JP3039016U

JP3039016U - 歯ブラシ

Info

Publication number: JP3039016U
Application number: JP1996013998U
Authority: JP
Inventors: 香深津
Original assignee: 東洋理工株式会社
Priority date: 1996-12-25
Filing date: 1996-12-25
Publication date: 1997-06-30
Anticipated expiration: 2002-12-25

Abstract

(57)【要約】【課題】歯ブラシ本体にアラーム、メロディー等を発す
る機能を付与することによって、歯磨きの時間がわか
り、子供にも親しみがもてる歯ブラシを提供する。【解決手段】歯ブラシ１は、本体３の上面片端にスイッ
チ２が、底面のふた６の内部にスピーカー７、電池１１
及びＩＣ１２がある。ふた６は取り外しが可能なように
構成する。なお、スイッチ部、ふた６の周囲等は、防水
構造としておく。スイッチ２を押すことによって、スピ
ーカー７からメロディーが流れる。このメロディーは、
一般に歯磨きの奨励時間とされている約２分で自動に止
まるようにＩＣ１２で設定する。

Description

【考案の詳細な説明】

【００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、歯磨きに使用する歯ブラシ、電動歯磨き装置及びウォータージェット式歯磨き装置に関するものである。

【００２】

【従来の技術】

従来、歯ブラシは、歯磨きの効率をよくするため、歯ブラシの本体を持ちやすく、ヘッドの部分を小さくまたはより歯垢を取り除きやすい形状と種々改良した物は多く出回っている。また、人の手で行うより効率的にするため、電動式またはウォータージェット式の歯ブラシも近年多くみられる。また、子供用の歯ブラシにおいては、全体を小さくし歯ブラシ本体にキャラクターの絵をプリントした物がある。

【００３】

【本考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記従来技術においては、歯磨きには一定時間必要であるといわれているにもかかわらず、歯磨きの時間を計るには、時計をみながら、またはタイマーをセットしなければならない。実際時計等をみながら歯磨きの時間を計っている人は少ない。また、子供用の歯ブラシの絵柄は、歯磨きをしているときには手で握っているのでみることはできない。

【００４】本考案は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、歯ブラシ本体にアラーム、メロディー等を発する機能を付与することによって、歯磨きの時間がわかり、子供にも親しみがもて、楽しみながら且つ十分な歯磨きができる歯ブラシを提供することにある。

【００５】

【課題を解決する手段】

上記問題点を解決するため、本考案による歯ブラシは、歯ブラシ本体にスピーカー、ＩＣ、ＬＳＩ等また、必要に応じて電池を組み込み、スイッチを押すと一定時間メロディーが流れるか、若しくは一定時間後アラームが鳴り、歯磨きの時間がわかり、メロディーを聴きながら歯磨きができるため子供でも楽しめながら歯磨きができることを特徴とするものである。

【００６】

【考案の実施の形態】

本考案による歯ブラシについて、実施例を添付の図面を用いて以下に説明する。図面は、本考案の特徴の一例を概念的に示したものであり、実施に当たって何ら形状を限定するものではない。

【００７】本考案による歯ブラシ１は、本体３の上面片端にスイッチ２が、底面のふた６の内部にスピーカー７、電池１１及びＩＣ１２がある。ふた６は取り外しが可能なように構成する。なお、スイッチ部、ふた６の周囲等は、防水構造としておく。ヘッド５はボタン８を押すことによって本体３から取り外すことができる。

【００８】スイッチ２を押すことによって、スピーカー７からメロディーが流れる。このメロディーは、一般に歯磨きの奨励時間とされている約２分で自動に止まるようにＩＣ１２で設定する。メロディーは、数種類用意しておくとよい。また、メロディーの記憶媒体及び時間計測素子は、ＩＣのみに限らず、種々の電気電子素子を単体または複数個組み合わせて使用することもできる。

【００９】電源は、ボタン型の電池を使い、ふた６をはずすことによって容易に交換できる。また、ヘッド５が容易に取り外せる構造であるので、個人専用のヘッド５を持つことによって１本の歯ブラシ１で複数人が使用でき、ブラシ４が古くなり使えなくなっても、ヘッド５を交換することによってまたはブラシとして使用することができる。

【０１０】電池１１及びヘッド５を交換できないようにし、使い捨てのようにすることもできるが、省資源を考えると交換可能な方がよい。また、ふた６、ヘッド５の接続方法は、特に限定されることはない。電動式及びウォータージェット式の歯ブラシの場合は、電源を装置本体の方からとることができる。

【０１１】メロディーを流すのではなく、一定時間後にアラームを鳴らすという方法も採れるが、子供が使う際には、メロディーが流れていた方が、歯磨きが楽しくなり、歯磨きの習慣がつき、ひいては虫歯予防にもなる。

【０１２】歯ブラシ１を構成する各種部品の配置は特に限定されることなく、たとえば図６に示すように本体の片端をスイッチとし、その先端にスピーカーを持ってくる等の変更も可能である。なお本考案は、上記実施例に限定されるものでなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲で構成の一部を適宜に変更し実施することもできる。

【考案の効果】

以上詳述したように、本考案の歯ブラシによれば、一定時間メロディーが流れるか、一定時間後にアラームが鳴るため歯磨きの時間がよくわかり虫歯予防の効果が著しく増加するという優れた効果を奏する。また、歯磨きの間メロディーが流れるので小さい子供等が歯磨きが楽しくなり、歯磨きの習慣がつくという効果を奏する。さらに、電池、歯ブラシヘッドの交換を可能にすれば、経済的であり省資源にも役立つという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案を具体化した一実施例における歯ブラシ
の平面図

【図２】一実施例における歯ブラシの正面図

【図３】一実施例における歯ブラシの底面図

【図４】一実施例におけるヘッド５を分離したときの歯
ブラシの平面図

【図５】一実施例におけるふた６をはずしたときの歯ブ
ラシの底面図

【図６】別の実施例における歯ブラシの斜視図

【符号の説明】

１、１’…歯ブラシ２、２’…スイッチ３、３’…本体４ …ブラシ５ …ヘッド６ …ふた７、７’…スピーカー８ …ボタン９ …差し込み部１０ …切り欠き１１ …電池１２ …ＩＣ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】歯磨き等に使用する歯ブラシにおいて、歯
ブラシ本体にＩＣまたはＬＳＩ等の電気電子素子、スピ
ーカーを設け、アラーム、メロディー等を発する機能を
付与した歯ブラシ