JP3043714U - 郵便受函 - Google Patents
郵便受函Info
- Publication number
- JP3043714U JP3043714U JP1997004775U JP477597U JP3043714U JP 3043714 U JP3043714 U JP 3043714U JP 1997004775 U JP1997004775 U JP 1997004775U JP 477597 U JP477597 U JP 477597U JP 3043714 U JP3043714 U JP 3043714U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- box
- surface portion
- opening
- door
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Supports Or Holders For Household Use (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本考案は、投函者や受取人にとって投函対象
の授受が確実、かつ円滑に行われ、生活環境の美麗維持
をも図ることのできる郵便受函を提供するものである。 【解決手段】 本考案は、受面部を投函用開口が備えら
れた前面部の下部から後面部に向かって下り傾斜させた
郵便受函本体となし、前記後面部に形成した取出用開口
には開閉可能な扉が備えられた郵便受函の構成となし、
かつ不要チラシ等を廃棄する筐体をこの郵便受函下部に
連設したものである。
の授受が確実、かつ円滑に行われ、生活環境の美麗維持
をも図ることのできる郵便受函を提供するものである。 【解決手段】 本考案は、受面部を投函用開口が備えら
れた前面部の下部から後面部に向かって下り傾斜させた
郵便受函本体となし、前記後面部に形成した取出用開口
には開閉可能な扉が備えられた郵便受函の構成となし、
かつ不要チラシ等を廃棄する筐体をこの郵便受函下部に
連設したものである。
Description
【0001】
本考案は、例えばマンション等の集合住宅やオフィスビル等の建物に設置して 特に便利な、改良された郵便受函の構造に関するものである。
【0002】
従来の郵便受函としては、受函本体の前面に郵便物の投函口及び取出用扉を備 えたものや、受函本体の前面には郵便物の投函口を有し、且つその後面に取出用 扉を備えた形式のものがある。この種形式の郵便受函の使用状況においては、郵 便受函対象である郵便物や広告・宣伝用チラシ(以下、チラシ等と呼ぶ。)が投 函口に詰まったままで一部飛び出し状態に投函され、更に、これらのものの取り 出しに際しても、郵便物等の端部が投函口に懸る等して乱雑で取り出しが不便で あるばかりでなく、逆に投函口からも容易に引出し得る状態である。このため悪 戯や盗難の恐れもあり、また、受取人にとって不要なチラシ等の投函物も、その 都度重要な郵便物と共に取り扱わざるを得ない不都合があった。
【0003】
上記従来の郵便受函の使用状況にあっては、投函者の投函行為や受取人の取出 し作業等に支障を来すことはもとより、外部からの投函対象物への悪戯が発生し 、また不要な投函対象物が建物の内外に飛散している場合もある。 本考案は、このような従来の郵便受函の有する問題に鑑みてなされたもので、 投函者や受取人にとって投函対象の授受が確実かつ円滑に行われ、生活環境の美 観維持をも図ることができると共に、重要郵便物等の盗難の恐れも全くない郵便 受函を提供するものである。
【0004】
本考案は、上部近傍に投函用開口を備えた前面部と、取出用開口を備えた後面 部と、上面部と、受面部によって構成された受函本体を複数個連結した郵便受函 であって、該受面部は前面部の下部から後面部に向かって下り傾斜し、該後面部 の取出用開口には開閉可能な扉が備えられることを特徴とする郵便受函であり、 更に、上記受函本体が、上下左右に各々複数個連結され、その下部に不要郵便物 の廃棄函部を有する郵便受函の構造に関するものである。
【0005】
以下、本考案の実施形態について図面により説明する。 図1は、本考案の特徴的構成を示す単体の受函本体11を複数、縦又は横方向 に併設して構成された郵便受函10の、側断面構造における一部分を示している 。各受函本体11は上部近傍に投函用開口13を備えた前面部12と取出用開口 14を備えた後面部15と両側面壁部16、17と上面部18と受板面部19と から構成されて郵便物等の納入空間20が隔成されている。併しながら、複数の 受函本体11を図示のごとく上下に重ねて連結する場合には、該上面部18の部 材はより上方位置の受函本体における受板面部19により兼用することができる 。
【0006】 前面部12には、その上端近傍の支点30を中心に開閉する投函用扉31と装 飾部32が設けられ、他方、後面部15にはその下端近傍に備えた枢支部片40 の支点41により開閉する、例えばダイヤル錠のごとき錠前42付き取出用扉4 3と、その取出用開口14上端近傍に該取出用扉43の開放角度の規制用部片( 例えば、チェーン等)44を係止する掛止部片45とが共に設けられている。 更に、受板面部19は大方の受函本体11においては、前面部12の下端と後 面部15の下端を結ぶ傾斜状の底板面を構成し、その傾斜角度は例えば後下方に 約20゜〜30゜とすることができる。
【0007】 後面部15の取出用扉43には、投函されている郵便物等を外部から確認する ため、例えば透明プラスチック板等からなる覗窓46が設けられている。また、 図1において、受函本体11の構造は、特に上下に積み重ねて郵便受函を構成す る場合の中間に用いるものを中心に説明したが、例えば最上段部に位置する受函 本体11はその上面部が一般に水平板により構成され、また最下段部に位置する 受函本体11は、その前面部12及び側面壁部16、17が何れも受板面部19 の受板を越えて延長され、それらの外部を構成する部材の下端が面一となる用に 構成されている。(例えば後述の図3参照)
【0008】 次に、このような構成部材からなる郵便受函の受函本体における使用態様につ いて述べる。 投函者により前記支点30を介して投函用扉31を内側に押し開きながら(図 1参照)、投函用開口13から差し込まれる郵便物等は納入空間20に投函収納 される。この投函される郵便物等は、受板面部19が前述のごとく奥に向って下 り傾斜状態に設けられているので、受面部19に沿って滑りながら後面部15に 達し、該受板面部19上に自動的に収納載置される。更に後から投函される郵便 物等は、既に投函されている郵便物等の上表面が下り傾斜状態を呈していること から、この投函済の郵便物上に順次滑落積載されて納入空間20に投函され、整 然と収納載置されるものである。
【0009】 他方、受取人が郵便受函から郵便物等を取り出す場合には、錠前42を外した 上で取出用扉43を後面部15に設けられた枢支部片40の支点41廻りに回動 して取出用開口14を開放する。この開放される取出用扉43は、後面部15に 設けられている掛止部片45に係止した規制用部片(例えば、チェーン等)44 の長さ分だけの開放角度が維持されるものであるから、郵便物等が該取出用扉4 3に案内され、該郵便物等は受函本体11外に飛散することなく容易に取り出し 得るものである。即ち、郵便物等を取出用扉43で受け止めた状態で取捨選択す ることが可能であり、不要なチラシ等は後述する廃棄函部に直ちに廃棄する。
【0010】 この形式の受函本体11は、前面部12と後面部15に夫々投函用開口31と 取出用開口14を備えており、この様な受函本体を有する郵便受函10を各種住 宅に設置する場合、投函者と受取人である住宅居住者等の住宅内外の者を郵便受 函使用位置により明確に仕切ることができる。なお、上記受函本体11の前面部 には所有者の名前、記号その他の任意の表示を可能にする装飾部32が設けられ 、他方の取出用扉43の一部に部屋番号を表示することが可能である。
【0011】 図2乃至図4は夫々、図1に示すごとき構造の受函本体11を縦方向に多数積 み重ねて構成された郵便受函10の正面図、側面図及び背面図を示している。各 受函本体11は前面部12と後面部15と両側面部16、17と上面部18(中 間部分は受板面部19により兼用可能)と、更に受板面部19とにより複数の収 納空間20が形成されたものであって、各受板面部19は何れも図1と同様に、 前面部12から後面部15に向かって下り傾斜状態に設けられている。
【0012】 前面部12及び後面部15に設置される各投函用扉31及び各錠前42付き取 出用扉43もまた、図1と同様に夫々開閉自在に取り付けられ、前記錠前42付 き取出用扉43は掛止部片45に係止された規制用部片(例えば、チェーン等) 44により所望の開放角度に規制されているもので、このように多数の納入空間 20が形成された郵便受函は、集合住宅用或いはオフィスビル用として極めて利 用価値が高いものである。また、図4に明らかなごとく、各取出用扉43には夫 々透明プラスチック等を装着した覗き窓46が設けてあり、錠前を外すまでもな く内容物を確認することができる。
【0013】 図5は、上記図2乃至図4に示すごとき郵便受函10の下方に、例えば不要な チラシ等を取り出し時に即時廃棄するための廃棄函部50を設けた実施例の側面 図である。 即ち、上方の郵便受函10の各構成は図2乃至図4において説明したものと同 一又は類似の構成であるが、この例における廃棄函部50は該上方の郵便受函1 0と略々同一の幅及び奥行に構成されており、その内部に傾斜開閉可能な函本体 51を設けている。 従って、全体としては、廃棄函部50の上方に郵便受函10を載置連結した構 造となっている。
【0014】 函本体51はその前面が、即ち郵便受函10で見ると後方面に対応する面が、 上方の投入口59部分を除いて開閉板53により構成される。また、該函本体に は図示のごとく必要に応じて開度規制部材を設けることもできる。更に、該函本 体には予めゴミ収集用のビニール袋等を嵌挿し、ビニール袋抑え枠54によって 固定しておけば、廃棄された不要チラシ等を一括収集するために便利である。
【0015】 図6は、図5に示すことく下方に不必要なチラシ等の不要郵便物を廃棄する廃 棄函部50を有し、上方に複数の郵便の受函本体11を積み重ね連接して一体と なしたものを、更に横方向にも複数連結した実施例であり、その郵便受函10の 背面を示している。 この実施例においては、郵便受函10を構成する各部分の構成及び機能は、例 えば図5に示すものと同一であるが、多くの住人が居住するマンション等の集合 住宅やオフィスビルに特に適したものである。
【0016】 図7は、廃棄函部55を連接した本考案における各種形体の郵便受函10が、 例えば住宅の塀や建築物の壁等に設置された状態の断面構造を示すものである。 塀(又は壁)60の基礎構造部の所望位置に郵便受函10が、任意の支持手段 61、62を介して設置される。廃棄函部55は郵便受函10の下面前方部に適 宜の固着手段56にて連接され、廃棄函部55の投入口59下方に設けられた錠 前57付き開閉板58は、その下端部を支点として郵便物等の取出用扉43と同 方向に開放されるものである。そして郵便物等の取り出し時には、受取人が該投 入口59を介して廃棄函部55内に、不要なチラシ等を即座に選別、廃棄するこ とができる。
【0017】 この形式の郵便受函においては、上記廃棄函部55をその奥行が郵便受函10 の奥行寸法の約半分の厚さとしている。なお、前記の取出用扉43や開閉板58 はそれらの側部に規制手段を形成したものであれば、その開放時に郵便物等が郵 便受函外である建築物の床面等に飛散する事態を防止できる。
【0018】
本考案の郵便受函によれば、投函物が投函口から食み出ることなく納入空間内 に確実かつ円滑に投函されることから、郵便受函外部からの悪戯が防止され、か つ、廃棄函体部の付設により不要なチラシ等を即座に廃棄処理でき、生活環境を 良好に持続することができる等の多くの利点がある。
【図1】本考案の郵便受函の基本構成である、受函本体
の側断面図である。
の側断面図である。
【図2】多数の受函本体を上下に連結した構造形式の、
郵便受函における一実施例の正面図である。
郵便受函における一実施例の正面図である。
【図3】図2に示す実施例の側面図である。
【図4】図2に示す実施例の背面図である。
【図5】下部に廃棄函部を設けた形式の実施例の側面図
である。
である。
【図6】図5に示す形式の郵便受函を横にも複数連設し
た実施例の配面図である。
た実施例の配面図である。
【図7】廃棄函部を変更した他の実施例の側面図であ
る。
る。
10 郵便受函 11 受函本体 13 投函用開口 14 取出用開口 19 受板面部 20 収納空間 31 投函用扉 43 取出用扉 50、55 廃棄函部
Claims (5)
- 【請求項1】 上部近傍に投函用開口を備えた前面部
と、取出用開口を備えた後面部と、上面部と、受面部に
よって構成された受函本体を複数個連結した郵便受函で
あって、該受面部は前面部の下部から後面部に向かって
下り傾斜し、該後面部の取出用開口には開閉可能な扉が
備えられることを特徴とする郵便受函。 - 【請求項2】 上記取出用開口を開閉可能する扉は、後
面部の下端近傍を枢支部として開閉され、該扉の開放角
度を規制する手段を有することを特徴とする請求項1記
載の郵便受函。 - 【請求項3】 上記扉は、錠前の開閉により開閉可能に
することを特徴とする請求項1又は2記載の郵便受函。 - 【請求項4】 上記受函本体が、上下左右に各々複数個
連結され、その下部に不要郵便物の廃棄函部を有するこ
とを特徴とする請求項1記載の郵便受函。 - 【請求項5】 上記廃棄函部は、その奥行が受函本体の
奥行の略々半分であって、該廃棄函部分で建物の基礎等
に設置固定可能である請求項4記載の郵便受函。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004775U JP3043714U (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 郵便受函 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997004775U JP3043714U (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 郵便受函 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3043714U true JP3043714U (ja) | 1997-11-28 |
Family
ID=43178162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997004775U Expired - Lifetime JP3043714U (ja) | 1997-05-23 | 1997-05-23 | 郵便受函 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3043714U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512310B1 (ko) * | 2002-03-21 | 2005-09-02 | 미래산전 주식회사 | 우편물 수취함의 보안장치 및 방법 |
-
1997
- 1997-05-23 JP JP1997004775U patent/JP3043714U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100512310B1 (ko) * | 2002-03-21 | 2005-09-02 | 미래산전 주식회사 | 우편물 수취함의 보안장치 및 방법 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4844332A (en) | Mailbox | |
US5435484A (en) | Security mailbox | |
US3880344A (en) | Secured mailbox | |
CA2867597C (en) | Delivery receptacle | |
US4905891A (en) | Security mailbox | |
US6375071B1 (en) | Mailbox with mail storage and theft prevention | |
US11253095B2 (en) | Parcel drop box | |
US20200085222A1 (en) | Home wall insert mailbox with convenient box handling features | |
US5000378A (en) | Intrusion-secure mail box | |
GB2510575A (en) | Parcel depositary | |
JP3043714U (ja) | 郵便受函 | |
US7104436B2 (en) | Multiple component mailbox having postal and newspaper compartments | |
US4793551A (en) | Storage mail box | |
US7182245B1 (en) | Theft resistant mailbox | |
US6871779B1 (en) | Mailbox | |
JPH063982Y2 (ja) | 開閉ボックス付きドア | |
EP1427318A1 (en) | Device for the home delivery of a plurality of relatively large items of mail and/or parcels | |
US6929174B1 (en) | Mailbox | |
JPH07215398A (ja) | 宅配物受箱 | |
GB2449734A (en) | Secure Parcel Reception Unit With Separate Lockable Reception Compartments and proof of delivery | |
US6974074B1 (en) | Anti-theft mailbox insert | |
JPH0334144Y2 (ja) | ||
US2841327A (en) | Mail box | |
JP3576884B2 (ja) | 郵便受け箱 | |
JP2020018636A (ja) | 不在時配達荷物受取り装置 |