JP3041666U - 自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物 - Google Patents

自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物

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JP3041666U
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隆雄 日山
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隆雄 日山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】日本文化の伝統であるキモノのこだわり特色を
生かしながら、安くて、しかもどういう場面、どういう
場所、どんな時でも簡単に気楽に、安心して着られる着
物『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』を社会に
提供するものである。尚、着崩れがなく、あたかも着物
を2〜3枚重ね着したように連想させる。 【構成】上記の目的を達成するため、本考案は、キモノ
本体(1)の衿(2)、袖口(4)、振り(5)、衽
(7)、裾(9)、八掛(10)部分に当たる各部に色
重ね仕立てを行い、尚、衿(2)は撥衿にして。腰揚げ
(6)を取る。又、一色染めの素材生地を基本に色重ね
仕立てをする。これに加えて、どんな汚れにも対応でき
るように生地に加工を施した『自分で簡単に着られる色
重ね仕立て着物』構成から成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、女性の憧れを叶えられる着物であり、日本文化の伝統であるきもの のこだわりや特色を生かしながら、安くて、しかも、どういう場面、どういう場 所、どういう時にでも対応して、簡単に気楽に安心して着られる着物であり、着 物離れの要因を解決し、着物のすばらしさの認識をより良く高めるために、世に 提供する『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』ものである。
【従来の技術】
【0002】 従来、着物のイメージは、高価であること、自分一人では着られないこと、後 始末ができない等々の問題があり、難点欠点であった。
【0003】 又、日本の伝統文化であり生活文化でもあり、服飾文化でもあったので、普段 着から式服着、公家文化、武士文化、町民文化等々歴史的な流れのなかで、仕来 たり、身分やおしゃれ着の衣文化、生活文化の変遷やその時代の織師、染師、技 師が現れ芸術を追求した先達者が立派な技能を残したゆえに、きもの文化は日本 の文化であることを誰もが認め誇り得るために、伝統的文化の良さも面倒に映り 、現代の生活ライフに逆行して、着物離れの要因となっている。
【0004】 又、きものは活動的な振る舞いができない欠点があり、きもの離れの要因とな っている。
【0005】 又、従来の着物は、伝統工芸師の創作が多く、作家や職人という殻に閉じこも りがちで、歴史的な習慣や仕来たりに縛られ、芸術性に富み高価になるので、生 活者には高嶺の花で憧れのみになっており、その反動で贋物が市場に出回り、着 物の価値判断が付けにくく、着物を着たくても大変な不安と疑問をもたらしてい るのが現代日本の姿である。
【0006】 尚、従来より簡単に着られるという二部式の着物もあるが、着物の腰の所で、 上下に分断されているので、着姿も自然ではないという欠点があった。又、本来 の着物ではなく、着物として再製できない欠点があった。
【0007】 現代の生活者の着物に対するイメージは、スピーディに簡単に着られて着姿も 良く、自分の感性、個性に合った着物であり多様に自己表現したいとの願望があ るが、着方が面倒で、女性に嫌われる欠点がある。
【0008】 又、着物には、どんな時、どんな着物を着れば良いのか、長い歳月と経験が必 要で専門家などのアドバイスや研究をしなければ安心できず、しかも、きものは 高価な出費がなければ買い求めできないのではと不安になり、敬遠される要因と なっている。
【0009】 そして高価な着物は後始末が大変で汚されないものと気を使い、着物はめった に着られないとの意識が働くため益々着物離れとなる。
【0010】 その上、着物が着崩れした時に直し方もわからず、解決しなければならない問 題が数多くある。
【0011】 今、これらを列記すれば次の通りである。 (イ)自分で着られない。(ロ)着物におけるT.P.Oの分別がつかない。( ハ)後始末が出来ない。(ニ)着物は利便性に乏しい。(ホ)高価で着物に憧れ ても自信がない。(ヘ)思い切った活動的な振る舞いができない等々の欠点があ り、解決しなければならない課題である。
【0012】 本考案は、以上の問題や欠点を解決するためになされたものであり、自分で着 られ、どういう場面、どういう場所、どんな時でも簡単に気楽に、安くて、しか も着崩れがなく、あたかも着物を2〜3枚重ね着したように見える女性にとって 憧れの着物『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物」を提供しようとするもの ある。
【課題を解決するための手段】
【0013】 そこで本考案は、きもの仕立てにおいて、きもの本体(1)の衿(2)、袖口 (4)、衽(7)、振り(5)、裾(9)、八掛(10)の部分全体を色重ね仕 立てすることで、あたかも着物を2〜3枚重ね着した様に見え、十二単を連想さ せる特徴をもった『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』である。
【0014】 本考案のきもの本体(1)の腰の部分で腰揚げ(6)をユーザーの身体の寸法 にあわせて仮固定の形で腰揚げ(6)を取ることで、誰でも簡単に面倒なく着崩 れせず着物を着用できる。
【0015】 本考案のきもの本体(1)の衿(2)を撥衿にして成るきものである。
【0016】 きもの本体となる表生地素材が、先染め、後染め総ての生地に適合する。
【0017】 きもの本体に染め模様や、地紋模様に適合する色重ね仕立て着物である。
【0018】 きものの重ねとなる布を無地染又は柄染にするかの変化でフォーマル着にもカ ジュアル着にもなる本考案の「請求項1,2,3」記載の『自分で簡単に着られ る重ね着物』である。
【0019】 きもの本体を着用時のT.P.Oに合わせ、袖を大振袖、小振袖、元禄袖、筒 袖、舟底袖等の仕立て方を選べる本考案の「請求項1,2,3」記載の『自分で 簡単に着られる色重ね着物』である。
【0020】 本考案は、以上のような構成によるものであるから、ファッション性豊かに楽 しめ、今の生活用式の個性派、多様性、感性表現、情緒的表現に充分対応できる 感情豊かな着物である。又、従来の着物の身丈寸法は着用者の身長より若干長め に誂え仕立てして、着用時に「端折」の調節を自分でしたり、着付士に着付けを してもらったりする。着物の着姿のポイントなり熟練が必要で『自分で簡単に着 られる色重ね仕立て着物」は、着用者の腰の部分に揚げを取り仮固定することで 「対丈」の着物となり、その状態のまま着用するだけで一流の着付士が着付けし たように美しい着姿となる。
【0021】 そして又、腰揚げ(6)を仮固定することで、胸、腰にきっちり着られ、衿や 裾も崩れない。帯で揚げの縫し目は押さえられ、布を損じない。特に、茶席の動 作、ダンス、その他活動的に振る舞ったり、旅行などに快適で、下着の上げ下ろ しにも着崩れしない利点があり安心して着用できる。
【作用】
【0022】 本考案の『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』は、その構成から色重ね によって、温故知新、古い民族衣裳が時を越えて今に甦り、今の時代の服飾文化 洋服の利便性に主流が移って、着物は式服のみでしか着用されていない傾向とな りつつある現代、本考案『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』は、利便性 実用性も兼ね備えて簡単に着られて、今の服飾文化の個性化、多様性、情緒的に も富み、女性の憧れである着物を普段着、街着、お茶会、芸術鑑賞、卒業式、新 年会、忘年会、披露宴、職場着等々に、帯の合わせ方次第で幅広く活用できる優 れた着物であり、老若女性から強く望まれる総てに対応し得るものである。
【0023】 本案の仕立て着物は、その構成から、初めて着物を着る方にも、共働き等で時 間的に忙しい方でも、年老いて着物がたやすく着られない方々にも、簡単に着ら れて、着崩れしない等々、すばらしい着物である。
【0024】 今まで着物をいろいろ揃えてお持ちの方も、本案の『自分で簡単に着られる色 重ね仕立て着物』に、T.P.Oに応じて仕立て替えして、楽々着物として利用 できる。
【0025】 又、その後に自由に仕立て替え再製も充分可能である。
【0026】 着物本体(1)を着用時のT.P.Oに合わせて、袖(3)を大振り袖、小振 り袖、元禄袖、筒袖、舟底袖等の仕立て方を選び、多様目的に仕立て方次第で活 用できる。
【実施例】
【0027】 反物を用いて、着物仕立てをする時、着物本体(1)の衿(2)袖口(4)振 り(5)衽(7)裾(9)八掛(10)部分全体を色重ね仕立てにすることであ たも着物を2〜3枚重ね着したように見える特徴を出し、しかも図1で示す如く 腰の部分で腰揚げ(6)をユーザーの寸法に合わせて仮固定し、衿(2)を撥衿 に仕立てた本案の『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着物』である。 以上の構成である本考案は、着物の革命的発案である。又、本物良品を表地、 裏地に使用するので、再製もできる。即ち、仕立て替え。染め替え、柄替え等。
【0028】 帯との取り合わせ次第で、格式ある袋帯を締めると式服となり、おしゃれ帯や 半巾帯を締めると普段着、街着と楽しく着られる。
【0029】 着物の本体反物が染めの着物、織の着物、白生地、総ての反物に本案の『自分 で簡単に着られる色重ね仕立て着物』は相乗効果を発揮し、着用者が輝いて人目 を引くニューファッション着物である。
【0030】 着物の背や後袖に家紋を入れて、格式ある袋帯を締めると式服となる。
【考案の効果】
【0031】 本考案は、上述の如く構成された仕立て着物であるため、次に記載する効果が ある。
【0032】 (イ)先ず、構成から本案着物は、自分で簡単に着られる。 (ロ)着崩れしないので、活動的な場所でも着られる。 (ハ)着物が、あたかも2枚3枚と重ね着したように見えるので、十二単を連 想させる(温故知新)キモノとしての存在感が今に甦った新しいファッ ションに輝いた現代のオリジナル着物であり、その効果は大きい。 (ニ)重ねとなる布を無地染め又は柄染めにするかの変化で、趣もフォーマル にも、カジュアル着にもなり、女性の要望に答えた機能を持ち、その効 果は大きい。 (ホ)無地基調の着物なので、シンプルで、他の付属品や付随品の取り合わせ によって多彩な表現が可能でうれしさいっぱいの着物となり、その効果 は計り知れない。本考案を日本国はおろか全世界に普及することで、世 界平和のためにも大いに貢献でき、その経済的効果は莫大であり、計り 知れないものがある。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の『自分で簡単に着られる色重ね仕立て
着物』の説明用斜視図である。
【符号の説明】
(1) 着物本体 (2) 衿 (3) 袖 (4) 袖口 (5) 振り (6) 腰揚げ (7) 衽 (8) 前身頃 (9) 裾 (10) 八掛け

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】きもの仕立てにおいて、きもの本体(1)
    の衿(2)袖口(4)衽(7)裾(9)八掛(10)部
    分全体を色重ね仕立てにすることで、あたかもきものを
    2〜3枚重ね着した様に見えることを特徴とした自分で
    簡単に着られる色重ね仕立て着物。
  2. 【請求項2】腰の部分で腰揚げ(6)をユーザーの寸法
    にあわせて仮固定して取る「請求項1」記載の『自分で
    簡単に着られる色重ね仕立て着物』。
  3. 【請求項3】衿(2)を撥衿にして成る「請求項1,
    2」記載の『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着
    物』。
  4. 【請求項4】きもの本体(1)となる表生地素材が、先
    染め後染め、総ての生地に適用する「請求項1,2,
    3」記載の『自分で簡単に着られる色重ね仕立て着
    物』。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819122U (ja) * 1981-07-30 1983-02-05 日本精工株式会社 ボ−ルブツシユ
JPS6037006B2 (ja) * 1976-10-19 1985-08-23 昭和電工株式会社 水沈降性で変形容易な物品の個別的自動供給装置

Patent Citations (2)

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