JP3043857B2 - 超音波観測装置 - Google Patents
超音波観測装置Info
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- JP3043857B2 JP3043857B2 JP3238168A JP23816891A JP3043857B2 JP 3043857 B2 JP3043857 B2 JP 3043857B2 JP 3238168 A JP3238168 A JP 3238168A JP 23816891 A JP23816891 A JP 23816891A JP 3043857 B2 JP3043857 B2 JP 3043857B2
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- digital
- ultrasonic
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、挿入部先端に超音波振
動子を設けたプロ−ブを被検体内に挿入し、超音波振動
子を駆動して超音波断層像を得る超音波観測装置に関す
る。
動子を設けたプロ−ブを被検体内に挿入し、超音波振動
子を駆動して超音波断層像を得る超音波観測装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】超音波観察装置は、体腔内、血管内等に
プロ−ブの挿入部を挿入し、挿入部に設けられている超
音波振動子を駆動することにより、被検対象からの反射
エコ−を受信して信号処理し、超音波断層像を得ること
により超音波診断するものである。こうした超音波観測
装置の受信信号系は、図7に示す概要図のような構成と
なっている。
プロ−ブの挿入部を挿入し、挿入部に設けられている超
音波振動子を駆動することにより、被検対象からの反射
エコ−を受信して信号処理し、超音波断層像を得ること
により超音波診断するものである。こうした超音波観測
装置の受信信号系は、図7に示す概要図のような構成と
なっている。
【0003】この構成によると、図示していないプロ−
ブから供給される受信信号は、被検者回路グランド31に
位置するコネクタ32に入力される。該コネクタ32に入力
された受信信号は、トランス33を介して二次回路グラン
ド(アナロググランド)34に位置するログアンプ35に入
力される。ログアンプ35では、例えば100mV〜1V、
80dbのダイナミックレンジの広い受信信号を100mV
〜1V、20dbの信号へと変換する。
ブから供給される受信信号は、被検者回路グランド31に
位置するコネクタ32に入力される。該コネクタ32に入力
された受信信号は、トランス33を介して二次回路グラン
ド(アナロググランド)34に位置するログアンプ35に入
力される。ログアンプ35では、例えば100mV〜1V、
80dbのダイナミックレンジの広い受信信号を100mV
〜1V、20dbの信号へと変換する。
【0004】変換された受信信号は、検波回路36で例え
ば20MHZ 程度のキャリア信号を含んだ受信信号のピ−
クをホ−ルドして検波し、DC7MHZ 程度の信号とす
る。検波された信号は、可変アンプ37で信号のゲインが
術者により変えられたり、超音波の減衰を補うように時
間に対してゲインがコントロ−ルされる。コントロ−ル
された受信信号は、アッテネ−タ38で後述するA/D変
換器への入力信号範囲に対し振幅を大きくしたり、小さ
くしたりすることで信号のレベル差を調整するコントラ
スト回路に入力される。
ば20MHZ 程度のキャリア信号を含んだ受信信号のピ−
クをホ−ルドして検波し、DC7MHZ 程度の信号とす
る。検波された信号は、可変アンプ37で信号のゲインが
術者により変えられたり、超音波の減衰を補うように時
間に対してゲインがコントロ−ルされる。コントロ−ル
された受信信号は、アッテネ−タ38で後述するA/D変
換器への入力信号範囲に対し振幅を大きくしたり、小さ
くしたりすることで信号のレベル差を調整するコントラ
スト回路に入力される。
【0005】次に、バッファ回路39により低インピ−ダ
ンスで出力され、図示していないプロ−ブからの周波数
に合わせたロ−パスフィルタ40を通り、その後、A/
D変換器41でデジタル信号に変換される。デジタル信
号に変換された信号は、二次回路グランド(デジタルグ
ランド)42に位置するラッチ回路43でラッチされた
後、DSC(デジタルスキャンコンバ−タ)44でメモ
リ走査され、テレビ信号に変換され表示器に出力され
る。
ンスで出力され、図示していないプロ−ブからの周波数
に合わせたロ−パスフィルタ40を通り、その後、A/
D変換器41でデジタル信号に変換される。デジタル信
号に変換された信号は、二次回路グランド(デジタルグ
ランド)42に位置するラッチ回路43でラッチされた
後、DSC(デジタルスキャンコンバ−タ)44でメモ
リ走査され、テレビ信号に変換され表示器に出力され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例に係る超音
波観測装置の信号系は、コネクタ32からラッチ回路43
までの回路は、1枚の基板に実装されていた。また、D
SC44は、デジタル回路であり図9Aに示す信号波形
のように0V、+5Vのレベル信号やクロック信号で動
作している。また、DSC44はメモリの集積であり、
メモリを動作させるクロック信号がデジタル回路の全体
を走る。したがって、リタ−ン電流とデジタルグランド
42のインピ−ダンスによりデジタルグランド42は、
図9Bに示す信号のように100mV程度のノイズで振ら
れてしまうこととなる。
波観測装置の信号系は、コネクタ32からラッチ回路43
までの回路は、1枚の基板に実装されていた。また、D
SC44は、デジタル回路であり図9Aに示す信号波形
のように0V、+5Vのレベル信号やクロック信号で動
作している。また、DSC44はメモリの集積であり、
メモリを動作させるクロック信号がデジタル回路の全体
を走る。したがって、リタ−ン電流とデジタルグランド
42のインピ−ダンスによりデジタルグランド42は、
図9Bに示す信号のように100mV程度のノイズで振ら
れてしまうこととなる。
【0007】また、デジタルグランド42とアナロググ
ランド34とをA/D変換器41を介して接続しているの
で、デジタルグランド42によりアナロググランド34が
振られてしまうこととなる。図10、図11は、その状態を
説明するための図である。図10に示すように、A/D変
換器41にはアナログ電源45、デジタル電源46とア
ナログ基板34a 、デジタル基板42a 用の端子が設けられ
ている。その端子にアナログ電源45及びデジタル電源
46から電流を供給すると、アナログ電源45からの電
流はアナログ電源45のRETに帰る。
ランド34とをA/D変換器41を介して接続しているの
で、デジタルグランド42によりアナロググランド34が
振られてしまうこととなる。図10、図11は、その状態を
説明するための図である。図10に示すように、A/D変
換器41にはアナログ電源45、デジタル電源46とア
ナログ基板34a 、デジタル基板42a 用の端子が設けられ
ている。その端子にアナログ電源45及びデジタル電源
46から電流を供給すると、アナログ電源45からの電
流はアナログ電源45のRETに帰る。
【0008】一方、デジタル電源46からの電流が実線
で示すようにデジタル電源46のRETに全て帰ればア
ナログ基板34a が振られることがなく問題はないのであ
るが、デジタル電源46からの電流の一部は破線で示す
ように、A/D変換器41の内部を通りアナログ電源4
5のRETへと流れる。
で示すようにデジタル電源46のRETに全て帰ればア
ナログ基板34a が振られることがなく問題はないのであ
るが、デジタル電源46からの電流の一部は破線で示す
ように、A/D変換器41の内部を通りアナログ電源4
5のRETへと流れる。
【0009】図11に従いさらに説明すると、RD は図7
におけるデジタルグランド42間のインピ−ダンス及び
デジタルグランド42からデジタル電源46のグランド
までのリ−ド線間のインピ−ダンスを含めたデジタルグ
ランド42の共通インピ−ダンスとしている。また、R
i はA/D変換器41内部のアナロググランド34とデジ
タルグランド42間のインピ−ダンスとしている。RA
はアナロググランド34間のインピ−ダンス及びアナログ
グランド34からアナログ電源45のグランドまでのリ−
ド線間のインピ−ダンスを含めたアナロググランド34の
共通インピ−ダンスとしている。
におけるデジタルグランド42間のインピ−ダンス及び
デジタルグランド42からデジタル電源46のグランド
までのリ−ド線間のインピ−ダンスを含めたデジタルグ
ランド42の共通インピ−ダンスとしている。また、R
i はA/D変換器41内部のアナロググランド34とデジ
タルグランド42間のインピ−ダンスとしている。RA
はアナロググランド34間のインピ−ダンス及びアナログ
グランド34からアナログ電源45のグランドまでのリ−
ド線間のインピ−ダンスを含めたアナロググランド34の
共通インピ−ダンスとしている。
【0010】デジタル電流は、a点からRD を通ってデ
ジタル電源のRETへ流れる。もう一方のものは、a点
からRi を通り、さらにb点、RA を通りアナログ電源
へ流れる。するとa点に図8Aに示すようなノイズが生
じると、b点にはRi とRA によって分圧された図8B
に示すようなノイズが現れる。このノイズが図10におけ
るデジタル基板42a からアナログ基板34a に誘導される
ことになり、数10mVに及ぶのである。このノイズによ
ってアナロググランドが振られてしまうと、受信信号は
数100μV からの信号であるのでノイズが埋もれてし
まい検出できなくなってしまっていたのである。
ジタル電源のRETへ流れる。もう一方のものは、a点
からRi を通り、さらにb点、RA を通りアナログ電源
へ流れる。するとa点に図8Aに示すようなノイズが生
じると、b点にはRi とRA によって分圧された図8B
に示すようなノイズが現れる。このノイズが図10におけ
るデジタル基板42a からアナログ基板34a に誘導される
ことになり、数10mVに及ぶのである。このノイズによ
ってアナロググランドが振られてしまうと、受信信号は
数100μV からの信号であるのでノイズが埋もれてし
まい検出できなくなってしまっていたのである。
【0011】本発明は、上記の不具合を解決すべく提案
されるもので、デジタルノイズによってアナロググラン
ドが誘導されることなく、受信信号の微小電圧をも検出
することができる超音波観測装置を提供することを目的
としたものである。
されるもので、デジタルノイズによってアナロググラン
ドが誘導されることなく、受信信号の微小電圧をも検出
することができる超音波観測装置を提供することを目的
としたものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために、挿入部先端に超音波振動子を設けたプ
ロ−ブを被検体内に挿入し、超音波振動子を駆動して超
音波断層像を得るようにした超音波観測装置において、
超音波振動子への入力信号を対数増幅及び検波する第1
の基板と、増幅した受信信号をアナログ、デジタル変換
する第2の基板と、第1の基板と第2の基板とをインピ
−ダンスを有する接続手段で接続した超音波観察装置と
したものである。
達成するために、挿入部先端に超音波振動子を設けたプ
ロ−ブを被検体内に挿入し、超音波振動子を駆動して超
音波断層像を得るようにした超音波観測装置において、
超音波振動子への入力信号を対数増幅及び検波する第1
の基板と、増幅した受信信号をアナログ、デジタル変換
する第2の基板と、第1の基板と第2の基板とをインピ
−ダンスを有する接続手段で接続した超音波観察装置と
したものである。
【0013】
【作用】このように構成してあるので、DSCから発生
するデジタルノイズがアナログ基板に誘導されにくくな
り、受信信号がノイズに埋もれてしまうようなことがな
くなるので、微弱な信号も検出できるようになる。
するデジタルノイズがアナログ基板に誘導されにくくな
り、受信信号がノイズに埋もれてしまうようなことがな
くなるので、微弱な信号も検出できるようになる。
【0014】
【実施例】先ず、図4〜図6に従い本発明の概要を説明
すると、第1アナログ基板19と第2アナログ基板20
とは同軸ケ−ブル25を介して接続してあり、第2アナ
ログ基板20とデジタル基板21とはA/D変換器22
を介して接続してある。このA/D変換器22の端子に
アナログ電源23、デジタル電源24から電源を供給す
る。すると、破線で示すようにデジタル電源24からノ
イズの乗った電流の一部がA/D変換器22の内部を通
り第2アナログ基板20へと流れる。この電流はアナロ
グ電源23のRETへと流れるが、デジタル基板21か
ら第2アナログ基板21に流れた電流の一部は、同軸ケ
−ブル25を通り第1アナログ基板19へと流れ、アナ
ログ電源23のRETへと達する。
すると、第1アナログ基板19と第2アナログ基板20
とは同軸ケ−ブル25を介して接続してあり、第2アナ
ログ基板20とデジタル基板21とはA/D変換器22
を介して接続してある。このA/D変換器22の端子に
アナログ電源23、デジタル電源24から電源を供給す
る。すると、破線で示すようにデジタル電源24からノ
イズの乗った電流の一部がA/D変換器22の内部を通
り第2アナログ基板20へと流れる。この電流はアナロ
グ電源23のRETへと流れるが、デジタル基板21か
ら第2アナログ基板21に流れた電流の一部は、同軸ケ
−ブル25を通り第1アナログ基板19へと流れ、アナ
ログ電源23のRETへと達する。
【0015】図5は、図4を等価的に書き換えたもので
ある。RD はデジタルグランドの共通インピ−ダンスで
あり、Ri はA/D変換器22のデジタルグランドとア
ナロググランド間のインピ−ダンスであり、RA は第2
アナログ基板20の共通インピ−ダンスであり、RA -1
は第1アナログ基板19の共通インピ−ダンスであり、
RW は同軸ケ−ブル25のグランド間のインピ−ダンス
である。a1で発生しているノイズの乗っている電流は、
RD を通ってRETへ流れ、またRi を通ってa2に達す
る。a2ではRi とRA 、RA -1、RW による合成抵抗に
よって分圧され、図6Aに示すように小さくなる。
ある。RD はデジタルグランドの共通インピ−ダンスで
あり、Ri はA/D変換器22のデジタルグランドとア
ナロググランド間のインピ−ダンスであり、RA は第2
アナログ基板20の共通インピ−ダンスであり、RA -1
は第1アナログ基板19の共通インピ−ダンスであり、
RW は同軸ケ−ブル25のグランド間のインピ−ダンス
である。a1で発生しているノイズの乗っている電流は、
RD を通ってRETへ流れ、またRi を通ってa2に達す
る。a2ではRi とRA 、RA -1、RW による合成抵抗に
よって分圧され、図6Aに示すように小さくなる。
【0016】また、a2を通った電流はRA を通ってRE
Tへ達し、またRW を通りさらにb点を通りさらにRA
-1を通ってRETへと達する。この場合、b点でのノイ
ズ波形はRW とRA -1により分圧されて図6Bに示すよ
うに小さくなる。このように本発明は、第1アナログ基
板19と第2アナログ基板20との間にインピ−ダンス
を持たせることによりデジタル基板21からのノイズを
第1アナログ基板19に流れにくくして、微小な受信信
号をも検出できるようにしている。
Tへ達し、またRW を通りさらにb点を通りさらにRA
-1を通ってRETへと達する。この場合、b点でのノイ
ズ波形はRW とRA -1により分圧されて図6Bに示すよ
うに小さくなる。このように本発明は、第1アナログ基
板19と第2アナログ基板20との間にインピ−ダンス
を持たせることによりデジタル基板21からのノイズを
第1アナログ基板19に流れにくくして、微小な受信信
号をも検出できるようにしている。
【0017】以下、図面を参照しながら本発明の各実施
例を詳細に説明していく。図1は、第1実施例に係る超
音波観測装置の受信信号系を示す概要図である。図示し
ていないプロ−ブからの受信信号は、患者グランド1に
位置するコネクタ2を介して供給される。コネクタ2
は、トランス4に接続されており、患者グランド1と第
1の二次回路グランド(第1アナロググランド)3とを
分離している。トランス4の出力端は、第1アナロググ
ランド3に位置するログアンプ5に接続されている。
例を詳細に説明していく。図1は、第1実施例に係る超
音波観測装置の受信信号系を示す概要図である。図示し
ていないプロ−ブからの受信信号は、患者グランド1に
位置するコネクタ2を介して供給される。コネクタ2
は、トランス4に接続されており、患者グランド1と第
1の二次回路グランド(第1アナロググランド)3とを
分離している。トランス4の出力端は、第1アナロググ
ランド3に位置するログアンプ5に接続されている。
【0018】ログアンプ5の出力は検波回路6に接続さ
れ、検波回路6の出力は可変アンプ7に接続されてい
る。可変アンプ7には外部からSTC、GAINの制御
信号が供給されるようになっており、可変アンプ7の出
力はアッテネ−タ8に接続されている。アッテネ−タ8
では、信号のレベル差を調整するコントラスト回路に入
力されるようになっている。アッテネ−タ8の出力はバ
ッファ回路9に入力し、同軸ケ−ブル10を介して第2
の二次回路グランド(第2アナロググランド)11へと
導かれる。以上のコネクタ2から同軸ケ−ブル10のコ
ネクタ12までは、1枚の基板に実装されている。
れ、検波回路6の出力は可変アンプ7に接続されてい
る。可変アンプ7には外部からSTC、GAINの制御
信号が供給されるようになっており、可変アンプ7の出
力はアッテネ−タ8に接続されている。アッテネ−タ8
では、信号のレベル差を調整するコントラスト回路に入
力されるようになっている。アッテネ−タ8の出力はバ
ッファ回路9に入力し、同軸ケ−ブル10を介して第2
の二次回路グランド(第2アナロググランド)11へと
導かれる。以上のコネクタ2から同軸ケ−ブル10のコ
ネクタ12までは、1枚の基板に実装されている。
【0019】第2アナロググランド11では、入力され
た信号がロ−パスフィルタ13を通り、A/D変換器1
4へと入力される。A/D変換器14によりデジタル信
号に変換された信号は、第3の二次回路グランド(デジ
タルグランド)15に位置するラッチ回路16でラッチ
され、DSC17に入力される。
た信号がロ−パスフィルタ13を通り、A/D変換器1
4へと入力される。A/D変換器14によりデジタル信
号に変換された信号は、第3の二次回路グランド(デジ
タルグランド)15に位置するラッチ回路16でラッチ
され、DSC17に入力される。
【0020】このように構成されている本実施例では、
コネクタ2に図2Aに示すような受信信号が入力され
る。この受信信号は20MHZ のキャリア信号を有し、V
p-p で数10mVの信号である。次に、この受信信号はトラ
ンス4を介してログアンプ5で、図2Bに示すごとく振
幅の大きさによって増幅率が異なるように対数増幅され
る。こうすることにより、大信号と小信号の差が小さく
なり、ダイナミックレンジが圧縮された形となる。この
場合、受信信号のV p-p は数Vにまで増幅されている。
コネクタ2に図2Aに示すような受信信号が入力され
る。この受信信号は20MHZ のキャリア信号を有し、V
p-p で数10mVの信号である。次に、この受信信号はトラ
ンス4を介してログアンプ5で、図2Bに示すごとく振
幅の大きさによって増幅率が異なるように対数増幅され
る。こうすることにより、大信号と小信号の差が小さく
なり、ダイナミックレンジが圧縮された形となる。この
場合、受信信号のV p-p は数Vにまで増幅されている。
【0021】次に、検波器6により受信信号は図2Cに
示すように全波整流され、ロ−パスフィルタ13を通して
キャリア信号がとられる。したがって、図2Cは図2B
をピ−クディテクトした形となり、V p-p は数Vとな
る。次に、可変アンプ7により図2Cに示すごとく、外
部よりSTC、GAIN制御のためのバイアスが設定さ
れる。例えば、図2Cのaで切り取った波形が図2D1と
なり、bで切り取った波形が図2D2となるのである。こ
のbの点を下げていくにしたがい、小さな信号も検出さ
れるようになりGAINを上げたようになる。一方、下
げ過ぎるとノイズが入ってくることになるので、術者が
適宜b点を設定することとなる。
示すように全波整流され、ロ−パスフィルタ13を通して
キャリア信号がとられる。したがって、図2Cは図2B
をピ−クディテクトした形となり、V p-p は数Vとな
る。次に、可変アンプ7により図2Cに示すごとく、外
部よりSTC、GAIN制御のためのバイアスが設定さ
れる。例えば、図2Cのaで切り取った波形が図2D1と
なり、bで切り取った波形が図2D2となるのである。こ
のbの点を下げていくにしたがい、小さな信号も検出さ
れるようになりGAINを上げたようになる。一方、下
げ過ぎるとノイズが入ってくることになるので、術者が
適宜b点を設定することとなる。
【0022】次に、アッテネ−タ8で図2D1、D2の信号
を大きくしたり(図2E1)、小さくしたり(図2E2)し
てコントラストを調整する。こうした信号をバッファ回
路9を介し、さらに同軸ケ−ブル10を通して第2アナ
ロググランド11に信号を入力している。第2アナログ
グランド11に入力した信号(数V)は、検波器6で取
りきれなかったキャリア信号を取るためロ−パスフィル
タ13を通す。ロ−パスフィルタ13を通った信号は、
A/D変換器14に入力してデジタル信号に変換する。
その値をDSC17からのクロック信号でラッチしてD
SC17に転送する。
を大きくしたり(図2E1)、小さくしたり(図2E2)し
てコントラストを調整する。こうした信号をバッファ回
路9を介し、さらに同軸ケ−ブル10を通して第2アナ
ロググランド11に信号を入力している。第2アナログ
グランド11に入力した信号(数V)は、検波器6で取
りきれなかったキャリア信号を取るためロ−パスフィル
タ13を通す。ロ−パスフィルタ13を通った信号は、
A/D変換器14に入力してデジタル信号に変換する。
その値をDSC17からのクロック信号でラッチしてD
SC17に転送する。
【0023】DSC17では、A/D変換器14及びラ
ッチ回路16を動作させるためにクロック信号を供給す
る。また、ラッチ回路16とデ−タのやりとりを行うた
めグランドを共通にしている。すると、DSC16基板
のグランドノイズ(数100mV)がA/D変換器14を
通って第2アナロググランド11に流れる。ここでのノ
イズは、A/D変換器14の内部インピ−ダンスによ
り、数10mV程度に減衰する。この場合、第2アナログ
グランド11の基板では信号レベルが数Vと大きいの
で、このノイズはあまり影響しない。
ッチ回路16を動作させるためにクロック信号を供給す
る。また、ラッチ回路16とデ−タのやりとりを行うた
めグランドを共通にしている。すると、DSC16基板
のグランドノイズ(数100mV)がA/D変換器14を
通って第2アナロググランド11に流れる。ここでのノ
イズは、A/D変換器14の内部インピ−ダンスによ
り、数10mV程度に減衰する。この場合、第2アナログ
グランド11の基板では信号レベルが数Vと大きいの
で、このノイズはあまり影響しない。
【0024】また、第2アナロググランド11の基板か
ら第1アナロググランド3の基板に同軸ケ−ブル10を
通って流れたノイズは数mV以下となり、ログアンプ5に
入力する数100mV〜数Vの信号に対して、数100mV
オ−ダの信号は多少ノイズに埋もれてしまうが、従来の
ものに比較して微小な受信信号の検出は可能となる。
ら第1アナロググランド3の基板に同軸ケ−ブル10を
通って流れたノイズは数mV以下となり、ログアンプ5に
入力する数100mV〜数Vの信号に対して、数100mV
オ−ダの信号は多少ノイズに埋もれてしまうが、従来の
ものに比較して微小な受信信号の検出は可能となる。
【0025】図3は、本発明の第2実施例を示したもの
で、本実施例では図1における同軸ケ−ブル10にフェ
ライトコア18を設けている。その他の構成は第1実施
例と同様である。一般にフェライトコア18は、任意の
周波数に対してインピ−ダンスが高くなるという性質が
ある。第1アナロググランド3では、キャリア信号を除
いた受信信号を同軸ケ−ブル10を介して第2アナログ
グランド11に送るのでその信号の周波数成分はDC1
0MHZ 程度である。また、DSC17の基板で発生する
ノイズは、40MHZ の基本クロック信号およびリンギン
グであり数10MHZ と高い。
で、本実施例では図1における同軸ケ−ブル10にフェ
ライトコア18を設けている。その他の構成は第1実施
例と同様である。一般にフェライトコア18は、任意の
周波数に対してインピ−ダンスが高くなるという性質が
ある。第1アナロググランド3では、キャリア信号を除
いた受信信号を同軸ケ−ブル10を介して第2アナログ
グランド11に送るのでその信号の周波数成分はDC1
0MHZ 程度である。また、DSC17の基板で発生する
ノイズは、40MHZ の基本クロック信号およびリンギン
グであり数10MHZ と高い。
【0026】そこで、本実施例のように同軸ケ−ブル1
0に10MHZ程度の周波数からインピ−ダンスが高くな
るフェライトコア18を設けると、デジタルノイズが第
2アナロググランド11から第1アナロググランド3に
流れにくくなり、ノイズは数100mvオ−ダ−に減少す
る。しかしながら、受信信号に対しては周波数帯域が異
なるので減衰を招くことはない。このように、DSC1
7からのデジタルノイズが第1アナロググランド3の基
板に誘導されにくくなり、微小な受信信号も検出できる
ようになる。
0に10MHZ程度の周波数からインピ−ダンスが高くな
るフェライトコア18を設けると、デジタルノイズが第
2アナロググランド11から第1アナロググランド3に
流れにくくなり、ノイズは数100mvオ−ダ−に減少す
る。しかしながら、受信信号に対しては周波数帯域が異
なるので減衰を招くことはない。このように、DSC1
7からのデジタルノイズが第1アナロググランド3の基
板に誘導されにくくなり、微小な受信信号も検出できる
ようになる。
【0027】
【発明の効果】以上のごとく、本発明によればインピー
ダンスを有する接続手段を設けることによりDSCから
発生するデジタルノイズが減衰して数100μV オ−ダ
の信号を扱うアナログ基板に誘導されにくくなり、受信
信号がノイズに埋もれてしまうようなことがなくなる。
したがって、微小な受信信号をも検出できるようにな
り、超音波断層像の分解能の向上を図れ、適正な超音波
診断を行えるようになる。
ダンスを有する接続手段を設けることによりDSCから
発生するデジタルノイズが減衰して数100μV オ−ダ
の信号を扱うアナログ基板に誘導されにくくなり、受信
信号がノイズに埋もれてしまうようなことがなくなる。
したがって、微小な受信信号をも検出できるようにな
り、超音波断層像の分解能の向上を図れ、適正な超音波
診断を行えるようになる。
【図1】本発明の第1実施例に係る装置の信号受信系の
概要図である。
概要図である。
【図2】信号波形の状態を示す説明図である
【図3】本発明の第2実施例に係る装置の信号受信系の
概要図である。
概要図である。
【図4】本発明の概要を説明するための図である。
【図5】本発明の概要を説明するための図である。
【図6】本発明の概要を説明するための図である。
【図7】従来例に係る信号受信系の概要図である。
【図8】従来例を説明するための信号の説明図である。
【図9】従来例を説明するための信号の説明図である。
【図10】従来例を説明するための図である。
【図11】従来例を説明するための図である。
1 患者グランド 2 コネクタ 3 第1アナロググランド 4 トランス 5 ログアンプ 6 検波器 7 可変アンプ 8 アッテネ−タ 9 バッファ回路 10 同軸ケ−ブル 11 第2アナロググランド 12 コネクタ 13 ロ−パスフィルタ 14 A/D変換器 15 デジタルグランド 16 ラッチ回路 17 DSC
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 8/00 - 8/15 G01N 29/00 - 29/28
Claims (1)
- 【請求項1】 挿入部先端に超音波振動子を設けたプロ
−ブを被検体内に挿入し、超音波振動子を駆動して超音
波断層像を得るようにした超音波観測装置において、 超音波振動子への入力信号を対数増幅及び検波する第1
の基板と、増幅した受信信号をアナログ、デジタル変換
する第2の基板と、第1の基板と第2の基板とをインピ
−ダンスを有する接続手段で接続したことを特徴とする
超音波観察装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238168A JP3043857B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 超音波観測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3238168A JP3043857B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 超音波観測装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0576531A JPH0576531A (ja) | 1993-03-30 |
JP3043857B2 true JP3043857B2 (ja) | 2000-05-22 |
Family
ID=17026195
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3238168A Expired - Lifetime JP3043857B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | 超音波観測装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043857B2 (ja) |
-
1991
- 1991-09-18 JP JP3238168A patent/JP3043857B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0576531A (ja) | 1993-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000208 |