JP3043081U - 集音機付きルーペ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯に便利であると共に必要に応じてすぐに
使用することができ、かつ装飾性及び趣味性に富んだ画
期的な集音機付きルーペを提供する。 【解決手段】 外部からの音を取り込んで増幅して出力
する集音回路６０を内臓し、側面部にイヤホン４０を接
続するための接続部４１と、集音回路のＯＮ／ＯＦＦ用
のスイッチ５０と、音量調整ツマミ７０を配置した集音
機本体１０、中央部にレンズ２１を装着し、集音機本体
の前面部に一端を回動可能に軸支して取り付けられたル
ーペ部２０、集音機本体又はルーペ部に取り付けられた
首掛け体３０とからなり、ペンダントのように首に掛け
て携帯する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、集音機付きのルーペに関し、特に、ペンダント型のループに集音機 を組み合わせることにより実用性を高めた集音機付きルーペに関する。

【０００２】

【従来の技術】

高齢者が新聞等の小さな活字を読む場合にルーペを使用する場合が多い。高齢 化時代の昨今においては、多種多様なルーペが提供されている。また、耳の不自 由な高齢者等にあっては聞き取り難い場合などに必要に応じて集音機が利用され ている。

【０００３】 従来、これらの商品は、それぞれ別々に提供されており、バックやポケットに 入れて常時携帯し、使用時に取り出して利用するのが一般的である。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

上述したように従来においては、ルーペ及び集音機がそれぞれ別々の商品とし て提供されているため、使用時にバックやポケットから取り出して利用している が、必要な時にすぐに取り出せないという欠点があり、かつ携帯する際に忘れ易 いという欠点があった。

【０００５】 また、従来のルーペ及び集音機は、機能重視のため装飾性及び趣味性に乏しい といった欠点もあった。

【０００６】 上述したような状況から取り扱いに便利でかつ装飾性及び趣味性に富んだルー ペ及び集音機の実現が望まれている。

【０００７】 本考案の目的は、携帯に便利であると共に必要に応じてすぐに使用することが でき、かつ装飾性及び趣味性に富んだ画期的な集音機付きルーペを提供すること にある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため本考案の集音機付きルーペは、外部からの音を取り 込んで増幅して出力する集音回路を内臓し、側面部にイヤホンを接続するための 接続部と、前記集音回路のＯＮ／ＯＦＦ用のスイッチと、音量調整ツマミを配置 した集音機本体と、中央部にレンズを装着し、前記集音機本体の前面部に一端を 回動可能に軸支して取り付けられたルーペ部と、前記集音機本体又はルーペ部に 取り付けられた首掛け体とからなることを特徴とする。

【０００９】 請求項２の本考案の集音機付きルーペは、ルーペ部の表面に装飾を施し、かつ 前記レンズに宝石を模した色をつけたことを特徴とする。

【００１０】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の第１の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。図 １は本考案の実施の形態による集音機付きルーペの全体斜視図、図２はルーペ使 用時の状態を示す斜視図である。

【００１１】 図１，図２を参照すると、本集音機付きルーペは、図示のようにペンダント型 に形成されており、集音機本体１０と、ルーペ部２０と、鎖などの首掛け体３０ と、イヤホン４０とで構成される。

【００１２】 集音機本体１０は、略円筒形に形成されており、内部には図５に示すように外 部からの音を拾って増幅して出力するための集音回路６０が内臓されている。ま た、集音機本体１０の側面には、図３及び図４に示すように、イヤホン４０を接 続するためのイヤホンジャック４１、集音回路６０のＯＮ／ＯＦＦを行なうスイ ッチ５０、集音回路６０の出力音量を調整する音量ツマミ７０がそれぞれ設けら れている。その他、図示は省略してあるが、集音機本体１０の裏面に電池収納部 が設けられている。

【００１３】 ルーペ部２０は、上記集音機本体１０の形状に適合する外形に形成されており 、軸部２２によって集音機本体１０の前面部に回動可能に取り付けられている。 また、ルーペ部２０の中央部の開口には、レンズ２１が装着されている。本実施 例では、このルーペ部２０の表面に装飾を施し、レンズ２１をルビーやエメラル ド等の宝石として見立てるためにそれら宝石を模した色がつけられている。

【００１４】 集音機本体１０の上面のレンズ２１に対向する部分には、レンズ２１の色と同 じ色の色シート９０が貼り付けてあり、レンズ２１の色が鮮やかに見えるように してある。

【００１５】 ルーペ部２０の上部には、首掛け体３０が着脱可能に取り付けられている。こ れにより、図１の状態で首にかければ、ルーペ部２０が飾りとなってペンダント として機能するものである。

【００１６】 ルーペ部２０の下部には、外部の音を取り込むための孔８０が設けられ、かつ 集音機本体１０の上面のうち孔８０に対応する位置にも、集音機本体１０内に外 部音を取り込むための孔８１が設けられている。外部からの音は、この孔８０， ８１を通して集音回路６０に取り込まれ、増幅されてイヤホン４０から出力され るものである。

【００１７】 以上のような構成により、本集音機付きルーペは、首掛け体３０を首に掛けて ペンダントとして携帯することができる。

【００１８】 そして、集音機として使用する場合には、図１のように、イヤホン４０をイヤ ホンジャック４１に差し込み、スイッチ５０をＯＮにすれば、首に掛けたまま集 音機として使用することができる。そして、必要に応じて音量ツマミ７０によっ て音量を調整する。

【００１９】 ルーペとして使用する場合は、首に掛けたまま或いは首から外した状態で、ル ーペ部２０を図２に示すように回動し、集音機本体１０の部分を持ってルーペと して使用する。その際、上述のようにヤホン４０をイヤホンジャック４１に差し 込み、スイッチ５０をＯＮにすれば、ルーペと同時に集音機の機能を使用するこ とが可能である。

【００２０】 以上好ましい実施例をあげて本考案を説明したが、本考案は必ずしも上記実施 の形態に限定されるものではない。例えば、集音機本体１０及びルーペ部２０を 略円形とした例を示したが、これらの外形状は図示の形状に限定されず、その他 多角形や星型等の形状とすることもできる。また、上記首掛け体３０は、集音機 本体１０側に取り付けてもよい。

【００２１】

【考案の効果】

以上説明したように本考案の集音機付きルーペによれば、ルーペ部と集音機本 体を組み合わせ、かつ首掛け体を取り付けることにより、ペンダントとして身に 付けることができるため、携帯に便利であると共に必要に応じてすぐにルーペ又 は集音機として使用することができ、非常に便利かつ実用的である。又、ペンダ ント型としたことにより、携帯する際に忘れることもなくなる。

【００２２】 また、ルーペ部に装飾を施し、レンズに宝石を模した色を付けることにより、 ルーペ及び集音機としての機能に加えて、装飾性及び趣味性に富んだ画期的な製 品が実現できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案の実施の形態による集音機付きルーペ
の構成を示す全体斜視図である。

【図２】 本考案の実施の形態による集音機付きルーペ
のルーペ部を回動した状態の斜視図である。

【図３】 本考案の実施の形態による集音機付きルーペ
の側面図である。

【図４】 本考案の実施の形態による集音機付きルーペ
の側面図である。

【図５】 本考案の実施の形態による集音機付きルーペ
の内部構造を示す図である。

【符号の説明】

１０ 集音機本体 ２０ ルーペ部 ２１ レンズ ２２ 軸部 ３０ 首掛け体 ４０ イヤホン ４１ イヤホンジャック ５０ スイッチ ６０ 集音回路 ７０ 音量ツマミ ８０，８１ 孔 ９０ 色シート

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 外部からの音を取り込んで増幅して出力
   する集音回路を内臓し、側面部にイヤホンを接続するた
   めの接続部と、前記集音回路のＯＮ／ＯＦＦ用のスイッ
   チと、音量調整ツマミを配置した集音機本体と、 中央部にレンズを装着し、前記集音機本体の前面部に一
   端を回動可能に軸支して取り付けられたルーペ部と、 前記集音機本体又はルーペ部に取り付けられた首掛け体
   とからなることを特徴とする集音機付きルーペ。
2. 【請求項２】 前記ルーペ部の表面に装飾を施し、かつ
   前記レンズに宝石を模した色をつけたことを特徴とする
   請求項１に記載の集音機付きルーペ。