JP3037236U - ろ塵器内蔵型ホースリール - Google Patents
ろ塵器内蔵型ホースリールInfo
- Publication number
- JP3037236U JP3037236U JP1996011574U JP1157496U JP3037236U JP 3037236 U JP3037236 U JP 3037236U JP 1996011574 U JP1996011574 U JP 1996011574U JP 1157496 U JP1157496 U JP 1157496U JP 3037236 U JP3037236 U JP 3037236U
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業員以外の補助作業を必要とせず、ろ塵器
を確実に保持すると共に、ホースを自動的に真っ直ぐに
繰り出すことができ、作業の安全性を高めて作業効率を
向上することが可能なろ塵器内蔵型ホースリールを提供
すること。 【解決手段】 ろ塵器内蔵型ホースリール1は、ホース
マスク用のホース2を巻き取り及び巻き戻し自在に設け
た回転ドラム3と、回転ドラム3に内蔵されるろ塵器4
とを備え、ホース2の基端がろ塵器4を介して外気に連
通される。
を確実に保持すると共に、ホースを自動的に真っ直ぐに
繰り出すことができ、作業の安全性を高めて作業効率を
向上することが可能なろ塵器内蔵型ホースリールを提供
すること。 【解決手段】 ろ塵器内蔵型ホースリール1は、ホース
マスク用のホース2を巻き取り及び巻き戻し自在に設け
た回転ドラム3と、回転ドラム3に内蔵されるろ塵器4
とを備え、ホース2の基端がろ塵器4を介して外気に連
通される。
Description
【0001】
本考案は、肺力吸引形ホースマスクに用いるろ塵器内蔵型ホースリールに関す る。
【0002】
工場あるいはマンホール内のように、有毒ガスが発生したり、酸素欠乏状態に なる虞がある環境で作業をする場合は、エアラインマスク、肺力吸引形ホースマ スク等の呼吸用保護具を装着するのが一般的である。 これらの呼吸保護具の内、肺力吸引形ホースマスクは、着用者が自己の肺力に よりホースを通じて外部の清浄空気を吸引するようになっているので、電力等の 動力を必要とせず、長時間使用できる。このため、行動範囲が限定されるという 欠点はあるものの、様々な環境内で多数の肺力吸引形ホースマスクが使用されて いる。
【0003】 この肺力吸引形ホースマスクは、作業者が顔面に装着する面体と、一端が面体 に接続されると共に、他端が外界に延びるホースと、ホースの他端に接続されて 砂、埃、粗大粉塵等を除去するろ塵器とを備える。ホースは、圧力損失を低く抑 えて、呼吸に必要な流量を確保するために、内径19mm,長さ10m程度のも のを使用することが多い。 そして、従来は、ホースを地上に放置したり、あるいは丸めておいておき、こ こからホースを順に延ばして作業者が移動していた。また、ろ塵器は、地上に立 設される三脚や地面に突き刺して立設される支持棒によって支持される。なお、 マンホール等で使用する場合には、T字形の金具をマンホールの工具挿入口に引 っ掛けてろ塵器を保持することもある。
【0004】 このような従来のホースマスクでは、作業者が移動すると、ホースが捩れたり 絡み合って呼吸が阻害される心配がある。また、ホースの捩れや絡みによって、 作業者が十分な距離を移動できないという不都合が生じやすい。 さらに、ろ塵器は本来清浄な空気が存在するところに設置しなければならない が、作業者の移動に伴ってろ塵器がホースに引っ張られ、有毒ガスが発生する虞 のある位置まで移動する可能性がある。特に、マンホール内の作業では、地上に あるべきろ塵器がマンホール内に落下して、有毒ガス又は酸素が欠乏した空気を 作業者が吸引する虞がある。
【0005】 このような事態を防止するために、作業者の他に常に補助者がホースに付き添 って、作業者の移動する方向にホースを真っ直ぐ延ばしたり、補助者がホース末 端のろ塵器の部分を持ち、作業者の移動に合わせて補助者も移動するということ が行われていた。 しかし、これでは2倍の人員を必要とするので作業コストが高く付き、非常に 効率が悪い。
【0006】
本考案は、作業員以外の補助作業を必要とせず、ろ塵器を確実に保持すると共 に、ホースを自動的に真っ直ぐに繰り出すことができ、作業の安全性を高めて作 業効率を向上することが可能なろ塵器内蔵型ホースリールを提供することを目的 とする。
【0007】
本考案のろ塵器内蔵型ホースリールは、上記課題を達成するために、ホースマ スク用のホースを巻き取り及び巻き戻し自在に設けた回転ドラムと、該回転ドラ ムの中心部に内蔵されるろ塵器とを備え、前記ホースの基端が前記ろ塵器を介し て外気に連通される。 回転ドラムが作業者の移動に対応して必要な長さのホースを自動的に繰り出す 。また、ろ塵器は回転ドラム内に組み込まれているため、安定的に保持されて不 測の移動や落下が防止される。
【0008】
以下、本考案の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。 ろ塵器内蔵型ホースリール1は、図1に示すように、ホース2を巻き取り及び 巻き戻し自在に設けた回転ドラム3と、回転ドラム3の中心部に内蔵されるろ塵 器4と、回転ドラム3を支持する支持脚5とを備える。
【0009】 回転ドラム3は、中空の筒部6と、その両側縁から張り出す鍔片7とから成り 、両側の鍔片7の間において筒部6の外周にホース2が巻き付けられるようにな っている。なお、支持脚5と逆側の鍔片7の外面に、ホース2を巻き取る際に回 転ドラム3を手動で回転させるための取っ手16が設けられる。 筒部6の内部には、一端が閉塞されると共に他端が開口されたろ塵室8が形成 され、ろ塵室8の中心に、閉塞された端部から開口する端部に向けて回転軸9が 突設される。回転軸9の先端には、やや小径のフィルター支持軸10が形成され 、フィルター支持軸10の先端にボルト11が突設されている。
【0010】 ろ塵室8の開口する一端には、ろ塵室8の内径とほぼ同径のフィルター12が 嵌装される。フィルター12は、ポリウレタン等よりなる不織布等が使用され、 その中心にフィルター支持軸10が挿通されて、回転軸9の先端の段部により支 持される。 そして、フィルター12の外面にメッシュ材からなる蓋13を被せると共に、 蓋13を貫通するボルト11に固定用ナット14を螺合し、これにより、フィル ター12及び蓋13をろ塵室8に固定して、回転ドラム3に内蔵されたろ塵器4 を構成する。なお、ろ塵器4の通気抵抗は、約1mmH2 O(30L/分通気時) に設定され、作業者が容易に清浄空気を吸入できるようになっている。
【0011】 筒部6の側面において一方の鍔片7に近接した位置に、貫通口15が穿設され 、ホース2の基端部がこの貫通口15を通してろ塵室8の内部に連絡される。ホ ース2の基端部は貫通口15に対して気密的に装着され、ろ塵室8内の空気のみ がホース2に流入するようになっている。 ホース2は、軟質の塩化ビニール等を素材とし、その先端に図示しないホース マスク面体が接続される。また、ホース2の内周には、直径1mm程度のステンレ ス線が螺旋状に巻き付けられて、潰れ難いように補強されている。さらに、ホー ス2の外径は約26mm,内径は約19mm,長さは約10mであって、ホース2内 を流れる空気の圧力損失を低く抑えると共に、作業者がある程度自由に動けるよ うになっている。この長さのホース2だと、回転ドラム3の筒部6の外周に約1 3回巻き付けられる。
【0012】 支持脚5は、通常のホースリールの支持脚とほぼ同様の構成を有し、回転軸9 を介して回転ドラム3を回動自在に支持する。なお、支持脚5の構造は、回転ド ラム3を安定的に支持するものであればどのようなものであっても良く、特に限 定されない。
【0013】 このろ塵器内蔵型ホースリール1は、次のように使用される。 ホースマスクを使用しない時は、取っ手16を持って回転ドラム3を回し、そ の筒部6にホース2を巻き取って保管しておく。 ホースマスクを使用する時は、ろ塵器内蔵型ホースリール1を安全な作業環境 の外に設置しておき、ホース2の先端に接続されたホースマスク面体を作業者が 装着する。
【0014】 ホースマスク面体を装着した作業者が作業環境内において呼吸をすると、その 吸引力によって、安全な外部に設置されているろ塵器4内の空気がホースマスク 面体に達し、外気がフィルター12及び蓋13を通してろ塵器4の内部に流入す る。その際、外気に含まれる粉塵、埃等はフィルター12によって除去され、作 業者は清浄な空気を吸入することになる。 また、作業者が移動するのに伴って、回転ドラム3からホース2を引き出す力 は、概ね0.3〜1.0Kgf の範囲であり、この引張力によって回転ドラム3が 容易に回転し、捩れや絡みを起こすこと無く必要な長さだけホース2が引き出さ れる。
【0015】
本考案のろ塵器内蔵型ホースリールによれば、ホースの捩じれが防止されるの で、ホースが潰れて空気の供給が途絶える心配が無く、また、ろ塵器が安定して 支持されるので、有毒ガスが発生したり酸欠状態になっている場所に誤って移動 することがなく、このため、従来のホースマスクを用いる場合に比べて作業中の 危険性が大幅に低減する。
【0016】 また、ホースが捩れたり絡んだりすることがないので、作業者がホースの全長 を有効に利用して広い範囲を移動できる。 さらに、ホースは自動的に必要な長さだけ真っ直ぐに繰り出されるので、ホー スに付き添ってこれを繰り出したりルートを確保するための補助者が不要となり 、この結果、必要な人員が削減されて作業効率が向上する。
【図1】本考案の実施形態を示すろ塵器内蔵型ホースリ
ールの分解斜視図
ールの分解斜視図
1 ろ塵器内蔵型ホースリール 2 ホース 3 回転ドラム 4 ろ塵器 5 支持脚 6 筒部 7 鍔片 8 ろ塵室 9 回転軸 10 フィルター支持軸 11 ボルト 12 フィルター 13 蓋 14 固定用ナット 15 貫通口 16 取っ手
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 佐藤 章博 東京都千代田区四番町七番地 興研株式会 社内 (72)考案者 仁木 敏隆 大阪府大阪市西区江戸堀三丁目三番十五号 近畿通信建設株式会社内 (72)考案者 木場 秀文 東京都渋谷区広尾五丁目四番三号 ミドリ 安全株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 ホースマスク用のホースを巻き取り及び
巻き戻し自在に設けた回転ドラムと、該回転ドラムに内
蔵されるろ塵器とを備え、前記ホースの基端が前記ろ塵
器を介して外気に連通されたことを特徴とするろ塵器内
蔵型ホースリール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011574U JP3037236U (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | ろ塵器内蔵型ホースリール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996011574U JP3037236U (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | ろ塵器内蔵型ホースリール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3037236U true JP3037236U (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=43171966
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996011574U Expired - Lifetime JP3037236U (ja) | 1996-10-28 | 1996-10-28 | ろ塵器内蔵型ホースリール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3037236U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190007580A (ko) * | 2017-07-12 | 2019-01-23 | 엘지전자 주식회사 | 공기 청정 장치 |
KR102023107B1 (ko) * | 2018-06-08 | 2019-09-20 | 노승협 | 수리용 개폐구를 갖는 릴 장치 |
KR20200014654A (ko) * | 2018-08-01 | 2020-02-11 | 노희순 | 정렬 기능이 부설된 수리용 개폐공을 갖는 릴 장치 |
-
1996
- 1996-10-28 JP JP1996011574U patent/JP3037236U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20190007580A (ko) * | 2017-07-12 | 2019-01-23 | 엘지전자 주식회사 | 공기 청정 장치 |
KR102023107B1 (ko) * | 2018-06-08 | 2019-09-20 | 노승협 | 수리용 개폐구를 갖는 릴 장치 |
KR20200014654A (ko) * | 2018-08-01 | 2020-02-11 | 노희순 | 정렬 기능이 부설된 수리용 개폐공을 갖는 릴 장치 |
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