JP3042346U - 盗難防止装置および連結コード - Google Patents

盗難防止装置および連結コード

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JP3042346U
JP3042346U JP1997002694U JP269497U JP3042346U JP 3042346 U JP3042346 U JP 3042346U JP 1997002694 U JP1997002694 U JP 1997002694U JP 269497 U JP269497 U JP 269497U JP 3042346 U JP3042346 U JP 3042346U
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修 河崎
旭男 河崎
佑一 吉田
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ブレン・チャイルド株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つ以上のものを同時に盗難防止できるよう
にする。 【解決手段】 コード12の先端部121を商品棚等に
固定された枠23に通して固定し、本体11の取り付け
面側を、商品としてのカメラ24のボディ241に貼り
付ける。一方、リング状部122には、レンズ242を
通し、チューブ123でリングを締めて、スリーブ12
3aをペンチ等で潰し、固定する。こうして盗難防止装
置10の取り付けが完了したならば、動作スイッチ片1
6を押す。これにより、盗難防止機能が動作する。動作
中、例えば本体11が本体241から取り外されると、
本体11に内蔵されたブザーが鳴り、店員等に盗難が知
らされる。一方、カッタナイフ等によりコード12の一
部分でも切断されたときにも、本体11に内蔵されたブ
ザーが鳴って、盗難が知らされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は商品に取り付けられる盗難防止装置および連結コードに関し、特にル ープ状の被膜導電コードを有する盗難防止装置および連結コードに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、商品に取り付けられる盗難防止装置としては、ループ状の被膜導電コー ドを有し、この被膜導電コードが切断されたり、本体が商品から取り外されたと きにブザーが鳴るようにしたものがある。
【0003】 図9は被膜導電コードを有する従来の盗難防止装置の概略構成を示す図である 。盗難防止装置50の本体51には、所定の長さを有するループ状の被膜導電コ ード52が設けられている。被膜導電コード52の端部52aは、リング状に形 成されており、この端部52aが商品棚の留め金や枠に固定される。
【0004】 本体51の取り付け面側には、両面テープ53が貼られており、これにより、 本体51が商品60に取り付けられる。また、本体51の取り付け面には、内蔵 されたリミットセンサのスイッチ片54が突き出ている。このスイッチ片54は 、本体51を商品60に取り付けたときに、商品60側から付勢力を受け、両面 テープ53の面まで押し込まれる。これにより、本体51が商品60に取り付け られたことが、内部の回路により検知される。
【0005】 こうして商品60の取り付けが完了してスイッチ55を押すと、盗難防止機能 が動作する。動作中、例えば本体51が商品60から取り外されると、リミット センサのスイッチ片54への付勢力が解かれるので、スイッチ片54が初期状態 に戻る。これにより、商品60が取り外されたことが検知され、本体51に内蔵 されたブザーが鳴る。
【0006】 一方、被膜導電コード52がカッタナイフ等で切断されたときには、本体51 の内部のスイッチ回路が動作して、その切断が検知される。このときにも本体5 1に内蔵されたブザーが鳴って、商品60が盗難されることが防止される。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、カメラのようにボディとレンズの2つ以上のユニットからなる商品 の場合には、ボディのみに盗難防止装置を取り付けても、レンズのみが外されて 盗まれるおそれがある。このため、従来は、両者に1個ずつ盗難防止装置を設け る必要があり、取り付け作業が煩雑になるとともに、コスト高となっていた。
【0008】 本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、2つ以上のものを同時に 盗難防止することのできる盗難防止装置および連結コードを提供することを目的 とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案では上記課題を解決するために、商品に直接取り付けられる盗難防止装 置において、大きさの調整および固定が可能なリング状部を少なくとも1つ有す る被膜導電コードと、前記被膜導電コードが切断された場合に前記切断を検出す るコード切断検出手段と、弾性力によって支持されるとともに、前記本体の前記 商品への取り付け面から外側に突出するように設けられる棒状のスイッチ片と、 前記スイッチ片の押し込み量に応じて前記本体の前記商品への取り付け状態を検 出する取り付け状態検出手段と、前記コード切断検出手段により前記切断が検出 されるか、前記取り付け状態検出手段により前記本体が前記商品から取り外され ていることが検出されることにより、盗難を検出する盗難検出手段と、前記盗難 が検出されると、アラーム音を出力するアラーム手段と、を有することを特徴と する盗難防止装置が提供される。
【0010】 このような盗難防止装置では、例えばカメラのようにボディとレンズの2つの ユニットから構成される商品の場合、ボディに盗難防止装置の本体を取り付ける 一方、大きさの調整および固定が可能なループ状部をレンズに取り付けて固定す る。また、被膜導電コードの先端部側を商品棚の留め金等に固定する。
【0011】 こうすることにより、例えば被膜導電コードが切断されると、コード切断検出 手段がこれを検出して、盗難検出手段が盗難を検出し、アラーム手段によりアラ ーム音が出力される。一方、盗難防止装置の本体がボディから外されると、スイ ッチ片の付勢力が解かれてその押し込み量が変化し、取り付け状態検出手段が本 体が商品から取り外されていることを検出する。これにより、盗難検出手段が盗 難を検出し、アラーム手段によりアラーム音が出力される。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の一形態を図面を参照して説明する。 図2は本形態の盗難防止装置の外観構成を示す図である。また、図3は盗難防 止装置の本体を取り付け面側から見た図である。さらに、図4はコードの先端部 付近の内部構造を示す断面図である。まず、図2に示すように、盗難防止装置1 0の本体11には、所定の長さを有するコード12が設けられている。コード1 2は、図4に示すように、2本のループ状のコード12a,12bを束ねること により構成されている。また、ループ状のコード12a,12bは、合成樹脂等 の絶縁体12cにより被覆されている。ただし、コード12が2本のコードによ って構成されていることは、外見からは分からないようになっている。コード1 2の先端部121は、補強部121aから先がリング状に形成されている。この リング状の先端部121が商品棚の留め金や枠に固定される。
【0013】 また、コード12の本体11付近には、図2に示すように、大きさが調整可能 なリング状部122が設けられている。このリング状部122は、コード12の 一部をリング状にし、固着部122aで固着することにより形成されている。リ ング状部122の大きさは、樹脂製のチューブ123をスライドさせることによ り行える。また、チューブ123の外側には、アルミニウム等の金属で形成され たスリーブ123aが設けられており、このスリーブ123aをペンチ等で潰す ことにより、リング状部122を所望の大きさで固定することができる。
【0014】 リング状部122と先端部121との間には、カールコード部124が形成さ れ、コード12全体が伸縮自在となっている。 本体11の取り付け面13側には、両面テープ14が貼られており、これによ り、本体11が図示されていない商品に取り付けられる。また、図3に詳しく示 すように、本体11の取り付け面13側には、内蔵されたリミットセンサのスイ ッチ片15が、両面テープ14の孔14aを介して、所定量だけ突き出ている。 このスイッチ片15は、両面テープ14の表面付近まで押し込まれると、内蔵さ れたリミットスイッチを動作状態にする。また、スイッチ片15は、内蔵された バネによって常に外方向に付勢された状態にあり、本体11内部方向への押圧を 解除すると、バネの力によって再び取り付け面13から突き出る。
【0015】 本体11の側面には、棒状の動作用スイッチ片16が突き出ている。動作用ス イッチ片16を押し込むことにより、内部の盗難防止機能が動作する。動作用ス イッチ片16は、図3に示すように、本体11の取り付け面13の孔13aから 露出しているスライド片16aと一体に形成されている。このスライド片16a を、動作用スイッチ片16が押された方向と逆方向にスライドさせることにより 、動作用スイッチ片16が元の状態に戻る。これにより盗難防止機能が解除され る。
【0016】 本体11には、図示されていないブザーが内蔵されおり、盗難発生時に鳴って 、店員等に盗難を知らせる。 図5はスイッチ片15の形状を示す図である。このスイッチ片15は、固定ス リーブ151を介して図示されていないバネの圧力F1 を軸芯方向に受けている 。スイッチ片15全体は、合成樹脂等を材料としており、横方向からの力には脆 弱に形成されている。より具体的には、全長L1 を10mmとした場合、その直 径は0.8mm程度に形成されている。
【0017】 スイッチ片15の先端部15aは、末広がりに形成されており、商品との密着 性が高められている。また、先端部15aには、不揮発性の粘着糊15bが付け られ、さらに密着性が高められている。
【0018】 スイッチ片15の先端部15aから長さL2 =3mm程度の位置には、環状の 溝15cが形成されている。ここで、長さL2 は、スイッチ片15の先端部15 aが本体11の取り付け面13(図2、図3を参照)まで押し込まれた位置から 、圧力F1 で戻される途中でリミットスイッチ35がオンになる位置までのスト ロークよりも長くなるように設定されている。
【0019】 図6はスイッチ片15の作用を示す図である。盗難防止装置10の本体11を 商品21の商品面21aに取り付けると、スイッチ片15は圧力F1 に抗して本 体11内に押し込まれる。このとき、押し込む力はスイッチ片15の軸芯方向な ので、スイッチ片15が折れることはない。
【0020】 ところが、取り付け面13と商品面21aとの間にカッタナイフ22等が挿入 され、横方向から力を受けると、スイッチ片15は、その環状の溝15cの部分 から先端部15d側が容易に折れる。先端の折れたスイッチ片15は、圧力F1 によって、商品面21a側に移動する。そして、その先端部15dが商品面21 aと接触するまでの間には、内蔵のリミットスイッチがオンとなり、図示されて いないブザーが鳴る。
【0021】 次に、このような構成の盗難防止装置10の使用方法について説明する。 図1は本形態の盗難防止装置10の使用方法の一例を示す図である。まず、コ ード12の先端部121を商品棚等に固定された枠23に通して固定する。次い で、図2で示した両面テープ14によって、本体11の取り付け面13側を、例 えば商品としてのカメラ24のボディ241に貼り付ける。一方、リング状部1 22には、レンズ242を通し、チューブ123でリングを締めて、スリーブ1 23aをペンチ等で潰し、固定する。こうして盗難防止装置10の取り付けが完 了したならば、動作スイッチ片16を押す。これにより、盗難防止機能が動作す る。
【0022】 動作中、例えば本体11が本体241から取り外されると、図2等で示したス イッチ片15への付勢力が解かれるので、スイッチ片15が初期状態に戻る。こ れにより、商品が取り外されたことが検知され、本体11に内蔵されたブザーが 鳴り、店員等に盗難が知らされる。
【0023】 一方、カッタナイフ等によりコード12の一部分でも切断されたときには、本 体11の内部のスイッチ回路が動作して、その切断が検知される。このときにも 本体11に内蔵されたブザーが鳴って、盗難が知らされる。
【0024】 さらに、ライター等によってコード12の被覆が剥がされて短絡され、その短 絡した部分よりも先端側が切断されるようなことがあっても、本体11に内蔵さ れたブザーが後述の原理によって鳴り、盗難が知らされる。
【0025】 また、図5および図6で説明したように、カッタナイフ等が取り付け面13と カメラ24の本体241との間に挿入されても、スイッチ片15が折れることに よりブザーが鳴り、盗難が知らされる。
【0026】 盗難防止装置10を他の商品に付け替える場合には、本体11をボディ241 から剥がすとともに、リング状部122のスリーブ123aを切り取ってレンズ 242から外す。スリーブ123aのみを新しいものに取り換えるだけで、再び 盗難防止装置10を使用することができる。
【0027】 次に、このような盗難防止機能を可能にする盗難防止装置10の内部の盗難防 止回路の構成について説明する。 図7は本形態の盗難防止装置10内部の盗難防止回路の構成を示すブロック図 である。この盗難防止回路は、電源30を駆動源としている。電源30としては 、リチウム電池等の小型電池が使用される。動作スイッチ31は、図2、図3で 示した動作スイッチ片16と連動しており、動作スイッチ片16が押し込まれた ときにオンとなる。動作スイッチ31がオンになることにより、ループ切断・短 絡検出回路32、盗難検出回路33、アラーム出力回路34等が動作可能となる 。
【0028】 ループ切断・短絡検出回路32には、端子t1 ,t2 を介してコード12aが ループ状に接続されている。また、ループ切断・短絡検出回路32には、端子t 3 ,t4 を介してコード12bがループ状に接続されている。コード12aには 、抵抗32a,32dが直列に接続されている。ここで、抵抗32a,32dの 値は、例えばそれぞれ2MΩ、10MΩに設定されている。また、抵抗32dは 、P型のFET32e(MOS形でエンハンスメント形)のゲート端子にも接続 されている。
【0029】 一方、コード12bには、抵抗32c,32bが直列に接続されている。ここ で、抵抗32c,32bの値は、例えばそれぞれ2MΩ、10MΩに設定されて いる。抵抗32cは、N型のFET32f(MOS形でエンハンスメント形)の ゲート端子にも接続されている。
【0030】 FET32eのゲート端子は、コンデンサ32gを介して電源30のプラス極 側と接続されている。また、FET32eのソース端子は、直接電源30のプラ ス極側と、さらにドレイン端子は抵抗32jを介して電源30のマイナス極側と それぞれ接続されている。また、FET32eのドレイン端子は、盗難検出回路 33のOR回路の一方の入力端子にも接続されている。
【0031】 一方、FET32fのゲート端子は、コンデンサ32hを介して電源30のマ イナス極側と接続されている。また、FET32fのドレイン端子は、抵抗32 iを介して電源30のプラス極側と、さらにソース端子は直接電源30のマイナ ス極側とそれぞれ接続されている。また、FET32fのドレイン端子は、盗難 検出回路33のNOT回路33aの入力端子にも接続されている。
【0032】 ここで、FET32eおよびFET32fは、ゲート電圧が電源30の電源電 圧V0 の1/2以上のときに動作するものが使用される。 盗難検出回路33には、FET32fのドレイン端子と接続されるNOT回路 33aが設けられている。このNOT回路33aは、入力信号レベルを反転させ てOR回路33bの他方の入力端子に与える。OR回路33bは、2つの入力端 子の少なくとも一方の入力信号レベルが1になると、フリップフロップ33cの 入力端子(S端子)の信号レベルを1にする。
【0033】 フリップフロップ33cは、入力端子の入力信号レベルが1になると、その出 力端子(Q端子)の出力信号レベルを1に保持する。ただし、コンデンサ33d および抵抗33eによって構成されるリセット回路がリセット端子(R端子)に 接続されているため、動作スイッチ31がオフからオンに変わったときは、リセ ット端子への入力信号レベルが1になり、出力端子の出力信号レベルは0にリセ ットされる。
【0034】 アラーム出力回路34は、ドライバ34aとブザー34bとから構成される。 ドライバ34aは、フリップフロップ33cの出力信号レベルが1の間、ブザー 34bを鳴らす。
【0035】 リミットスイッチ35は、NOT回路33aの入力端子とアース間に設けられ ている。リミットスイッチ35は、本体11が商品21に取り付けられていない とき、すなわち図2および図3で示したスイッチ片15が定常状態にあるときに はオンとなっている。そして、本体11が商品21に取り付けられてスイッチ片 15が押し込まれているときにはオフとなる。
【0036】 次に、このような構成の盗難防止回路の具体的な動作について説明する。 まず、コード12aによるループが正常に接続されている場合には、抵抗32 aにかかる電圧は、これと直列に接続された抵抗32dとの電圧比により、V0 ×2/(10+2)=V0 ×1/6となっている。したがって、これと並列なF ET32eのゲート−ソース間電圧もV0 ×1/6となるので、FET32eは 動作していない。このため、OR回路33bの入力端子の入力信号レベルは0と なっている。
【0037】 一方、コード12bによるループが正常に接続されている場合には、抵抗32 bにかかる電圧は、これと直列に接続された抵抗32cとの電圧比により、V0 ×2/(10+2)=V0 ×1/6となっている。したがって、これと並列なF ET32fのゲート電圧もV0 ×1/6となるので、FET32fは動作してい ない。このため、NOT回路33aの入力端子の入力信号レベルは1となってお り、その出力信号レベル、すなわちOR回路33bの入力端子の入力信号レベル は、反転して0になっている。
【0038】 このように、コード12aおよびコード12bがともに正常に接続されている ときには、OR回路33bの入力信号レベルは、ともに0なので、その出力も0 となり、アラーム出力回路34は動作しない。
【0039】 そして、例えば、コード12aが切断されると、FET32eのゲート−ソー ス間電圧は、電源30の電圧V0 とほぼ等しくなる。これによりFET32eが 動作して、OR回路33bの入力信号レベルは1になる。よって、上述したよう にフリップフロップ33cの出力信号レベルも1になって、ブザー34bが鳴る 。
【0040】 同様に、コード12bが切断されると、FET32fのゲート−ソース間電圧 が電源30の電圧V0 とほぼ等しくなる。これによりFET32fが動作して、 NOT回路33aの入力信号レベルが0になり、さらにOR回路33bの入力信 号レベルが1になる。よって、上述したようにフリップフロップ33cの出力信 号レベルも1になって、ブザー34bが鳴る。
【0041】 次いで、コード12aとコード12bが短絡された場合には、FET32eお よびFET32fの各ゲート−ソース間電圧はV0 ×1/2となる。したがって 、FET32eおよびFET32fはともに動作するので、OR回路33bの入 力信号レベルが2つとも1になり、上述したようにフリップフロップ33cの出 力信号レベルも1になって、ブザー34bが鳴る。
【0042】 また、コード12a、12bの状態とは別に、リミットスイッチ35がオン、 すなわち、本体11が商品21から取り外されたときには、NOT回路33aの 入力信号レベルが0になる。したがって、OR回路33bの入力信号レベルが1 になり、上述と同様にフリップフロップ33cの出力信号レベルも1になって、 ブザー34bが鳴る。
【0043】 このように、2本のコード12a,12bを設け、これらがそれぞれ切断され たときにアラームが出力されるようにするとともに、コード12a,12bが短 絡されたときにも、アラームが出力されるようにしたので、ライター等によって コード12の被覆が剥がされても、確実に盗難を検出することができる。
【0044】 なお、本形態では、コード12のリング状部122を1個だけ設ける構成を示 したが、2個以上設けるようにしてもよい。 また、本形態では、本体11を有するコード12にカールコード部124を形 成するようにしたが、図8に示す連結コード40のように、カールコード部43 の両端にリング状部41,42を形成するようにしてもよい。この場合、一方の リング状部41を枠等に固定し、他方のリング状部42を商品に固定する。また 、連結コード40の内部に複数の導線を含み、それらを樹脂で被覆するような構 成にすれば、細く、丈夫にすることができる。
【0045】
【考案の効果】
以上説明したように本考案では、被膜導電コードに、大きさの調整および固定 が可能なリング状部を少なくとも1つ設けるようにしたので、カメラのボディと レンズのように、2つ以上のユニットから構成される商品の盗難を防止すること ができる。
【0046】 よって、1個の商品に1個の盗難防止装置だけを取り付ければよいので、盗難 防止装置の取り付け作業が簡単になるとともに、コストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態の盗難防止装置の使用方法の一例を示す
図である。
【図2】本形態の盗難防止装置の外観構成を示す図であ
る。
【図3】盗難防止装置の本体を取り付け面側から見た図
である。
【図4】コードの先端部付近の内部構造を示す断面図で
ある。
【図5】スイッチ片の形状を示す図である。
【図6】スイッチ片の作用を示す図である。
【図7】本形態の盗難防止装置内部の盗難防止回路の構
成を示すブロック図である。
【図8】連結コードの構成を示す図である。
【図9】被膜導電コードを有する従来の盗難防止装置の
概略構成を示す図である。
【符号の説明】
10 盗難防止装置 11 本体 12 コード 13 取り付け面 14 両面テープ 15 スイッチ片 16 動作スイッチ片 121 先端部 122 リング状部 123 チューブ 123a スリーブ 124 カールコード部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品に直接取り付けられる盗難防止装置
    において、 大きさの調整および固定が可能なリング状部を少なくと
    も1つ有する被膜導電コードと、 前記被膜導電コードが切断された場合に前記切断を検出
    するコード切断検出手段と、 弾性力によって支持されるとともに、前記本体の前記商
    品への取り付け面から外側に突出するように設けられる
    棒状のスイッチ片と、 前記スイッチ片の押し込み量に応じて前記本体の前記商
    品への取り付け状態を検出する取り付け状態検出手段
    と、 前記コード切断検出手段により前記切断が検出される
    か、前記取り付け状態検出手段により前記本体が前記商
    品から取り外されていることが検出されることにより、
    盗難を検出する盗難検出手段と、 前記盗難が検出されると、アラーム音を出力するアラー
    ム手段と、 を有することを特徴とする盗難防止装置。
  2. 【請求項2】 前記被膜導電コードの途中には、カール
    コード部が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の盗難防止装置。
  3. 【請求項3】 前記リング状部には、スライドさせてリ
    ングの大きさを調整するためのチューブと、前記チュー
    ブの位置を固定するスリーブと、が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の盗難防止装置。
  4. 【請求項4】 前記被膜導電コードの先端部は、商品棚
    等への固定が可能なようにリング状に形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の盗難防止装置。
  5. 【請求項5】 商品等を商品棚等に固定するための連結
    コードにおいて、 本体部分にカールコード部が形成され、かつ両端部に連
    結用のリング状部が形成されていることを特徴とする連
    結コード。
  6. 【請求項6】 被覆の内部に金属コードが複数本含まれ
    ていることを特徴とする請求項5記載の連結コード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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