JP3040701U - ビデオカセット収納箱用多目的仕切り板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】寸法の異なるビデオカセット、特に寸法のまち
まちな録画済市販ビデオカセット、ＣＤ、ＭＤ、８ミリ
ビデオープ等の各種の媒体を簡易に収納することを可能
とする多目的仕切り板の供給を目的とする。従来の収納
箱等と組み合わせて使用することができ、また仕切り板
単独でも使用することができる。 【解決手段】主に既存のビデオカセット収納箱に使用
し、ビデオカセット収納箱の底部に着脱自在に収納でき
る多目的仕切り板の表面及び裏面の両面に、それぞれ収
納物の大きさに応じた仕切り部を設けることによって、
寸法の異なるビデオカセット、ＣＤ、ＭＤ、８ミリビデ
オープ、ＦＤ等を収納するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ビデオカセット収納箱に、寸法の異なるビデオカセット、コンパク トディスク（以下、「ＣＤ」と略す。）、ミニディスク（以下、「ＭＤ」と略す 。）、フロッピーディスク（以下、「ＦＤ」と略す。） 等も収納するための、多目的仕切り板に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来から家庭用、業務用を問わず種々のビデオカセット収納箱が考案され販売 されている。 家庭用ビデオデッキは近年最も普及した家庭電気製品のひとつであり、これに伴 いビデオカセットの保管本数も増え、従ってこれの保管・収納方法及び収納箱も 多く考案され、また販売されている。 しかし、これらの考案、販売されている保管箱には、以下の通り実用上なお解 決されるべき課題が残されている。 すなわち、ＶＨＳとベータとの差を除き、ビデオカセット本体自体の寸法は統一 されているものの、ビデオカセットの包装箱は必ずしも寸法が統一されておらず 、特に市販の録画済ビデオカセットは包装箱の大きさが不統一で既存のビデオカ セット収納箱に入らない場合も多い。 また、現在各家庭では、ビデオカセットの他にＣＤ、ＭＤ、ＦＤや８ミリビデ オテープ等各種の情報記録媒体が混在しており、これらを保管するために、上記 各種の媒体に対応した保管箱を別途購入することとなるか、机の上や整理棚、机 の引き出しに雑然と積み上られ、あるいは放うり込まれているているのが現状で あり、身の回りでよく見かける光景である。

【０００３】 これは、家庭には各種の媒体が混在するにもかかわらず、従来の保管箱が保管 目的の媒体別に形成されているか、または全く仕切り方に考慮が加えられていな い結果、複数種の媒体が保管できることを売り物にしながら、実際には多種の要 求に必ずしも対応し切れていない結果発生するものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従来のビデオカセット収納箱を録画済ビデオカセットを収納できるように大き くすることが考えられるが、それのみでは単に異なる大きさのビデオカセットを 収納できるに止まる。更に寸法の異なる媒体を効率よく簡易に収納する方法とし て、各種寸法の異なるビデオカセットのみならずＣＤ、ＭＤ、ＦＤ、８ミリビデ オテープ等各種の異なる媒体をも簡易に保管する収納具が必要となる。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、上述の通り、ビデオカセット収納箱の底部に着脱自在に収納できる多 目的の仕切り板を考案したものである。 一般的にこれらの収納具は、商品の性格上、収納具自身が大きくなってスペー スを必要としたり、製造コストがかかったりしないことや、取り扱いが容易でか つ生活用品としての安全性や強度を保たなければならない等背反する多くの制約 を負っている。 本考案は、かかる多くの条件を満たし、かつ上述した寸法の異なる各種媒体を 簡易に収納できるようにしたものである。

【０００６】 この仕切り板は、表面及び裏面に、それぞれ収納物の大きさに応じた仕切り部 を設け、既存の収納箱に自由に着脱できるようにしたものである。各家庭ないし 各個人の有する情報媒体はそれぞれ異なるため、これらの媒体の大きさに応じて 、表面又は裏面の仕切り部を使用し、使用しない他の面は、当該仕切り板を支え 、固定する脚となる。 後に詳述する通りこの表裏の仕切り部は、一枚の仕切り板によってＣＤ、ＭＤ 、ＦＤ及び８ミリビデオテープのいずれも使用できるように形成されている。

【０００７】 また、既存の収納箱に収まる形状となっているため、余分なスペースを必要と しない。一体成型が可能であって、製造コストも少なくて済み、かつ取り扱いは 極めて容易である。上述の通り、片面を使用する際、他の面はこれを支える脚と して機能するので、荷重も均等にかかるよう工夫され、従来の脚付きビデオテー プ収納具に比べて強度的にも優れる。

【０００８】 常時必要な媒体を机上に置く場合等には、この仕切り板のみで、使用すること も可能となるように、各仕切り部は、媒体を保持できるような高さを有するよう に、構成する。 即ち、すべての媒体を立てて保持することによって、それぞれの媒体のタイト ルは一見して把握できるようになる。 従来の収納器具のなかには、単に横に重ねて保管することにより各種の媒体を 収納できるものもあるが、これでは単に大きな箱に収納することと選ぶところが なく、余分な検索の手間が発生する点で、有効な保管方法とはいえない。

【０００９】

【考案の実施の形態】

添付図面に基づいて本考案の実施の形態について説明する。 図１は本考案のビデオカセット収納箱用多目的仕切り板の平面図である。本例 では、この多目的仕切り板（１）の表面（２）の後半部にＣＤ用の仕切り部（３ ）を長手方向に垂直に形成し、ＣＤ、ＭＤ、ＦＤを収納することができる。また 、多目的仕切り板（１）の表面（２）の前半部には通常のビデオカセット用の仕 切り部（４）を形成している。この仕切り部（４）には、８ミリビデオテープを 並列に保管することもでき、またこの部分に、複数枚組となった、厚型のＣＤ（ クラッシック全集等）を収納することもできる。 表面（２）前半部の端部（８）には、仕切り板（１）を持ち上げまたは反転さ せるための切欠き部（５）を設ける。 図２は本考案の仕切り板（１）の底面図である。 本例では、この多目的仕切り板（１）の裏面（６）の後半部に通常のビデオカ セット用の仕切り部（４）を長手方向に垂直に形成し、前半部には大形の市販録 画済ビデオカセット用の仕切り部（７）を長手方向に水平に設けている。 図３は、本願の多目的仕切り板（１）を、既存のビデオカセット収納箱（９） に設置した図である。本願の仕切り板を使用すれば、既に購入済のビデオカセッ ト収納箱を利用して、包装の大きい市販の録画済ビデオカセットを収納でき、か つ他の媒体を混在して収納することも適宜なしうる。

【００１０】

【考案の効果】

以上述べた通り、本願は、ビデオカセット収納箱の底部に取り外し自在に収納 できる多目的仕切り板であって、その表面及び裏面の両面に、それぞれ収納物の 大きさに応じた仕切り部を設けることによって、寸法の異なるビデオカセット、 特に寸法のまちまちな市販の録画済ビデオカセット、ＣＤ、ＭＤ、８ミリテープ 等の各種の媒体を簡易に収納することが可能となる。従来の収納箱等と組み合わ せて使用することができ、また本願仕切り板単独でも使用することができる。 使用しない片面を脚として使用することで、上記の通り、単独で使用すること も、多段に重ねて保管することも可能である。 特に、少量多種の媒体が混在する家庭用の保管に適する。

【図面の簡単な説明】

【図 １】本願考案の多目的仕切り板の平面図

【図 ２】本願考案の多目的仕切り板の底面図

【図 ３】本願考案の多目的仕切り板をビデオカセット
収納箱に設置した図

【符号の説明】

１．．．多目的仕切り板 ２．．．多目的仕切り板の表面 ３．．．ＣＤ用仕切り部 ４．．．ビデオカセット用仕切り部 ５．．．切り欠部 ６．．．多目的仕切り板の裏面 ７．．．市販録画済ビデオカセット用仕切り部 ８．．．多目的仕切り板前半部の端部 ９．．．ビデオカセット収納箱

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】既存のビデオカセット収納箱に、寸法の異
   なるビデオカセット、コンパクトディスク、ミニディス
   ク、フロッピーディスク等も収納するための多目的仕切
   り板であって、前記ビデオカセット収納箱の底部に着脱
   自在に収納できる仕切り板の表面及び裏面にそれぞれ収
   納目的物の寸法に応じ、かつかかる収納目的物を保持す
   ることができる仕切り部を設けたことを特徴とする、ビ
   デオカセット収納箱用多目的仕切り板。