JP3037745U - パチンコ台セキュリティ装備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 パチンコ台セキユリティ装備に関する考案である。 【目的】パチンコ台に不正な細工を施す事を防止する。 【構成】パチンコ台の前面に張られるワイヤーロープと
その固定部及び巻取り部から構成されるパチンコ台セキ
ユリティ装備である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案はパチンコ店に於いてパチンコ機に不正な細工を施す（例えば通称裏ロム と言われる物を取り付ける等）ことを防止又は発見する為のパチンコ台用のセキ ュリティ装備に関する。

【０００２】

【従来の技術】

パチンコ機に不正な細工がなされるチャンスは主に閉店後の店の清掃時である と言われる。賊は清掃作業者の一員として紛れ込み不正を働くのであるが、これ を防止するには監視を強化するしか手はないと言われ、監視も信頼の置ける者で ないとだめであり、実際上防止のしようがないのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

監視カメラ、パチンコ機一台毎の特殊キー、パチンコ機一台毎のセンサーと警 報装置等の防止策が考えられるが、いずれも管理面、コスト、確実性に問題があ りパチンコ店オーナーには受入れられない。本考案は比較的安価で管理面確実性 に於いても問題のないパチンコ台セキュリティ装備を提供することを目的として いる。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成する為に、本考案のパチンコ台セキュリティ装備は、パチン コ台が幾台か並んだゾーン毎にパチンコ台の前面にワイアーを張り、そのワイア ーの巻き取り部と固定部及びワイアーの弛み防止金具から成る構成（図１参照） とし、該巻き取り部及び固定部は施鍵する構造とし、ワイアーが時間をかけずに 簡単に張れて、張ったワイアーはキーが無いと簡単には外せなくて、外したワイ アーは巻き取れる構造とした。

【０００５】

【作用】 上記の様に構成されたパチンコ台セキュリティ装備に於いて、ワイヤーを張っ た状態よりワイヤーを外す為には、まず固定部の蓋の施錠を外し蓋を明けワイヤ ー固定ピンを上方へ引き上げるとワイヤー端末金具を固定部より抜き出すことが できる。更に巻き取り部の施錠を外し蓋を開けてアンロックレバーで巻き取りド ラムのロックレバーを外し、ハンドルを手で回してやるとワイヤーは巻き取りド ラムに巻き取られる。ワイヤー巻き取り後ロックレバーは再びロック状態に戻し 、固定部と巻き取り部共蓋を閉め施錠しておく。

【０００６】 次にワイヤーを張る場合は、巻き取り部の施錠を外し蓋を開けて巻き取りドラ ムのロックを外すとワイヤーは引っ張り出す事が出来、ワイヤーをワイヤー弛み 防止金具に通しワイヤー固定部に差し込むと、ワイヤー端末金具の凹部が固定ピ ンの凸部に嵌まりワイヤーは固定される。この時固定部の施錠は外す必要はない 。巻き取り部の巻き取りドラムを手で回しワイヤーが張られた状態で巻き取りド ラムをロック状態に戻し蓋をして施錠しておく。

【０００７】

【実施例】

実施例について図面を参照して説明する。 図１、図２、図３、図４及び図５に於いて、巻き取り部１はケース５と錠まい １２付きの蓋６の内部に巻き取りドラム７ロックレバー８アンロックレバー９が 配置構成され、ワイヤーロープ３は巻き取りドラム７に巻き取られる様に配置構 成している。

【０００８】 ケース５はケースの内部より取付け穴を介してパチンコ機の構造物に取り付け られる構造にしており、蓋６は蝶番１１を介してケース５に締結され蓋６の他端 は錠まい１２によりケース５に連結又は連結解除される様に配置構成している。

【０００９】 又巻き取りドラム７の外周にある平歯車とロックレバー８がかみ合う事により 巻き取りドラム７はロックされ、アンロックレバー９によりロックが開放される 様に配置構成している。

【００１０】 固定部２はケース１６と錠まい２４付きの蓋１７の内部にワイヤー固定金物１ ８と固定ピン１９が収納され、ワイヤー端末金具２２を連結固定できる様に配置 構成している。

【００１１】 ケース１６は取り付け穴を介してケース１６の内部よりパチンコ台の構造物等 に取り付けられる。又蓋１７は蝶番２５を介してケース１６に締結され、蓋１７ の他端は錠まい２４によりケース１６に連結又は連結解除される様に配置構成し ている。

【００１２】 又、ワイヤー固定金物１８はケース１６にネジで固定され、ワイヤー固定金物 １８の内部に固定ピン１９と圧縮ばね２１が組み込まれ、固定ピン１９の一端は ワイヤー固定金物１８より突出しており、その突出部にノブ２０が丁度ワイヤー 端末金具２２の凹部に固定ピンの凸部が嵌まり込む位置で固定される様に配置構 成している。

【００１３】

【考案の効果】

本考案は以上説明した様に構成されており、使用する上において以下に記載さ れるような効果を奏する。

【００１４】 閉店後等ワイヤーを張る場合は、巻き取り部側のみ施錠を外せばワイヤーを張 る事ができる為短時間にワイヤーが張れる。ワイヤーを張った後施錠しておけば 、パチンコ台は片開きに開く事は出来ず、ワイヤーを外すには施錠を外すかワイ ヤーを切断するしか方法はない。

【００１５】 従って錠まいのキーの管理を確実に行へば、賊がパチンコ台に不正な細工を行 うことを防止できる。もしもワイヤーが切断されていた場合は、賊の進入と進入 されたゾーンがいち早く発見できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 パチンコ台セキユリティ装備の概要図であ
る。

【図２】 巻き取り部の平面図である。

【図３】 巻き取り部の側面図である。

【図４】 固定部の平面図である。

【図５】 固定部の側面図である。

【符号の説明】

１ 巻き取り部 ２ 固定部 ３ ワイヤーロープ ４ 金具 ５ ケース ６ 蓋 ７ 巻き取りドラム ８ ロックレバー ９ アンロックレバー １０ 引っ張りはね １１ 蝶番 １２ 錠まい １３ 支持板 １４ 軸受け １５ ハンドル １６ ケース １７ 蓋 １８ ワイヤー固定金物 １９ 固定ピン ２０ ノブ ２１ 圧縮ばね ２２ ワイヤー端末金具 ２３ ワイヤークランプ ２４ 錠まい ２５ 蝶番

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ワイヤーロープ（３）と該ワイヤーロープ
   （３）を巻き取る巻き取り部（１）、該ワイヤーロープ
   （３）の他端を固定する固定部（２）及び該ワイヤーロ
   ープ（３）の弛みを小さくする金具（４）により構成し
   て成るパチンコ台セキュリティ装備。
2. 【請求項２】前記のパチンコ台セキユリティ装備に於い
   て、ケース（５）と蝶番（１１）により該ケース（５）
   に連結された蓋（６）、蓋（６）を施錠する錠まい（１
   ２）、該ケース（５）の中に収納され軸受け（１４）と
   支持板（１３）により支持された巻き取りドラム（７）
   及び該巻き取りドラム（７）をロック又はアンロックす
   るロックレバー（８）、アンロックレバー（９）及び引
   っ張りばね（１０）により構成される前記請求項１記載
   の巻き取り部（１）を装備した同請求項１記載のパチン
   コ台セキュリティ装備。
3. 【請求項３】前記のパチンコ台セキュリティ装備に於い
   て、ケース（１６）と蝶番（２５）により該ケース（１
   ６）に連結された蓋（１７）、蓋（１７）を施錠する錠
   まい（２４）、該ケース（１６）の内部にネジ止め固定
   されたワイヤー固定金物（１８）、固定ビン（１９）、
   圧縮ばね（２１）及びワイヤーロープ（３）とワイヤー
   端末金具（２２）により構成される前記請求項１記載の
   固定部（２）を装備した同請求項１記載のパチンコ台セ
   キュリティ装備。