JP3039806U - ソフトガード - Google Patents

ソフトガード

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JP3039806U
JP3039806U JP1997000155U JP15597U JP3039806U JP 3039806 U JP3039806 U JP 3039806U JP 1997000155 U JP1997000155 U JP 1997000155U JP 15597 U JP15597 U JP 15597U JP 3039806 U JP3039806 U JP 3039806U
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正純 今村
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道路資材株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロープやチェーン等の長尺体等をもってガー
ドを形成し得るタイプの仮設ガードにおいて、在来のも
のにはなかったメッセージ交換能、充填流動物簡易排出
能を有するソフトガードを提供する。 【構成】 プラスチック製の側断面台形の載置安定形の
矩形中空ブロック15において、正面にはメッセージプ
レート21落し込みシュート部を設け、天板には所定深
度の凹陥部22に開閉蓋23’がブロック天端レベル以
下に収まる注入口23を設け、下縁部には所定深度の陥
没部24に開閉蓋25’がブロック側面レベル内に収ま
る排出口25を設け、両側面上部には把手用凹部26を
対向設し、底面をサンドブラスト仕上加工27し、該注
入口23頸部には、立上面には柵棒等の差し渡し用透孔
を穿がち底面には該注入口頸部遊嵌用の透孔を穿がった
L型部材28を遊嵌して開閉蓋23’に挟着するとし
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はソフトガード、つまり、工事現場等における通行禁止区域を示すのに 用いられる仮設のガードであって人を傷付けるおそれのないやさしいタイプのガ ードに関する。
【0002】
【従来の技術】
叙上の如き仮設のガードとしては、旧来からのものとして図10に示す金属等 の棒剤を枠状に組付けて一対のフェンス本体1,1’を形成し、そのフェンス本 体1,1’を上端縁においてヒンジ結合2して構成され、使用時には両フェンス 本体1,1’を所定角度開脚させた状態で設置されるものがある。
【0003】 このものは、比較的軽量であるため、風により吹き飛ばされる恐れがあり、こ れを防止すべく、図示の如く内部に砂を詰め込んだ砂袋3をフェンス上端から吊 り下げたり、図示省略するも内部に水を収容したタンクを両フェンス1,1’の 下弦材4,4’間に架け乗せしたりしている。 このものは折り畳み、設置、運搬が簡単な利点はあるが、第一には、末広がり の脚が通行人の歩行をさまたげ足を引っ掛けることと、上端弦材の両端鋭角部が 通行人の衣服にひっかかって破れたり、若しくは身体に当たって傷付く危険があ り、通行車両の衝突が発生したような場合には、簡単に飛ばされてしまうが、こ うなると危険な四方に鋭角部を突き出しした鋼角材に変じて作業者、通行人を襲 うこととなること、第二には、これのみでガードを形成しようとすると膨大な数 を揃えねばならないコスト上での不利があること等の難点がある。
【0004】 これに対して、対人において前記のような危険性がなく、かつ、ガード形成の 多くをロープ,チェーン等の長尺体が受持つ低コストな電柱様ガード構成体もあ る。 すなわち、図11に示す如く道路や広場等で一時的に車両や人の通行を止める ため、コンクリートの台座5に鋼管等による支柱6を固定した支持台7を間隔を あけて配置し、支柱6の上端に設けた係止部6aにロープ8を渡した構成で、ロ ープ8の代わりにチェーンを用いたもの、コンクリートの台座5の代わりにディ スク状の鉄板を用いたもの、あるいは全てプラスチック性として軽量化したもの 等種々のものがある。
【0005】 しかし、この電柱様ガード構成体にあっても、コンクリートの台座5あるいは 鉄板の台座を用いているので重量が大であり、可搬性といっても移動が容易では ない、また、プラスチック製のものではみだりに移動してしまい信頼性にかける 。 これに鑑み、実開平6−27918号には電柱様タイプなるもチェーンを用い た容易に移動できると共に設置した状態でみだりに位置ずれしないものが提案さ れている。
【0006】 すなわち、図12a,bに示される如く、容器状の支持台9を間隔をあけて配 置し、当該支持台9は天板部に水出し入れ口10,11を持ち、両側に透孔付形 の連結部12を持ち、隣接する支持台9の連結部12間にチェーン13を連結す る。 設置時、容器状の支持台9内に水を収容し、移動時、支持台9の内部の水を抜 けば軽量になり容易に運搬できる。設置状態では水を収容した支持台9の重量が 著しく大となって安定し、容易に位置ずれしない、というものである。支持台9 は角部のないドラム状のため人を傷付けるおそれはなく対人において安全性が高 い。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
上記実開平6−27918号のものは、対風や対車両についての安定性と対人 における安全性、さらには運搬好便性を有し、収容水は事故発生での出火の際に は消化用水となり得て好適であるが、移動に際しての排水では、重量体の支持台 9を横倒しさせねばならない不便がある。また、このものにあっては、既述の図 10に紹介のものでは、交換可能なメッセージプレート14が吊り下げられてい て、各種のメッセージを表示し得、別途にメッセージ表示のみのための立看板等 を省略することが可能であったが、かかる利便性の享受は不可能である。
【0008】 本考案はかかる従来の技術における問題点に鑑みなされたもので、その目的と するところは、ロープやチェーンの長尺体等をもってガード形成し得るタイプの ものであって、対風や対車両についての安定性と対人における安全性さらには運 搬好便性のみではなく、重量増加用充填物排出の容易性とメッセージプレート取 り付けと交換の自在性をも完備した新規なソフトガードを提供しようとするもの である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案のソフトガードは、プラスチック製の側断 面台形の載置安定形の矩形中空ブロックにおいて、正面にはメッセージプレート 落し込みシュート部を設け、天板には所定深度の凹陥部に開閉蓋がブロック天端 レベル以下に収まる注入口を設け、下縁部には所定深度の陥没部に開閉蓋がブロ ック側面レベル内に収まる排出口を設け、両側面上部には把手用凹部を対向設し 、底面をサンドブラスト仕上加工し、該注入口頸部には、立上面には柵棒等の差 し渡し用透孔を穿がち底面には該注入口頸部遊嵌用の透孔を穿がったL型部材を 遊嵌して開閉蓋に挟着するとしたものである。
【0010】
【作用】
本案のソフトガードは、ブロック本体は水,砂等の流動物の充填を受けて重量 物化し、底面のサンドブラスト面とも相拌って対風並びに対車両安定が期し得る 。 注入,排出口はブロック外面より突出せず側方突起部が皆無のため、対人にお ける安全性が確保されると共に積み重ね格納,運搬上好適である。
【0011】 ブロック下部に配さた排出口はブロック本体の傾倒を要することなくして水等 の充填流動物の排出を可能とする。 メッセージプレート落し込みシュート部は、単にブロック本体にメッセージ表 示が可能となるのみではなくして、簡単な引き上げ、落し込みの作業のみで任意 のメッセージプレートに交換を可能とし、種々のメッセージに用いることができ るものとしている。さらに、既述した図10中の吊り下げのメッセージプレート 14や立看板としてのプレートにあっては、プレート自体は所謂抜身のまま露出 された形態のため、非常時にあっては側端が凶器と化し得るが、本案にあっては 所謂鞘に収まっているので、その安全度は比較にならない程高い。
【0012】 注入口に嵌装着のL型部材は柵棒,ロープ,チェーン等長尺体のガード構成体 の装着部を提供し、非使用時にあっては取りはずしが可能なため、前述のブロッ ク本体の格納,運搬上での利便性をさまたげることが一切ない。
【0013】
【実施例】
本考案の実施例を図1〜9を参照して説明する。 プラスチック製の矩形中空ブロック15は、踏ん張りの効く載置安定形の側断 面台形であり、その正面15aは図示例にあっては、両脇部16,16’並びに 下端裾部17を残して後退して、垂直面18を形成し、当該垂直面18には補強 用の縦内リブ19、…が付形されてなる。
【0014】 当該両脇部16,16’の内側基部には縦細溝20,20’が対向設されてお り、これにより、該裾部17を受止部とするほぼブロック15全面に渡るメッセ ージプレート21落し込みシュート部が形成されている。ブロック15内にシュ ートが形成されているので、突起部を伴わず好ましい。 前述の補強用の縦内リブ19,…はブロック背面15bにも施されている。
【0015】 ブロック15は表面両面に補強リブ19を有して合理的に補剛される。 ブロック天板15c中央には内リブ効果を有する3段形成の凹陥部22が付形 されていて、中心には注入口23が配され、開閉蓋23’はブロック天端レベル 以下に収められて突出することがない。 前記凹陥部22における3段は、上段22aが内リブ補強付与用の表裏に貫通 する大径部,中段22bが開閉蓋23’つかみ用の指挿入部、下段22cが注入 口23の頸部立ち上げ面である。
【0016】 なお、図示例では表裏最外位の縦内リブ19,19’同志がブロック天板15 cを連絡内リブ19’を介して連続している。 ブロック天板15cを合理的に補剛したうえ、開閉蓋23’の回動操作の容易 化を同時に達成している。 ブロック背面側の一方の下縁コーナーには陥没部24が付形されていて、排水 口25が側方に向け配設されている。その開閉蓋25’はブロック側面15dレ ベル内に収められて突出することがない。
【0017】 当該開閉蓋25’の開放でブロック15を傾倒させることなく充填の水,砂等 の流動体の排出をなすことができる。 ブロック両側面15d,15dの上部には把手用凹部26,26が対向設され ていて、ブロック15の持ち運びを容易なものとしている。 ブロック底面15eはすべり止め用にサンドブラスト加工27が施されている 。
【0018】 既述のメッセージプレート21は図7に示される如く種類が多く、文字伝言, 図示指示,リラックス目的の絵画等の用途に応じて使い分けせねばならぬため、 塗装若しくは貼付で唯一の用途に限定されてしまうことを考えると、1つのブロ ック本体15を多用し得るので、実際上極めて好適である。 図8に詳示するL型部材28は、該注入口23頸部に遊嵌着されるもので、底 面28aに遊嵌孔29を穿がち、立上壁面28bに柵棒30等長尺体の差し渡し 若しくは止着用の透孔31を穿がって成る。これを図1に示す如く、注入口23 頸部に嵌着させると、図9に示す如く、隣接配置のブロック本体15,15との 間で柵棒30の架け渡しでバリケード形成が出来るし、また、同図に示す如く該 立上壁面28bを取付基盤として警告灯32等を挾着取り付けができるので便利 である。
【0019】
【考案の効果】
本考案は上述のとおり構成されているので、在来のロープやチェーン等の長尺 体でガードを形成するタイプのものに比して次に記載するような異効果を奏する 。 (1)メッセージプレートの取り付が可能なので、肝心のメッセージを他で確保 せねばならぬ手間が解消する。 (2)メッセージプレートの交換可能で、ブロック本体を用途毎に確保する無駄 が解消する。 (3)ブロック本体の流動体排出容易化により、持ち運び,取扱いが著しくし易 すいものとなった。 (4)着脱自在なL型部材の採用でガード形成,警告灯設置基盤が容易に形成し 得て、便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案ブロックの俯瞰図である。
【図2】本案ブロックの正面図である。
【図3】本案ブロックの平面図である。
【図4】本案ブロックの背面図である。
【図5】図2中A−A矢視拡大断面図である。
【図6】図2中B−B矢視拡大断面図である。
【図7】本案品へ取り付けられるメッセージプレートの
種類説明図である。
【図8】本案におけるL型部材の俯瞰図である。
【図9】本案品使用態様説明図である。
【図10】従来の仮設ガードの説明図である。
【図11】従来の仮設ガードの説明図である。
【図12】a,bは従来の仮設ガードの説明図である。
【符号の説明】
1 フェンス 1’フェンス 2 ヒンジ結合 3 砂袋 4 下弦材 5 台座 6 支柱 6a 係止部 7 支持台 8 ロープ 9 支持台 10 水出し入れ口 11 水出し入れ口 12 連結部 13 チェーン 14 メッセージプレート 15 矩形中空ブロック 15a ブロック正面 15b ブロック背面 15c ブロック天板 15d ブロック側面 15e ブロック底面 16 脇部 17 裾部 18 垂直面 19 縦リブ 20 縦細溝 20’ 縦細溝 21 メッセージプレート 22 凹陥部 22a 上段 22b 中段 22c 下段 23 注入口 23’ 開閉蓋 24 陥没部 25 排出口 25’ 開閉蓋 26 把手用凹部 27 サンドブラスト加工 28 L型部材 28a 底面 28b 立上壁面 29 遊嵌孔 30 柵棒 31 透孔 32 警告灯

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック製の側断面台形の載置安定
    形の矩形中空ブロックにおいて、正面にはメッセージプ
    レート落し込みシュート部を設け、天板には所定深度の
    凹陥部に開閉蓋がブロック天端レベル以下に収まる注入
    口を設け、 下縁部には所定深度の陥没部に開閉蓋がブロック側面レ
    ベル内に収まる排出口を設け、両側面上部には把手用凹
    部を対向設し、底面をサンドブラスト仕上加工し、該注
    入口頸部には、立上面には柵棒等の差し渡し用透孔を穿
    がち底面には該注入口頸部遊嵌用の透孔を穿がったL型
    部材を遊嵌して開閉蓋に挟着するとしたことを特徴とす
    るソフトガード。
  2. 【請求項2】 ブロック正面を両脇部並びに下端裾部を
    残して後退させて垂直面を形成したものとし、当該両脇
    部の内側基部に縦細溝を対向設してメッセージプレート
    落し込みシュート部を構成するとした請求項1記載のソ
    フトガード。
  3. 【請求項3】 ブロック正面の垂直面とブロック背面に
    補強用の縦内リブを付形した請求項2記載のソフトガー
    ド。
  4. 【請求項4】 ブロック天板の注入口配置の凹陥部を中
    央配位の3段構成とし、上段を内リブ補強付与用の正背
    に貫通の大径部、中段を開閉蓋つかみ用の指挿入部、下
    段を注入口頸部の立ち上げ面とし、さらに、ブロック
    正,背面最外位に付形の縦内リブ同志をブロック天板に
    て連絡内リブを介して連続させた請求項3記載のソフト
    ガード。
  5. 【請求項5】 ブロック背面側の一方の下縁コーナーに
    排出口配位の陥没部を設け、当該排出口を側方に向け配
    設した請求項4記載のソフトガード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012516957A (ja) * 2009-02-03 2012-07-26 トラフィックス デバイシーズ,インク. 水バラスト防護壁及び方法
JP2020070623A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 株式会社八木熊 プラスチック製バリケード

Cited By (3)

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