JP3043145U - コショウ研磨器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 立体美観を具え、コショウ粒を簡便に填装
し、別の調味料を同時に保存でき、混合参酌的使用に便
利なコショウ研磨器を提供する。 【解決手段】 主要部は底座１、研磨部材、固定環３、
ワッシャ４、底盤５、外容カバー６、内容カバー７、外
容カバー蓋８、内容カバー蓋９の部材で構成される。底
座１の内側に開口下向け容室１０を設け、固定環３を底
座１の容室１０内に組立て、ワッシャ４を底座１の接縁
１３に套設し、底盤５を研磨部材の軸棒２３に固定し、
外容カバー６を底盤５の上方に組立て、内容カバー７を
外容カバー６の容室６０に挿設する。このため、内容カ
バー７の容室７０にコショウ粒を入れたら直ぐに研磨で
き、コショウ粒の填装を簡便にし、外容カバー６の容室
６０内に別の調味料を填装でき、別の調味料の保存、混
合使用を便利にさせ、外容カバー６の外側から内容カバ
ー７の形状を透視でき、立体効果を具える造型を呈現す
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のコショウ研磨器に関する。

【０００２】

【従来の技術】

按ずるに西洋の飲食文化の東洋移行に随い、食べながら調味料を入れる方式が 段々人々に受け入れられる飲食方式になって来たが、調味料の参酌設計が若しも 実用、趣味と芸術性を兼ね備えたら、食事をする物は飲食中の面倒な事とは思わ ず、却って飲食の楽しみと風情を増す。それ故卓上型の調味料研磨器が世間に発 表され、食事をする者が食べながら調味料を研磨し、個人の好みに依って自分で 参酌でき、コショウ研磨器の外観美学に即応する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

按ずるに従来の物は機能の制限を受け、展開された外見は僅かに表面曲線の形 式変化に限られ、又コショウ粒の填装はおそらく部分的な構造を解体して填装が 不便であり、且つコショウと別の調味料（例えば塩）を一緒に参酌する時、おそ らく先ず研磨器を放置し、次いで塩缶を取って使用しなければならないので使用 の不便をもたらす。

【０００４】 本考案の主な目的は一種の立体美観を具えるコショウ研磨器を提供することに ある。 本考案の別の目的は、一種のコショウ粒をより簡便に填装するコショウ研磨器 を提供することにある。 本考案の他の目的は、一種の別の調味料を同時に保存でき、混合参酌的使用に 便利なコショウ研磨器を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案の主な特徴は、底座があり、その内側に開口下向け容室を設け、容室頂 面中間に通道を貫する。研磨部材は底座の容室と通道に組立てられ、主要部は絞 座、絞塊、バネ、軸棒、固定片及び調整ツマミの部材で組み立てられ、絞座を底 座の容室と通道に組立て、内側を透彫りにし、該絞塊は絞座の内側に組立て、該 バネは一端を絞塊で抵持し、別の一端で絞座を抵持、該軸棒を絞座及び絞塊に挿 設し、且つ軸棒上端部に置き、該調整ツマミを軸棒下端に組み立てる。固定環は 底座の容室内に組立て、研磨部材の絞座を固定する。ワッシャは底座の頂面に套 設する。底盤は研磨部材の軸棒及び固定片の固設に供する。又ワッシャ及び底座 上方に承設し、内側に漏らし穴を環設する。外容カバーを底盤頂面に組み立て、 内側に容室を設ける。内容カバーは外容カバーの容室に挿設し、且つ底盤頂面に 固設し、上段は外容カバー外に延凸し、その内側に容室を設ける。外容カバー蓋 は内容カバー上段に組合せ、且つ外容カバーの容室入口に蓋合し、その中間を内 容カバー上段に対合し、外径に套孔を設ける。内容カバー蓋を内容カバーの容室 入口に蓋合する。

【０００６】 したがって、内容カバーの容室にコショウ粒を入れたら直ぐに研磨に使用でき 、更にコショウ粒の填装をもっと簡便にし、並びに外容カバーの容室内に別の調 味料を填装でき、別の調味料の保存、混合使用を便利にさせ、外容カバーの外側 から内容カバーの形状を透視でき、立体効果を具える造型を呈現する。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 先ず第１図に示すように、本考案の主要部分は、底座１、研磨部材２、固定環 ３、ワッシャ４、底盤５、外容カバー６、内容カバー７、外容カバー蓋８、内容 カバー蓋９等の部材で構成され、底座１の内側に開口下向け容室１０を設け、容 室１０の頂面に相対する内側に旋回止め塊１００を設け、頂面中間に通道１１を 通設し、通道１１の上面に開口上向けの容槽１２を通設し、容槽１２の上方周縁 に接合縁１３を環設する。

【０００８】 研磨部材２は底座１の容室１０と通道１１に組立て、その主要部に絞座２０、 絞塊２１、バネ２２、軸棒２３、固定片２４及び調整ツマミ２５の部材で組立て られ、絞座２０内側を透し彫りにし、内周壁に縦向の歯体２００を環設し、上端 に軸套２０１を架設し、外底縁に抵持縁２０２を延凸し、抵持縁２０２に相対す る両側に旋回止め槽２０３を設け、該絞塊２１は絞座２０内側に組立て、その外 側下方に斜錐状の歯体２１０を環設し、歯体２１０に等距離にはじき歯２１１を 設け、又絞塊２１内側に開口上向きのバネ槽２１２を設け、バネ槽２１２の中間 に凸軸２１３を設け、凸軸の中間に貫通穴２１４を設け、該バネ２２は絞塊２１ のバネ槽２１２内に組立て、該軸棒２３を絞座２０及び絞塊２１に挿設し、主要 部に長方形の軸腕２３０を設け、軸腕２３０の上端に固定塊２３１を設け、下端 に外螺旋溝体２３２を設け、該固定片２４を軸棒２３の軸腕２３０に挿設し、且 つ底盤５に固定し、その中間に方形の貫通穴２４０を設け、該調整ツマミ２５は 軸棒２３の外螺旋溝体２３２に組立て、内側に開口上向けの内螺旋溝２５０を設 ける。

【０００９】 固定環３は底座１の容室１０内に組立て、研磨部材２の絞座２０を固定し、そ の内側に抵持縁３０を環設する。 ワッシャ４を底座１の接縁１３に套設する。 底盤５は研磨部材２の軸棒２３に固定し、且つワッシャ４の上方に承設し、そ の頂面外側に凸縁５０を環設し、凸縁５０内側に等距離の漏らし穴５１を環設し 、中間に開口下向きの固定穴５２を設ける。

【００１０】 外容カバー６は底盤５の上方に組立て、内側に容室６０を設け、底縁５を対合 して接合縁６１を環設し、頂縁に蓋合縁６２を環設する。 内容カバー７は外容カバー６の容室６０に挿設し、底盤５に固設し、その主要 部は弧錐状を呈し、内側に容室７０を設け、頂縁に蓋合縁７１を設ける。 外容カバー蓋８は外容カバー６の蓋合縁６２を蓋合し、上端面に等距離の貫通 穴８０を環設し、中間に内容カバー７の上段外径に套孔８１を設けて対合する。

【００１１】 内容カバー蓋９は内容カバー７の蓋合縁７１を蓋合する。 組合わせるとき、図２及び図３に示すように、先ず研磨部材２の軸棒２３の上 端の固定塊２３１を固定穴５２内に合わせて入れ、その後軸棒２３の方形軸腕２ ３０を研磨部材２の固定片２４の方形貫通穴２４０に挿設し、且つ固定片２４を 軸棒２３の軸腕２３０上端に設け、底盤５の底面に接触させ、並び高周波溶接を 施して該軸棒２３を底盤５に組合わせて固定させ、更に外容カバー６底面の接合 縁６１を底盤５の外周囲に貼触させ、内容カバー７は外容カバー６の容室６０に 挿設し、且つ底縁を底盤５頂面に環設した凸縁５０内側に貼触し、並びに内、外 カバー６、７の底縁と底盤５の貼触面に高周波溶接を施して内、外容カバー６、 ７と底盤５を固く接合し、更に研磨部材２の絞座２０を底座１の下方から容室１ ０の頂面に置き、容室１０頂面の旋回止め塊１００は絞座２０の旋回止め槽２０ ３にひっかかり、絞座２０を旋回させず、更に固定環３を底座１から容室１０に 置き絞座２０を套合し、固定環３の抵持縁３０を固定して絞座２０の抵持縁２０ ２底面を抵持し、固定環３の頂縁を容室１０の頂面に頂触し、且つ高周波溶接を 施す。更に絞座２０を底座１の上に固設し、又ワッシャ４を底座１上方の接続縁 １３に套合し、底盤５を組合わせた研磨部材２の軸棒２３１に組合わせて底座１ の容槽１２、絞座２０の軸套２０１に挿設し、底座１の容室１０に延凸状を形成 し、更にバネ２２を絞塊２１のバネ槽２１２内に置き、並びに絞塊２１中間の凸 軸２１３を方形貫通穴２１４に貫設して軸棒２３の方形軸腕２３０に挿設し、絞 塊２１の凸軸２１３は絞座２０の軸套２０１内に延凸し、該組合せ絞塊２１のバ ネ槽２１２内のバネ２２上端は絞座２０の軸套２０１底面に抵触し、更に調整ツ マミ２５の内螺旋溝体２５０を軸棒２３下端の外螺旋溝体２３２に対合して螺合 し、絞塊２１が軸棒２３から離脱せず、研磨部材２の組合わせに達し、最後に外 容カバー蓋８中間の套孔８１を内容カバー７に対合して上段外側に套入し、且つ 外容カバー６の上端蓋合縁６３に蓋合し、内容カバー蓋９は内容カバー７の上端 蓋合縁７１に蓋合する。上記に述べた通りにしたら全体の組立てが完成する。

【００１２】 使用するとき、図４及び図５に示すように、コショウ粒をただ内容カバー７上 端の容室７０に入れ、底盤５に承置しただけで、底盤５の漏らし穴５１より底座 １上方の容槽１２に落ち込み、且つ容槽１２の中間に組合わせた絞座２０内側に 落ちて、コショウ粒を研磨するとき、片手で外容カバー６を持ち、別の手で底座 １を持って逆方向に旋回したら、該外容カバー６が底盤５を先導し、底盤５が軸 棒２３を先導し、軸棒２３が絞塊２１を先導して同向回転し、底座１が絞底２０ を先導して絞塊２１が反対方向に旋回する。こうして該コショウ粒が絞座２０の 歯体２００と絞塊２１の歯体２１０及びはじき歯２１１を逆方向回転させて研磨 粉砕し、研磨粉粒の大小を調節し、軸体２３下端の調整ツマミを上、下に回転し て、該絞塊２１を上、下に移動して、絞座２０と間隙大小を保持調節し、コショ ウ粒の研磨粒の大小をコントロールし、該外容カバー６０内は塩又はその他の調 味料を填装でき、コショウ粒研磨を参酌後、直ぐに外容カバーの容室６０に填装 した塩をコショウ、塩混合して参酌使用に便利たらしめ、又外容カバー６の外側 から内容７の形状を透視でき、立体効果のある外観造型を呈現する。

【００１３】 故に以上の説明でわかるように、本考案実施例は以下の伏点及び効能を具える 。 内容カバー蓋を開けただけでコショウ粒を内容カバー容室内に填装でき、研 磨部材に供して研磨でき、コショウ粒の填装が極めて簡便にできる。 外容カバーの容室内に塩又はその他の調味を填装でき、コショウ粒研磨参酌 後直ぐに塩又は別の調味料を入れて比較的便利な混合参酌の使用に達する。

【００１４】 外容カバー外側から内容カバー形状を透視でき、立体効果のある外観造型を 呈現する。 故に以上の説明でわかるように、本考案の実施例は予期の目的と使用効果に達 する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の立体分解図である。

【図２】本考案の立体組合せ図である。

【図３】本考案の組合せ断面図である。

【図４】本考案の研磨部材調整略図である。

【図５】本考案の使用略図である。

【符号の説明】

１ 底座 ２ 研磨部材 ３ 固定環 ４ ワッシャ ５ 底盤 ６ 外容カバー ７ 内容カバー ８ 外容カバー蓋 ９ 内容カバー蓋 １０ 容室 １１ 通道 １２ 容槽 １３ 接合縁 ２０ 絞座 ２１ 絞塊 ２２ バネ ２３ 軸棒 ２４ 固定片 ２５ 調整ツマミ ３０ 抵持縁 ５０ 凸縁 ５１ 漏らし穴 ５２ 固定穴 ６０ 容室 ６１ 接合縁 ６２ 蓋合縁 ７０ 容室 ７１ 蓋合縁 ８０ 貫通穴 ８１ 套孔 １００ 旋回止め塊 ２００ 歯体 ２０１ 軸套 ２０２ 抵持縁 ２０３ 旋回止め槽 ２１０ 歯体 ２１１ はじき歯 ２１２ バネ槽 ２１３ 凸軸 ２１４ 貫通穴 ２３０ 軸腕 ２３１ 固定塊 ２３２ 外螺旋溝体 ２４０ 貫通穴 ２５０ 内螺旋溝体

Claims (10)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 底座と、研磨部材と、固定環と、ワッシ
   ャと、底盤と、外容カバーと、内容カバーと、外容カバ
   ー蓋と、内容カバー蓋とを備え、 底座の内側に開口下向けの容室を設け、容室頂面中間に
   通道を設け、 研磨部材を底座の容室と通道上に設け、主要部は絞座、
   絞塊、バネ、軸棒、固定片及び調整ツマミの部材で組み
   立てられ、該絞座を底座の容室と通道上に組立て、内側
   に透し彫りを呈し、該絞塊は絞座内側に組立て、該バネ
   は一端が絞塊を抵持し、別の一端で絞座を抵持し、該軸
   棒は絞座と絞塊を挿設し、該固定片に軸棒を挿設し、且
   つ軸棒上端に置き、該調整ツマミは軸棒下端に組立て、 固定環を底座の容室内に組立て研磨部材の絞座を固定
   し、 ワッシャは底座の頂面に套設し、 底盤は研磨部材の軸棒と固定片の固設に供し、並びにワ
   ッシャ及び底座上方に承設し、内側に漏らし穴を環設
   し、 外容カバーは底盤頂面に組立て内側に容室を設け、 内容カバーは外容カバーの容室に挿設し、且つ底盤頂面
   に固設し、上段は外容カバー外に延凸し、その内側に容
   室を設け、 外容カバー蓋は内容カバー上段を貫通し、且つ外容カバ
   ーの容室入口を蓋合し、その中間に内容カバーを対合し
   て上段外径に套孔を設け、 内容カバー蓋は内容カバーの容室入口を蓋合し、 内容カバーの容室内にコショウ粒を入れ、底盤と底座の
   逆向旋回によって研磨部材を駆動してコショウ粒の研磨
   に使用し、更にコショウの填装をもっと簡便にし、外容
   カバーの容室内に別の調味料を填装でき、別の調味料保
   存を兼ねて混合参酌の使用を簡便にし、又外容カバーの
   外側から内容カバーの形状を透視でき、極めて立体効果
   を具え、外見造型を呈現することを特徴とするコショウ
   研磨器。
2. 【請求項２】 底座の容室頂面両側に相対する旋回止め
   塊を設け、研磨部材の絞座外底縁に抵持縁を延凸し、容
   室頂面を抵持し、抵持縁に相対する両側に旋回止め槽を
   設け、旋回止めを嵌合し、更に絞座を底座に組み立てる
   時に旋動するのを防止することを特徴とする請求項１記
   載のコショウ研磨器。
3. 【請求項３】 底座の通道上に容槽を通設し、容槽上方
   の周縁に接合縁を環設してワッシャの組立てに供するこ
   とを特徴とする請求項１記載のコショウ研磨器。
4. 【請求項４】 底盤中間に開口下向きの固定穴を設け、
   研磨部材の軸棒上端の固定穴に固定塊を設け、固定塊下
   方に方形軸腕を設け、該固定片中間に方形軸腕に対合し
   て方形貫通穴を設け、組合わせるとき、軸棒の固定塊を
   底盤の固定穴内に置き、並びに固定片を挿設し、次いで
   固定片と底盤を貼触し、且つ高周波溶接を施して軸棒と
   底盤を接合させることを特徴とする請求項１記載のコシ
   ョウ研磨器。
5. 【請求項５】 底盤頂面に凸縁を環設し、内容カバー底
   縁を凸縁内囲に対合して定位させることを特徴とする請
   求項１記載のコショウ研磨器。
6. 【請求項６】 外容カバー底縁に接合縁を設けて底盤の
   外囲を套持できることを特徴とする請求項１記載のコシ
   ョウ研磨器。
7. 【請求項７】 内、外カバーと底縁貼触縁に高周波溶接
   を施したら、内、外カバーと底盤を固く接合できること
   を特徴とする請求項１記載のコショウ研磨器。
8. 【請求項８】 固定環内側に抵持縁を環設し、研磨部材
   の絞座の抵持縁底面を套持し、そして固定環頂縁と底座
   の容室頂面を貼触し、並びに高周波溶接を施し、絞座を
   底座上固設するのに達することを特徴とする請求項１記
   載のコショウ研磨器。
9. 【請求項９】 外容カバー縁に蓋合縁を設けて外容カバ
   ー蓋の定位蓋合に供し、外容カバー蓋の套孔周縁に貫通
   穴を設け、外容カバー容室内の調味料を酌量して取り出
   すのに供することを特徴とする請求項１記載のコショウ
   研磨器。
10. 【請求項１０】 内容カバー頂縁に蓋合縁を設け、内容
    カバー蓋の定位蓋合に供することを特徴とする請求項１
    記載のコショウ研磨器。