JP3041007U - 靴の底およびそれを含む靴ならびにサンダル - Google Patents

靴の底およびそれを含む靴ならびにサンダル

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JP3041007U JP1997001175U JP117597U JP3041007U JP 3041007 U JP3041007 U JP 3041007U JP 1997001175 U JP1997001175 U JP 1997001175U JP 117597 U JP117597 U JP 117597U JP 3041007 U JP3041007 U JP 3041007U
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▲博▼明 辻
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京阪通商株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 足のあおり動作を容易に行なうことが可能な
靴の底を提供する。 【解決手段】 靴の底をつま先部10と主要部20とか
ら構成する。つま先部10は、1つの上面F(第1の上
面)と1つの底面A(第1の底面)とを有する。主要部
20は、1つの上面E(第2の上面)と、3つの底面
B,CおよびD(第2、第3および第4の底面)とを有
する。主要部20の底面Cの外側部分の厚み(t2)は
内側部分の厚み(t1)よりも小さくなるように形成さ
れている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、靴の底およびそれを含む靴ならびにサンダルに関し、より特定的 には、複数の底面を有する靴の底およびそれを含む靴ならびにサンダルに関する 。
【0002】
【従来の技術】
靴の底の製作には足の構造と機能を無視することはできない。したがって、ま ず足の構造と機能について説明する。
【0003】 足の区分としては、図19に示すように、26個の骨がある。図19を参照し て、解剖学的には、足は、ショパール関節145とリスフラン関節140とによ って、前足部110と中足部120と後足部130との3つに分けられる。しか し、靴の底との関係では、前足部110を、中足指節関節(MP関節)112に よって、足指部113と中足骨部111とに分けるのが好ましい。つまり、靴の 底との関係では、足は、後足部130と、中足部120と、前足部110の中足 骨部111と、前足部110の足指部113との4つの部位に分けて考えること が必要である。
【0004】 足の骨が、上記の3つの関節(112、140、145)によって、4つの部 分(111、113、120、130)に分けられることは、歩行の立脚期にお ける4つの相(踵接地期、足裏全接地期、踵離地期、蹴り出し期)に大きく関係 する。具体的には、後足部130は踵接地期に、中足部120は足裏全接地期に 、前足部110の中足骨部111は踵離地期に、前足部110の足指部113は 蹴り出し期にそれぞれ関係してくる。
【0005】 ショパール関節145は、内側の距舟関節145aと外側の踵立方関節145 bとからなる。その2つの関節のそれぞれの運動軸が足の骨を内側グループ15 0と外側グループ160とに分けている。
【0006】 内側グループ150は、距骨131と、舟状骨121と、3個の楔状骨123 (123a〜123c)と、内側の3個の中足骨111a〜111cと、その3 つの中足骨111a〜111cにつながる指骨113a〜113cとによって構 成されている。外側グループ160は、踵骨132と、立方骨122と、外側の 2個の中足骨111dおよび111eと、その2つの中足骨111dおよび11 1eに連なる指骨113dおよび113eとによって構成されている。図20に 示すように、回外運動の時には、内側グループ150は外側グループ160の上 に乗り上げた状態にある。その内側グループ150と外側グループ160とは、 後述する縦のアーチに関係している。
【0007】 この内側グループ150の軸と外側グループ160の軸とは、回内運動では図 21に示すように平行となり足を柔軟にする。また、回外運動では、図22に示 すように、内側グループ150の軸と外側グループ160の軸とが交わり、足を 強くロックする。外側グループ160は直立したときにバランスをとり、歩くと きには足の運びをスムーズにする。内側グループ150は、体重を支え、地面を 蹴るばねの役目を果たしている。
【0008】 足の主な運動としては、図23(c)に示すような底屈運動と図23(b)に 示すような背屈運動がある。背屈運動の可動域は約20°までであり、底屈運動 の可動域は約40°までである。歩行時の足関節の角度変化はおよそ背屈10° から底屈20°の範囲である。また、背屈および底屈運動以外の足の運動として は、図24に示すような内転運動(a)および外転運動(b)、図25に示すよ うな回外運動(a)および回内運動(b)、図26に示すような内がえし運動( a)および外がえし運動(b)、および、図27に示すような後足部の回内運動 (a)および回外運動(b)がある。
【0009】 足には縦と横にそれぞれ2つずつのアーチが存在する。具体的には、図28に 示すように、A−Cを結ぶ縦方向のアーチ171と、B−Cを結ぶ縦方向のアー チ172と、A−Bを結ぶ横方向のアーチ173と、D−Eを結ぶ横方向のアー チ174とがある。
【0010】 図29は足の骨を内側から見たものであり、この内側部分に内側縦アーチ17 1が位置する。内側縦アーチ171は歩行面(地面)には接地しない。この内側 縦アーチ171は、正常な状態では、体重により僅かに低下するが、同時に足底 筋の緊張作用でこの内側縦アーチ171の低下が制限される。
【0011】 図30は、足の骨を外側から見たものであり、この外側部分に外側縦アーチ1 72が位置する。外側縦アーチ172は体重をかけることによって第5中足骨1 11eの骨粗面211eが地面に接地し、これにより足の安定性を与える。
【0012】 また、横方向の2つのアーチは、足の長軸である第2中足骨111bに直交す るとともに、前部と後部とに位置する。前部の横アーチ173は、5個の中足骨 骨頭部によって構成されている。この横アーチ173は体重をかけることにより 浅くなる。この後部の横アーチ174は3個の楔状骨123a〜123cと立方 骨122とによって構成される小さいアーチである。後部の横アーチ174は体 重の負荷によっては変化しない。
【0013】 上記の外側縦アーチ172による支持構造のため、歩行やジョギングの際には 着地の強い衝撃を受けるために踵着床後に足裏の外側がまず接地する。この場合 、外側部の接地の後には足裏全体の接地が続き、足が回内し内側縦アーチ171 の平坦化が多少起こる。この内側縦アーチ171の平坦化を防ぐために筋肉の緊 張が誘発されるので、内側縦アーチ171はむしろばねとしての機能を発揮する ことになる。しかし、筋肉の働きが弱いと内側縦アーチ171の平坦化が大きく なり、そのため、必要な体重支持ができなくなり、その結果、回内障害が生じる 。したがって、靴の底には、回内の動きを抑制しながら回外の動きが自然にでき 、かつ、内側縦アーチ171の平坦化を抑制する構造が望ましい。
【0014】 ところで、裸足による自然な歩き方とは、「あおり」のみられる歩行である。 近藤四郎(足の話、岩波新書、1982)では、裸足の歩行では、足を外から内 へあおって歩くことによって、歩行時のエネルギ消費を少なくし、それにより長 時間歩くことを可能にしていると述べている。つまり、あおり歩行は、踵接地か ら、足の外側縁の接地、足裏全体での接地、踵の離床、つま先支持、キックのよ うに、足は踵接地から足裏全接地までは回外から回内の運動を、足裏全接地から キックまでは逆の回内から回外の運動を行なっている。
【0015】 ところが、従来の一般的な靴の底は、その底面が水平面状で、内側と外側の厚 みが同じため、踵接地から、足裏全接地に移行する際に、足は外側縁を経由する ことなく、足裏全体が接地する場合が多く、このため、足の外側縁が接地するよ うな回外運動を行うのは困難であった。このように、従来の一般的な靴の底では 、踵接地から足の足裏全接地に移行する際に、回外運動を行うのは困難であり、 その結果、従来の靴の底では「あおり動作」を行なうことは困難であった。
【0016】 なお、本願考案者は、実用新案登録第3019544号公報において、複数の 底面を有する靴の底を数種類提案したが、この提案した複数の底面はいずれも各 底面の内側と外側の厚みが同じである。このため、上記した従来の一般的な靴の 底と同様、踵接地から、足裏全接地に移行する際に、足は外側縁を経由すること なく、足裏全体が接地する場合が多く、このため、足の外側縁が接地するような 回外運動を行うのは困難であり、その結果、「あおり動作」を行なうことは困難 であった。
【0017】 また、特開平6−261801号公報にも複数の底面を有する靴の底が開示さ れているが、この複数の底面のいずれも内側と外側の厚みが同じである。このた め、上記した従来の一般的な靴の底および上記本願考案者が提案した靴の底と同 様、踵接地から、足裏全接地に移行する際に、足は外側縁を経由することなく、 足裏全体が接地する場合が多く、このため、足の外側縁が接地するような回外運 動を行うのは困難であり、その結果、「あおり動作」を行なうことは困難であっ た。
【0018】 また、踵を除去することによりつま先立ちを可能にした靴の底が、実公昭39 −4438号公報、実開昭53−46254号公報、実開昭55−131102 号公報、実開昭58−87503号公報、実開昭59−8603号公報、実開昭 60−170104号公報、特開昭62−74301号公報、実開昭63−10 903号公報および米国特許No.5,339,542などに開示されているが 、これらも、結局のところ「あおり動作」を目的としたものではない。このため 、これらの靴の底では、底面の内側の厚みと外側の厚みとが同じであり、その結 果「あおり動作」を行なうのは困難である。
【0019】 また、特開平1−155846号公報には、靴の底の外側と内側との摩耗具合 を均等にする目的で、摩耗しやすい外側の幅を、摩耗しにくい内側の幅よりも大 きくした靴の底が開示されている。しかし、この靴の底の内側の厚みと外側の厚 みとは同じであり、このため、この靴の底では「あおり動作」を行なうのは困難 である。
【0020】 以上のように、従来、種々の靴の底が提案されているが、いずれの靴の底も踵 接地から足の足裏全接地に移行する際に、回外運動を行うのは困難であり、その 結果、「あおり動作」を行なうことは困難であった。
【0021】
【考案が解決しようとする課題】
この考案は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この考 案の1つの目的は、足のあおり動作を容易に行なうことが可能な靴の底を提供す ることである。
【0022】 この考案のもう1つの目的は、回外の動きが自然にでき、かつ内側縦アーチの 平坦化を抑制するような構造を含む靴の底を提供することである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
請求項1における靴の底は、つま先部と、主要部とを備えている。つま先部は 、主に足の前足部の足指部を支持する第1の上面と、歩行面に接触する第1の底 面とを有する。主要部は、第2の上面と、第2、第3および第4の底面とを有す る。第2の上面は、つま先部に連続して形成されており、主に足の前足部の中足 骨部と中足部と後足部とを支持する。また、第2の底面は、第1の底面に対して 屈曲可能に接続されるとともに、第2の上面に対して時計方向に所定の角度傾斜 するように設けられている。第3の底面は、第2の底面と連続するとともに第2 の上面とほぼ平行に設けられている。第3の底面は、足の外側部分の厚みが足の 内側部分の厚みよりも小さくなるように形成されている。第4の底面は、ほぼ平 坦面状に形成されており、かつ、第3の底面と連続するとともに第2の上面に対 して反時計方向に所定の角度傾斜するように設けられている。
【0024】 このように請求項1の靴の底では、第3の底面を、足の外側部分の厚みが足の 内側部分の厚みよりも小さくなるように形成することにより、第3の底面が歩行 面に接触する際に足は背屈位での回外運動の動きを自然に行なうことができ、こ れにより、内側縦アーチの平坦化を抑制することができる。このような第3の底 面と、上記した第1、第2および第4の底面との相互作用によって、歩行の際に は、まず第4の底面が接地し、次に第3の底面の接地の際に足が回外し、その後 、第2の底面で体重が内側に移動し、最後に、第4の底面で回外しながらキック するという、いわゆる足の「あおり動作」を容易に行なうことができる。このよ うな足の「あおり動作」によって、歩行時のエネルギ消費を少なくし、それによ り長時間歩くことが可能となる。また、足の「あおり動作」が可能となるので、 従来の靴の底のように足の自然な動きが制限されず、その結果、従来の靴の底に 比べて歩きやすいという効果も得ることができる。
【0025】 また、主要部の第4の底面を第2の上面に対して反時計方向に所定の角度傾斜 するように設けることによって、第4の底面が歩行面に接触した場合につま先上 がりの傾斜となる。これにより、足に作用する下方への回転作用を軽減すること ができる。その結果、踵接地時の足関節の底屈モーメントを小さくすることがで き、これにより、膝の伸展位を保った歩行を容易に行なうことができる。
【0026】 請求項2は、請求項1における構成において、上記主要部を体重を支えるのに 十分な硬度を有する材料から構成し、上記つま先部を主要部よりも柔らかい材料 によって形成する。これにより、つま先部に対する主要部の可動性を向上させる ことができる。
【0027】 請求項3は、請求項1または2の構成において、第3の底面を足の内側部分の 幅が外側部分の幅よりも小さくなるように形成する。
【0028】 請求項4は、請求項1〜3のいずれかの構成において、第3の底面を第2およ び第4の底面に対して溝状に形成する。第3の底面を含む主要部は通常ある程度 弾力性を有する材料からなるので、このように第3の底面を溝状に形成すること により、第2および第4の底面との境界に位置する第3の底面の溝の側端面部が 撓みやすくなる。これにより、第4の底面の接地の後に第3の底面に対応する部 分が接地する際に、第3の底面の溝の側端面部が撓み、その結果、衝撃を吸収で きるとともに足がより回外しやすくなるという効果を得ることができる。
【0029】 請求項5は、請求項1〜4のいずれかの構成において、第4の底面を、その内 側および外側の両側端部に凹部を有するように構成する。このように構成すれば 、第4の底面部分の重量を軽減することができ、それにより靴の底の重心を容易 に第2の底面部分に位置させることができる。
【0030】 請求項6は、請求項1〜5のいずれかに記載の靴の底を含む靴であって、上記 靴の重心の鉛直線は上記第2の底面を通り、上記靴の着用者の重心の鉛直線も上 記第2の底面を通る。このように第2の底面に重心を位置させることにより、第 2の底面によって立つ場合にふくらはぎの筋肉をあまり使わずに立つことができ る。
【0031】 請求項7は、請求項1〜5のいずれかに記載の靴の底を含むサンダルを構成す る。このように、請求項1〜5の靴の底をサンダルに利用しても、請求項1と同 様、第3の底面が歩行面に接触する際に足は背屈位での回外運動の動きを自然に 行なうことができ、内側縦アーチの平坦化を抑制することができる。また、第3 の底面と、第1、第2および第4の底面との相互作用によって、足は踵接地から 足裏全接地までは回外から回内の運動を、足裏全接地からキックまでは逆の回内 から回外の運動を行ない、その結果、いわゆる「あおり動作」を自然に行なうこ とができる。
【0032】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0033】 図1は、本考案の実施の形態1による靴の底を説明するための概略図であり、 図2は図1の底面図である。また図3は図2の底面C部分の断面図である。
【0034】 まず、図1を参照して、本実施の形態の靴の底は、比較的柔らかい材質からな るつま先部10と、体重を支えるのに十分な硬さを持つ主要部20とからなる。 つま先部10と主要部20とは、中足指節関節112(図19参照)の位置に相 当する靴のボールジョイントの部分(つま先立ち時に屈曲の支点となる所)にお いて、互いに屈曲可能に接合されている。つま先部10は、足裏のつま先部が接 する上面F(第1の上面)と、歩行面に接する底面A(第1の底面)とを有する 。また、つま先部10の内部にはコルクやスポンジなどからなる柔軟性部材11 が埋め込まれている。主要部20は、足裏の接する1つの上面E(第2の上面) と、歩行面に接する3つの底面B(第2の底面)、底面C(第3の底面)および 底面D(第4の底面)とを含んでいる。
【0035】 主要部20の底面B、CおよびDはそれぞれ体重支持面として有効な広さを有 する。主要部20の上面Eはつま先部10の上面Fに対して約10°以上約40 °以下の後ろ上がりの傾斜を有している。このため、足指は足裏に対して常に軽 度の背屈位をとる。
【0036】 靴の底の重心を含む鉛直線は、主要部20の底面Bに位置する。このため、靴 の底を平面に置いた場合に平面に接するのはつま先部10の底面Aと主要部20 の底面Bであり、主要部20の底面Cと底面Dとは平面には接しない。また、本 実施の形態の靴の底を備えた靴を人が履いて自然に立った場合も、人の重心を含 む鉛直線が底面Bに位置し、主要部20の底面Cと底面Dとは平面には接しない ように構成される。これにより、本実施の形態の靴の底を備えた靴を人が履いて 自然に立った場合に、ふくらはぎの筋肉をほとんど使うことなく安定して底面B により立つことができる。
【0037】 図1に示すように、主要部20の底面Bが歩行面に接触している場合、主要部 20の上面Eに接する足裏の部分は歩行面に対して約10°以上約40°以下の 踵上がりの傾斜となる。この場合の底面Bと底面Cとの境界線3−3aは舟状骨 121の下に位置し、底面Bが足の中足部120と前足部110の中足骨部11 1とを支持する。
【0038】 また、図5に示すように、主要部20の底面Dが歩行面に接触している場合、 主要部20の上面Eに接する足裏は歩行面に対して約10°以上約20°以下の つま先上がりの傾斜となる。この場合の底面Dと底面Cとの境界線は舟状骨12 1と楔状骨123との関節部の下に位置し、足の後足部130と中足部120の 舟状骨121とを完全に支持する。
【0039】 図1に示すように、主要部20の底面Cは、足裏(上面E)とほぼ平行になる ように形成されている。このため、底面Cが歩行面に接している場合、上面Eに 接する足裏の部分は歩行面に平行な状態となる。この場合他の底面A、Bおよび Dは歩行面から離れる。また、この場合、図4に示すように、底面Cと底面Bと の境界線3−3aは内側楔状骨123aのほぼ下に位置し、底面Cと底面Dとの 境界線4−4aはショパール関節145のほぼ下に位置する。このため、底面C が歩行面に接触している場合、底面Cの部分で足の中足部120が支持される。
【0040】 本実施の形態では、図3に示すように、主要部20の底面C部分の厚みを足の 外側部分(3a)の厚み(t2)が足の内側部分(3)の厚み(t1)よりも小 さくなるように形成する。これにより、底面Cが歩行面に接触する際に足が僅か に回外位(図25参照)をとることができる。この結果、歩行の際には、まず図 5に示すように、底面Dが接地し、次に図6に示すように、底面Cの接地の際に 足が回外し、その後、図7に示すように、底面Bで体重が内側に移動し、最後に 図8に示すように、底面Aで回外しながらキックするという、いわゆる足の「あ おり動作」を容易に行なうことができる。このような足の「あおり動作」によっ て、歩行時のエネルギ消費を少なくし、それにより長時間歩くことが可能となる 。また、足の「あおり動作」が可能となるので、従来の靴の底のように足の自然 な動きが制限されず、その結果、従来の靴の底に比べて歩きやすいという効果も 得ることができる。
【0041】 また、主要部20の底面Cの外側の厚み(t2)を内側の厚み(t1)よりも 小さくすることによって、踵接地から底面Cの接地に移行する際に回内の動きを 抑制して背屈位での外側立ちを容易に行うことができ、これにより、歩行時の安 定性を向上させることができるとともに、内側縦アーチの低下を防止することが できる。その結果、内側縦アーチの低下によって必要な体重を支持できなくなる という不都合を有効に防止することができ、それにより、回内障害を予防するこ とができる。
【0042】 なお、底面Cの外側の厚み(t2)は、内側の厚み(t1)より1〜10mm 程度薄くするのが好ましい。また、このように主要部20の底面C部分の厚みを 調整すると、図2に示すように、底面Cと底面BおよびDとの接続関係から、底 面Cの内側の幅(w1)が外側の幅(w2)よりも小さくなる。この場合、底面 A、BおよびDは、内側の厚みと外側の厚みとが等しくなるように形成されてい る。
【0043】 また、図7に示すように、踵離地期に、主要部20の底面Bが足の前足部11 0の中足骨部111の全体を支持するので、中足骨骨頭の圧迫力を軽減すること ができ、その結果、つま先部10の底面Aとの境界の可動性を高めることができ る。それにより、足の推進力が減少するのを防止することができる。
【0044】 また、図5に示すように、主要部20の底面Dが歩行面に接している場合、足 裏は歩行面に対してつま先上がりの傾斜となるので、踵接地時の足関節の背屈位 が保ちやすい。それにより、踵全体で接地することができ、その結果、安定な踵 接地を行なうことができる。また、底面Dによりつま先上がりの傾斜となるので 、足に作用する下方への回転作用を減じることができる。それにより踵接地時の 足関節の底屈モーメントを小さくすることができ、その結果、歩行の衝撃を小さ くすることができる。なお、足関節の底屈モーメントとは、踵の接地点を支点と した体重の作用によるモーメントと足関節の中心を支点とした足の重量の作用に よるモーメントとを加えたものである。
【0045】 本実施の形態では、上記のように底屈モーメントを小さくすることができるの で、膝の伸展位を保った歩行を行なうことができる。膝伸展位を保持できる利点 としては、足が真っ直ぐであればあるほど体重を支えるのに必要な筋肉の力は少 なくて済むことが挙げられる。このため、歩行に要するエネルギを減少させるこ とができる。
【0046】 また、本実施の形態では、図8に示すように、底面Aを利用してつま先立ちや つま先歩きを行なうことができる。このようなつま先立ちやつま先歩きは、下腿 三頭筋(ふくらはぎ)を中心とした足関節の底屈筋の訓練になる。また、図5に 示すように、底面Dを利用して踵立ちや踵歩きも行うことができる。このような 踵立ちや踵歩きは、下腿前側の前脛骨筋などの足関節背屈筋の訓練になる。
【0047】 図9および図10は、歩行の立脚期における下腿の背屈筋と底屈筋の拮抗作用 を示している。図9は一般的な靴の底によるものであり、図10は実施の形態1 による靴の底を用いた場合である。図9および図10を参照して、歩行の立脚期 は、踵接地期(a)、足裏全接地期(b)、踵離地期(c)および蹴り出し期( d)の4つの相に分けられる。
【0048】 図9(a)の踵接地期には、足関節の底屈モーメントを小さくするために下腿 前側の前脛骨筋を主とする背屈筋群191が懸命に働いている。図9(b)の足 裏全接地期には、支持面積も広く安定しているので、次の踵離地期(c)に備え て下腿三頭筋(ふくらはぎ)を主とする底屈筋群192が準備をしており、この ため、背屈筋群191は働いていない。図9(c)の踵離地期には、踵を持ち上 げるために底屈筋群192は懸命に働いており、片方の足をふり出すために足指 部の安定を保つためにも懸命である。図9(d)の蹴り出し期では、振り出した 足の踵は既に接地しているが、すばやく振り出した足に体重移動をするために底 屈筋群192は懸命に働いている。
【0049】 これに対して、図10(a)の本実施の形態の靴底の踵接地期では、主要部2 0の底面Dによって、図9(a)の場合に比べて接地面積も広くなり、かつ、底 屈モーメントも小さいので、背屈筋群191は余裕をもって働いている。このた め、図10(a)の背屈筋群191に作用する力F2は、図9(a)の背屈筋群 191に作用する力F1よりも小さい。次に、図10(b)の足裏全接地期では 、主要部20の底面Cによって接地面積は図9(b)に比べて小さくなる。この ため、体重が完全に足の上を通過するまで前後の安定を保つために、背屈筋群1 91も底屈筋群192もいつでも働けるように準備をしている。次に、図10( c)の踵離地期では、主要部20の底面Bにより踵は持ち上げられ、かつ、底面 Aおよび底面Bによって接地面積も広く安定している。このため、片方の足をふ り出すのも楽である。図10(c)の踵離地期における底屈筋群192に作用す る力F2は図9(c)の踵離地期の底屈筋群192に作用する力F1よりも小さ くなる。
【0050】 最後の図10(d)の蹴り出し期では、図9(d)の蹴り出し期と条件は同じ であるが、底面Dから底面C、底面Bまでの3面が体重移動をスムーズにし、推 進力を蓄えているので、実際には底屈筋群192の働きは図9(d)に比べると 軽減される。
【0051】 このように、図10に示した本実施の形態による靴の底を用いれば、従来に比 べて、特に、踵接地期および踵離地期において背屈筋群191および底屈筋群1 92に作用する力を軽減することができる。これにより、たとえば、スポーツを する際に生ずる下腿のスポーツ障害なども予防することが可能となる。
【0052】 図11および図12は図1に示した実施の形態1による靴の底をスポーツシュ ーズに応用した例を示している。図11はウォーキングやジョギング用のスポー ツシューズであり、図12はテニス用のスポーツシューズである。図11に示し たスポーツシューズと図12に示したスポーツシューズとの相違点は、主要部2 0の底面Cの幅をテニス用のスポーツシューズの方がウォーキングやジョギング 用のスポーツシューズに比べて広くしていることである。テニスでは横方向の動 きが多く、この横方向の動きの際に底面Cの外側を用いて制動する場合が多い。 このため、図12に示したテニス用のスポーツシューズでは底面Cの幅を広くし て横方向の動きの制動を容易にしている。
【0053】 また、図13および図14は、図1に示した実施の形態1による靴の底をハイ ヒールに応用した例を示している。底面AおよびBが歩行面に接した状態で、図 13のハイヒールでは足裏の角度が28°であるのに対して、図14のハイヒー ルでは足裏の角度が40°である。また、図13のハイヒールの足裏に対する底 面Dの角度と、図14に示したハイヒールの足裏に対する底面Dの角度はともに 20°である。
【0054】 図15は本考案の靴の底を適用した靴全体の一例を示した概略図であり、図1 6は図15の靴の底面部分を示した斜視図である。図17は本考案の靴の底を適 用した靴全体の別の例を示した概略図であり、図18は図17に示した靴の底面 部分を示した斜視図である。この図15〜18に示した例においても、図3と同 様、主要部20の底面C部分の厚みを足の外側部分の厚みが足の内側部分の厚み よりも小さくなるように形成する。これにより、底面Cが歩行面に接触する際に 足が僅かに回外位をとることができる。この結果、歩行の際には、図5〜8に示 したように、まず底面Dが接地し、次に、底面Cの接地の際に足が回外し、その 後、底面Bで体重が内側に移動し、最後に、底面Aで回外しながらキックすると いう、いわゆる足の「あおり動作」を容易に行なうことができる。これにより、 歩行時のエネルギ消費が少なくなり、その結果、長時間歩くことが可能となる。
【0055】 また、主要部20の底面Cの外側の厚み(t2)を内側の厚み(t1)よりも 小さくすることによって、踵接地から底面Cの接地に移行する際に回内の動きを 抑制して背屈位での外側立ちを容易に行うことができ、これにより、歩行時の安 定性を向上させることができるとともに、内側縦アーチの低下を防止することが できる。その結果、内側縦アーチの低下によって必要な体重を支持できなくなる という不都合を有効に防止することができる。
【0056】 図15および図16の靴50では、主要部20の底面Cと底面BまたはDとの 境界部は面一になるように形成されているのに対して、図17および図18の靴 50では、底面Cが底面BおよびDに対して凹んだ形状または溝状に形成されて いる。主要部20は、通常ある程度弾力性を有する材料からなるので、このよう に底面Cを溝状に形成することにより、底面BおよびDとの境界に位置する底面 Cの溝の側端面部が撓みやすくなる。これにより、底面Dの接地の後に底面Cに 対応する部分が接地する際に、底面Cの溝の側端面部が撓み、その結果、衝撃を 吸収できるとともに足がより回外しやすくなるという効果を得ることができる。
【0057】 また、図15〜図18に示した靴50では、共に、平坦面状の底面Dの両側端 がスプーンですくったような形状(凹形状)に削られている。これにより、主要 部20の底面D部分の重量を小さくすることができ、その結果、主要部20およ びつま先部10を含む靴の底全体の重心を通る鉛直線を容易に底面Bに位置させ ることができる。これにより、本実施の形態の靴の底を備えた靴を人が履いて自 然に立った場合に、ふくらはぎの筋肉をほとんど使うことなく安定して底面Bに より立つことができる。
【0058】 また、平坦面状の底面Dの両側端をスプーンですくったような形状(凹形状) にすることにより、底面Dの両側端縁が面取りされたような形状になる。これに より、ジョギングなどの踵接地期に底面Dの側端縁部から接地するような場合に も、底面Dのスプーンですくったような形状(凹形状)の奥の内側の部分が接地 することになり、その結果、底面Dに上記の凹形状を形成しない場合に底面Dの 側端縁の最外縁部が接地する場合に比べて、底面Dのより内側部分で接地するこ とが可能となる。それにより、底面Dの側端縁部の最外縁部から接地するような 場合に発生しやすい、図27に示したような後足部の回内や後足部の回外の運動 を有効に抑制することができる。
【0059】 また、図15〜18に示した靴の底では、図2に示した靴の底とは異なり、底 面Cと底面Bとの境界線が直線状ではなく屈曲している。具体的には、内側部分 における底面Cと底面Bとの境界線は、底面Cと底面Dとの境界線にほぼ平行で あり、外側部分における底面Cと底面Bとの境界線は、底面Cと底面Dとの境界 線に対して所定の角度傾斜している。このように構成することにより、底面Cと 底面Bとの境界線が、図2に示した場合に比べて底面C側に移動する。これによ り、底面Cで足が回外した後、底面Bによる回内動作に移行する際にその移行を より早く行うことができ、その結果、底面Cによる回外動作が大きくなりすぎる のを防止することができる。これにより、よりスムーズな「あおり動作」を行う ことができる。
【0060】 なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なもので はないと考えられるべきである。本考案の範囲は上記した実施の形態の説明では なく実用新案登録請求の範囲によって示され、さらに実用新案登録請求の範囲と 均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。たとえば、本実施の形態 の靴の底をサンダルの底として用いても同様の効果を得ることができる。
【0061】
【考案の効果】
以上のように、本考案によれば、足のあおり動作を容易に行なうことができる など種々の効果を奏する靴の底およびそれを含む靴を提供し得るに至った。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態1による靴の底を示した正
面図である。
【図2】図1に示した靴の底の底面図である。
【図3】図1および図2に示した底面C部分の側断面図
である。
【図4】図3に示した底面C部分の上面図である。
【図5】図1に示した実施の形態1による踵接地期の靴
の底の動作を説明するための概略図である。
【図6】図1に示した実施の形態1による足裏全接地期
の靴の底の動作を説明するための概略図である。
【図7】図1に示した実施の形態1による踵離地期の靴
の底の動作を説明するための概略図である。
【図8】図1に示した実施の形態1による蹴り出し期の
靴の底の動作を説明するための概略図である。
【図9】一般的な靴を用いた歩行の立脚期における背屈
筋群と底屈筋群の動作を説明するための概略図である。
【図10】図1に示した実施の形態1による靴の底を用
いた場合の歩行の立脚期における背屈筋群と底屈筋群の
作用を説明するための概略図である。
【図11】本考案の実施の形態1による靴の底を用いた
スポーツシューズの一例を示した概略図である。
【図12】本考案の実施の形態1による靴の底を用いた
スポーツシューズの他の例を示した概略図である。
【図13】本考案の実施の形態1による靴の底を用いた
ハイヒールの一例を示した概略図である。
【図14】本考案の実施の形態1による靴の底を用いた
ハイヒールの他の例を示した概略図である。
【図15】本考案の靴の底を適用した靴全体の一例を示
した概略図である。
【図16】図15に示した靴の底面部分を説明するため
の斜視図である。
【図17】本考案の靴の底を適用した靴全体の他の例を
示した概略図である。
【図18】図17に示した靴の底面部分を説明するため
の斜視図である。
【図19】足の構造を説明するための概略図である。
【図20】足の内側グループと外側グループとの関係を
説明するための斜視図である。
【図21】足の回内動作と内側グループおよび外側グル
ープとの関係を説明するための概略図である。
【図22】足の回外動作と内側グループおよび外側グル
ープとの関係を説明するための概略図である。
【図23】足の背屈および底屈運動を説明するための概
略図である。
【図24】足の内転および外転運動を説明するための概
略図である。
【図25】足の回内および回外運動を説明するための概
略図である。
【図26】足の内がえしおよび外がえし運動を説明する
ための概略図である。
【図27】後足部の回内および回外運動を説明するため
の概略図である。
【図28】足のアーチ構造を説明するための概略図であ
る。
【図29】足の内側縦アーチの構成を説明するための概
略図である。
【図30】足の外側縦アーチの構成を説明するための概
略図である。
【符号の説明】
10:つま先部 20:主要部

Claims (7)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主に足の前足部の足指部を支持する第1
    の上面と、歩行面に接触する第1の底面とを有するつま
    先部と、 前記つま先部に連続して形成され、主に前記足の前足部
    の中足骨部と中足部と後足部とを支持する第2の上面
    と、第2、第3および第4の底面とを有する主要部とを
    備え、 前記第2の底面は、前記第1の底面に対して屈曲可能に
    接続されるとともに、前記第2の上面に対して時計方向
    に所定の角度傾斜するように設けられており、 前記第3の底面は、前記第2の底面と連続するとともに
    前記第2の上面とほぼ平行に設けられており、かつ、足
    の外側部分の厚みが足の内側部分の厚みよりも小さくな
    るように形成されており、 前記第4の底面は、ほぼ平坦面状に形成されており、か
    つ、前記第3の底面と連続するとともに前記第2の上面
    に対して反時計方向に所定の角度傾斜するように設けら
    れている、靴の底。
  2. 【請求項2】 前記主要部は体重を支えるのに十分な硬
    度を有する材料から形成されており、 前記つま先部は前記主要部よりも柔らかい材料によって
    形成されている、請求項1に記載の靴の底。
  3. 【請求項3】 前記第3の底面は、足の内側部分の幅が
    外側部分の幅よりも小さくなるように形成されている、
    請求項1または2に記載の靴の底。
  4. 【請求項4】 前記第3の底面は、前記第2および第4
    の底面に対して溝状に形成されている、請求項1〜3の
    いずれかに記載の靴の底。
  5. 【請求項5】 前記第4の底面は、その内側および外側
    の両側端部に凹部を有する、請求項1〜4のいずれか1
    項に記載の靴の底。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の靴の底
    を含む靴であって、 前記靴の重心の鉛直線は前記第2の底面を通り、前記靴
    の着用者の重心の鉛直線も前記第2の底面を通る、靴。
  7. 【請求項7】 請求項1〜5のいずれかに記載の靴の底
    を含むサンダル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012055433A (ja) * 2010-09-07 2012-03-22 Nobuhiro Kawai 矯正・健康・美容履物
WO2021260920A1 (ja) * 2020-06-26 2021-12-30 株式会社アシックス 靴底および靴

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