JP3038854U - 犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置 - Google Patents
犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置Info
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- JP3038854U JP3038854U JP1996013446U JP1344696U JP3038854U JP 3038854 U JP3038854 U JP 3038854U JP 1996013446 U JP1996013446 U JP 1996013446U JP 1344696 U JP1344696 U JP 1344696U JP 3038854 U JP3038854 U JP 3038854U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 処理砂に含まれる屎尿および尿臭を効果的に
除去して繰返しの使用を可能にし、需要に即した安価で
利便性の高い犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装
置を提供する。 【解決手段】 上面を開放した主槽2内を第一槽4と第
二槽7に区画し、当該第一槽4内の屎尿処理砂3に含浸
した洗浄水を流通路13を経て第二槽7に滞留し、ここ
に滞留する余剰洗浄水を調節孔5から槽外に逐次放出す
るようにした。
除去して繰返しの使用を可能にし、需要に即した安価で
利便性の高い犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装
置を提供する。 【解決手段】 上面を開放した主槽2内を第一槽4と第
二槽7に区画し、当該第一槽4内の屎尿処理砂3に含浸
した洗浄水を流通路13を経て第二槽7に滞留し、ここ
に滞留する余剰洗浄水を調節孔5から槽外に逐次放出す
るようにした。
Description
【0001】
本考案は、犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置に係り、特に動的な機 構を要することなくコンパクトに洗浄装置を構成するものでありながら、上記処 理砂に含まれる屎尿および尿臭を効果的に除去して繰返しの使用を可能にし、需 要に即した安価で利便性の高い犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置に関 するものである。
【0002】
近年、一般家庭で飼われている犬や猫の屎尿処理は、公共的な場所での衛生、 美化の観点から飼い主のモラルについて関心が高まるにつれて家庭内で処理する することが重要視されてきており、このような需要に応えて多種多様な犬猫用便 器がペットショップで販売され、家庭内での屎尿処理に利用を供してはいるが、 多くの犬猫用便器では所定の容器内に屎尿処理砂を層状に散在させ、この上で日 々の排便がなされるため、衛生上の理由により飼い主は屎尿処理砂の交換あるい は洗浄処理を毎日欠かさず行わなければならない。
【0003】 そして、上記のような屎尿処理砂の交換は、その手間のみならず経済的な負担 も大きいため、従来は比較的大きな固形屎尿を取り除いた後に、屎尿の染み込ん だ処理砂を布袋、あるいは不要となったボロ切れなどに包み込み、水道水を満た した専用のバケツを用いて水洗いを行い、乾燥させた屎尿処理砂を繰返し再使用 することが多い。
【0004】 しかしながら、上述の屎尿処理砂の洗浄作業は毎日のことであるため、飼い主 の負担も大きく、この洗浄作業を簡単にしかも煩わしい作業を要することなく行 える屎尿処理砂の洗浄装置が愛猫家、愛犬家の間で熱望されていた。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】 本考案は、上記の如き実状に鑑み、犬猫用便器に用いる屎尿処理砂の効率的な 再使用技術を模索する研究、開発の過程で創案されたものであって、その目的と するところは、煩わしい作業を要することなく、短時間で屎尿処理砂に含浸した 屎尿を素早く除去することができ、環境衛生の改善に寄与しつつ愛猫家、愛犬家 の要望にも適確に対応することができる犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄 装置を提供しようとするものである。
【0006】
課題を解決するため、本考案が採用した技術的手段は、上面を開放した主槽内 に、屎尿処理砂を滞積する第一槽と、上下位置に調節孔とドレン孔をそれぞれ設 けた第二槽を区画形成すると共に、上記第一槽の底部から第二槽に至る間に洗浄 水の流通路を貫通形成し、当該第一槽に洗浄水を連続供給する際に、屎尿処理砂 の滞積層に含浸した洗浄水を流通路を経て第二槽に滞留し、この余剰洗浄水を前 記調節孔から槽外に逐次放出するように構成したことを特徴とするものである。
【0007】
本考案の構成を、図面に示した一実施例ついて詳細に説明する。 図1において、1は本考案の屎尿処理砂の洗浄装置であって、該洗浄装置1は 上面を開放した主槽2内の中央側に後述する屎尿処理砂3を滞積する第一槽4を 設け、かつその外側に調節孔5とドレン孔6を上下位置にそれぞれ貫通した第二 槽7を区画して二重槽構造で構成されていると共に、上記第一槽4の上方位置に は、洗浄水の供給口8が着脱自在な四脚支持具9を介して垂設されている。
【0008】 上記主槽2内の第一槽4は、図2(a)(b)に示すように、その底部4aに 洗浄水のみを流下する細目網10が張設され、また当該第一槽4の底部4aと主 槽2の底部2aとの間には、流動案内板11を挟む上下位置に支柱ゴム12、1 2が介装されており、上記各底部2a、4a間に洗浄水の流通路13が形成され ている。なお、6aはドレン孔6の封止キャップであり、第一槽4および第二槽 7の洗浄作業を行う際にこれを取り外して槽内に滞留する使用済の洗浄水を外部 に放出する目的で設けられている。また、4bは第一槽4の四周壁を貫通して第 二槽7側に複数開口された流れ孔であって、該流れ孔4b、4b…は調節孔5と 略同一高さに設けられ、屎尿処理砂3に含まれる細かいゴミ、浮遊物を第二槽7 側に直接流入させて調節孔5から外部に放出するようになっている。
【0009】 叙上の如き構成において、図示しない犬猫用便器に使用した屎尿処理砂3を洗 浄する場合は、まず当該屎尿処理砂3に含まれる比較的大きな固形屎尿を取り除 き、四脚支持具9を予め取り外しておいた洗浄装置1の開放上面から第一槽4内 に上記屎尿処理砂3を投入する。
【0010】 次いで、上記四脚支持具9を再び装着した後、これに設けた洗浄水の供給口8 に供給ホースを接続し、また第二槽7の調節孔5にも放出ホースを接続する。そ の後、上記供給ホースを介して洗浄水の供給口8から少量の洗浄水を第一槽4内 に連続供給すると、先に投入した屎尿処理砂3に含浸しながら当該洗浄水は細目 網10および流通路13を介して第二槽7側に流動し、各槽4、7内での洗浄水 の滞留が進むにつれてその水面位置Aが上昇することになる。
【0011】 然る後に、上記水面位置Aが第二槽7側に設けた調節孔5の貫通位置まで達す ると、ここから余剰洗浄水の放出が開始され、前記供給口8からの洗浄水の流入 と、上記調節孔5からの余剰洗浄水の逐次放出とがバランスされて、水面位置A が一定の水位を保持したまま、新しい洗浄水と使用済洗浄水との交換流動が各槽 4、7間に渡って連続的に行われることになる。
【0012】 上述のような連続する洗浄水の流入、放出の過程において、第一槽4内に滞積 した屎尿処理砂3に含まれる少量の固形屎尿および付着屎尿は、洗浄水中に溶け 出して第一槽4内を流下すると共に、流通路13を介して上記洗浄水の交換流動 により第二槽7側に流動し、余剰洗浄水とともに放出ホースから外部に取り出さ れて次第に屎尿処理砂3に含まれる屎尿分が取り除かれることになる。 したがって、使用済の屎尿処理砂3を第一槽4内に投入し、少量の洗浄水を連 続供給するのみで簡単かつ効率良く屎尿処理砂3の洗浄を行うことができる。
【0013】 ここで、本考案の洗浄装置1を一般住宅で使用する場合は、環境衛生上の観点 から家人が使用する便所内に設けることが望ましい。 すなわち、図3に示すように、便器14の洗浄パイプ14aに、第二槽7の調 節孔5に接続される放出ホース15を分岐配設し、かつ供給口8の供給ホース1 6を洗浄タンク17への洗浄水の供給路(図示せず)に接続するように設置すれ ば、屋内で飼うのが常である座敷犬、猫などの屎尿処理砂の洗浄を、特別な設置 スペースを要せず屋内にて衛生的に行うことができる。
【0014】 また、上記のように便所内に洗浄装置1を設置するに際しては、その供給口8 を保持する四脚支持具9に代えて、当該供給口8を貫通保持したカバー体で主槽 2の上面全域を包覆するようにすれば、外来者が便所を使用する場合にも洗浄装 置1の存在に対して違和感を与えることがない。
【0015】 図4は、前記実施例における二重槽構造をなす主槽2の構成に代えて、主槽2 内を着脱自在な仕切り壁18を介して第一槽4´と第二槽7´とに区画した他例 を示すものであって、ここでは底部4´aに細目網10´を張設した第一槽4´ と第二槽7´との間の仕切り壁18に、前記実施例と同様に流れ孔4´bを調節 孔5と略同一高さに設けると共に、上記仕切り壁18の下端壁に逆流防止の細目 網18aを張設した流通孔18´を開口し、支柱ゴム12´で支承した第一槽4 ´の底部4´aの下方に流通路13を設けて洗浄装置1が構成されている。
【0016】 上記の構成によれば、同一容積の主槽2に対する第一槽4´の容積を、前記実 施例の第一槽4に比してより大きく取ることができ、屎尿処理砂3の洗浄効率を 向上させることができる。また第一槽4´を形成するための槽容器を別途用意す る必要がないため、製造コストを低減することができ、更に仕切り壁18を簡単 に取り外すことができるので槽内の洗浄も容易に行えるようになる。
【0017】 図5は、前述の図4に示す実施例に加えて、第二槽7´に設けた調節孔5´お よびドレン孔6´にそれぞれ放出ホース15a、15bを接続した構成を示すも のであって、ここでは、ドレン孔6´を回動自在な連通ジョイント部材で形成し 、主槽2の上縁部に係止したフック19に放出ホース15bを係止することによ り、常時はドレン孔6´からの洗浄水の放出を停止すると共に、第一槽4´およ び第二槽7´の洗浄作業を行う際には、上記放出ホース15bを点線で示す下方 位置まで降ろして槽内に滞留する洗浄水を外部に放出するようになっている。 したがって、ドレン孔に放出ホースをいちいち着脱する、という煩わしい作業 を要することなく、フック19への係脱のみで簡単にドレン孔からの放出、停止 を行うことができるようになる。
【0018】
これを要するに、本考案は、上面を開放した主槽内に、屎尿処理砂を滞積する 第一槽と、上下位置に調節孔とドレン孔をそれぞれ設けた第二槽を区画形成する と共に、上記第一槽の底部から第二槽に至る間に洗浄水の流通路を貫通形成し、 当該第一槽に洗浄水を連続供給する際に、屎尿処理砂の滞積層に含浸した洗浄水 を流通路を経て第二槽に滞留し、この余剰洗浄水を前記調節孔から槽外に逐次放 出するように構成したから、動的な機構を要することなくコンパクトに洗浄装置 を構成するものでありながら、煩わしい作業を要することなく、使用済の屎尿処 理砂を槽内に投入し、少量の洗浄水を連続供給するのみで簡単かつ効率良く屎尿 処理砂に含浸した屎尿を素早く除去することができ、屎尿処理砂の繰返しの使用 を可能にし、環境衛生の改善に寄与しつつ愛猫家、愛犬家の要望に即した安価で 利便性の高い洗浄装置を提供することができる、等という極めて有用な実用的効 果を奏するものである。
【図1】本考案の洗浄装置の全体斜視図である。
【図2】(a)は洗浄装置の全体平面図である。(b)
同上一部切欠正面図である。
同上一部切欠正面図である。
【図3】本考案の洗浄装置を屋内の便所に設置した状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図4】(a)は他例の洗浄装置の全体平面図である。
(b)同上一部切欠正面図である。
(b)同上一部切欠正面図である。
【図5】放出ホースの取扱いを示す作用説明図である。
1 洗浄装置 2 主槽 3 屎尿処理砂 4 第一槽 4´ 第一槽 4a 底部 4´a 底部 5 調節孔 6 ドレン孔 7 第二槽 7´ 第二槽 10 細目網 10´ 細目網 13 流通路 18 仕切り壁
Claims (4)
- 【請求項1】 上面を開放した主槽内に、屎尿処理砂を
滞積する第一槽と、上下位置に調節孔とドレン孔をそれ
ぞれ設けた第二槽を区画形成すると共に、上記第一槽の
底部から第二槽に至る間に洗浄水の流通路を貫通形成
し、当該第一槽に洗浄水を連続供給する際に、屎尿処理
砂の滞積層に含浸した洗浄水を流通路を経て第二槽に滞
留し、この余剰洗浄水を前記調節孔から槽外に逐次放出
するように構成したことを特徴とする犬猫用便器に使用
する屎尿処理砂の洗浄装置。 - 【請求項2】 上記第一槽の底部には、洗浄水のみを流
下する細目網が張設されていることを特徴とする請求項
1記載の犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置。 - 【請求項3】 上面を開放した主槽は、内側に第一槽を
設け、かつその外側に第二槽を配した二重槽構造で区画
されていることを特徴とする請求項1または2に記載の
犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置。 - 【請求項4】 上面を開放した主槽は、仕切り壁を介し
て第一槽と第二槽に区画されていることを特徴とする請
求項1または2に記載の犬猫用便器に使用する屎尿処理
砂の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013446U JP3038854U (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996013446U JP3038854U (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3038854U true JP3038854U (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=43173511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996013446U Expired - Lifetime JP3038854U (ja) | 1996-12-18 | 1996-12-18 | 犬猫用便器に使用する屎尿処理砂の洗浄装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3038854U (ja) |
-
1996
- 1996-12-18 JP JP1996013446U patent/JP3038854U/ja not_active Expired - Lifetime
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