JP3039779U - 旗体の巻きつき防止具 - Google Patents
旗体の巻きつき防止具Info
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- JP3039779U JP3039779U JP1997000147U JP14797U JP3039779U JP 3039779 U JP3039779 U JP 3039779U JP 1997000147 U JP1997000147 U JP 1997000147U JP 14797 U JP14797 U JP 14797U JP 3039779 U JP3039779 U JP 3039779U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 旗体の巻きつき防止具の旗竿に対する取付け
時の作業性を改善し、短時間で多数の旗竿に対する取付
けが可能な旗体の巻きつき防止具とし、しかも環状紐が
傷み難いものとすることである。 【解決手段】 C字形の開口部1を弾性的に広げて旗竿
7の外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な合成樹脂製
の固定リング2と、C字形の開口部3を弾性的に広げて
旗竿7の外周に回転自在に取付け可能な回転リング4と
からなり、この回転リング4から下向きに半円筒状の紐
係止用のスリーブ5を一体に設け、スリーブ5の外側に
は係止された紐9を保持するフック6を設け、回転リン
グ4は固定リング2の下方に配置した旗体の巻きつき防
止具とする。
時の作業性を改善し、短時間で多数の旗竿に対する取付
けが可能な旗体の巻きつき防止具とし、しかも環状紐が
傷み難いものとすることである。 【解決手段】 C字形の開口部1を弾性的に広げて旗竿
7の外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な合成樹脂製
の固定リング2と、C字形の開口部3を弾性的に広げて
旗竿7の外周に回転自在に取付け可能な回転リング4と
からなり、この回転リング4から下向きに半円筒状の紐
係止用のスリーブ5を一体に設け、スリーブ5の外側に
は係止された紐9を保持するフック6を設け、回転リン
グ4は固定リング2の下方に配置した旗体の巻きつき防
止具とする。
Description
【0001】
この考案は、広告等に用いる幟における旗体の旗竿に対する巻きつきを防止す る旗体の巻きつき防止具に関する。
【0002】
一般に、広告などに用いる幟は、図2に示されるように、長方形状の旗体8の 長手方向の側縁に沿って環状紐(ちち輪とも称される)9を間隔を開けて複数個 取付け、これらの環状紐9に旗竿7を通して幟の縦辺を係止するものである。
【0003】 旗体8の上縁には、側縁同様に複数の環状紐9が取り付けられており、旗竿7 の上端に直交状に取り付けた短い横棒(カンザシとも称される)11をこれらの 環状紐9に通して係止する。
【0004】 このようにして旗体の隣り合う2辺を旗竿に取り付けた幟を戸外に設置して広 告などに使用すると、旗体の係止されていない2辺は風力によってはためき、強 風を受けると自由に動く旗体下部が旗竿に巻きつくことがある。
【0005】 特に、最下部の環状紐が旗竿に挿通された状態で上下に滑り動くと、このよう な巻きつき(絡みつき)が起こり易く、この場合に旗体に表示された広告などが 全く識別できなくなる。
【0006】 このような問題を解決するために、これまでに開発された公知の幟用旗体の巻 きつき防止具としては、実用新案掲載公報第3031650号に、以下の構造の ものが記載されている。
【0007】 すなわち、図6に示す旗体の巻きつき防止具は、C字形の開口部を弾性的に広 げて旗竿7外周に嵌め合せて固定可能な吹き上げ防止用のリング20と、筒形パ イプの下部に2本の差し込み溝21を形成した絡みつき防止用の筒体22から構 成されたものである。
【0008】 このものは、旗竿7に固定した吹き上げ防止用のリング20の下方に絡みつき 防止用の筒体22を差し込み、筒体22の差し込み溝21に布テープ状の環状紐 (ちち輪)9を差し込んで使用し、旗体8に取り付けた環状紐9を係止する筒体 22がリング20によって競り上がることなく旗竿7の所定位置で自在に回転す るので、旗体8下部の旗竿7への巻きつきが防止されるものである。
【0009】
しかし、上記した従来の旗体の巻きつき防止具は、環状紐を係止する筒体を旗 竿の下端から差し込んで使用するものであるため、旗竿に取付ける際に旗竿を持 ち上げる必要があって取付け時の作業効率が悪いという問題点があり、特に多数 本の幟を一時に取り替えたり、設置する場合にはかなりの時間を要するものであ った。
【0010】 また、従来の旗体の巻きつき防止具は、筒体の差し込み溝に係止された環状紐 (ちち輪)の一部が旗竿外周と接しているので、筒体が回転したときに環状紐の 特定の箇所が旗竿に摺接して傷みやすいものであった。
【0011】 なお、旗体や環状紐は雨などで湿っている状態で旗体によく巻き付きやすく、 乾燥した状態では旗竿の周囲で比較的巻き付き難いが、そのような際に旗体下部 が旗竿に巻きつく原因は主として最下位置の環状紐が旗竿に沿って吹き上げられ ることにあり、旗竿の全周を回転自在な筒体で覆うものより簡単な構造で作業性 よく環状紐を係止できる旗体の巻きつき防止具が必要であった。
【0012】 そこで、この考案の第1の課題は、上記した問題点を解決して、旗体の巻きつ き防止具の旗竿に対する取付け時の作業性を改善し、短時間で多数の旗竿に対す る取付けが可能な旗体の巻きつき防止具とし、しかも環状紐が傷み難いものとす ることである。
【0013】 また、この考案の第2の課題としては、可及的に簡単な構造で作業性よく環状 紐を係止できる旗体の巻きつき防止具とすることである
【0014】
上記の第1の課題を解決するため、この考案においては、C字形の開口部を弾 性的に広げて旗竿外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な固定リングを設けると 共に、C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外周に回転自在に取付け可能な回転 リングを設け、この回転リングから下向きに半円筒状の紐係止用スリーブを一体 に設け、このスリーブの外側には係止された紐を保持するフックを設け、前記回 転リングは前記固定リングの下方に配置した旗体の巻きつき防止具としたのであ る。
【0015】 また、前記した第2の課題を解決するため、この考案においては、C字形の開 口部を弾性的に広げて旗竿外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な固定リングを 設けると共に、C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外周に回転自在に取付け可 能な回転リングを設け、この回転リングに環形の一部が開かれた紐通し環を設け 、前記回転リングは前記固定リングの下方に配置した旗体の巻きつき防止具とし たのである。
【0016】 また、上記の旗体の巻きつき防止具における紐通し環が、一対の対向する鉤片 からなる紐通し環である構成を採用したのである。
【0017】 上記したように構成されるこの考案の旗体の巻きつき防止具のうち、回転リン グから下向きに半円筒状の紐係止用スリーブを設けた構成を有するものは、環状 紐を回転リングと共に回転するスリーブの外側に係止するので、環状紐は旗竿に 摺接することなく旗竿の回りに円滑に回転でき、しかも環状紐が傷み難い。
【0018】 また、回転リングおよび固定リングは、いずれも旗竿に対してC字形の開口部 を弾性的に広げて所定位置に嵌め合せできるので、これらの部品を旗竿を持ち上 げることなく取付けでき、その作業はきわめて容易である。
【0019】 なお、スリーブの外側には係止された紐を保持するフックを設けているので、 スリーブの外側に係止された環状紐をフックに引っかけるという簡単な動作で環 状紐を保持できる。
【0020】 また、回転リングに環形の一部が開かれた紐通し環を設けた考案では、紐通し 環の開かれた部分、たとえば一対の対向する鉤片の間に旗体に近い部分の環状紐 を差し込むことができるので、環状紐を回転リングに係止する作業が極めて簡略 であり、またスリーブを有せず紐通し環のみの構造は極めて簡単である。
【0021】
この考案の実施形態を以下に添付図面に基づいて説明する。 図1〜図3に示すように、この考案の第1の実施形態は、C字形の開口部1を 弾性的に広げて旗竿外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な合成樹脂製の固定リ ング2と、C字形の開口部3を弾性的に広げて旗竿外周に回転自在に取付け可能 な回転リング4とからなり、この回転リング4から下向きに半円筒状の紐係止用 のスリーブ5を一体に設け、スリーブ5の外側には係止された紐を保持するフッ ク6を設け、回転リング4は固定リング2の下方に配置した旗体の巻きつき防止 具である。
【0022】 固定リング2は、図2および図3に示す旗竿7の下部外周径より若干小さい内 径の断面C字形のポリプロピレンなどの合成樹脂製部品であり、開口部1を弾性 的に広げて旗竿外周に嵌め合わせた際、弾性力で旗竿7の外周に摩擦係合して固 定される。
【0023】 回転リング4は、その上部が旗竿7の外周径よりも若干大きい内径の断面C字 形のポリプロピレンなどの合成樹脂製部品であり、開口部3を弾性的に広げて旗 竿外周に嵌め合わせた際には元の形状に復帰していて弾性力は働かず、旗竿7の 外周上で自在に摺動回転する。この回転リング4は、前記した固定リング2の下 端面に当接してその上昇が阻止されるものであり、固定リング2に接した状態で も摺動回転が自在であるように、その上端面を平滑面としている。
【0024】 また、紐係止用スリーブ5は、旗体8に付設された環状紐9を係止した際に、 これが旗竿7の外周面に接しない程度の大きさと形状を有するものであればよく 、図示した形状に限定されるものではない。その場合、軸に直交する断面が少な くとも半円以上の大きさの円溝体形状であることが好ましい。
【0025】 また、フック6は、スリーブ5の外側に係止された環状紐9が外れないように 保持できるものであればよく、好ましくは図1に示したように、スリーブ5に形 成した縦溝10の内部にフック6の先端を没入させ、その弾性によりフック6の 先端を出没させて環状紐9を適宜に係止できるようなものであれば、環状紐9の 取付け作業が簡単で確実に環状紐9を保持できるので好ましい。
【0026】 上記した旗体の巻きつき防止具は、通常用いる幟に取付け得るものであり、長 方形状の旗体8の長手方向の一側縁に沿って間隔を開けて縫着された複数の環状 紐9に旗竿7を通した際、その最下位置の環状紐9を係止するように配置される 。なお、旗体8の上縁には、側縁と同様に複数の環状紐9が取り付けられており 、旗竿7の上端に直交状に取り付けた短い横棒11をこれらの環状紐9に通して 係止することが旗体8を確実に広げるために望ましい。
【0027】 次に、図4および図5に示す第2実施形態の旗体の巻きつき防止具は、C字形 の開口部1を弾性的に広げて旗竿外周の所定位置に嵌め合せて固定可能な固定リ ング2と、C字形の開口部12を弾性的に広げて旗竿外周に回転自在に取付け可 能な回転リング13とからなり、回転リング13に長方形状の環形の一部が開か れた紐通し環14を設け、回転リング13を固定リング2の下方に配置した旗体 の巻きつき防止具である。
【0028】 第2実施形態は、第1実施形態のスリーブ5を省略し、一本のフックに代えて 紐通し環14を設けた点で異なるものであり、紐通し環14の形状としては図示 したもの以外に一側部に開口を有する楕円状のものやU字形を対向させた形状で あってもよい。その他の第1実施形態と同一の構造の部品については、図中に第 1実施形態と同一の符号を付してその説明を省略した。
【0029】 また、図5に示すように、環状紐9の旗体8と接続されている部分を一まとめ にして作業性良く係止するためには、紐通し環14は一対の対向する棒状の鉤片 15で構成し、回転リング13を旗竿7に取り付けた状態で下方にスライドさせ て環状紐9を鉤片15が対向する先端から紐通し環14の内部に導入できるもの が好ましい。
【0030】 なお、図5では環状紐9の旗体8との縫着部に近い部分を2本まとめて紐通し 環14に係止したものを示したが、環状紐9の1本のみを紐通し環14に係止し てもよい。
【0031】 紐通し環14に係止された環状紐9は、図5に示された状態で使用されると、 回転リング13に案内されて旗竿7の外周で回転するので、紐通し環14に係止 されない状態で使用した場合に比べて円滑に回転でき、強風下でも旗竿7に巻き 付くことがなかった。
【0032】
回転リングから下向きに半円筒状の紐係止用スリーブを設けた構成を有する考 案は、以上説明したように、半円筒状の紐係止用スリーブ付きのC字状の回転リ ングとC字状の固定リングとから構成したので、これらの部品を旗竿を持ち上げ ることなく取付けでき、旗体の巻きつき防止具の旗竿に対する取付け時の作業性 が改善され、短時間で多数の旗竿に対する取付けが可能なものとなり、しかも紐 係止用スリーブを備えているから、環状紐が傷み難いという利点がある。
【0033】 また、回転リングに環形の一部が開かれた紐通し環を設けた考案では、スリー ブを有しないので、紐通し環のみの回転リングの構造は極めて簡単であり、可及 的に簡単な構造で取付け作業性がよく環状紐を係止できる旗体の巻きつき防止具 であるという利点がある。
【図1】第1実施形態の分解斜視図
【図2】第1実施形態の使用状態の全体斜視図
【図3】第1実施形態の使用状態の要部拡大斜視図
【図4】第2実施形態の分解斜視図
【図5】第2実施形態の使用状態の要部拡大斜視図
【図6】従来例の分解斜視図
1、3、12 開口部 2 固定リング 4、13 回転リング 5 スリーブ 6 フック 7 旗竿 8 旗体 9 環状紐 10 縦溝 11 横棒 14 紐通し環 15 鉤片 20 リング 21 差し込み溝 22 筒体
Claims (3)
- 【請求項1】 C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外
周の所定位置に嵌め合せて固定可能な固定リングを設け
ると共に、C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外周に
回転自在に取付け可能な回転リングを設け、この回転リ
ングから下向きに半円筒状の紐係止用スリーブを一体に
設け、このスリーブの外側には係止された紐を保持する
フックを設け、前記回転リングは前記固定リングの下方
に配置してなる旗体の巻きつき防止具。 - 【請求項2】 C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外
周の所定位置に嵌め合せて固定可能な固定リングを設け
ると共に、C字形の開口部を弾性的に広げて旗竿外周に
回転自在に取付け可能な回転リングを設け、この回転リ
ングに環形の一部が開かれた紐通し環を設け、前記回転
リングは前記固定リングの下方に配置してなる旗体の巻
きつき防止具。 - 【請求項3】 紐通し環が、一対の対向する鉤片からな
る紐通し環である請求項2に記載の旗体の巻きつき防止
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000147U JP3039779U (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 旗体の巻きつき防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1997000147U JP3039779U (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 旗体の巻きつき防止具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3039779U true JP3039779U (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=43174389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1997000147U Expired - Lifetime JP3039779U (ja) | 1997-01-20 | 1997-01-20 | 旗体の巻きつき防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039779U (ja) |
-
1997
- 1997-01-20 JP JP1997000147U patent/JP3039779U/ja not_active Expired - Lifetime
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