JP3038015U - スキー板の運搬補助具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキー板の持ち運びを簡便とする。 【解決手段】 左右一対のスキー板の裏面を重ね合わ
せ、当該スキー板の末端部に、路面を転動するローラー
付きのスキーホルダーを着脱自在に挟着支持する。具体
的には、当該スキーホルダーを、上半分に形成したスキ
ー板を挟着するホルダー部と、下半分に形成したローラ
ーホルダー部とから構成し、その内、スキー板のエンド
ホルダー部を、上反り状に形成した上部挟着プレート
と、下反り状に形成した下部挟着プレートと、その端部
を閉成したエンドプレートとから側面コ字状に形成し、
また、ローラーホルダー部には、車軸を嵌め込んで嵌着
する半弧状の軸受部が形成され、当該軸受部には左右両
端部にローラーを支持した車軸が嵌着固定される。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、スキー板を簡便に持ち運ぶために使用するスキー板の運搬補助具に 関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、スキー板を自動車に積み込んでスキー場へ行く場合、スキーヤーがスキ ー場の駐車場からゲレンデまでの間、或いは、旅館やホテルからゲレンデまでの 間、スキー板を肩に担いだり、手に持って運んでいる。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、スキー板を肩に担いだり、手に持って長い距離を持ち運ぶことは、 特に、婦女子にとって大変なことである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案では、前記の課題を解決するスキー板の簡便な運搬補助具を提 供するに、左右一対のスキー板の裏面を重ね合わせ、当該スキー板の末端部に、 路面を転動するローラー付きのスキーホルダーを着脱自在に挟着支持し、当該ス キーホルダーのローラーを転動させることにより、簡便にスキー板を持ち運ぶこ とができるように構成したことを特徴とする。

【０００５】 具体的には、スキーホルダーを、上半分に形成したスキー板の末端部を挟着す るエンドホルダー部と、下半分に形成したローラーホルダー部とから構成し、そ の内、スキー板のエンドホルダー部を、上反り状に形成した上部挟着プレートと 、下反り状に形成した下部挟着プレートと、その端部を閉成したエンドプレート とから側面コ字状に形成している。

【０００６】 また、ローラーホルダー部には、車軸を嵌め込んで嵌着する半弧状の軸受部が 形成され、当該軸受部には左右両端部にローラーを支持した車軸が嵌着固定され るようにしている。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案に係るスキー板の運搬補助具、即ち、スキーホルダーＳは、合成樹脂材 により一体形成され、上半分に形成した左右一対のスキー板Ｂの末端部を挟着す るエンドホルダー部１と、下半分に形成したローラーホルダー部２とからなる。 スキー板Ｂのエンドホルダー部１は、側面コ字状に形成され、上反り状に形成し た上部挟着プレート３と、下反り状に形成した下部挟着プレート４と、その端部 を閉成したエンドプレート５とからなる。 また、ローラーホルダー部２には、半弧状の軸受部６が形成され、当該軸受部６ には、左右両端部にローラー７を自由転自在に支持した円筒状の車軸８が嵌着固 定される。

【０００８】 次に、前記構成のスキーホルダーＳの装着状態を説明するに、先ず、左右一対 のスキー板Ｂの裏面を重ね合わせ、本考案におけるスキー板Ｂのエンドホルダー 部１の上部挟着プレート３と下部挟着プレート４の間を、横方向からスキー板Ｂ の末端部に挿通すると、当該上下部の挟着プレート３、４の弾性力により挟着支 持されて取り付けられる。 後は、スキーヤーがスキー板の前半部を持ち上げた状態で歩行すれば、スキー板 の末端部に装着したスキーホルダーのローラーが路面を転動し、これによりスキ ー板がスキー場の駐車場からゲレンデまでの間、或いは、旅館やホテルからゲレ ンデまでの間等の持ち運びが簡便になされる。 尚、スキーホルダーＳを取り外すには、前記とは逆に、スキー板Ｂの横方向へ当 該スキーホルダーＳをスライドさせて取り外し、それをポケット等に収納して次 の使用に備える。

【０００９】

【考案の効果】

本考案は、前記のように、左右一対のスキー板の裏面を重ね合わせ、当該スキ ー板の末端部に、路面を転動するローラー付きのスキーホルダーを着脱自在に挟 着支持し、当該スキーホルダーのローラーを転動させることにより、簡便にスキ ー板を持ち運ぶことができるように構成してなるスキー板の運搬補助具を提供し たので、スキー板の運搬時における負担が著しく軽減される。

【００１０】 特に、スキーホルダーを、上半分に形成したスキー板を挟着するホルダー部と 、下半分に形成したローラーホルダー部とから構成し、その内、スキー板のエン ドホルダー部を、上反り状に形成した上部挟着プレートと、下反り状に形成した 下部挟着プレートと、その端部を閉成したエンドプレートとから側面コ字状に形 成しているので、スキー板の末端部への取り付け、取り外し等の着脱作業を簡便 に行うことができる。 また、ローラーホルダー部には、車軸を嵌め込んで嵌着する半弧状の軸受部が形 成され、当該軸受部には左右両端部にローラーを支持した車軸が嵌着固定される ようにしているので、組み付け作業が簡単で便利である。

【図面の簡単な説明】

【図１】スキーホルダーの斜視図である。

【図２】スキーホルダーの側面図である。

【図３】スキーホルダーの正面図である。

【図４】車軸の両端部にローラーを支持した状態の斜視
図である。

【図５】スキー板の末端部に横方向から挿通するスキー
ホルダーを示す斜視図である。

【図６】スキー板の末端部に挟着支持したスキーホルダ
ーを示す斜視図である。

【図７】スキー板の末端部に装着したスキーホルダーが
路面を転動する状態を示す側面図である。

【符号の説明】

Ｓ スキーホルダー Ｂ スキー板 １ エンドホルダー部 ２ ローラーホルダー部 ３ 上部挟着プレート ４ 下部挟着プレート ５ エンドプレート ６ 軸受部 ７ ローラー ８ 車軸

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 左右一対のスキー板の裏面を重ね合わ
   せ、当該スキー板の末端部に、路面を転動するローラー
   付きのスキーホルダーを着脱自在に挟着支持し、当該ス
   キーホルダーのローラーを転動させることにより、簡便
   にスキー板を持ち運ぶことができるように構成したこと
   を特徴とするスキー板の運搬補助具。
2. 【請求項２】 スキーホルダーを、上半分に形成したス
   キー板の末端部を挟着するエンドホルダー部と、下半分
   に形成したローラーホルダー部とから構成し、その内、
   スキー板のエンドホルダー部を、上反り状に形成した上
   部挟着プレートと、下反り状に形成した下部挟着プレー
   トと、その端部を閉成したエンドプレートとから側面コ
   字状に構成してなる請求項１に記載のスキー板の運搬補
   助具。
3. 【請求項３】 ローラーホルダー部には、車軸を嵌め込
   んで嵌着する半弧状の軸受部が形成され、当該軸受部に
   は左右両端部にローラーを支持した車軸が嵌着固定され
   るように構成してなる請求項２に記載のスキー板の運搬
   補助具。