JP3039612U - 折れ曲り式ゴルフティ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 折損あるいは飛ばないゴルフティ。 【解決手段】 基部に対し頭部が折れ曲がるように軸着
した。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

ゴルフのティショットに使用するゴルフボールを載せるティに関するものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来のティは、木製もしくはプラスチック製で頭部と先端が尖った基部とが連 続したもの、あるいは前記ティに紐が固着したものが存する。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のティは、ティショット時に衝撃を受けて破損し易い。またティショット 時にボールと共に飛んでしまい、ボールの飛球方向を眼で追うプレーヤーにとり 、飛んだティの方向が確認しづらく、ティを探すのに手間が掛かることが多く、 場合によっては紛失あるいは探すのをあきらめてしまうことがある。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

ティショット時に破損したティあるいは紛失等して放置されティは、芝管理に 使用する機器の刃を折損したり、特にプラスチック製のティにあっては土壌化せ ず自然環境上好ましいものでは無い。

【０００５】 そこで本考案は、ティショット時に衝撃を受けた場合に、ティの頭部のみが折 れ曲り、基部はグランドに突き差さったまま残るようにし、ティが飛ぶのを防止 できるようにした。

【０００６】

【考案の実施の形態】

本考案は、ゴルフボールを載せるティの頭部１の底を板状に狭めて係合部２と してあり、基部３はその頂を二股にして係合溝４とし、この係合溝に頭部１の係 合部２を入れ子式に係合し、両者をピン５あるいはネジ２を挿通させ取付けた。

【０００７】 頭部１は、このピン５を軸として基部３に対し回転できる。したがって頭部１ はティショット時の衝撃を受けると前方に回転して折れ曲り衝撃を吸収し、破損 のおそれが無く、また基部３に衝撃が直接伝わらないので、基部３はそのまま突 き差さって残るのでティが飛んでいくことが無い。

【０００８】

【実施例１】 図１〜３に本考案の実施例を示す。

【０００９】 ティの頭部１の底を狭め係合部２とし、基部３の頂３ａを二股にして中央に係 合溝４を形成し、この係合溝４内に係合部２を差し込み、ピン５あるいはネジを 挿通して取付けてある。

【００１０】 したがって頭部１は、図３に示すように折れ曲がる。

【００１１】 なお、係合部２の段部２ａおよび基部３の頂３ａを上に凸の弧としておくこと により、折れ曲りをスムーズにすることができ有利である。

【００１２】

【実施例２】 図４に別の実施例を示す。

【００１３】 この実施例においては、ティは断面角形となっており、一側面で頭部６と基部 ７とが丁番８にて軸着してあり、この丁番８を軸に頭部６が折れ曲がるようにし てある。

【００１４】

【考案の効果】

本考案によれば、ティショット時の衝撃がティの頭部の折れ曲りにより吸収さ れ、基部がグランドに突き差さったまま残るので、ティが飛び紛失するといった ことが無くなり、経済的であり、また自然環境上望ましいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】全体構造を示す正面図

【図２】分解して示す斜視図

【図３】折れ曲がった状態を示す側面図

【図４】第２の実施例の折れ曲がった状態を示す側面図

【符号の説明】

１ 頭部 ２ 係合部 ３ 基部 ４ 係合溝 ５ ピン ６ 頭部 ７ 基部 ８ 丁番

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 ゴルフボールを載せる頭部が、グランド
   に突き差す基部に対し折曲可能に軸着されてなる折れ曲
   り式ゴルフティ。
2. 【請求項２】 頭部と基部とが、入子式に係合し、この
   係合部を貫通するピンにて両者が軸着されている請求項
   １に記載の折れ曲り式ゴルフテイ。
3. 【請求項３】 頭部が、基部に対し１側で軸着されてな
   る請求項１に記載の折れ曲り式ゴルフティ。