JP3043826U - インターフェース装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数のSCSI機器を接続する場合におい
て、該SCSI機器の誤動作を生ぜしめることなく接続
する。 【解決手段】 ディジーチェーンにより接続された複数
のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニ
シエータ側の機器とターゲット側の機器との間に介在
し、受信手段10がイニシエータ側の機器からの信号を受
信し、受信手段16がターゲット側の機器からの信号を受
信し、選択手段14が両受信手段の出力を受ける。選択手
段14は、一方の機器の信号(受信手段の出力)がアクテ
ィブで他方の機器の信号がインアクティブの状態にある
ときに、一方の受信手段のアクティブな出力を他方の送
信手段へ送り、この送信手段がアクティブな信号を出力
せしめる。これと共に選択手段14が、一方の送信手段の
出力をオープンコレクタ状態にせしめる。
て、該SCSI機器の誤動作を生ぜしめることなく接続
する。 【解決手段】 ディジーチェーンにより接続された複数
のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニ
シエータ側の機器とターゲット側の機器との間に介在
し、受信手段10がイニシエータ側の機器からの信号を受
信し、受信手段16がターゲット側の機器からの信号を受
信し、選択手段14が両受信手段の出力を受ける。選択手
段14は、一方の機器の信号(受信手段の出力)がアクテ
ィブで他方の機器の信号がインアクティブの状態にある
ときに、一方の受信手段のアクティブな出力を他方の送
信手段へ送り、この送信手段がアクティブな信号を出力
せしめる。これと共に選択手段14が、一方の送信手段の
出力をオープンコレクタ状態にせしめる。
Description
【0001】
本考案は、コンピュータの周辺機器として利用されているハードディスク装置 、CD-ROM装置等のSCSIインターフェース仕様(SCSI−2等のSCSIに 関連するその他の仕様も含む。)に基づいて接続される機器(以下、「SCSI 機器」という。)の接続を補助するインターフェース装置に関し、より詳細には 、前記SCSI機器を多数接続した場合においても、誤動作を生じることなく該 SCSI機器の接続を可能ならしめるインターフェース装置に関するものである 。
【0002】
今日、情報通信産業の発展はめざましいものがあり、これに伴いコンピュータ 機器やその周辺機器にもいろいろな種類のものが登場している。例えば、ハード ディスク、CD-ROM、MOドライブ、ZIP ドライブ、プリンタ、スキャナ、等である 。これら各種機器の多くは、業界内において統一規格として制定された接続仕様 の一つであるSCSIインターフェース仕様に基づいて接続することのできるも のである。そして、その多くはコンピュータ機器(パソコン等)と接続されて使 用される。
【0003】 また、コンピュータ機器も小型化、低価格化の傾向にあり、一般家庭にも相当 普及しており、個人で前記各機器を使用することも多くなっている。しかも、こ れらは各1台に限らず複数台接続することも行われている。
【0004】 このように、規格化された接続仕様の下に、オフィス・家庭内においてユーザ の使用する環境・目的に応じて上記コンピュータ機器やその周辺機器を自由に組 み合わせることで、自分の必要とする使用環境を構築することができる。さらに 将来それぞれの機器を入れ替えるだけで段階的にアップグレードすることも可能 である。
【0005】 ところで、上記ハードディスク等の各SCSI機器は、いわゆるSCSIイン ターフェース仕様に基づいて接続されるものである。これは、基本的にはSCS I機器の出力形式がオープンコレクタ(オープンドレイン等も含む)となってお り、信号の伝送方向が双方向性を有し、かつ、アービトレーションという状態で は複数の機器の信号が同時にアクティブとなることがある。そして、各機器をケ ーブルで接続する際には、いわゆるディジーチェーン構成となるように接続され る(図1(C)を参照)。そして、ディジーチェーン接続の両端に配された機器に おいては、インピーダンス整合を採るためケーブルを受ける機器のコネクタ部に ターミネータ(図1(C) における機器1および4のTM)が配設される。このよ うな接続を採ることにより、SCSI規格によれば最大8台の機器を、総接続長 6メートルまで接続することが許容されている。
【0006】
しかしながら、機器の配置順や使用するケーブルの種類によっては、SCSI インターフェース仕様を満足する接続構成を採っている場合であっても、一部あ るいは全てのSCSI機器が誤動作するという問題がある。このような場合には 、機器の配置順を変更したり、使用するケーブルを高品質のものに変更する等の 手段を講じるとSCSI機器の誤動作が起こらなくなる場合もある。しかし、こ れも環境が変わると(機器が少し動いた等)また誤動作することがあり、安定に 接続状態を保持するのは困難である。また、2台のSCSI機器を長いケーブル で接続した場合においてものケーブル種類によっては同様の問題を生じることも ある。
【0007】 このような誤動作を生じる原因としては、以下のようなことが考えられている 。すなわち、規格上の総接続長を満足していても、使用するケーブルの特性によ り反射や損失等の状況が異なり、インピーダンス整合が完全に採れないことがあ る。また、ケーブルの特性は通常2台の機器を接続したときにSCSI規格を満 足するように作られており、ディジーチェーン接続により多数の機器を接続した ときにおいても、インピーダンス整合等が完全に採られるようにはなっていない のが現状である。さらに、SCSI機器におけるケーブルを受けるコネクタの品 質も上記インピーダンス整合に大きく影響を与え、また信号の送受信部の回路構 成によっても誤動作の状況が変わる。
【0008】 一方、従来より双方向の信号伝送方式としてシリアルインターフェース仕様に よるもの(例えば、RS-422、RS-485等)があり、これらにおいて上記のような問 題を生じたときの対応として、接続中継器を機器の接続間に挿入することが行わ れている。この接続中継器は、一方の機器からの信号を一旦受信して再送信する ものであり、リピータといわれることもある。SCSI機器の接続においても、 このような接続中継器を使用することによって上記問題が解消されることが期待 される所であるが、上述のアービトレーションという状態では複数の機器の信号 が同時にアクティブとなることがあるため、これに対応していない既存のパラレ ルインターフェース仕様の機器の接続に使用される接続中継器(内部の回路を含 む)では上記問題を解消する手段として使用することができない。
【0009】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、ディジーチェーンにより接続 された複数のSCSI機器の接続間に介在して、該SCSI機器が誤動作を生じ ることのないように接続を補助する接続中継器(インターフェース装置)を提供 することを目的とするものである。
【0010】
本考案の第1のインターフェース装置は、ディジーチェーンにより接続された 複数のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニシエータ側の機器と ターゲット側の機器との間に介在し、イニシエータ側の機器とターゲット側の機 器とを接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手段と、 前記第1または第2の受信手段の何れか少なくとも一方の出力を受け、この出 力に基づき前記イニシエータ側の機器または前記ターゲット側の機器のうちの少 なくとも一方の機器のアクティブな信号を、この一方の機器から他方の機器へ伝 送する伝送方向を選択する選択手段とからなるものである。
【0011】 ここで「イニシエータ側の機器」とは、ディジーチェーンにより接続された前 記複数のSCSI機器の接続を所定のチェーンの位置で分離したときに、分離さ れた一方に接続された機器群(1台の場合を含む)をいい、また、「ターゲット 側の機器」とは、その他方に接続された機器群(1台の場合を含む)をいう。さ らに「伝送方向を選択する」とあるのは、アクティブな信号の伝送方向の選択が 可能でかつイニシエータ側の機器の信号状態とターゲット側の機器の信号状態と が異なるときに双方の信号を干渉させない(ぶつかり合わせない)ことをいい、 前記機器のアクティブな信号を他方の機器へ伝送する伝送方向を選択することに 限らず、前記両送信手段の出力をハイインピーダンス状態にして信号の伝送を停 止することをも含む意味である。以下同様である。
【0012】 この第1のインターフェース装置においては、前記選択手段が、前記第1の送 信手段および第2の送信手段の出力を選択的に停止することにより前記伝送方向 を選択するものであったり、または、前記第1の受信手段および第2の受信手段 の出力を選択的に停止することにより前記伝送方向を選択するものであることが 望ましい。
【0013】 また、本考案の第2のインターフェース装置は、ディジーチェーンにより接続 された複数のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニシエータ側の 機器とターゲット側の機器との間に介在し、イニシエータ側の機器とターゲット 側の機器とを接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手段とからなり、 前記第1の受信手段が前記第2の受信手段の出力を受け、この出力に基づき前 記第1の受信手段の出力を選択的に停止し、前記第2の受信手段が前記第1の受 信手段の出力を受け、この出力に基づき前記第2の受信手段の出力を選択的に停 止することにより、前記イニシエータ側の機器または前記ターゲット側の機器の うちの少なくとも一方の機器のアクティブな信号を、この一方の機器から他方の 機器へ伝送するものである。
【0014】 また、本考案の第2のインターフェース装置は、ディジーチェーンにより接続 された複数のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニシエータ側の 機器とターゲット側の機器との間に介在し、イニシエータ側の機器とターゲット 側の機器とを接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手段とからなり、 前記第1の送信手段が前記第1の受信手段の出力を受け、この出力に基づき第 1の送信手段の出力を選択的に停止し、前記第2の送信手段が、前記第2の受信 手段の出力を受け、この出力に基づき第2の送信手段の出力を選択的に停止する ことにより、前記イニシエータ側の機器または前記ターゲット側の機器のうちの 少なくとも一方の機器のアクティブな信号を、この一方の機器から他方の機器へ 伝送するものである。
【0015】
本考案によるインターフェース装置によれば、SCSI機器からの信号を一旦 受信して再送信することができるので、このインターフェース装置をディジーチ ェーンにより接続された複数のSCSI機器の接続間に介在させることにより、 イニシエータ側の機器とターゲット側の機器とをインピーダンス的に分離するこ とができる。したがって、インピーダンス整合はイニシエータ側の機器またはタ ーゲット側の機器のみについて考慮すればよいこととなり、該インターフェース 装置により分離された他方の機器の分だけ影響を受けなくなる。すなわち、イニ シエータ側の機器とターゲット側の機器のそれぞれにおいて、接続機器の数が少 なくなり、またケーブルが短くなったのと等価となる。これにより、インピーダ ンス整合を採ることが容易となり、SCSI機器を多数又は長いケーブルで接続 したときにSCSI機器が誤動作するという問題を解消することができる。
【0016】 また、SCSI仕様に基づく双方向の信号(高速度で伝送方向の切り換えが行 われる)の伝送方向の切り換えは、選択手段を設け受信手段が受信した信号の状 態を見て、アクティブな信号を他方に伝送するように切り換えを行うことができ るので、その方向を誤ることもなくSCSI機器に弊害を与えることもない。例 えば、イニシエータ側の機器がアクティブでターゲット側の機器がインアクティ ブな状態のときに、ターゲット側の機器のインアクティブな状態をイニシエータ 側の機器に伝送するということは生じない。
【0017】 また、この選択手段は、受信手段または送信手段の出力を選択的に停止させる だけのものでもよいから、簡単かつ安価な回路構成により本考案によるインター フェース装置を実現することができる。
【0018】 さらに、本考案によるインターフェース装置によれば、上述のような選択手段 を特に設けることなく、何れか一方の受信手段の出力に基づいて直接他方の受信 手段の出力を選択的に停止させ、他方の受信手段の出力に基づいて直接一方の受 信手段の出力を選択的に停止させるだけの構成としても実現することができる。 また、何れか一方の受信手段の出力に基づいて直接この一方の送信手段の出力を 選択的に停止させ、他方の受信手段の出力に基づいて直接この他方の送信手段の 出力を選択的に停止させるだけの構成としても実現することができる。したがっ て、極めて簡単かつ安価な回路構成により本考案によるインターフェース装置を 実現することができる。
【0019】 上述の説明で明らかなように、本考案によるインターフェース装置によれば、 多数のSCSI機器を接続する場合においても、本考案によるインターフェース 装置をSCSI機器間に介在させることにより、インピーダンス不整合等による 機器の誤動作の発生を解消することが可能となるので、情報関連産業の発展著し い今日、各種新しいSCSI機器が次々と出現するにあわせてユーザが当該装置 の使用環境を再構築する場合において、本考案の果たす役割は極めて大きい。
【0020】
以下図面を参照して、本考案の実施の形態を詳細に説明する。図1(A) は本考 案によるインターフェース装置の第1の実施の形態を示すものである。このイン ターフェース装置は、イニシエータ機器と接続される受信手段10および送信手段 12と、ターゲット機器と接続される受信手段16および送信手段18と、各受信手段 と送信手段に接続された選択手段14とからなる。
【0021】 受信手段10および16は、イニシエータ機器およびターゲット機器から伝送され る信号を受け選択手段14へ信号を送るものであり、TTLバッファ74LS14等のバ ッファ機能を有するものが使用可能である。これにより、伝送信号が一旦波形整 形される。
【0022】 また、送信手段12および18は、選択手段14により選択された信号をイニシエー タ機器およびターゲット機器へ伝送するものであり、TTLドライバ7416等のオ ープンコレクタ出力のドライブ機能を有するものが使用可能である。送信手段と してオープンコレクタ出力形式のものを使用することにより、インアクティブな 信号が入力されたときには出力がハイインピーダンス状態となり、アクティブな 信号が入力されたときのみドライバとして機能するため、信号の伝達と送信のオ ン/オフを一つの素子によって容易に行うことができる。尚、ドライバーと送信 のオン/オフをそれぞれ別の素子によって構成することもできる。
【0023】 受信手段10の入力と送信手段12の出力は接続されており、図示しないコネクタ およびケーブルを介してイニシエータ機器と接続される。また、同様に受信手段 16の入力と送信手段18の出力は接続されており、図示しないコネクタおよびケー ブルを介してターゲット機器と接続される。
【0024】 選択手段14は、受信手段10および受信手段16の出力を受け、該出力の信号状態 (アクティブまたはインアクティブ)に基づいて、一方のアクティブ信号を他方 に伝送するとともに、アクティブな方の送信手段の出力がオープンコレクタ状態 となるように制御するものである。この動作は以下のようにして行われる。
【0025】 第1に、イニシエータ機器側の信号がアクティブでターゲット機器側の信号が インアクティブの状態にあるときは、選択手段14は受信手段10の出力を送信手段 18へ送り、送信手段18はこの入力信号状態を出力する。これにより、イニシエー タ機器側のアクティブな状態がターゲット機器側へ伝えられる。これと共に選択 手段14は、送信手段12の出力をオープンコレクタ状態にする。これにより、ター ゲット機器側の信号状態によりイニシエータ機器側の信号が影響(干渉)を受け るということがない。
【0026】 第2に、イニシエータ機器側の信号がインアクティブでターゲット機器側の信 号がアクティブの状態にあるときは、選択手段14は受信手段16の出力を送信手段 12へ送り、送信手段12はこの入力信号状態を出力する。これにより、ターゲット 機器側のアクティブな状態がイニシエータ機器側へ伝えられる。これと共に選択 手段14は、送信手段18の出力をオープンコレクタ状態にする。これにより、イニ シエータ機器側の信号状態によりターゲット機器側の信号が影響(干渉)を受け るということがない。
【0027】 第3に、イニシエータ機器側の信号およびターゲット機器側の信号が共にアク ティブの状態にあるとき又は共にインアクティブの状態にあるときには、選択手 段14は、送信手段12および送信手段18の出力をオープンコレクタ状態にする。こ れにより、何れの機器側の信号状態によっても信号が影響(干渉)を受けるとい うことがない。従って、このときの機器の信号が共に同じ状態にあるので、等価 的には一方から他方へ信号が伝送されたかのように機能する。尚、この第3の状 態のときは、各受信手段および送信手段による信号遅延が問題とならない限りに おいて、受信手段の出力を自身の送信手段へ送り、これを出力させるようにして もよい。
【0028】 ところで、SCSI仕様のインターフェースは、双方向性を有する信号と一方 向性を有する信号とによりSCSI機器を接続するものである。例えば、標準S CSI仕様においては、双方向性を有する信号としては、BSY,SEL,DBP,DB0〜DB7 があり、一方向性を有する信号としては、RST,C/D,I/O,MSG,REQ,ATN,ACK がある 。
【0029】 上記双方向性を有する信号の伝送ラインに、上記説明によるインターフェース 装置をイニシエータ機器とターゲット機器との間に配してSCSI機器と接続す る(図1(B) 参照)。この際、インピーダンス整合をとるためにインターフェー ス装置とイニシエータ機器およびインターフェース装置とターゲット機器との接 続部にターミネータTMを配設する。このようにすることで、上記説明から明らか なように、イニシエータ機器とターゲット機器とのアクティブな信号を他方の機 器へ伝送するとともに、一方の機器のインアクティブな信号による他方の機器へ の影響を排除することが可能となる。また、アクティブな信号はバッファ機能を 有する受信手段により一旦波形整形されるから、アクティブな信号はインターフ ェース装置を信号源としてきれいな信号として再送信される。
【0030】 従って、SCSI機器を接続したときのインピーダンス整合を考えた場合、イ ニシエータ機器とターゲット機器とは非接続の状態と等価となる。このため、イ ニシエータ機器側だけ、またはターゲット機器側だけでインピーダンス整合を考 えればよく、インターフェース装置により分離された分だけ、接続機器が減りケ ーブルも短くなったと等価となる。これにより、従来の接続(図1(C) 参照)よ りもインピーダンス整合をとり易くなる。
【0031】 実際にSCSI機器を接続する場合には、上記説明のインターフェース装置を SCSI仕様の双方向性を有する信号ラインの全てに介在させるとよい。また、 一方向性の信号ラインに介在させても問題はない。このようにして、本考案によ るインターフェース装置を介してSCSI機器を接続することにより、SCSI 機器を多数接続したときに誤動作を生じるという問題から解消されることとなる 。
【0032】 尚、本考案によるインターフェース装置を介してSCSI機器を接続する場合 、図1(B) のようにSCSI機器をイニシエータ機器とターゲット機器の2つの 機器のグループに分離するだけではなく、SCSIインターフェース仕様が許容 する限りにおいて、図2に示すようにインターフェース装置を複数使用し複数の 機器のグループに分離するように接続することも可能である。
【0033】 次に、図3を参照して本考案によるインターフェース装置の第2の実施の形態 について詳細に説明する。尚、この図3において、図1中の要素と同等の要素に は同番号を付し、それらについての説明は特に必要のない限り省略する。後述の 第3以降の実施の形態の説明においても同様である。
【0034】 この第2の実施の形態にかかるインターフェース装置は、受信手段10の出力が 送信手段18の入力に直接接続され受信手段16の出力が送信手段12の入力に直接接 続されている点で、第1の実施の形態と異なる。
【0035】 送信手段12および18は、ドライブ能力があり、イネーブル端子を有していてデ ィセーブル時に出力をハイインピーダンス(フローティング)とするものが使用 可能である。
【0036】 選択手段14は、受信手段10の出力信号がアクティブなときに送信手段18をイネ ーブルにし、インアクティブなときに送信手段18をディセーブルにする。同様に 、受信手段16の出力信号がアクティブなときに送信手段12をイネーブルにし、イ ンアクティブなときに送信手段12をディセーブルにする。尚、イニシエータ機器 側の信号とターゲット機器側の信号が共にアクティブなときは、両方の送信手段 をディセーブルにしてもよい。
【0037】 これにより、一方の機器のアクティブな状態が他方の機器側へ伝えられる。ま た、受信手段および送信手段によってイニシエータ機器とターゲット機器が分離 される。よって、第1の実施の形態と同様に、SCSI機器を接続したときのイ ンピーダンス整合を考えた場合、イニシエータ機器とターゲット機器とは非接続 の状態と等価となる。このため、イニシエータ機器側だけ、またはターゲット機 器側だけでインピーダンス整合を考えればよく、インターフェース装置により分 離された分だけ、接続機器が減りケーブルも短くなったと等価となり、インピー ダンス整合がとり易くなる。
【0038】 次に、図4を参照して本考案によるインターフェース装置の第3の実施の形態 について詳細に説明する。
【0039】 この第3の実施の形態にかかるインターフェース装置は、第2の実施の形態と 比べて受信手段10の出力が送信手段18の入力に直接接続され受信手段16の出力が 送信手段12の入力に直接接続されている点で共通するが、選択手段14が受信手段 10および16に接続されている点で異なる。
【0040】 受信手段10および16は、バッファ能力があり、イネーブル端子を有していてデ ィセーブル時に出力をインアクティブとするものが使用可能である。
【0041】 送信手段12および18は、TTLドライバ7416等のオープンコレクタ出力のドラ イブ機能を有するものが使用可能である。
【0042】 選択手段14は、受信手段10の出力信号がアクティブなときに受信手段16をイネ ーブルにし、インアクティブなときに受信手段16をディセーブルにする。同様に 、受信手段16の出力信号がアクティブなときに送信手段12をイネーブルにし、イ ンアクティブなときに送信手段12をディセーブルにする。これにより、何れか一 方の出力信号がアクティブなときにのみ、一方の機器のアクティブな状態が他方 の機器側へ伝えられる。また、受信手段および送信手段によってイニシエータ機 器とターゲット機器が分離される。
【0043】 よって、第1の実施の形態と同様に、SCSI機器を接続したときのインピー ダンス整合を考えた場合、イニシエータ機器とターゲット機器とは非接続の状態 と等価となる。このため、イニシエータ機器側だけ、またはターゲット機器側だ けでインピーダンス整合を考えればよく、インターフェース装置により分離され た分だけ、接続機器が減りケーブルも短くなったと等価となり、インピーダンス 整合がとり易くなる。
【0044】 次に、図5を参照して本考案によるインターフェース装置の第4の実施の形態 について詳細に説明する。
【0045】 この第4の実施の形態にかかるインターフェース装置は、上記の第1〜第3の 実施の形態と比べて選択手段がない点において異なる。
【0046】 この第4の実施の形態にかかるインターフェース装置においては、受信手段10 および16としてバッファ能力があり、イネーブル端子を有していてディセーブル 時に出力をインアクティブとするものが使用可能である。
【0047】 また、送信手段12および18は、ドライブ機能を有するものが使用可能である。
【0048】 受信手段10の出力が送信手段18の入力に直接接続され、かつ受信手段16のイネ ーブル端子に接続されている。同様に、受信手段16の出力が送信手段12の入力に 直接接続され、かつ受信手段10のイネーブル端子に接続されている。
【0049】 受信手段10の出力信号がアクティブなときに受信手段16がイネーブルとなり、 インアクティブなときに受信手段16がディセーブルになる。同様に、受信手段16 の出力信号がアクティブなときに送信手段12がイネーブルになり、インアクティ ブなときに送信手段12がディセーブルになる。これにより、第3の実施の形態と 同様に、何れか一方の受信手段の出力信号がアクティブなときにのみ、一方の機 器のアクティブな状態が他方の機器側へ伝えられる。また、受信手段および送信 手段によってイニシエータ機器とターゲット機器が分離される。
【0050】 よって、第1の実施の形態と同様に、SCSI機器を接続したときのインピー ダンス整合を考えた場合、イニシエータ機器とターゲット機器とは非接続の状態 と等価となる。このため、イニシエータ機器側だけ、またはターゲット機器側だ けでインピーダンス整合を考えればよく、インターフェース装置により分離され た分だけ、接続機器が減りケーブルも短くなったと等価となり、インピーダンス 整合がとり易くなる。
【0051】 次に、図6を参照して本考案によるインターフェース装置の第5の実施の形態 について詳細に説明する。
【0052】 この第5の実施の形態にかかるインターフェース装置においては、送信手段12 および18として、ドライブ能力があり、イネーブル端子を有していてディセーブ ル時に出力をハイインピーダンス(フローティング)とするものが使用可能であ る。
【0053】 受信手段10の出力が送信手段18の入力に直接接続され、かつ送信手段12のイネ ーブル端子に接続されている。同様に、受信手段16の出力が送信手段12の入力に 直接接続され、かつ送信手段18のイネーブル端子に接続されている。
【0054】 受信手段10の出力信号がアクティブなときに送信手段12がディセーブルとなり 、インアクティブなときに送信手段12がイネーブルになる。同様に、受信手段16 の出力信号がアクティブなときに送信手段18がディセーブルとなり、インアクテ ィブなときに送信手段18がイネーブルになる。受信手段の出力が共にインアクテ ィブなときは双方の送信手段がイネーブルになるが、信号が共にインアクティブ であるから他方に対して影響を与えるということがない。
【0055】 従って、一方の受信手段の出力信号がイネーブルで、他方の受信手段の出力信 号がディセーブルのときにのみ、アクティブな信号が他方へ伝送される。また、 受信手段および送信手段によってイニシエータ機器とターゲット機器が分離され る。
【0056】 よって、第1の実施の形態と同様に、SCSI機器を接続したときのインピー ダンス整合を考えた場合、イニシエータ機器とターゲット機器とは非接続の状態 と等価となる。このため、イニシエータ機器側だけ、またはターゲット機器側だ けでインピーダンス整合を考えればよく、インターフェース装置により分離され た分だけ、接続機器が減りケーブルも短くなったと等価となり、インピーダンス 整合がとり易くなる。
【0057】 なお、本考案によるインターフェース装置は、上述した実施の形態に限定され るものではなく、受信手段、送信手段、選択手段に使用されるゲートの種類を変 更する等、本考案の技術思想を逸脱しない範囲内において種々の改良並びに設計 の変更が可能である。また、上記説明は標準SCSIインターフェースの場合に ついて説明しているが、その他のSCSI仕様に準じたインターフェース(例え ば、SCSI−2)の場合においても同様に適用可能である。さらには、特にS CSI仕様のインターフェースに限らず、双方向性を有するインターフェース仕 様の接続においても適用することが可能である。
【図1】本考案の第1の実施の形態にかかるインターフ
ェース装置の構成図(A)、 該インターフェース装置を用
いたSCSI機器の接続方法を示す図(B) および従来の
SCSI機器の接続方法を示す図(C)
ェース装置の構成図(A)、 該インターフェース装置を用
いたSCSI機器の接続方法を示す図(B) および従来の
SCSI機器の接続方法を示す図(C)
【図2】上記インターフェース装置を用いたSCSI機
器の他の接続方法を示す図
器の他の接続方法を示す図
【図3】本考案の第2の実施の形態にかかるインターフ
ェース装置の構成図
ェース装置の構成図
【図4】本考案の第3の実施の形態にかかるインターフ
ェース装置の構成図
ェース装置の構成図
【図5】本考案の第4の実施の形態にかかるインターフ
ェース装置の構成図
ェース装置の構成図
【図6】本考案の第5の実施の形態にかかるインターフ
ェース装置の構成図
ェース装置の構成図
10,16 受信手段 12,18 送信手段 14 選択手段 20〜22 インターフェース装置 31〜35 SCSI機器
Claims (5)
- 【請求項1】 ディジーチェーンにより接続された複数
のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニ
シエータ側の機器とターゲット側の機器との間に介在
し、該イニシエータ側の機器と該ターゲット側の機器と
を接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の
受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受
信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信
手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手
段と、 前記第1または第2の受信手段の何れか少なくとも一方
の出力を受け、該出力に基づき前記イニシエータ側の機
器または前記ターゲット側の機器のうちの少なくとも一
方の機器のアクティブな信号を、該一方の機器から他方
の機器へ伝送する伝送方向を選択する選択手段とからな
ることを特徴とするインターフェース装置。 - 【請求項2】 前記選択手段が、前記第1の送信手段お
よび第2の送信手段の出力を選択的に停止することによ
り前記伝送方向を選択することを特徴とする請求項1記
載のインターフェース装置。 - 【請求項3】 前記選択手段が、前記第1の受信手段お
よび第2の受信手段の出力を選択的に停止することによ
り前記伝送方向を選択することを特徴とする請求項1記
載のインターフェース装置。 - 【請求項4】 ディジーチェーンにより接続された複数
のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニ
シエータ側の機器とターゲット側の機器との間に介在
し、該イニシエータ側の機器と該ターゲット側の機器と
を接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の
受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受
信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信
手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手
段とからなり、 前記第1の受信手段が前記第2の受信手段の出力を受
け、該出力に基づき前記第1の受信手段の出力を選択的
に停止し、前記第2の受信手段が前記第1の受信手段の
出力を受け、該出力に基づき前記第2の受信手段の出力
を選択的に停止することにより、前記イニシエータ側の
機器または前記ターゲット側の機器のうちの少なくとも
一方の機器のアクティブな信号を、該一方の機器から他
方の機器へ伝送することを特徴とするインターフェース
装置。 - 【請求項5】 ディジーチェーンにより接続された複数
のSCSI機器の所定のチェーンの位置において、イニ
シエータ側の機器とターゲット側の機器との間に介在
し、該イニシエータ側の機器と該ターゲット側の機器と
を接続するインターフェース装置であって、 前記イニシエータ側の機器からの信号を受信する第1の
受信手段と、 前記ターゲット側の機器からの信号を受信する第2の受
信手段と、 前記イニシエータ側の機器へ信号を送信する第1の送信
手段と、 前記ターゲット側の機器へ信号を送信する第2の送信手
段とからなり、 前記第1の送信手段が前記第1の受信手段の出力を受
け、該出力に基づき該第1の送信手段の出力を選択的に
停止し、前記第2の送信手段が、前記第2の受信手段の
出力を受け、該出力に基づき該第2の送信手段の出力を
選択的に停止することにより、前記イニシエータ側の機
器または前記ターゲット側の機器のうちの少なくとも一
方の機器のアクティブな信号を、該一方の機器から他方
の機器へ伝送することを特徴とするインターフェース装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001551U JP3043826U (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インターフェース装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997001551U JP3043826U (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インターフェース装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3043826U true JP3043826U (ja) | 1997-12-02 |
Family
ID=43178272
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997001551U Expired - Lifetime JP3043826U (ja) | 1997-03-11 | 1997-03-11 | インターフェース装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043826U (ja) |
-
1997
- 1997-03-11 JP JP1997001551U patent/JP3043826U/ja not_active Expired - Lifetime
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