JP3038863U - 変形性膝関節症用テーピングサポーター - Google Patents

変形性膝関節症用テーピングサポーター

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JP3038863U
JP3038863U JP1996013491U JP1349196U JP3038863U JP 3038863 U JP3038863 U JP 3038863U JP 1996013491 U JP1996013491 U JP 1996013491U JP 1349196 U JP1349196 U JP 1349196U JP 3038863 U JP3038863 U JP 3038863U
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JP
Japan
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belt
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knee
belts
taping
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JP1996013491U
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English (en)
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義和 松浦
護 末廣
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義和 松浦
護 末廣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 側方動揺性を抑えるためのサポーターであっ
て、装着脱が容易な変形性膝関節用テーピングサポータ
ーを提供することにある。 【解決手段】 上・下に一定の間隔を隔てた並行な上ベ
ルト(1)と下ベルト(2)とを設け、該上ベルト
(1)と下ベルト(2)と一体に、上下を連結する縦ベ
ルト(3)を設け、下ベルト(2)の該縦ベルト(3)
付近より上ベルト(1)に向けて斜め上方向に向かう斜
めべルト(4)をそれぞれ一体に設け、上・下ベルトの
一端部にはそれぞれベルベットファスナー(5)(5)
を設けたことを特徴とする変形性膝関節症用テーピング
サポーター。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、変形性膝関節症用テーピングサポーターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この変形性膝関節症は、高齢者の膝関節疾患中、最も一般的な疾患であ り、その発症そのものには、力学的な要因が大きいと考えられる。
【0003】 統計では中年以後の年齢層では症状の有無にかかわらず25〜40%が本症に かかっているといわれ、歩行時痛を訴えるものは初期で60%、中期で80%を 占め、また、階段の昇降時痛、特に降りる時に疼痛を訴える者が、初期でも既に 略80%を占め、これらの症状は病変の進行に伴って著しくなる。
【0004】 本疾患中期から末期の症例では、殆ど全ての症例に側方動揺性が認められ、こ の動揺性のある症例は疼痛が激しく、歩行距離が著しく短縮される。本邦では内 側型変形性関節症が多く、図4に示すように外側への動揺が見られる。
【0005】 膝関節運動は、屈強、伸展のみならず、図5に示すように同時に内外旋を伴う もので、これは大腿骨に対する脛骨の旋回であるが、変形性膝関節症では図6に 示すように、通常、脛骨関節面の内側、後方に潰瘍形成が認められる。立位では 屈曲拘縮があると図7に示すように、この潰瘍部の上に大腿内側顆荷重面の後方 の凸部が乗っている。従って、脛骨内側は前外方に外旋する。
【0006】 そもそも、変形性膝関節症は、一般的には大腿骨と脛骨との関節軟骨の変形と 磨耗が主体であるが、膝蓋.大腿関節の病変にも、また、注目しなければならず 、膝関節の屈曲により膝蓋骨は大腿骨に強く圧迫され、この部位の関節軟骨は多 大の負荷を受ける(図8参照)。
【0007】 その結果、大腿骨顆部前面と膝蓋骨の軟骨は図9に示すように、関節軟骨の磨 耗、さらには潰瘍の形成を来すものである。
【0008】 尚、図4〜図9までは、公知文献より転掲したものである。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、この考案は、これらの側方動揺性を抑えるためのサポーターであって 、装着脱が容易な変形性膝関節用テーピングサポーターを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本件考案者は種々の実験を行った結果、膝関節を挟んで上下にベルトで締め、 その中途に、外側へ動揺する膝関節を固定するための縦ベルトを左右の膝のそれ ぞれ外側に位置するように設けることにより変形を阻止する変形性膝関節症用テ ーピングサポーター得るものである。
【0011】
【考案の実施の形態】
以下、図面と共に本考案による好適な実施の形態について詳細に説明する。 本考案は、上・下に一定の間隔を隔てた並行な上ベルト(1)と下ベルト(2) とを設け、該上ベルト(1)と下ベルト(2)と一体に、上下を連結する縦ベル ト(3)を設け、下ベルト(2)の該縦ベルト(3)付近より上ベルト(1)に 向けて斜め上方向に向かう斜めべルト(4)をそれぞれ一体に設け、上・下ベル トの一端部にはそれぞれベルベットファスナー(5)(5)をそれぞれ設けたこ とを特徴とする変形性膝関節症用テーピングサポーターからなるものである。
【0012】 尚、上記サポーターは右の膝用のもの〔従って、左用は逆になる〕を示したも のであり、素材はやや伸縮性を有する繊維を用い、ベルベットファスナーの被着 材であり、上ベルト(1)、下ベルト(2)のそれぞれ一端には、ベルベットフ ァスナー(5)を設け、それぞれの他端と装着・脱自在に構成する。
【0013】 そして、着用にあたっては、図2、図3にそれぞれ示すように斜めベルト(4 )が下腿(脛骨)を内方へ引くので、外側への側方動揺が抑えられ、さらに、斜 めベルト(4)の外側に位置する縦ベルト(3)が、内反を制動するので、外方 への側方動揺が制限される。
【0014】
【考案の効果】
本考案によると、上ベルト(1)は大腿四頭筋の筋力が直接膝蓋骨にかかる力 を少しでも軽減でき、膝蓋・大腿関節の軟骨の軟骨の免荷にも貢献でき、また、 斜めベルト(4)が下腿(脛骨)の内方へ引き、外側動揺を制御することは前述 したが、動揺の目的のため、斜めベルト(4)の膝窩部(膝後面)に取り付ける ことができるが、この部分は図10に示すように、下腿への重要な動静脈と下腿 への神経が走っているので、この部位をベルトで圧迫することは下腿への血行障 害や神経麻痺を来す可能性が高く、斜めベルトを前面に設け、下腿(脛骨)を内 方へ引くので外側への側方動揺と外旋が抑えられ、さらに外側に位置する,縦ベ ルト(3)が内反を制動するため、外方への側方動揺が制限でき、変形性膝関節 症の予防、治療に使用すると有効である等極めて有益な効果を奏するものである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す正面図である。
【図2】本考案を装着した状態の右膝前内側面を示す説
明図である。
【図3】本考案を装着した状態の右膝外側面を示す説明
図である。
【図4】膝の外側動揺の状態を示す説明図である。
【図5】膝回旋角度と膝屈曲角度との関係を示すグラフ
図である。
【図6】変形性膝関節症における関節面の変性を示す説
明図である。
【図7】屈曲拘縮と脛骨上端の回旋状態を示す説明図で
ある。
【図8】膝関節の屈曲により膝蓋骨の圧迫状態を示す説
明図である。
【図9】大腿骨顆部前面と膝蓋骨の磨耗あるいは潰瘍の
状態示す説明図である。
【図10】下腿部の筋肉組織を示す説明図である。
【符号の説明】
1 上ベルト 2 下ベルト 3 縦ベルト 4 斜めべルト 5 ベルベットファスナー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上・下に一定の間隔を隔てた並行な上ベ
    ルト(1)と下ベルト(2)とを設け、該上ベルト
    (1)と下ベルト(2)と一体に、上下を連結する縦ベ
    ルト(3)を設け、下ベルト(2)の該縦ベルト(3)
    付近より上ベルト(1)に向けて斜め上方向に向かう斜
    めべルト(4)をそれぞれ一体に設け、上・下ベルトの
    一端部にはそれぞれベルベットファスナー(5)(5)
    を設けたことを特徴とする変形性膝関節症用テーピング
    サポーター。
JP1996013491U 1996-12-18 1996-12-18 変形性膝関節症用テーピングサポーター Expired - Lifetime JP3038863U (ja)

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