JP3039287U - 粘度液定量充填装置 - Google Patents

粘度液定量充填装置

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JP3039287U
JP3039287U JP1996011439U JP1143996U JP3039287U JP 3039287 U JP3039287 U JP 3039287U JP 1996011439 U JP1996011439 U JP 1996011439U JP 1143996 U JP1143996 U JP 1143996U JP 3039287 U JP3039287 U JP 3039287U
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Japan
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filling
pump
viscous liquid
pipeline
miso
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Application number
JP1996011439U
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English (en)
Inventor
龍夫 坂本
Original Assignee
兵神機械工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 味噌等の粘度液定量充填の工程数を少なくし
コストを低減する。 【解決手段】 樽1から投入される味噌2を受け入れる
ホッパー3と、ホッパー3に接続されたエキセントリュ
ックスクリュウタイプの定量充填用ポンプ4と、定量充
填ポンプ4の入口側にアルコールを注入する添加用ポン
プ6と、定量充填用ポンプ4の出口に接続された撹拌装
置7内蔵の撹拌用パイプライン8と、パイプライン8の
出口に配設された充填口9とで定量充填装置を構成し、
定量充填用ポンプ4を一定時間作動させ、添加用ポンプ
4で添加したアルコールと味噌2を定量充填用ポンプ4
で混ぜつつパイプライン8に定量吐出し、パイプライン
8で撹拌混合して充填口9からパック容器14に定量充
填する。そして、液だれ防止のため、規定量充填し終わ
るタイミングに合わせて定量充填用ポンプ4を瞬時逆転
させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、味噌等の粘度液にアルコール等の添加液を注入し、混ぜ合わせて、 パック容器に定量充填する粘度液定量充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば味噌を樽からパック容器等に規定量ずつ充填する際には、雑菌の繁殖を 抑えるためにアルコールを添加し混ぜ合わせてから充填するのが普通であり、そ の場合に、従来の装置は、樽から出した味噌をミキサに入れ、アルコールを加え てミキサで混ぜ合わせた後、ギヤポンプ等の充填機で定量充填するようにしたも のであった。そして、充填口からの液だれを防止するため、充填口にバルブを設 けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置による味噌の定量充填は、樽の味噌をミキサに 入れる工程と、アルコールを加えてミキサで味噌を混ぜる工程と、アルコールと 混ぜた味噌を充填機でパック容器等に充填する工程とが必要で、工程数が多く、 そのため、生産効率が悪く、また、工程数が多いということは雑菌に触れる機会 も多いということで、品質管理の面での問題もあった。また、従来の装置は液だ れを防止するためのバルブが必要で、部品点数が多く、コストの高いものとなっ ていた。また、液だれの防止も十分ではなかった。
【0004】 したがって、味噌等の粘度液定量充填の工程数を少なくでき、コストを低減で きる装置を得ることが課題である。本考案はこのような課題を解決することを目 的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、粘度液が投入されるホッパーと、該ホッパーに接続されたエキセン トリュックスクリュウタイプの定量充填用ポンプと、該定量充填ポンプの入口側 で前記粘度液に添加液を注入する添加用ポンプと、前記定量充填用ポンプの出口 に接続された撹拌装置内蔵の撹拌用パイプラインと、該パイプラインの出口に配 設された充填口とからなり、前記定量充填用ポンプを一定時間作動させることに より、添加液が混ざった粘度液を前記充填口より規定量吐出し所定の容器に充填 することを特徴とする粘度液定量充填装置を提供するものである。この粘度液定 量充填装置によれば、ホッパーに投入された粘度液は、定量充填用ポンプで添加 液と混ぜられつつ定量吐出され、さらにパイプラインで撹拌混合されて充填口か ら容器に充填される。この場合は、従来装置における粘度液(味噌)に添加液( アルコール)を加えてミキサで混ぜる工程と充填機でパック等に充填する工程と が、定量充填用ポンプから撹拌用パイプラインを経て充填口に至る一つの流れで 達成され、その間の工程が実質的に一つで、全体の工程数が少なくなる。そのた め、生産効率が良くなり、また、工程数が少ないために雑菌に触れる機会が少な く、品質管理の面でも有利となる。
【0006】 ここで、添加液は、定量充填用ポンプの作動にタイミングを合わせて添加用ポ ンプを作動させることにより所定割合で添加できる。
【0007】 また、本考案の装置は、特に味噌の定量充填に適したものである。その場合、 添加液は例えばアルコールである。
【0008】 また、定量充填用ポンプは、規定量充填し終わるタイミングに合わせて瞬時逆 転させるのがよく、そうすることによって、別途バルブ等を用いることなく、ま た、バルブ等の場合よりもより確実に液だれを防止することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、図面に基づいて実施の形態の一例を説明する。
【0010】 図1は本考案による味噌定量充填装置の一例の概略構成を示している。この装 置は、樽1から投入される味噌2を受け入れるホッパー3と、ホッパー3に接続 されたエキセントリュックスクリュウタイプの定量充填用ポンプ4と、定量充填 ポンプ4の入口側(ホッパー3の底部)にパイプ5を介して連結されたアルコー ル添加用ポンプ6と、定量充填用ポンプ4の下端に位置する出口に接続された撹 拌装置7内蔵の撹拌用パイプライン8と、そのパイプライン8の出口に配設され た充填口9とで構成されている。
【0011】 定量充填用ポンプ4の駆動軸10はホッパー3内を垂直上方に延び、その上端 は駆動用モータ11に連結されている。そして、その駆動軸10にはホッパー3 の底部に位置する部分に撹拌用の螺旋羽根12が設けられている。
【0012】 撹拌用パイプライン8に内蔵された撹拌装置7は、螺旋羽根により構成されて いる。
【0013】 撹拌用パイプライン8は、定量充填用ポンプ4の出口に接続された第1の継手 部分8aと、第1の継手部分8aの他端から略水平に延びる第1のパイプ部分8 bと、この第1のパイプ部分8bに接続された第2の継手部分8cと、この第2 の継手部分8cに接続されて略垂直に立ち上がる第2のパイプ部分8dと、この 第2のパイプ部分8dの上端に接続された第3の継手部分8eと、この第3の継 手部分8eに接続された短管部分8fと、この短管部分8fを下向き配置の充填 口9に接続する第4の継手部分8gとからなっている。そして、その第1および 第2のパイプ部分8b,8dに上記撹拌装置7が設けられている。
【0014】 充填口9の下方には受台13が配設され、この受台13の上にパック容器14 がセットされる。
【0015】 そして、樽1からホッパー3に味噌2が投入され、定量充填用ポンプ4が一定 時間運転される。また、所定割合のアルコールを添加するよう定量充填用ポンプ 4の作動にタイミングを合わせて添加用ポンプ6が運転される。それにより、ホ ッパー3内の味噌は、螺旋羽根12で撹拌されながらアルコールと共に定量充填 用ポンプ4に入り、定量充填用ポンプ4でアルコールと混ぜられつつパイプライ ン8に定量吐出され、さらにパイプライン8内で撹拌装置7によりで撹拌混合さ れて充填口9からパック容器14に定量充填される。そして、規定量充填し終わ るタイミングに合わせて定量充填用ポンプ4が瞬時逆転駆動される。定量充填用 ポンプ4の逆転により、味噌はパイプライン8を逆流し、第4の継手部分8gか ら先が空になる。そのため液だれがなくなる。
【0016】 この装置による1回あたりの充填量は、例えば500g〜2000gである。 そして、定量充填用ポンプ4の一回当たりの作動時間(ショット時間)は、例え ば1.6〜6.0秒であり、1分当たりの充填回数(ショット回数)は20〜9 回である。また、アルコール添加量は1〜4%である。
【0017】 なお、上の例は味噌定量充填装置に適用したものであるが、本発明は味噌以外 の各種粘度液に添加液を混ぜて定量充填する場合にも適用できるものである。
【0018】
【考案の効果】
本考案によれば、味噌等の粘度液定量充填の工程数を少なくでき、コストを低 減することができる。そのため、生産効率が良くなり、また、工程数が少ないた めに雑菌に触れる機会が少なく、品質管理の面で有利になるという効果を奏する 。また、液だれ防止のために別途バルブ等を用いることなく、また、バルブによ るより確実に液だれを防止するようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による味噌定量充填装置の一例の概略構
成図である。
【符号の説明】
1 樽 2 味噌 3 ホッパー 4 定量充填用ポンプ 6 添加用ポンプ 7 撹拌装置 8 パイプライン 9 充填口 11 駆動用モータ 12 螺旋羽根 13 受台 14 パック容器

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘度液が投入されるホッパーと、該ホッ
    パーに接続されたエキセントリュックスクリュウタイプ
    の定量充填用ポンプと、該定量充填ポンプの入口側で前
    記粘度液に添加液を注入する添加用ポンプと、前記定量
    充填用ポンプの出口に接続された撹拌装置内蔵の撹拌用
    パイプラインと、該パイプラインの出口に配設された充
    填口とからなり、前記定量充填用ポンプを一定時間作動
    させることにより、添加液が混ざった粘度液を前記充填
    口より規定量吐出し所定の容器に充填することを特徴と
    する粘度液定量充填装置。
  2. 【請求項2】 定量充填用ポンプの作動にタイミングを
    合わせて添加用ポンプを作動させ添加液を注入する請求
    項1記載の粘度液定量充填装置。
  3. 【請求項3】 粘度液が味噌で、添加液がアルコールで
    ある請求項1または2記載の粘度液定量充填装置。
  4. 【請求項4】 規定量充填し終わるタイミングに合わせ
    て定量充填用ポンプを瞬時逆転させる請求項1,2また
    は3記載の粘度液定量充填装置。
JP1996011439U 1996-10-18 1996-10-18 粘度液定量充填装置 Expired - Lifetime JP3039287U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021528106A (ja) * 2018-06-20 2021-10-21 クリエーター インコーポレイティッドCreator, Inc. 食品を正確に分配するシステム及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021528106A (ja) * 2018-06-20 2021-10-21 クリエーター インコーポレイティッドCreator, Inc. 食品を正確に分配するシステム及び方法
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