、製品コストの引き下げに成功した事。取付けの位置としてトイレ内のコーナーを使い縦列に装着するので、狭いトイレ内でもスペース的に邪魔にならない、しかも両面テープで取付けるので釘、ネジの必要が無く、素人でも簡単に出来る、取付けの工事費が不要に成った事で、経済的負担の軽減。日常に於ける補充作業の繁雑な労務を解消し、前述の欠点を除くために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解消するための手段】

前述の様な不特定多数の利用するトイレの場合、一日あたりのトイレットペーパーの常識的消費量として、平均２〜３本とされています。これまでは狭いスぺースのトイレットの壁面に器具を取付けるのが常識とされて来ました。現在使用中の１本の他に２本のストックを並べて、即ち３本のストックはスペース的に問題があります。本考案の器具は取付け位置としてトイレ内のコーナーを選び、しかも縦列に２本を保持するので、スペース的に少しも邪魔に成りません。

【０００５】

【考案実施の形態】

素材に一枚の合成樹脂（塩化ビニール）の板状を利用して、プラモデルの仕様にあらかじめ、切り抜いた板の表面に柱となる部分の中心の折れ線溝と、中心より左右それぞれに１ｃｍ間隔の巾で長示方向に設けた折れ線溝を造り、更にアーム部分の先端に設けた折れ線の溝と、同アーム部分に仮どめに用いる切り込みを施し、又器具の取付けの際にに用いる両面テープを柱の部分の背面と、上段のアーム部分に設けた脱臭、芳香剤を入れるためのＢＯＸ部分の固定用に添付して、本考案のプラモデル仕様の原型シートと致します。

【０００６】組み立ての手順として、柱の部分の中心線の溝を９０゜内側に折曲げる、更にアーム部分を左右の折れ線の溝に従って４５゜内側に折り曲げる、次にアームの上段に施した脱臭剤、芳香剤、用のＢＯＸ部分を折れ線の溝に従ってアームの内側に組み込み、両面テープにて固定する。

【０００７】本体と成る柱の部分とアーム部分を上方から見るとローマ字のＵの形状に成ます。更に左右のアーム部分の先端の折れ線の溝を９０゜内側に折り曲げて、左右のアームに設けた噛み合わせ用の切り込みを組み合わせて仮どめをする。この部分をセロテープで補強して器具としての本体は完成です。この本体の柱とアームを側面から見るとカタカナ文字のヒの形状に成ります。

【０００８】本体の使用に際して、あらかじめ柱の背面部分に添付して置いた両面テープを利用して、トイレット内の任意のコーナーに本体を取付ける事によって器具本体の機能を発揮してトイレットペーパーのストックをする事が出来ます。

【０００９】トイレットペパーのストックをするに当っては、ペーパーのロール芯（円柱の部分）をアームの先端より差し込む事によって２本のトイレットペーパーを保持することが出来ます。しかも片手で簡単に脱着出来るのを特徴とする器具である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は基本としての原型シートは２本のトイレットペーパーを保持する設計に成っているが、素材に合成樹脂（塩化ビニール）板状を選んだ事により、設計の変更と加工が容易に出来ます。需要に応じて家庭向け用の１本、不特定多数の人が利用する施設用の３本でも４本でもと本数は無限に増設が出来ます。又最下段に１／２程度の小さなアームを付け加えて、ハンドバツク、手回り品を引っ掛けて一時の保管に使う事も出来ます。この様に用途に答えて変化の出来るに事に特徴を持つ器具である。本考案はプラモデル仕様に改良した事により、一枚の原型シートを商品としての販売が可能になり、同時にに軽量化と軽薄化が達成されたので、包装梱包、配送費など経費の軽減に寄与します。販売方法も店頭販売、販売促進用の商品、通信販売などと広範囲の利用が可能と成りました。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の原型シートの表展開図。

【図２】本考案の原型シートの裏展開図。

【図３】本考案の側面図、左右は対象に表れる。

【図４】本考案の器具本体を組み立てた斜視図。

【図５】本考案の参考図

【符号の説明】

１柱部分の中心線であり折れ線の溝。２アーム部分の折れ線の溝。３アーム部分を閉じる折れ線の溝。４アーム部分を噛み合わせて仮どめをする切り込み。５上段のアーム。６下段のアーム。７脱臭剤、芳香剤用のＢＯＸ部分。８脱臭剤、芳香剤用のＢＯＸ部分の固定用両面テー
プ。９器具本体の取付け用両面テープ。１０器具本体をトイレのコーナーに取付けるためのア
ーム。

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【手続補正書】

【提出日】平成９年７月３日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】素材に合成樹脂（塩化ビニール）板状を利
用して、プラモデルの仕様にあらかじめ、切り抜いた板
に折れ線の溝を施し、本体を取付けに用いる両面テープ
を柱部分の背面に添付して本体の原型シートとする、
組み立てには柱の部分の中心線より左右のアームを折れ
線に従って順次、内側に折り曲げて本体を組み立てる。
器具の取付け位置としてトイレットのコーナーを選び、
前述の両面テープにて取付ける。トイレットペーパーの
ストックに際して、トイレットペーパーの芯（円柱）を
アームの先端に差し込む事に依って縦列に２本のストッ
クをする事が出来ます。以上の様に商品としては一枚の
塩化ビニルの単価なので至極安価であり、組み立て取付
けが簡単な事、取付けてストックした状態はコーナーな
のでスペース的に邪魔に成らない。器具の使用に際して
はコーナーのアーム先端部分を利用して、抜く、差す、
の簡単な動作で便利である。以上の特徴を持つトイレ
ットペーパーのコーナーホルダーである。