JP3042738U - 非常用給水設備 - Google Patents

非常用給水設備

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JP3042738U
JP3042738U JP1997003676U JP367697U JP3042738U JP 3042738 U JP3042738 U JP 3042738U JP 1997003676 U JP1997003676 U JP 1997003676U JP 367697 U JP367697 U JP 367697U JP 3042738 U JP3042738 U JP 3042738U
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JP
Japan
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water
emergency
water supply
storage tank
emergency shutoff
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Application number
JP1997003676U
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English (en)
Inventor
誠次 保知
清 渡辺
Original Assignee
誠次 保知
株式会社森田鉄工所
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一定規模、例えば震度5以上の地震が発生し
た場合、自動的に緊急遮断弁を作動させて、既設の貯水
タンク内に3週間程度は維持できる水量を確保すること
ができ、その貯水タンクから必要に応じた給水を行なう
ことができるものとし、前記した緊急遮断弁も小さなス
ペースでの設置と低廉化を図り、故障や誤動作の虞のな
いものとした非常用給水設備とする。 【解決手段】 上水道配管から貯水タンクを介して給水
栓へ水の供給がなされる給水設備にあって、感震器ある
いは流量感知機等の異常検知手段により強震や過流量を
感知した時前記した貯水タンクの二次側配管に無停電バ
ルブ制御盤により自動的に作動される緊急遮断弁を設置
し、かつ、緊急時用の遮断栓を設置してあることとし、
前記した無停電バルブ制御盤はバックアップとして半導
体スイッチによる無瞬断の切替え用バイパスを付設し、
商用電源の降圧トランスと、単相100Vを出力する無
停電電源装置と、その出力の昇圧トランスと可変周波イ
ンバータとを前記した緊急遮断弁に電気的に接続してあ
ることとする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は給水設備、特に団地住宅をはじめ、マンション、病院、学校、その 他各種ビルディング等の建築、建造物にあって、上水道配管から一旦、水を貯水 タンク(受水槽)に入れ、その貯水タンクから各給水栓、例えば蛇口へ給水をす る給水設備の改良に関し、主として地震等の災害時に一定量の水を前記した貯水 タンクに確保し、緊急時の飲料水をはじめとする生活用水を確保することができ る非常用給水設備に関する。
【0002】
【考案の背景】
従来、給水設備における地震対策としては、上水道配管に緊急遮断弁が付設 されることが一般的である。この緊急遮断弁は交流モータで駆動され、水の供給 作用を行なう電動弁を閉止することを目的としている。即ち、上水道配管の地震 に起因する亀裂部分から大量の水が噴出漏水してしまうことを防止することを目 的としている。
【0003】 そして、この緊急遮断弁は振動によって落下するウェイトを弁体に連結して 、ウェイトの落下によって弁体を閉止動させるものとなっている。
【0004】
【考案が解決しょうとする課題】
しかしながら、この従来の給水設備にあっては、最終的な需要者への給水が 緊急時には遮断されることとなり、即時に生活用水に窮してしまうこととなる。 特に、建築、構築物が地盤沈下を伴う条件にある場合等は、沈埋管は地盤と共に 沈下するが、建築、構築物はその躯体の沈下を抑制された基礎を有しているもの で、構造上の歪みが生じ、一層前記した沈埋管(上水道配管)は軽度の震動で破 損する虞がある。
【0005】
【考案の目的】 そこで、本考案は上記した従来の実情、問題点に着目してなされたもので、 かかる問題点を解消して、一定規模、例えば震度5以上の地震が発生した場合、 自動的に緊急遮断弁を作動させて、既設の貯水タンク内に3週間程度は維持でき る水量を確保することができ、その貯水タンクから必要に応じた給水を行なうこ とができるものとし、前記した緊急遮断弁も小さなスペースでの設置と低廉化を 図り、故障や誤動作の虞のないものとした給水設備を提供することを目的として いる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る給水設備は上水道配管から貯水タ ンクを介して給水栓へ水の供給がなされる給水設備にあって、感震器あるいは流 量感知機等の異常検知手段により強震や過流量を感知した時、前記した貯水タン クの二次側配管に無停電バルブ制御盤により自動的に作動される緊急遮断弁を設 置し、かつ、緊急時用の遮断栓を設置してあることを特徴とし、前記した無停電 バルブ制御盤はバックアップとして半導体スイッチによる無瞬断の切替え用バイ パスを付設し、商用電源の降圧トランスと、単相100Vを出力する無停電電源 装置と、その出力の昇圧トランスと可変周波インバータとを前記した緊急遮断弁 に電気的に接続してあることを特徴としている。
【0007】
【作用】
上記した構成とした場合、地震等の緊急時に上水道配管の損壊等により、通 常の水の供給が断たれても、生活に必要な十分な水量が貯水タンクに確保される こととなり、また、その作用に不可欠となる緊急遮断弁もコンパクトな外観のも のとなり、通常時に邪魔となってしまうこともなくなるのである。
【0008】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本考案を実施 した給水設備における緊急遮断弁の取付を示す正面図、図2は同じく平面図、図 3は緊急用給水栓の側面図、図4は同じく平面図、図5は無停電バルブ制御盤の 回路図である。
【0009】 これらの図にあって1は既設の貯水タンクを示しており、2は通常時に各戸 へ対して貯水タンク1内の水を送水する二次側配管を示している。そして、この 二次側配管2には、常時開とされる仕切弁3が配設され、この仕切弁3を通過し た個所に、電動モータを内蔵した緊急遮断弁4が組み付けられている。
【0010】 この緊急遮断弁4には既知の感震器も接続あるいは組み付けられたものとな っており、さらには後述する無停電バルブ操作盤と電気的に接続されて、ウェイ トの存在をなくし、停電状態となっても自動的に緊急時に作動することを可能と しているもので通常時は開状態となっている。
【0011】 さらに、前記した緊急遮断弁4の寸前となる一次側には、前記した二次側配 管2にボール弁5が配備されている。このボール弁5はレバー6によって外的に 開閉可能なものとされ、通常時は閉状態となっている。
【0012】 このボール弁5を介して二次側配管2には緊急時用送水パイプ7が連結され ている。この緊急時用送水パイプ7には複数個の緊急時用給水栓(蛇口)8、8 …及びホース接続栓9が形成されている。
【0013】 また、図5は無停電バルブ制御盤の回路図であり、図中10は既知の無停電 電源装置(UPS)であり、このUPS10には三相200Vの商用電源11に より、単相入力を降圧トランス12によって100Vに降圧して電流が供給され る。このUPS10には整流器、インバータ、充電器、蓄電池が収納され、常時 は整流器及びインバータを通じて単相100Vが出力されるものとなっている。
【0014】 そして、停電時は前記した蓄電池が電源となって電力を供給し、少なくとも 10分間以上は定格出力を維持できるようになっている。
【0015】 UPS10からの出力は昇圧トランスによって200Vに昇圧されて可変周 波インバータ(VVVF)13に三相交流として電源供給される。このVVVF 13は三相交流出力14となって電圧0〜200V、周波数3〜60HZの範囲 において任意の電圧、周波数を出力できるが、緊急遮断弁4内のモータ15の特 性に合わせて電圧/周波数の比が一定となるように制御される。
【0016】 前記したモータ15は緊急遮断弁4の弁体(バタフライ)を開閉するが、そ の回転速度が緩やかとなるようVVVF13の出力が設定されるが、感震器が地 震を検知した非常時には、その感震器からの全閉信号によってVVVF13は前 記した速度を急速となるよう出力が設定される。
【0017】 また、UPS10には、このUPS10自体の故障時のバックアップとして 商用電源11を半導体スイッチを用いて無瞬時に切替え供給するバイパスが付設 されている。
【0018】 さらに、UPS10及びVVVF13をバイパスして商用電源11をダイレ クトにモータ15に送る回路16も付設され、安全性が確保されている。この回 路16への切替えは手動操作によるスイッチ17、17によるものとされている 。なお、18は作動状態監視用のLEDを使用したCTRである。
【0019】
【考案の効果】
本考案に係る給水設備は上述のように構成されている。そのため、地震等の 非常時には停電状態となっても自動的に緊急遮断弁が作動し、貯水タンク(受水 槽)の二次側配管の通水を遮断してしまうので、生活用水に足る水量がその貯水 タンク内に確保できる。また、緊急遮断弁の寸前から緊急用送水パイプが連結さ れ、その緊急用送水パイプには緊急用給水栓が形成され、確保された水をポリタ ンク4に各自で受けることができる。そして、緊急遮断弁自体もウェイトを不要 とした無停電バルブ制御盤と継ながれることで設置に大きなスペースを必要とし ないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】緊急遮断弁の取付を示す正面図である。
【図2】平面図である。
【図3】緊急用給水栓の側面図である。
【図4】平面図である。
【図5】無停電バルブ制御盤の回路図である。
【符号の説明】
1 貯水タンク 2 二次側配管 3 仕切弁 4 緊急遮断弁 5 ボール弁 6 レバー 7 緊急時用送水パイプ 8 緊急時用給水栓 9 ホース接続栓 10 UPS 11 商用電源 12 降圧トランス 13 VVVF 14 三相交流出力 15 モータ 16 回路 17 スイッチ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上水道配管から貯水タンクを介して給水
    栓へ水の供給がなされる給水設備にあって、感震器ある
    いは流量感知機等の異常検知手段により強震や過流量を
    感知した時前記した貯水タンクの二次側配管に無停電バ
    ルブ制御盤により自動的に作動される緊急遮断弁を設置
    し、かつ、緊急時用の遮断栓を設置してあることを特徴
    とする非常用給水設備。
  2. 【請求項2】 前記した無停電バルブ制御盤はバックア
    ップとして半導体スイッチによる無瞬断の切替え用バイ
    パスを付設し、商用電源の降圧トランスと、単相100
    Vを出力する無停電電源装置と、その出力の昇圧トラン
    スと可変周波インバータとを前記した緊急遮断弁に電気
    的に接続してあることを特徴とする請求項1に記載の非
    常用給水設備。
JP1997003676U 1997-04-21 1997-04-21 非常用給水設備 Expired - Lifetime JP3042738U (ja)

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