JP3043884U - 家庭風呂用滝湯装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】家庭風呂等に装備する，家庭風呂用滝湯装置を
提供すること。 【解決手段】滝湯が流出し，所定の高さに設置した滝湯
出口部材１ａ，該滝湯出口部材へ接続し給湯する給湯管
１ｂ，及び該給湯管の他端を接続し，既製の風呂設備で
ある温度調節されたお湯が流出する混合水管３の出口の
一つに接続した分岐具１ｃから滝湯装置１を構成し，該
分岐具の分岐出口１２に該給湯管を接続し，他の分岐出
口１５は既製のシャワー２の給湯管２ａへの給湯として
用い，該混合水管に装備された給湯バルブ３ａを通じて
給湯出口３ｂから浴槽４へ給湯する既製の機能を損なわ
ずに，共に使用できる該滝湯装置である事を特徴とする
家庭風呂用滝湯装置を確保する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は，家庭風呂或いはホテル等の風呂に装備する，家庭風呂用滝湯装置に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の，肩こり・ストレス解消に役立ち，疲労回復の効果を有する肩等への打 ち水として用いる滝の様なお湯が流出する滝湯装置は，銭湯等の大型の風呂の設 備には設けられているが，一般の家庭には装備されてなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の滝湯装置は，大型の風呂の設備には設けられているが，一般の家庭には シャワーしか装備されてなかったので，家庭内で容易に滝湯装置を用いて疲労回 復に使うことが出来ない問題点を有していた。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の問題点を解決するために，本考案の家庭風呂用滝湯装置は，容易に入手 できる滝湯出口部材，給湯管及び分岐具を用いて，既製の一般家庭の風呂を簡単 に改造して確保でき，或いは分岐具と一体に成形した混合水管を用いて新規に確 保できる事を特徴とする。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案の家庭風呂或いはホテル等の風呂に装備する家庭風呂用滝湯装置は，肩 等への打ち水として用いる滝の様なお湯が流出し，風呂の側壁の所定の高さに設 置した金属・樹脂製等の滝湯出口部材，該滝湯出口部材へ接続し給湯する給湯管 ，及び該給湯管の他端を接続し，既製の風呂の設備である温度調節されたお湯が 流出する混合水管の出口の一つに接続した分岐具ら滝湯装置を構成し，該分岐具 は該混合水管に接続する分岐入口，及びお湯の流出・開閉ができる分岐バルブを それぞれの近傍に設けた２個の分岐出口から成り，該分岐具の一つの分岐出口に 該滝湯出口部材の給湯管の一端を接続し，該分岐具の他の分岐出口は既製のシャ ワーの給湯管への給湯として用い，該混合水管へは水道管からの水道水と温水管 からの温水を，それぞれ水道バルブ及び温水バルブを用いて混合水の温度を調節 し，該混合水管に装備された既製の給湯バルブを通じて給湯出口から浴槽へ給湯 する事ができる事を特徴とする。

【０００６】 本考案の家庭風呂用滝湯装置に用いる分岐具は，１個の分岐入口，及び少なく とも２方向の分岐出口を有し，それぞれの該分岐出口近傍に分岐バルブを有する ，金属・樹脂製等の一体成形型の分岐具でもよく，或いは該分岐出口から該分岐 バルブが離れて給湯管で接続した分離型の分岐具を用いる事もでき，これらは市 販のパーツで容易に手に入れる事が出来る。

【０００７】 本考案の家庭風呂用滝湯装置に用いる，滝湯出口部材を風呂の側壁等に設置 する高さは，滝湯を受ける人体の肩等の位置に於ける，お湯の落下速度と滝の拡 がりにより，各自が好みに応じて所定の高さを選択でき，落下速度は高さにより 増加し，また高くなると滝の断面積が拡がる作用を有する。

【０００８】 この考案の実施例２を図面を参照して以下説明すると，図３は家庭風呂用滝湯 装置を示し，風呂に装備する温度調節されたお湯が流出する混合水管と一体に成 形した分岐具の一つの分岐出口に給湯管を接続し滝湯出口部材へお湯を給水し， その給水の開始・停止は分岐具に装備した一つの分岐バルブにより行い，該分岐 具の他の分岐出口はシャワーの給湯管への給湯として用い，該シャワーの給水の 開始・停止は該分岐具に装備した他の分岐バルブにより行い，該混合水管へは水 道管からの水道水と温水管からの温水を，それぞれ水道バルブ及び温水バルブを 用いて混合水の温度を調節し，且つ，該混合水管に装備した給湯バルブを通じて 給湯出口から浴槽へ給湯する事ができる様に，新規に一体成形した家庭風呂用滝 湯装置である事を特徴とする。

【０００９】 本考案の家庭風呂用滝湯装置に用いる給湯管は，市販の接続・切り離しがワ ン・タッチで出来るホーセンドＢとも言われる，ワン・タッチ型ホースを用いる 事もでき，或いはまた，水圧が高い場合は網入りの耐圧ホースを使用する事も出 来る。

【００１０】

【実施例】

この考案の実施例を示す図面において，図１は実施例１を示す家庭風呂用滝湯 装置の一部欠載斜視図であり，図２は実施例１の家庭風呂用滝湯装置に用いる分 岐具の平面図を示し，図３は実施例２を示す家庭風呂用滝湯装置の一部欠載斜視 図である。

【００１１】 この考案の実施例１を図面を参照して以下説明すると，図１は家庭風呂或いは ホテル等の風呂に装備した家庭風呂用滝湯装置（１）を示し，該滝湯装置は滝湯 出口部材（１ａ），給湯管（１ｂ）及び分岐具（１ｃ）から構成し，風呂の側壁 の所定の高さに設置した該滝湯出口部材から流出する滝の様なお湯を肩等への打 ち水として用い，既製の風呂に備えられた温度調節されたお湯が流出する混合水 管（３）の一部出口に接続した該分岐具の一つの分岐出口１（１３）に該給湯管 を接続し該滝湯出口部材へお湯を給水し，その給水の開始・停止は該分岐具に装 備した一つの分岐バルブ１（１２）により行い，該分岐具の他の分岐出口２（１ ５）は既製のシャワー（２）の給湯管２（２ａ）への給湯として用い，該シャワ ーの給水の開始・停止は該分岐具に装備した他の分岐バルブ２（１４）により行 い，該混合水管へは水道管（３ｄ）からの水道水と温水管（３ｆ）からの温水を ，それぞれ水道バルブ（３ｃ）及び温水バルブ（３ｅ）を用いて混合水の温度を 調節し，給湯バルブ（３ｅ）を通じて給湯出口（３ｂ）から浴槽（４）へ給湯す る事もできる事を特徴とする。

【００１２】 図２は滝湯装置（１）に用いる分岐具の平面図を示しており，樹脂製の分岐具 （１ｃ）の雌ネジ接続口である分岐入口（１１）を既製の金属製の混合水管（３ ）の雄ネジ接続口に接続し，図の該分岐入口の矢印方向から流入し，該分岐具の 一つの分岐出口１（１３）にゴム製等のＯーリング等のシール部材（１６）を介 して樹脂・ゴム製の給湯管（１ｂ）を接続し，該給湯管接続部の外周を金具等の 締付部材を用いて固定し，図の該分岐出口１の矢印方向へ流出し，滝湯出口部材 （１ａ）へお湯を給水し，その給水の開始・停止は該分岐具に装備した一つの回 転型の分岐バルブ１（１２）により行い，他の分岐出口２（１５）にはもう一つ のシール部材（１６）を介して給湯管２（２ａ）を接続し締付部材を用いて固定 し，図の該分岐出口２の矢印方向へ流出し，既製のシャワー（２）へ給湯し，該 シャワーの給水の開始・停止は他の回転型分岐バルブ２（１４）により行う。

【００１３】 この考案の家庭風呂用滝湯装置（１）を取り付ける前の既製の風呂においては ，既製の金属製の混合水管（３）の雄ネジ接続口に開閉バルブを介して給湯管を 接続し，該給湯管から既製のシャワー（２）へ給湯していた。

【００１４】 本考案の家庭風呂或いはホテル等の風呂に新規に装備する家庭風呂用滝湯装 置は，温度調節されたお湯が流出する混合水管と一体に成形した分岐具の一つの 分岐出口に給湯管を接続し滝湯出口部材へお湯を給水し，その給水の開始・停止 は分岐具に装備した一つの分岐バルブにより行い，該分岐具の他の分岐出口はシ ャワーの給湯管への給湯として用い，該シャワーの給水の開始・停止は該分岐具 に装備した他の分岐バルブにより行い，該混合水管へは水道管からの水道水と温 水管からの温水を，それぞれ水道バルブ及び温水バルブを用いて混合水の温度を 調節し，且つ，該混合水管に装備した給湯バルブを通じて給湯出口から浴槽へ給 湯する事ができる事を特徴とする。

【００１５】

【考案の効果】

本考案は，以上説明した様な形態で実施され，以下に記載される様な効果を有 する。

【００１６】 本考案の家庭風呂用滝湯装置は，滝湯出口部材，給湯管及び分岐具を用いて， 既製の一般家庭の風呂の機能を損なわずに容易に改造して確保でき，一般家庭で も簡単に滝湯を使用でき，肩こり・ストレス解消に役立ち，疲労回復の効果を有 する。

【００１７】 本考案の家庭風呂用滝湯装置に用いる，滝湯出口部材，給湯管及び分岐具は市 販のパーツを使うことができ，一般家庭でも簡単に安価に家庭風呂用滝湯装置を 提供する事が出来る。

【００１８】 本考案の家庭風呂用滝湯装置は，滝湯出口部材，給湯管及び分岐具と一体に成 形した混合水管を用いて，新規に確保できる効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例１を示す，家庭風呂用滝湯装
置の一部欠載斜視図。

【図２】この考案の実施例１を示す，家庭風呂用滝湯装
置に用いる分岐具の平面図。

【図３】この考案の実施例２を示す，家庭風呂用滝湯装
置の一部欠載斜視図。

【符号の説明】

１ 滝湯装置 １ａ 滝湯出口部材 １ｂ 給湯管 １ｃ 分岐具 ２ シャワー ２ａ 給湯管２ ３ 混合水管 ３ａ 給湯バルブ ３ｂ 給湯出口 ３ｃ 水道バルブ ３ｄ 水道管 ３ｅ 温水バルブ ３ｆ 温水管 ４ 浴槽 １１ 分岐入口 １２ 分岐バルブ１ １３ 分岐出口１ １４ 分岐バルブ２ １５ 分岐出口２ １６ シール部材

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】家庭風呂等で，肩等への打ち水として用い
   る滝の如くお湯が流出し，側壁等の所定の高さに設置し
   た滝湯出口部材（１ａ），該滝湯出口部材へ接続し給湯
   する給湯管（１ｂ），及び該給湯管の他端を接続し，既
   製の風呂の設備である温度調節されたお湯が流出する混
   合水管（３）の出口の一つに接続した分岐具（１ｃ）か
   ら滝湯装置（１）を構成し，該分岐具は該混合水管に接
   続する分岐入口（１１），及びお湯の流出・開閉ができ
   る分岐バルブ（１２，１４）をそれぞれに設けた２個の
   分岐出口（１３，１５）から成り，該分岐具の一つの分
   岐出口（１２）に該滝湯出口部材の給湯管の一端を接続
   し，該分岐具の他の分岐出口（１５）は既製のシャワー
   （２）の給湯管（２ａ）への給湯として用い，該混合水
   管へは水道管（３ｄ）からの水道水と温水管（３ｆ）か
   らの温水を，それぞれ水道バルブ（３ｃ）及び温水バル
   ブ（３ｅ）を用いて混合水の温度を調節し，該混合水管
   に装備された既製の給湯バルブ（３ａ）を通じて給湯出
   口（３ｂ）から浴槽（４）へ給湯する既製の機能を損な
   わずに，共に使用できる該滝湯装置である事を特徴とす
   る家庭風呂用滝湯装置。
2. 【請求項２】混合水管（３）と分岐具（１ｃ）とを一体
   に成形し，且つ，該混合水管に連通する給湯出口（３
   ｂ）との間に，給湯バルブ（３ａ）を設けた事を特徴と
   する，請求項１の家庭風呂用滝湯装置。