JP3038010U - 角度可変装置およびそれを備えたスタンド - Google Patents

角度可変装置およびそれを備えたスタンド

Info

Publication number
JP3038010U
JP3038010U JP1996011867U JP1186796U JP3038010U JP 3038010 U JP3038010 U JP 3038010U JP 1996011867 U JP1996011867 U JP 1996011867U JP 1186796 U JP1186796 U JP 1186796U JP 3038010 U JP3038010 U JP 3038010U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
hole
locking member
angle varying
holding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1996011867U
Other languages
English (en)
Inventor
俊明 駒井
Original Assignee
俊明 駒井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 俊明 駒井 filed Critical 俊明 駒井
Priority to JP1996011867U priority Critical patent/JP3038010U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3038010U publication Critical patent/JP3038010U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 角度可変の工具を必要とせず、簡単に角度を
可変することのできる角度可変装置と、この角度可変装
置を備え、展示物の大きさあるいは重さに左右されるこ
となく長時間所望の角度を維持することのできるスタン
ドとを提供する。 【解決手段】 外周に複数の凸部または凹部を有する係
止部材2が一方の面に設けられ、係止部材2と連通する
貫通孔1aを備えた角度可変部材1と、係止部材2の凸
部または凹部に係止する複数の凹部または凸部を有する
ストッパー4が一方の面に設けられ、係止部材2の貫通
孔2aに対応した貫通孔3aを備えた保持部材3と、内
周にめねじを有し角度可変部材1または保持部材3のい
ずれか一方の側から弾性部材6を介して各貫通孔1a,
2a,3aに嵌入された軸部5と、軸部5の反対側から
この軸部5に螺入されたねじ部7とを備えたものであ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、係止部材を有する角度可変部材、係止部材のストッパーを有する保 持部材および両者を弾性部材およびねじ部または抜け止め部材を介して連結する 軸部を備えてなる角度可変装置と、この角度可変装置により、例えばPOPボー ド(パネルともいう)、ポスター、カタログなどの宣伝物、あるいはCD、MD 等の商品またはプライスカードなどの展示物の展示する角度を可変できるスタン ドの構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図8は従来の表示紙立ての外観斜視図である。図において、31は表示紙立て で、底面に磁石(図示せず)を有する基台32と、基台32と一体に設けられ、 ほぼ中心部にねじ穴33b,33b(一方は図示せず)を有する一対の突起部3 3a,33aからなる軸受部33と、支持部34a、押え部34b、両者34a ,34bを連結する連結部34cおよび連結部34cに一体に設けられほぼ中心 部にねじ穴(図示せず)を有して軸受部33の突起部33a,33aの間に回動 可能に嵌入された軸部34dからなるほぼU字状の紙挟み部34と、軸受部33 のねじ穴33b,33bと紙挟み部34のねじ穴に螺入されたねじ35およびナ ット(図示せず)とから構成されている。なお、突起部33a,33aの外周に は紙挟み部34の回動角度の目安となる目盛り33cが設けられている。
【0003】 このように構成した表示紙立て31を用いて例えばプライスカードを展示する 場合、まず、ねじ35を緩め、突起部33a,33aに設けられた目盛り33c を目安にしながら紙挟み部34を回動し、所望の角度に位置させる。ついで、ね じ35を締めて紙挟み部34を固定する。そして、商品が陳列されている棚など に表示紙立て31を設置し、紙挟み部34の支持部34aと押え部34bの間に プライスカードを挟む。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来の表示紙立て31は、ねじ35を緩めて紙挟み部34を所望 の角度に位置させ、ねじ35を締めて固定させていたので、紙挟み部34の角度 を変える場合にはねじ回しなどの工具が必要であり、すぐに角度を変更したい場 合にはその作業に時間がかかって面倒であった。また、ねじ35を締めている間 に紙挟み部34の角度が変わってしまったり、紙挟み部34に挟む展示物の大き さや重さによっては、長時間使用しているとねじ35が緩んでその所望の角度が 維持できないこともあった。さらに、例えば大きなPOPボードを展示する際に 表示紙立て31を複数個使用する場合などは、角度の可変作業が面倒であるとと もに、各表示紙立て31の紙挟み部34の角度を整合させることが難しく、微調 整などはさらに困難性が高くなってしまうなどの問題があった。
【0005】 本考案は、上記のような課題を解決するためになされたもので、角度を可変す るための工具を必要とせず、簡単に角度を可変することのできる角度可変装置と 、この角度可変装置を備え、展示物の大きさあるいは重さに左右されることなく 長時間所望の角度を維持することのできるスタンドとを提供することを目的とし たものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、係 止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部を有するストッパーが 一方の面に設けられ、係止部材の貫通孔に対応した貫通孔を備えた保持部材と、 内周にめねじを有し、角度可変部材または保持部材のいずれか一方の側から弾性 部材を介して各貫通孔に嵌入された軸部と、軸部の反対側からこの軸部に螺入さ れたねじ部とを備えたものである。
【0007】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、係 止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部を有するストッパーが 一方の面に設けられ、係止部材の貫通孔に対応した貫通孔を備えた保持部材と、 先端部に嵌合部を有し、ストッパーが設けられた側に突出するように保持部材の 貫通孔に嵌入または固定された軸部と、弾性部材を角度可変部材との間に介装さ せ軸部の嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えたものである。
【0008】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、中 心部に貫通孔を有し係止部材が嵌入する凹部を設け、この凹部の内周に係止部材 の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部が設けられたストッパーを備 えた保持部材と、内周にめねじを有し、角度可変部材または保持部材のいずれか 一方の側から弾性部材を介して各貫通孔に嵌入された軸部と、軸部の反対側から この軸部に螺入されたねじ部とを備えたものである。
【0009】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、中 心部に貫通孔を有し係止部材が嵌入する凹部を設け、この凹部の内周に係止部材 の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部が設けられたストッパーを備 えた保持部材と、先端部に嵌合部を有し、保持部材の凹部側に突出するように保 持部材の貫通孔に嵌入または固定された軸部と、弾性部材を角度可変部材との間 に介装させ軸部の嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えたものである。
【0010】 また、本考案に係る角度可変装置は、保持部材の貫通孔を省略し、軸部を保持 部材に一体に設けたものである。
【0011】 本考案に係る角度可変装置は、係止部材を歯車で形成したものである。
【0012】 また、本考案に係る角度可変装置は、角度可変部材および保持部材に取付部を 設けたものである。
【0013】 本考案に係るスタンドは、上述の角度可変装置を備え、角度可変装置の角度可 変部を、ほぼV字状の切欠部を有する挾持部で形成し、切欠部に宣伝物または展 示物の少なくとも一部を差し込むようにしたものである。
【0014】 また、本考案に係るスタンドは、保持部材の下端部に取付用の基台を設けたも のである。
【0015】
【考案の実施の形態】
実施形態1. 図1は本考案の第1の実施形態の模式図およびその作用説明図である。図にお いて、1は外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材2が一方の面に設けら れ、基部側のほぼ中心部に係止部材2の貫通孔2aと連通する貫通孔1aを備え た角度可変部材、3は係止部材2の凸部または凹部に係止する複数の凹部または 凸部を有するストッパー4が一方の面に設けられ、係止部材2の貫通孔2aに対 応した貫通孔3aを備えた保持部材、5は頭部5aと、内周にめねじを有し、角 度可変部材1または保持部材3のいずれか一方の側から弾性部材6を介して貫通 孔1a,2a,3aに嵌入された軸部5bとからなる支持軸、7は支持軸5の軸 部5bの反対側から軸部5bに螺入されたおねじである。
【0016】 そして、角度可変部材1の係止部材2に保持部材3のストッパー4を係止させ つつ角度可変部材1および係止部材2の貫通孔1a,2aと保持部材3の貫通孔 3aを整合させ、外周に弾性部材6が装着された支持軸5の軸部5bを例えば角 度可変部材1側から嵌入し、軸部5bの反対側つまり保持部材3側からおねじ7 を軸部5bに螺入する。このようにして、図1に示すように、角度可変装置8を 構成する。なお、角度可変部材1および保持部材3の一方の端部には、例えば傘 やパラソルの柄、またはマイクスタンドのような棒状の取付部9、あるいはパネ ルおよびカタログなどの宣伝物やCDおよびMDなどの展示物等を挟んで展示す るホルダーまたはスタンドのような板状の取付部(図示せず)が設けられている 。
【0017】 このように構成したこの実施形態において、角度可変部材1の角度を所望の角 度に設置する場合、まず、保持部材3を一方の手で持ち、図1(a)に示すよう に、他方の手で角度可変部材1を弾性部材6側に押して、係止部材2とストッパ ー4の係合を解除する。ついで、図1(b)の矢印に示すように、角度可変部材 1が所望の角度になるように回動し、弾性部材6への押圧を緩めて手を離し、係 止部材2をストッパー4に係止させる。この時、弾性部材6の弾性によって角度 可変部材1は速やかに所定の位置に戻るとともに、ストッパー4によって所望の 角度に固定される。また、この角度可変部材1の角度を調整する場合も、同様の 操作を行う。
【0018】 このように、角度可変部材1を弾性部材6側に押圧して係止部材2とストッパ ー4の係合を解除し、角度可変部材1を所望の角度に回動させた後、角度可変部 材1から手を離して係止部材2をストッパー4に係止させ、弾性部材6の弾性に よって角度可変部材1を速やかに所定の位置に戻し、ストッパー4によって所望 の角度に固定することができるので、角度を可変するための工具を必要とせず、 角度可変部材1および角度可変部材1の一方の端部に設けられた取付部9を簡単 な操作で所望の角度に容易に変更および調整することができ、使い勝手の良い角 度可変装置8を得ることができる。
【0019】 なお、上述の実施形態では、例えば傘やパラソルの柄またはマイクスタンド、 あるいは展示用のホルダー等に実施した場合を例示して説明したが、これに限定 するものではなく、例えば電話機スタンド、インターホン受信機ホルダー、携帯 電話車用または家庭用ホルダー、PHS家庭用ホルダー、電卓スタンド、ドライ ヤースタンド、電気スタンド、イーゼルスタンド、カメラスタンド、ビデオスタ ンド、釣り竿受け、ペンスタンドおよび額縁スタンドなど、角度可変が必要とな る製品に本考案を実施することができる。
【0020】 実施形態2. 図2は本考案の第2の実施形態の背面図、正面図および側面図、図3はその分 解斜視図および挾持部の背面側からの斜視図である。図において、11は基部側 のほぼ中心部に貫通孔11aを有し、先端部から中央より少し基部側まで切り込 まれて支持部11bと押え部11cを形成する切欠部11dを備え、基部の一方 の側に貫通孔11aとほぼ同径でかつ連通する貫通孔12aを有する歯車12が 設けられたほぼU字状で板状の挾持部、13は例えば底面に磁石14aを有する 円形状の基台14のほぼ中心部に接着され、ほぼ中心部に貫通孔11aとほぼ同 径でかつ対応する貫通孔13aを有し、一方の側上端部に外周に歯車12と噛み 合う複数の歯15aを有するストッパー15を備えた板状の保持部、16は頭部 16aと、内周にめねじを有して挾持部11または保持部13のいずれか一方の 側から貫通孔11a、歯車12の貫通孔12aおよび保持部13の貫通孔13a に嵌入された軸部16bとからなる支持軸、17は支持軸16の軸部16bの外 周に嵌装されたコイルバネ、18はおねじである。なお、切欠部11dは、この 切欠部11dに挿入される例えばPOPボードなどの宣伝物やCDなどの展示物 の厚さに対応できるように、支持部11b側に2カ所の段部11eが設けられて いる。
【0021】 そして、支持軸16の軸部16bの外周にコイルバネ17を嵌装し、挾持部1 1および歯車12の貫通孔11a,12aと保持部13の貫通孔13aを整合さ せて、支持軸16の軸部16bを例えば挾持部11側から貫通孔11a,12a ,13aに嵌入し、おねじ18を保持部13側から軸部16bに螺入する。この ようにして、図2に示すように、展示物などを展示するスタンド10を構成する 。
【0022】 このように構成したこの実施形態において、例えばプライスカードを展示する 場合、まず、スタンド10の基台14を一方の手で持ち、図4(a)に示すよう に、他方の手で挾持部11をコイルバネ17側に押して(矢印参照)、歯車12 とストッパー15の噛み合わせを外す。ついで、図4(b)に示すように、挾持 部11の切欠部11dが所望の角度になるように挾持部11を回動し、コイルバ ネ17への押圧を緩めて手を離し、歯車12をストッパー15に噛み合わせる。 この時、コイルバネ17の弾性によって挾持部11は速やかに所定の位置に戻る とともに、ストッパー15によって所望の角度に固定される。そして、商品が陳 列されている棚などにスタンド10を設置し、挾持部11の切欠部11dにプラ イスカードを挟む。また、このスタンド10の挾持部11の切欠部11dの角度 を調整する場合も、上述した操作を同様に行う。
【0023】 このように、挾持部11をコイルバネ17側に押圧して歯車12とストッパー 15の噛み合わせを外し、挾持部11を所望の角度に回動させた後、挾持部11 から手を離してコイルバネ17の弾性によって挾持部11を所定の位置に戻しつ つ歯車12とストッパー15とを噛み合わせて固定させることができるので、挾 持部11の角度を容易に変更および調整することができる。また、挾持部11は コイルバネ17と歯車12およびストッパー15とによって所望の位置が固定さ れているので、展示物の大きさあるいは重さに左右されることなく長時間所望の 角度を維持することができる。さらに、挾持部11の角度を容易に変更および調 整することができるので、複数個のスタンド10においてその角度可変調整作業 を簡単に行えて、使い勝手の良いスタンド10を得ることができる。
【0024】 実施形態3. 図5は本考案の第3の実施形態の要部の拡大図で、この実施形態は、第2の実 施形態の保持部13のストッパー5を省略し、この保持部13に、中心部に貫通 孔19aを有し歯車12が嵌入する凹部19を設け、この凹部19の内周に複数 の突起からなるストッパー19bを設けたものである。
【0025】 そして、支持軸16の軸部16bの外周にコイルバネ17を嵌装し、歯車12 を保持部13のストッパー19bに噛み合わせつつ凹部19に嵌入し、支持軸1 6の軸部16bを例えば挾持部1側から貫通孔1a,2a,19aに嵌入して、 おねじ8を保持部13側から軸部6bに螺入する。このようにして、図6に示す ように、展示物などを展示するスタンド20を構成する。
【0026】 このように構成したことにより、第2の実施形態とほぼ同じ作用および効果が 得られ、挾持部11を所望の角度に容易に変更および調整することができる。ま た、図6に示すように、歯車12が保持部13の凹部19に嵌入されているので 、歯車12がより確実にストッパー19bに係止されて所望の角度を長時間維持 することができるとともに、挾持部11と保持部13との間の隙間がなくなり、 意匠的にも良いスタンド20を得ることができる。
【0027】 実施形態4. 図7は本考案の第4の実施形態の分解斜視図で、この実施形態は、第2の実施 形態のおねじ18および支持軸16に代えて、頭部21aと、先端部に嵌合部2 1cを有し、ストッパー15側に突出するように保持部13の貫通孔13aに嵌 入または固定された軸部21bとからなる支持軸21、および、頭部22aと、 支持軸21の嵌合部21cに嵌入された軸部22bとからなる抜け止めピン22 を備えたものである。
【0028】 そして、保持部13の貫通孔13aに嵌入または固定された支持軸21の軸部 21bに歯車12の貫通孔12aおよび挾持部11の貫通孔11aを嵌入させ、 軸部21bの外周にコイルバネ17を嵌装させて、支持軸21の嵌合部21cに 抜け止めピン22の軸部22bを嵌入する。このようにして、展示物などを展示 するスタンド23を構成する。
【0029】 このように構成したことにより、第2の実施形態とほぼ同じ作用および効果が 得られ、挾持部11を所望の角度に容易に変更および調整することができるとと もに、その組立を支持軸21の嵌合部21cに抜け止めピン22の軸部22bを 嵌入するだけで簡単に行うことができるスタンド23が得られる。
【0030】 なお、上述の実施形態では、頭部21aを有する支持軸21の軸部21bを保 持部13の貫通孔13aに嵌入または固定し、その軸部21bの嵌合部21cに 抜け止めピン22の軸部22bを嵌入した場合を示したが、貫通孔13aおよび 頭部21aを省略し、軸部21bを保持部13のほぼ中心部に一体に設けるよう にしてもよく、また、抜け止めピン22の軸部22bを軸部21bの嵌合部21 cに接着して固定させてもよい。
【0031】 また、第2の実施形態にこの考案を実施した場合を示したが、第1および第3 の実施形態においてもこの考案を実施することができ、この場合も同様の効果を 奏する。
【0032】 上述の第2、第3および第4の実施形態では、コイルバネ17を用いた場合を 例示して説明したが、これに限定するものではなく、例えば強力な弾性力を有す るスポンジなどを軸部16bに装着してもよい。
【0033】 また、保持部13を基台14に接着させた場合を示したが、例えば保持部13 の下端部を基台14に嵌入させて連結させるようにしてもよく、基台14を省略 し、保持部13の下端部をL字状に折り曲げてその部分を基台として用いるよう にしてもよい。さらに、基台14の形状および保持部13が設置される位置は適 宜変更することができ、その底面に設けられた磁石14aに代えて吸盤あるいは 粘着テープなどを用いてもよい。
【0034】 また、挾持部11の切欠部11dの支持部11b側に段部11eを2カ所設け た場合を示したが、段部11eを設けずほぼV字状の切欠部11dとしてもよく 、また段部11eを3カ所以上設けてもよい。
【0035】 上述の第2、第3および第4の実施形態では、挾持部11の切欠部11dにプ ラスカードを挾持して展示する場合を例示して説明したが、例えば厚みのあるP OPカード、POPボード、カタログなどの宣伝物、パウチカード、CD、MD などの展示物などを挾持して展示するようにしてもよい。
【0036】
【考案の効果】
以上のように本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有 する係止部材が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可 変部材と、係止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部を有する ストッパーが一方の面に設けられ、係止部材の貫通孔に対応した貫通孔を備えた 保持部材と、内周にめねじを有し、角度可変部材または保持部材のいずれか一方 の側から弾性部材を介して各貫通孔に嵌入された軸部と、軸部の反対側からこの 軸部に螺入されたねじ部とを備えたので、角度を可変するための工具を必要とせ ず、角度可変部材を簡単な操作で所望の角度に容易に変更および調整することが でき、使い勝手の良い角度可変装置を得ることができる。また、角度可変操作が 簡単なため、角度可変が必要となる各種製品において、この角度可変装置を実施 することが可能である。
【0037】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、係 止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部を有するストッパーが 一方の面に設けられ、係止部材の貫通孔に対応した貫通孔を備えた保持部材と、 先端部に嵌合部を有し、ストッパーが設けられた側に突出するように保持部材の 貫通孔に嵌入または固定された軸部と、弾性部材を角度可変部材との間に介装さ せ軸部の嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えたので、角度可変部材を所望の 角度に容易に変更および調整することができるとともに、その組立が軸部の嵌合 部に抜け止め部材を嵌入するだけで簡単に行うことができるため、角度可変が必 要となる各種製品において、この角度可変装置を実施することが可能である。
【0038】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、中 心部に貫通孔を有し係止部材が嵌入する凹部を設け、この凹部の内周に係止部材 の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部が設けられたストッパーを備 えた保持部材と、内周にめねじを有し、角度可変部材または保持部材のいずれか 一方の側から弾性部材を介して各貫通孔に嵌入された軸部と、軸部の反対側から この軸部に螺入されたねじ部とを備えたので、角度可変部材を所望の角度に容易 に変更および調整することができるとともに、係止部材が保持部材の凹部に嵌入 されてより確実にストッパーに係止され、所望の角度を長時間維持することがで きる。また、角度可変部材と保持部材との間の隙間がなくなるので、意匠的にも 良い角度可変装置を得ることができる。
【0039】 本考案に係る角度可変装置は、外周に複数の凸部または凹部を有する係止部材 が一方の面に設けられ、係止部材と連通する貫通孔を備えた角度可変部材と、中 心部に貫通孔を有し係止部材が嵌入する凹部を設け、この凹部の内周に係止部材 の凸部または凹部に係止する複数の凹部または凸部が設けられたストッパーを備 えた保持部材と、先端部に嵌合部を有し、保持部材の凹部側に突出するように保 持部材の貫通孔に嵌入または固定された軸部と、弾性部材を角度可変部材との間 に介装させ軸部の嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えたので、角度可変部材 を所望の角度に容易に変更および調整できて、その所望角度を長時間維持するこ とができるとともに、その組立が軸部の嵌合部に抜け止め部材を嵌入するだけで 簡単に行うことができ、使い勝手の良い角度可変装置を得ることができる。
【0040】 また、本考案に係る角度可変装置は、保持部材の貫通孔を省略し、軸部を保持 部材に一体に設けたので、角度可変部材を所望の角度に容易に変更および調整で きるより組立の簡単な角度可変装置を得ることができる。
【0041】 本考案に係る角度可変装置は、係止部材を歯車で形成したので、広い範囲で角 度可変部材を回動させることができ、微妙な角度調整も容易に行うことができる 。
【0042】 また、本考案に係る角度可変装置は、角度可変部材および保持部材に取付部を 設けたので、角度可変が必要となる各種製品において、容易に設置することがで きる。
【0043】 本考案に係るスタンドは、上述の角度可変装置を備え、角度可変装置の角度可 変部を、ほぼV字状の切欠部を有する挾持部で形成し、切欠部に宣伝物または展 示物の少なくとも一部を差し込むようにしたので、切欠部に差し込まれた宣伝物 または展示物を所望の角度で展示することができるとともに、展示物等の大きさ あるいは重さに左右されることなく長時間所望の角度を維持することができる。 また、展示物等を展示する際に複数個のスタンドを用いる場合においても、その 角度可変調整作業が簡単に行えて、使い勝手の良いスタンドを得ることができる 。
【0044】 また、本考案に係るスタンドは、保持部材の下端部に取付用の基台を設けたの で、目的に応じたスタンドの設置を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施形態の模式図およびその作
用説明図である。
【図2】本考案の第2の実施形態の背面図、正面図およ
び側面図である。
【図3】図2の分解斜視図および挾持部の背面側からの
斜視図である。
【図4】本考案の第2の実施形態の作用説明図である。
【図5】本考案の第3の実施形態の要部の拡大図であ
る。
【図6】本考案の第3の実施形態の側面図である。
【図7】本考案の第4の実施形態の分解斜視図である。
【図8】従来の表示紙立ての外観斜視図である。
【符号の説明】
1 角度可変部材 1a,2a,3a,11a,12a,13a,19a
貫通孔 2 係止部材 3 保持部材 4,15,19b ストッパー 5,16,21 支持軸 5b,16b,21b 軸部 6 弾性部材 7,18 おねじ 8 角度可変装置 9 取付部 10,20,23 スタンド 11 挾持部 11d 切欠部 12 歯車 13 保持部 14 基台 15a 歯 17 コイルバネ 19 凹部 21c 嵌合部 22 抜け止めピン

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数の凸部または凹部を有する係
    止部材が一方の面に設けられ、該係止部材と連通する貫
    通孔を備えた角度可変部材と、前記係止部材の凸部また
    は凹部に係止する複数の凹部または凸部を有するストッ
    パーが一方の面に設けられ、前記係止部材の貫通孔に対
    応した貫通孔を備えた保持部材と、内周にめねじを有
    し、前記角度可変部材または保持部材のいずれか一方の
    側から弾性部材を介して前記各貫通孔に嵌入された軸部
    と、該軸部の反対側から該軸部に螺入されたねじ部とを
    備えた角度可変装置。
  2. 【請求項2】 外周に複数の凸部または凹部を有する係
    止部材が一方の面に設けられ、該係止部材と連通する貫
    通孔を備えた角度可変部材と、前記係止部材の凸部また
    は凹部に係止する複数の凹部または凸部を有するストッ
    パーが一方の面に設けられ、前記係止部材の貫通孔に対
    応した貫通孔を備えた保持部材と、先端部に嵌合部を有
    し、前記ストッパーが設けられた側に突出するように前
    記保持部材の貫通孔に嵌入または固定された軸部と、弾
    性部材を前記角度可変部材との間に介装させ前記軸部の
    嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えた角度可変装
    置。
  3. 【請求項3】 外周に複数の凸部または凹部を有する係
    止部材が一方の面に設けられ、該係止部材と連通する貫
    通孔を備えた角度可変部材と、中心部に貫通孔を有し前
    記係止部材が嵌入する凹部を設け、該凹部の内周に前記
    係止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または
    凸部が設けられたストッパーを備えた保持部材と、内周
    にめねじを有し、前記角度可変部材または保持部材のい
    ずれか一方の側から弾性部材を介して前記各貫通孔に嵌
    入された軸部と、該軸部の反対側から該軸部に螺入され
    たねじ部とを備えた角度可変装置。
  4. 【請求項4】 外周に複数の凸部または凹部を有する係
    止部材が一方の面に設けられ、該係止部材と連通する貫
    通孔を備えた角度可変部材と、中心部に貫通孔を有し前
    記係止部材が嵌入する凹部を設け、該凹部の内周に前記
    係止部材の凸部または凹部に係止する複数の凹部または
    凸部が設けられたストッパーを備えた保持部材と、先端
    部に嵌合部を有し、前記保持部材の凹部側に突出するよ
    うに前記保持部材の貫通孔に嵌入または固定された軸部
    と、弾性部材を前記角度可変部材との間に介装させ前記
    軸部の嵌合部に嵌入する抜け止め部材とを備えた角度可
    変装置。
  5. 【請求項5】 保持部材の貫通孔を省略し、前記軸部を
    前記保持部材に一体に設けたことを特徴とする請求項2
    または4記載の角度可変装置。
  6. 【請求項6】 係止部材を歯車で形成したことを特徴と
    する請求項1,2,3,4または5記載の角度可変装
    置。
  7. 【請求項7】 角度可変部材および保持部材に取付部を
    設けたことを特徴とする請求項1,2,3,4,5また
    は6記載の角度可変装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載され
    た角度可変装置を備え、該角度可変装置の角度可変部材
    を、ほぼV字状の切欠部を有する挾持部で形成し、前記
    切欠部に宣伝物または展示物の少なくとも一部を差し込
    むようにしたことを特徴とするスタンド。
  9. 【請求項9】 保持部材の下端部に取付用の基台を設け
    たことを特徴とする請求項8記載のスタンド。
JP1996011867U 1996-11-20 1996-11-20 角度可変装置およびそれを備えたスタンド Expired - Lifetime JP3038010U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011867U JP3038010U (ja) 1996-11-20 1996-11-20 角度可変装置およびそれを備えたスタンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1996011867U JP3038010U (ja) 1996-11-20 1996-11-20 角度可変装置およびそれを備えたスタンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3038010U true JP3038010U (ja) 1997-06-06

Family

ID=43172702

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1996011867U Expired - Lifetime JP3038010U (ja) 1996-11-20 1996-11-20 角度可変装置およびそれを備えたスタンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3038010U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10066784B2 (en) Folding handheld device holding system
US3553872A (en) Interchangeable display
US20100051760A1 (en) Display device
US5161321A (en) Display system utilizing pivot arms, over center spring, and display panel rotatable at least 180 degrees
US6209246B1 (en) Card assembly for use with a computer display device
TWM648050U (zh) 物品固定結構
JP3038010U (ja) 角度可変装置およびそれを備えたスタンド
MXPA02008559A (es) Aparato para visualizar imagenes.
US20210100343A1 (en) Hinged connection apparatus
US6282828B1 (en) Picture frame
KR20050020426A (ko) 디스플레이 장치
WO2023005465A1 (zh) 移动装置展示结构
US20070084983A1 (en) Mirrored document holder
US20210164607A1 (en) Hinged support apparatus with position stops
CN201982913U (zh) 支撑结构
JP4477706B2 (ja) 表示片取付具
CN220655283U (zh) 一种多功能的铝合金小桌镜
CN218186080U (zh) 一种展示装置
KR102200504B1 (ko) 폴더블 액자
US20040031899A1 (en) Device for holding an object
US20080016741A1 (en) Display panel
CN215891783U (zh) 一种折叠支架
KR200284182Y1 (ko) 탈·부착기능 및 사무용품 보관함을 갖는 독서대
US20210369017A1 (en) Flange Pin for Keeping Picture Frame Level and Method of Making
JP4148596B2 (ja) テーブルや棚板等の連結具