JP3037204U - 超音波美容器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 美容作用を向上させると共に、商品価値の低
下を防止する。 【解決手段】 ヘッド部５と握部４から成り、ヘッド部
５は握部４の上部に設けられ、このヘッド部５には振動
伝達体８、窪み部６、6aを設けると共に、前記振動伝達
体８の表面に金メッキ層を設けている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、超音波による生理活性を向上させる超音波美容器具に関するもので ある。

【０００２】

【従来の技術】

従来、肌をトリートメントするために、超音波を利用した美容器具が知られ、 かかる美容器具はアルミニウムの振動伝達板を肌にあて、この超音波伝導体によ って超音波振動を肌に加え、生理活性させて美容作用を与えているも、振動伝達 板の材質はアルミニウムであるため、保管時に、空気中の酸素によって表面に酸 化物の被膜が生じ、光沢を失い商品価値が低下する欠点を有すると共に、この被 膜の影響でマイナスイオンが発生しなくなり、生理活性による美容作用が劣る欠 点を有している。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、超音波によるイオン発生と、金メッキ層によるイオン発生との相互 作用によって美容作用を向上させると共に、手での操作性を向上させ、さらに、 商品価値の低下を防止するようにした超音波美容器具を提供せんとするものであ る。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、上記従来技術に基づく、商品価値および美容作用等の課題に鑑み、 掌にフィットさせると共に、手での操作性を良好と成し、肌に接触させる振動伝 達体に金メッキ層を施して、前記商品価値および美容作用を高めることを要旨と する超音波美容器具を提供して上記欠点を解決せんとしたものである。

【０００５】 そして、超音波美容器具としては、ヘッド部と握部から成り、ヘッド部は握部 の上部に設けられ、このヘッド部には振動伝達体、窪み部を設けると共に、前記 振動伝達体の表面に金メッキ層を設けている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下本考案の実施の形態を図面に基づいて説明すると、 １は本考案に係る超音波美容器具であり、この超音波美容器具１は片手で持っ て動かすハンドタイプと成しており、プラスチック製から成るハンド部２の先端 に、肌にあてる振動伝達部３を設けている。

【０００７】 ハンド部２は下方に移向するにしたがって先細りする握部４と、握部４の上部 に膨出形成したヘッド部５から成り、このヘッド部５には手の親指と、人指し指 若しくは中指を、添える窪み部６、6aを形成し、握部４には前記以外の他の指を 添える凹部７を形成している。

【０００８】 振動伝達部３は、アルミニウムの基材からなるキャップ状に形成した振動伝達 体８の裏面には超音波振動子９を接着固定し、この超音波振動子９に電気ケーブ ル10を接続している。

【０００９】 振動伝達体８は、アルミニウム素地に対し、脱脂、水洗、中和等の処理を施し てニッケルメッキ層を形成し、このニッケルメッキ層上に、２４金（純金）若し くは１８金程度の材質によって金メッキ層（メッキ地肌を露出）を形成している 。

【００１０】 次に本考案に係る超音波美容器具の作用について説明すると、 顔や体の肌に付着する汚れを洗い流した後に、化粧品であるジェルを肌や振動 伝達部３の振動伝達体８に塗り、超音波美容器具１を手で持ち、肌の必要個所に 振動伝達体８を軽くあて、マッサージの要領で所望する時間、常にゆるやかに動 かすか、若しくは限りなくゆっくり動かしてトリートメントする。

【００１１】 また、超音波美容器具１はハンド部２の握部４を掌に収められると共に、凹部 ７に小指、薬指を添え、さらにヘッド部５の窪み部６、6aには親指と人指し指（ 若しくは中指）を添えることにより、人間工学的に手にフィットした状態で把持 することができる。

【００１２】 また、超音波美容器具１の振動伝達体８からの超音波による温熱作用と振動作 用でリンパ液の流れが良くなり、このため細胞のすみずみまで栄養がいきわたり 新陳代謝が活発となる。

【００１３】 また、超音波は皮膚に浸透し、体内でイオン化現象をおこすと共に、表面に被 膜が形成されるか、金メッキ層を有する振動伝達体８と肌との間で電位が生じ、 マイナスイオンが発生し、この金メッキ層によるマイナスイオンと体内でのマイ ナスイオンが有機的に相互作用し、イオンの流れが活性化するのである。

【００１４】

【考案の効果】

要するに本考案は、超音波を利用した美容器具であって、肌に接触させる振動 伝達体８の表面に金メッキ層を設けたので、振動伝達体８に設けられた金メッキ 層の表面には被膜（酸化膜）が形成されないため、振動伝達体８をジェルを介し て肌にあてたときに、発生するマイナスイオンと、超音波によるマイナスイオン との相互作用により、イオンの流れが活性化し、これによって活性酸素を取り除 いたり、細胞膜に作用して細胞膜の通過性をよくし、必要な栄養物の取り込みを 容易にしたり、不要な老廃物を排出しやすくし、また活性化したマイナスイオン はカルシウム、ナトリウム等の電解質の運び手でもあるため、毛細血管を拡張し 、血液の流れをよくし、新陳代謝や血行を活性化することにより、生理活性によ る美容作用が向上すると共に、金メッキ層の表面の光沢には変化がみられず、商 品価値が低下しないのである。

【００１５】 また、超音波を利用した美容器具であって、掌に収める握部４の上部にヘッド 部５を設け、ヘッド部５には手の親指と、人指し指若しくは中指を、添える窪み 部６、6aを形成し、ヘッド部５の先端に設けられた肌に接触させる振動伝達体８ の表面に金メッキ層を設けたので、上記効果に加え、手にフィットした状態で把 持することができるため、手や指の微妙な動きにも対応できることにより、操作 性を良好、例えば振動伝達体８を肌にあてた状態で、超音波美容器具１をひねり ながらリフトさせるトリートメントが楽にできる等その実用的効果甚だ大なるも のである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案に係る超音波美容器具の断面図である。

【図２】同上超音波美容器具の正面図である。

【図３】同上超音波美容器具を手に持った状態を示す図
である。

【符号の説明】

４ 握部 ５ ヘッド部 ６、6a 窪み部 ８ 振動伝達体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 超音波を利用した美容器具であって、肌
   に接触させる振動伝達体の表面に金メッキ層を設けたこ
   とを特徴とする超音波美容器具。
2. 【請求項２】 超音波を利用した美容器具であって、掌
   に収める握部の上部にヘッド部を設け、ヘッド部には手
   の親指と、人指し指若しくは中指を、添える窪み部を形
   成し、ヘッド部の先端に設けられた肌に接触させる振動
   伝達体の表面に金メッキ層を設けたことを特徴とする超
   音波美容器具。