JP3037944B1 - 舌鉗子 - Google Patents

舌鉗子

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JP3037944B1
JP3037944B1 JP11030609A JP3060999A JP3037944B1 JP 3037944 B1 JP3037944 B1 JP 3037944B1 JP 11030609 A JP11030609 A JP 11030609A JP 3060999 A JP3060999 A JP 3060999A JP 3037944 B1 JP3037944 B1 JP 3037944B1
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健 越久田
活子 越久田
年夫 児島
弘 大日方
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Abstract

【要約】 【課題】 うさぎ等の動物の口腔内治療を行う際に、当
該動物の口腔内の視野を十分に確保し、かつ、該動物の
舌が治療器具等によって損傷されないように保護する。 【解決手段】 1は握持部、2は舌圧片、3は握持部1
と舌圧片2を連結する連結杆で、この連結杆3は、舌圧
片2を手元から離して、治療中、動物の口腔内を見やす
くするためのもので、できるだけ細い棒状体のものを用
い、その端部は握持部1及び舌圧片2に溶接等によって
接続されている。舌圧片2を動物の口腔内に挿入し、該
舌圧片の凹弧状面2aにて該動物の舌を側方から押して
口腔内を広くして歯牙等の治療箇所を見やすくするとと
もに、治療中、例えば、歯牙切断後の研磨処置におい
て、研磨ラウンドバー等により動物の舌が損傷されるの
を防止する。その際、照明灯5をつければ口腔内を更に
見やすくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、舌鉗子、より詳細
には、うさぎ等の動物の口腔内又は歯牙の治療におい
て、治療中、当該動物の舌を治療器具等によって傷つけ
ないように保護し、同時に、口腔内の視野を確保できる
ようにするための舌鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、学校飼育動物として、また、家族
の一員として、うさぎの飼育が盛んになり、それに伴っ
て診療の機会も多くなっている。日常に遭遇する疾患の
1つに、この種の特徴としての伸び続ける常生歯からく
る歯の不正咬合や過長歯による疾患がある。
【0003】うさぎが咀嚼をする時は、上下臼歯を左右
に動かすため、その接合面は比較的平坦であり、不正咬
合には、以下の2種類の形態がある。第1は臼歯の長さ
がそれぞれ異なり、上下の噛み合わせが不正の場合、第
2は上下の噛み合わせは正常に見え、臼歯の接合面が平
坦であっても、一部または全臼歯が、上顎の臼歯は外側
に、下顎の臼歯は内側になる。いわゆる、ひさし状に伸
びている場合がある。
【0004】前者の場合は、口腔内での粘膜の損傷は比
較的少なく切断,研磨の処置は容易であるが、後者の場
合は、ひさし状に伸びた歯の先端の刺激により口腔内粘
膜や舌側に裂傷や潰瘍などの損傷を生じており、研磨時
の処置に細心の注意を必要とする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、最近で
は、うさぎの歯を治療するケースが増えているが、上述
のごとき臼歯の不正咬合の治療においては、手元からの
先の長いニッパや研磨ラウンドバー等を用いて、異常に
伸びた歯の切断や研磨を行うが、うさぎ等の狭い口腔内
の処置を確実に行うためには、十分な視野の確保と舌の
保護が必要である。
【0006】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、うさぎ等の動物の口腔内治療を行う際に、
当該動物の口腔内の視野を十分に確保し、かつ、該動物
の舌が治療器具等によって損傷されないように保護する
舌鉗子を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、握手
部と、該握手部の先端に延長して取り付けられた舌圧片
とよりなり、該舌圧片は延長方向に直交する方向の断面
形状が弧状の長方片よりなり、該長方片の延長方向両側
端の長さが異なり、かつ、先端部において前記両側端間
が弧状に形成されていることを特徴としたものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記舌圧片は連結杆を介して前記握手部に取り付け
られていることを特徴としたものである。
【0009】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、前記握手部または連結杆に照明灯を有するこ
とを特徴としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明の発明
において、前記照明灯は、前記弧状長方片の少なくとも
凸弧状面側を照明するものであることを特徴としたもの
である。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による舌鉗子の一
実施形態を説明するための全体構成斜視図で、図中、1
は握持部、2は舌圧片、3は握持部1と舌圧片2を連結
する連結杆で、この連結杆3は、舌圧片2を手元から離
して、治療中、動物の口腔内を見やすくするためのもの
で、できるだけ細い棒状体のものを用い、その端部は握
持部1及び舌圧片2に溶接等によって接続されている
が、握持部1そのものを長く形成して該握持部で代用す
るようにしてもよい。
【0012】図2(A)は図1に示した舌鉗子の使用時
の正面図、図2(B)は図2(A)のB−B線方向から
見た断面図で、前記舌圧片3は、図2(B)に示すよう
に、延長方向に直角な方向の断面形状が円弧状に形成さ
れており、凹弧状面2aを舌側にして動物の口腔内に入
れ、該凹弧状面2aにて舌を包むようにして該舌を横に
押し、凸弧状面2b側(被治療歯牙側)に空間を作る。
【0013】上述のように、本発明による舌鉗子は、動
物の口腔内に挿入し、前記舌圧片の凹弧状面2aにて該
動物の舌を側方から押して口腔内を広くして歯牙等の治
療箇所を見やすくするとともに、治療中、例えば、歯牙
切断後の研磨処置において、研磨ラウンドバー等により
動物の舌が損傷されるのを防止するようにしたものであ
るが、その際、照明灯をつければ口腔内を更に見やすく
することができる。図1及び図2において、5はそのた
めの照明灯であり、6は該照明灯5を点滅させるための
スイッチである。
【0014】照明灯5は、基本的には、治療する箇所を
照明するものであり、図2(B)で説明すれば、舌圧片
2の凸弧状面2b側を照明するものであるが、舌圧片2
を口腔内に入れる時等を考慮すると、舌圧片2の両側面
2a,2b側を照明することが好ましく、例えば、図2
(B)に示すように、単一の照明灯5からの光が舌圧片
2の両側面側に放射されるようにするとよい。なお、こ
の照明灯の配設位置及び個数等は、図示例のものに限定
されるものではなく、口腔内を適切に照明できるもので
あれば、任意、所望のものとすることができる。
【0015】また、舌圧片2は、動物の口腔を拡大して
口腔内を見やすくするものであるため、その先端は、で
きるだけ口腔内の奥の方まで挿入されることが好まし
い。そのため、舌圧片2は、両側端(上辺(2c)と下
辺(2d))の長さが異なり、先端部において、喉に対
応する上端部2cの方が舌の付け根部に対応する下端部
2dよりも長く形成され、かつ、先端部においてこれら
上端辺と下端辺との間が弧状2eに形成され、該舌圧片
2により動物の口腔内を傷つけないように、しかも、口
腔を大きく開くことができるようになっている。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による舌鉗子を用いると、うさぎ等の動物の口腔内を治
療する際に、これら動物の舌を動かないように横方向か
ら押さえることができ、しかも、口腔の開口を大きくし
て口腔内を見やすくし、かつ、治療中、研磨バー等が接
触することによる舌の傷を防止することができる。更に
は、本発明による舌鉗子を口腔内に挿入する際、更に
は、治療する際に、口腔内を照明することができ、本舌
鉗子の挿入、更には、挿入後の治療が非常にしやすい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による舌鉗子の一実施例を説明するた
めの全体斜視図である。
【図2】 本発明による舌鉗子の正面図及び断面図を示
す図である。
【符号の説明】
1…握持部、2…舌圧片、2a…凹弧状面、2b…凸弧
状面、2c…上端辺、2d…下端辺、2e…先端、3…
連結杆、5…照明灯、6…スイッチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−52630(JP,A) 特開 昭56−104656(JP,A) 実開 昭58−10701(JP,U) 登録実用新案3036496(JP,U) 実公 昭37−30398(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 13/00 A61D 5/00 A61C 1/00 - 19/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 握手部と、該握手部の先端に延長して取
    り付けられた舌圧片とよりなり、該舌圧片は延長方向に
    直交する方向の断面形状が弧状の長方片よりなり、該長
    方片の延長方向両側端の長さが異なり、かつ、先端部に
    おいて前記両側端間が弧状に形成されていることを特徴
    とする舌鉗子。
  2. 【請求項2】 前記舌圧片は連結杆を介して前記握手部
    に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載
    の舌鉗子。
  3. 【請求項3】 前記握手部または連結杆に照明灯を有す
    ることを特徴とする請求項1又は2に記載の舌鉗子。
  4. 【請求項4】 前記照明灯は、前記弧状長方片の少なく
    とも凸弧状面側を照明するものであることを特徴とする
    請求項3に記載の舌鉗子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103142259A (zh) * 2013-02-19 2013-06-12 全力 医用内置led冷光源硬质透明塑料压舌板
CN104586439A (zh) * 2015-02-06 2015-05-06 江苏广达医材集团有限公司 压舌板

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CN103142259A (zh) * 2013-02-19 2013-06-12 全力 医用内置led冷光源硬质透明塑料压舌板
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