JP3039070U - 広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケット - Google Patents
広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケットInfo
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- JP3039070U JP3039070U JP1996013193U JP1319396U JP3039070U JP 3039070 U JP3039070 U JP 3039070U JP 1996013193 U JP1996013193 U JP 1996013193U JP 1319396 U JP1319396 U JP 1319396U JP 3039070 U JP3039070 U JP 3039070U
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- Japan
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- cooling
- continuous casting
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】 広巾板製造用の竪型連続鋳造装置の冷却ジャ
ケットを提供する。 【解決手段】鋳型４を囲む冷却ジャケット１をダクタイ
ル鋳鉄製とし、冷却ジャケット１の空洞内に軸方向に回
転できる切欠き丸棒２を通し、切欠き部３の回転変位に
よって冷却水による冷却範囲を調節する。
ケットを提供する。 【解決手段】鋳型４を囲む冷却ジャケット１をダクタイ
ル鋳鉄製とし、冷却ジャケット１の空洞内に軸方向に回
転できる切欠き丸棒２を通し、切欠き部３の回転変位に
よって冷却水による冷却範囲を調節する。
Description
【０００１】
本考案は、銅、アルミニウムなどの非鉄系の純金属およびそれらの合金を材料 とする、とくに広巾板の製造に好適な竪型連続鋳造装置の冷却ジャケットに関す るものである。
【０００２】
バネ特性を重視する計測器や精密機器などの素材の製造には竪型連続鋳造装置 が広く利用されており、製造する素材は、竪型・横型を問わず巾２００ｍｍの広 巾板が主流で、鋳造品の品質と均質化を維持するうえから、そのほとんどが小規 模生産方式であった。
【０００３】
連続鋳造装置は、終始同じ条件で鋳造できる利点をもっているが、素材の巾が 広くなると、冷却の際に左右と中央部の冷却状況が異なるため、鋳造組織が不均 一になりやすい。また銅または銅合金製ジャケットの場合は、熱伝導がよいので 非常に効果的な冷却ができるが、それだけに熱変形を起しやすく、凝固にバラツ キを生じて品質上に問題がある。
【０００４】
本考案者は、この問題を解決するため、冷却ジャケットの材質と冷却水の流通 について鋭意検討を進めた結果、前記の問題を解決できることに成功し、本考案 に至った。 すなわち、本考案は、鋳型を囲む冷却ジャケットをダクタイル鋳鉄製とし、冷 却ジャケットの円柱状空洞内に、切欠き丸棒を軸方向に回転できるように通し、 該丸棒の回転位置によって冷却範囲を調節できるようにしてなることを特徴とす る広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケットを要旨とするもので ある。
【０００５】
本考案は、冷却ジャケットの材質を、従来の銅または銅合金の代わりに、これ よりも熱伝導変形の劣るダクタイル鋳鉄として冷却度を鈍化させるとともに、冷 却ジャケットの空洞内に切欠き丸棒を軸方向に通し、切欠き部と空洞壁の間に冷 却水を流し、これによって冷却の水量と位置を任意に選択できるものである。
【０００６】 以下、本考案を図について詳しく説明すると、図１および図２に示すように、 本考案の冷却ジャケット１は、鋳型４の長手方向の両側に水平に配置され、内部 は円柱状の空洞となって、その中を切欠き丸棒２が軸方向に通され、丸棒端の調 整つまみ７によって任意位置に回転できる。円柱状の空洞内へ冷却水が冷却ジャ ケット１の側面の入口と出口を介して矢印で示すように、円柱状空洞の内壁面と 切欠き丸棒２との間隙である冷却水通過切欠き部３を流通する。
【０００７】 るつぼ８内の溶湯５は、広巾板用鋳型４に入り、冷却ジャケット１で冷却され て形をととのえ、さらに２次冷却ジャケット９に送られる。 この２次冷却ジャケット９は、本考案者の考案にかかる実願平８−１３０９７ 号のものである。
【０００８】
図１および図２に示すような本考案の冷却ジャケットを竪型連続鋳造機にセッ トして、厚さ１５ｍｍ，巾４００ｍｍのバネ用リン青銅を鋳造したところ、鋳型 の上部の冷却が適度に緩和され、広巾でありながら左右と中央の冷却効果が均等 に近いため、図３（ａ）に示すような均一な鋳造組織を得ることができた。これ に対し、図３（ｂ）に示すように従来のものは狭巾でありながら冷却の不均一か ら鋳造組成が不揃いであった。
【０００９】
本考案によれば、鋳型の上部の冷却が適度に緩和され、均等な冷却効果が得ら れるため、とくに広巾バネ用のリン青銅の特性を向上し品質の向上が確保される 。
【図１】本考案の冷却ジャケットの断面説明図である。
【図２】本考案の冷却ジャケットを鋳型の周囲に設けた
状態の断面説明図である。
状態の断面説明図である。
【図３】鋳塊の組織断面拡大図で、（ａ）は本考案、
（ｂ）は従来品のものを示す。
（ｂ）は従来品のものを示す。
１ 冷却ジャケット ２ 切欠き丸棒 ３ 冷却水通過切欠き部 ４ 鋳型 ５ 溶湯 ６ 鋳塊 ７ 調整つまみ
Claims (1)
- 【請求項１】鋳型を囲む冷却ジャケットをダクタイル鋳
鉄製とし、冷却ジャケットの円柱状空洞内に、切欠き丸
棒を軸方向に回転できるように通し、該丸棒の回転位置
によって冷却範囲を調節できるようにしてなることを特
徴とする広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却
ジャケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996013193U JP3039070U (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996013193U JP3039070U (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3039070U true JP3039070U (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=43173721
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1996013193U Expired - Lifetime JP3039070U (ja) | 1996-12-27 | 1996-12-27 | 広巾板の製造に用いる竪型連続鋳造装置の冷却ジャケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3039070U (ja) |
-
1996
- 1996-12-27 JP JP1996013193U patent/JP3039070U/ja not_active Expired - Lifetime
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