JP3037112U - ゴルフ用姿勢矯正器具 - Google Patents

ゴルフ用姿勢矯正器具

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JP3037112U
JP3037112U JP1996011511U JP1151196U JP3037112U JP 3037112 U JP3037112 U JP 3037112U JP 1996011511 U JP1996011511 U JP 1996011511U JP 1151196 U JP1151196 U JP 1151196U JP 3037112 U JP3037112 U JP 3037112U
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嘉美 石垣
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有限会社石垣精工
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 初心者はもとより、誤ったフォームが身に付
いてしまった熟練ゴルファーにとっても、無理なく無意
識のうちに正しいゴルフのスイング・フォームが身に付
くゴルフ用姿勢矯正器具を提供する。 【解決手段】 長手方向の端部を回動不能に係止された
ときに、手首を返す力に対して容易に離脱しないように
固定帯21により手首の甲に装着できる第二添板部材4
と、長手方向の端部を回動不能に係止されたときに、手
首を返す力に対して容易に離脱しないように紐13によ
り手の甲に装着でき、コックに必要な手首の返しに略等
しい角度で前記第二添板部材4と係止されており、前記
角度が大きくなる方向に働く外力に対して、手首を返す
ときに働くモーメント程度の力により容易に前記第二添
板部材4との角度を変えない第一添板部材3とを備えた
ものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、ゴルフ用姿勢矯正器具に関するものであり、特に、ゴルフクラブを 握る際の基本であるゴルフスイングのアドレスのときにできる最も大切な姿勢を 自然に形成できるゴルフ用姿勢矯正器具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ゴルフクラブには、ドライバー、ミドルアイアン、ショートアイア ン等がある。これら各種のゴルフクラブの握り方には、先ず柄の端部より左手、 右手の順で柄を握るのが通常である。このとき、左手の人指し指と右手の小指を 交差させている。
【0003】 そして、ゴルフクラブによりゴルフボールをショットする瞬間のことをインパ クトという。このインパクトのときに、両脇を閉めた状態でスイングするのが、 飛距離を伸ばすとともに、より正確な方向にショットする秘訣である。また、両 脇を閉めるためには、右手の手首を外側に向かって曲げるように意識するのがこ つである。
【0004】 このように、右手の手首を外側に向かって曲げることをコックという。コック した状態でスイングを行なえば、腰を中心に体全体で大きくゴルフクラブは振り おろされるため、腕先だけでスイングする場合に比べて、ゴルフクラブの動きは 安定し、確実にゴルフボールはインパクトされる。しかも、インパクト時のゴル フクラブのヘッドのスピードの上限は、腕先だけでスイングする場合に比べて、 無理なく、はるかに速くすることができる。つまり、ティーショットにおけるよ うな大きな飛距離を要求される場合だけでなく、アプローチにおけるようなより 正確な方向性を要求される場合にも、ゴルフスイングのアドレスのときにできる 自然な形を維持することが、そのプレーヤーが最大限に力を発揮できる基本であ る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記のように、コックがゴルフボールの飛距離を伸ばすことと方向性 をよくすることの基本であるにもかかわらず、コックの重要性に気付くためには 様々な困難が伴っていた。初心者にとっては、コックした状態でのスイングは、 ぎこちなく、とても飛距離を伸ばすことや正確な方向にゴルフボールをインパク トできるとは思えないのが通常であった。
【0006】 また、このことに早く気付くかどうかによって、ゴルフの腕が上達するかどう かが左右されていた。特に、コックの重要性に気付かないままゴルフ暦を重ねた ゴルファーにとっては、誤ったフォームが身に付いてしまい、フォームを正しい フォームに直すのがさらに困難となっていた。
【0007】 そこで、本考案は、初心者はもとより、誤ったフォームが身に付いてしまった 熟練ゴルファーにとっても、無理なく無意識のうちに正しいゴルフのスイング・ フォームが身に付くゴルフ用姿勢矯正器具の提供を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案にかかるゴルフ用姿勢矯正器具は、手首を返す力により容易に 離脱しないように手の甲に着脱可能に装着できる第一添板部材と、前記第一添板 部材にゴルフスイングのアドレスのときにできる最も大切な形に手首の状態をし たまま連結され、手首を返す力により容易に離脱しないように手首に着脱可能に 装着できる第二添板部材とを備えたものである。
【0009】 ここで、第一添板部材を手の甲に装着するには、第一添板部材に複数穿設され た孔に挿通された紐が考えられるが、紐に必ずしも限定されるものではなく、そ の他に、バックルを備えたベルト、リング等にしてもよい。
【0010】 また、第一添板部材の装着先は、指全体のうち略中央にある中指が考えられる が、人差し指等の他の指にしても構わない。特に、装着する指は一本に限定され るものではなく、複数としても構わない。しかし、第一添板部材の軽量化及び指 一本一本の独立性を損なわないためには、中指か、あるいは人差し指一本だけを 装着先とした方が好ましい。
【0011】 さらに、第二添板部材を手首の甲に装着するには、紐、ベルト、帯等が考えら れる。
【0012】 請求項2の考案にかかるゴルフ用姿勢矯正器具は、長手方向の端部を略固定し たときに手首を返す力によって裏面方向に容易に変形しない第一添板部材と、前 記第一添板部材の端部近傍に所定間隔ごとに2つづつ組をなして並んで穿設され た複数の孔と、前記第一添板部材に穿設された複数の孔のうちのいずれかの組の 2つの孔に連通して挿通され環状に結ばれた紐と、前記第一添板部材の長手方向 の他端に固着され、長手方向の端部を略固定したときに手首を返す力によっては 裏面方向に容易に変形しない第二添板部材と、前記第一添板部材の表面と第二添 板部材の表面との間に両端が固着され、前記第一添板部材と第二添板部材とを所 定の角度で連結し、前記第一添板部材の表面と第二添板部材の表面とのなす角度 が大きくなる方向に容易に変形しない連結部材と、前記第二添板部材に係止され た帯状で伸縮自在な固定帯と、前記固定帯の一端近傍に設けられた第一接着布と 、前記固定帯の他端近傍に設けられ、前記第一接着布に着脱可能に係止される第 二接着布とを備えたものである。
【0013】 したがって、請求項1または請求項2の考案のゴルフ用姿勢矯正器具によれば 、利き手の手首に装着することにより、利き手は、無意識のうちに手首の外側に 向かって曲がった状態、つまり、コックした状態となり、ゴルフクラブを握れば 両脇が閉まり、ゴルフクラブをスイングすればゴルフクラブはぐらつかず安定し て支持され、ゴルフクラブのヘッドは、腰を中心として大きくしかも狙ったとお りの正確な軌跡を描き、ゴルフボールの狙った位置に、狙った角度で正確にイン パクトする。
【0014】 請求項3の考案にかかるゴルフ用姿勢矯正器具は、請求項2のゴルフ用姿勢矯 正器具において、固定帯が第二添板部材に着脱可能に係止されており、長手方向 の両端を入れ換えることができるものである。
【0015】 したがって、請求項3の考案のゴルフ用姿勢矯正器具によれば、請求項2のゴ ルフ用姿勢矯正器具の作用に加えて、固定帯を取り付ける向きを変えることによ って、左手に装着する場合にも、右手に装着する場合と同様に、固定帯の長手方 向の両端部のうち第一接着布が固着されている方の端部が左手首の裏側へと回り 込むので、第一接着布の表面を右手の親指で押圧し、第二接着布が設けられてい る方の端部を右手の中指及び人差し指で挟んで引っ張れば、第一接着布に第二接 着布を係止させることができる。
【0016】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について説明をする。図1は本考案の一実施形態であ るゴルフ用姿勢矯正器具を示す側面図、図2は本考案の一実施形態であるゴルフ 用姿勢矯正器具を示す平面図、図3は本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯 正器具を示す正面図、図4は本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器具の 固定帯を示す裏面図、図5は本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器具の 添板部材を示す平面図である。
【0017】 図1乃至図5に示すように、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、大きく 分けて添板部材2と、固定帯21とにより略全体が構成されている。
【0018】 添板部材2は、第一添板部材3と、第二添板部材4とからなり、略全体がポリ プロピレン等の合成樹脂成形品である。第一添板部材3は、略長方形の板材から なり長手方向には略まっすぐで、幅方向に所定の曲率で湾曲している。そして、 湾曲のため凸状となっている側が表面、凹状となっている面が裏面となっている 。なお、第一添板部材3が湾曲する曲率は、平均的な人の手の甲の幅方向略中央 付近における幅方向へ湾曲する曲率に略等しい。つまり、第一添板部材3は、前 記手の甲の長手方向に長手方向を合わせて、裏面を手の略中央に当接させたとき に、略密接するような曲率で幅方向に湾曲している。また、第一添板部材3の表 面の幅方向両側には、各々に長手方向に延びる凸状の補強部5が形成されている 。補強部5は、第一添板部材3に加わる曲げ荷重に対しての変形を小さくするた めのものであり、特に、裏面側へ曲がるのを妨げるためのものである。
【0019】 第一添板部材3の長手方向の一端寄りには、幅方向に左右均等に各々に1つづ つ並ぶ孔6が端部近傍より他端に向かって5組並んで穿設されている。つまり、 これら複数の孔6のうち第一添板部材3の長手方向の一端より略等しい距離にあ る孔は、2つづつあり、このような孔6の組は5組ある。そして、各々の組のう ちのいずれか1つの組の2つの孔6に連通して紐13が挿通され、該紐13は第 一添板部材3の表面にて両端が結ばれている。このとき、第一添板部材3の裏面 には、紐13によりループが形成される。
【0020】 第二添板部材4は、第一添板部材3と略幅が等しい略長方形の板材からなり、 長手方向には略まっすぐで幅方向に所定の曲率で湾曲している。そして、湾曲の ため凸状となっている側が表面、凹状となっている面が裏面となっている。なお 、第二添板部材4が湾曲する曲率は、平均的な人の手首の甲の幅方向略中央付近 における幅方向へ湾曲する曲率に略等しい。つまり、第二添板部材4は、前記手 首の甲の長手方向に長手方向を合わせて、裏面を手の略中央に当接させたときに 、略密接するような曲率で幅方向に湾曲している。また、第二添板部材4の表面 の幅方向両側には、一端より他端に向かって所定の位置まで各々に延びる凸状の 補強部7が形成されている。補強部7は、第二添板部材4に加わる曲げ荷重に対 しての変形を小さくするためのものであり、特に、裏面側へ曲がるのを極力防止 するためのものである。なお、この補強部7よってショット自体が妨げられるこ とはない。
【0021】 さらに、第二添板部材4の長手方向に対して補強部7が形成されていない部分 には、幅方向の両側より各々に幅方向に板状のガイド部8が延設されている。な お、ガイド部8についても、幅方向に所定の曲率で湾曲しており、第二添板部材 4全体は、幅方向にガイド部8の両端部に至るまでを含めて手首の甲に合わせた 曲率で湾曲している。そして、ガイド部8の幅方向の両端部間の長さは、手首の 外周の略半分に達する長さである。また、第二添板部材4の表面には、長手方向 に向かってガイド部8が設けられている範囲において、幅方向に左右均等に各々 に2つづつのボール9が固着されている。なお、前記ボール9は、スナップ・ボ タンを構成するボールとソケットのうちのボールである。
【0022】 そして、第一添板部材3の他端と第二添板部材4の一端とは、幅を合わせて固 着されており一体となり、添板部材2を構成している。このとき、第一添板部材 3及び第二添板部材4の各々の表面及び裏面の向きは一致している。これら第一 添板部材3と第二添板部材4との接続部分は、その他の部分に比べて板厚が小さ くなっており、折り曲げ可能な折曲部10となっている。また、第一添板部材3 と第二添板部材4とは、折曲部10を境に表面側に向かって略27°の角度で折 り曲げられた状態で、連結部材11により連結されている。
【0023】 連結部材11は、略帯状で、引っ張り荷重に対して所定の付勢力を有し、第一 添板部材3及び第二添板部材4の各々の表面側において、折曲部10より第一添 板部材3及び第二添板部材4の各々の方向に略等しい距離の位置で、長手方向の 両端が各々固着されている。そのため、第一添板部材3と、第二添板部材4とは 、所定角度を保ったまま、折曲部10を軸に裏面側への回動が阻止されている。 なお、これら第一添板部材3及び第二添板部材4からなる添板部材2の裏面には 、略全体にわたってスポンジ等の弾性体からなる保護シート12が張設されてい る。
【0024】 固定帯21は、両端をループ状に着脱可能に連結できる伸縮自在な帯であり、 前記添板部材2の第二添板部材4を手首に装着するためのものである。この固定 帯21は、帯部材22と、化粧部材23と、ソケット24と、第一接着布25、 第二接着布26とで構成されている。
【0025】 帯部材22は、略帯状をしており、折り曲げ自在で長手方向に所定の付勢力を 有し伸縮自在である。帯部材22の表面には、長手方向の略中央に化粧部材23 が縫い付けられている。
【0026】 化粧部材23は、革、合成被革等からなる略長方形のシート材からなり、幅が 略帯部材22の幅に略等しく、長さが幅より若干短い。なお、化粧部材23は、 幅を固定帯21の幅に合わせて、固定帯21の長手方向の略中央に縫い付けられ ている。
【0027】 固定帯21の化粧部材23が縫い付けられている範囲には、化粧部材23の四 隅の各々の近傍に、スナップ・ボタンを構成する部材の1つであるソケット24 が設けられており、各々のソケット24のボールと嵌合する面は固定帯21の裏 面側に露出している。つまり、ソケット24は、添板部材2に設けられたボール 9との組み合わせでスナップ・ボタンを構成するものであり、ソケット24の中 央の凹部には、ボール9の中央の凸部が嵌合する。また、第二添板部材4におけ るボール9が幅方向に並ぶ距離と、固定帯21におけるソケット24が長手方向 に並ぶ距離とは一致し、第二添板部材4におけるボール9が長手方向に並ぶ距離 と、固定帯21におけるソケット24が幅方向に並ぶ距離とは一致している。そ のため、固定帯21は、添板部材2の長手方向に略直角に長手方向を合わせて、 略中央を添板部材2の第二添板部材4側の他端近傍に係止させることができる。 つまり、添板部材2の第二添板部材4側の他端近傍に設けられている4つのボー ル9の各々を、固定帯21に設けられている4つのソケット24に嵌合させるこ とで、固定帯21と添板部材2とを一体化しており、固定帯21は必要に応じて 第二添板部材4に着脱できる。
【0028】 帯部材22の長手方向の両端には、各々の端部より他端に向かって所定の位置 まで、一方には第一接着布25が、他方には第二接着布26が設けられている。 第一接着布25と第二接着布26とは、互いに当接したときに係止され一体化す る関係にあり、第一接着布25は帯部材22の表面に、第二接着布26は帯部材 22の裏面に設けられている。そのため、固定帯21は、ループ状にし両端部を 重ね合わせたときに、第一接着布25と第二接着布26とが当接し、両端部を係 止することができる。
【0029】 なお、添板部材2の長手方向に略直角に固定帯21の長手方向を合わせて固定 させる方法には、2通りある。つまり、通常は、右利きの人に合わせて、図3に 示すように、正面から見たときに帯部材22の長手方向の両端部のうち左側の端 部に第一接着布25が位置し、右側の端部に第二接着布26が位置するように、 添板部材2と固定帯21は一体化されているが、左利きの人に合わせて、図6に 示すように、両端部の向きを変えて設けることもできる。図6は本考案の一実施 形態であるゴルフ用姿勢矯正器具を左利きの人用に変更した状態を示す正面図で ある。
【0030】 続いて、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1の使用方法について説明する。 図7の(a)は本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器具を使用してゴル フスイングのアドレスのとき及びインパクトのときの姿勢をを示す正面図、(b )は(a)のA部分を拡大した様子を示す説明図である。
【0031】 図7に示すように、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、添板部材2の裏 面に突出する紐13が形成するループに、右手31の人差し指33を挿通し、添 板部材2及び第二添板部材4の各々の裏面を右手31及び右手首32の各々の甲 に当接させ、帯部材22を右手首32に巻き付けて使用する。
【0032】 このとき、固定帯21は、長手方向の両端を引っ張り気味にして右手首32に しっかりと巻き付け、第一接着布25に第二接着布26を重ねて両端を係止する 。そうすれば、第二添板部材4の裏面は、右手首32の甲に所定の付勢力で押圧 され密接する。なお、固定帯21の長手方向の両端を引っ張るには、添板部材2 及び第二添板部材4の各々の裏面を右手31及び右手首32の各々の甲に当接さ せると、固定帯21の長手方向の両端部のうち第一接着布25が固着されている 方の端部が右手首32の裏側へと回り込むので、第一接着布25の表面を左手3 4の親指で押圧し、第二接着布26が設けられている方の端部を左手34の中指 及び人差し指で挟んで引っ張って、第一接着布25の表面に当接させる。このよ うにしてゴルフ用姿勢矯正器具1は、右手首32に固定される。
【0033】 また、このとき、紐13により第一添板部材3の裏面に形成されるループの位 置は、人差し指33の付け根近傍に位置するのが好ましく、位置が合わない場合 は、紐13を挿通させる孔6の位置を適宜変更して最適な紐13の挿通位置を決 めることができる。
【0034】 そして、ゴルフ用姿勢矯正器具1を装着した状態では、右手31は、右手首3 2で外側に向かって曲がっている。つまり、ゴルフスイングのアドレスのときに できる最も大切な姿勢を自然に形成できる状態となる。この状態で、ゴルフクラ ブ36を握ると、図7の(a)に示すように、両脇が閉まる。この状態で、ゴル フクラブ36をスイングすれば、ゴルフクラブ36はぐらつかず安定して支持さ れ、ゴルフクラブ36のヘッド37は、腰を中心として大きく、しかも狙ったと おりの正確な軌跡を描く。そして、ゴルフクラブ36のヘッド37は、ゴルフボ ールの狙った位置に、狙った角度で正確にインパクトする。その結果、コックし ない場合に比べて、ゴルフボールの飛ぶ飛距離が無理なく飛躍的に増大するとと もに、ゴルフボールの飛ぶ方向がより正確になる。
【0035】 なお、上記までの説明は、右利きの人が、ゴルフ用姿勢矯正器具1を右手31 に装着する場合について述べたが、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、固 定帯21を取り付ける向きを変えることによって、左利きの人用に変更できるよ うになっている。つまり、通常は、右利きの人に合わせて、図3に示すように、 正面から見たときに帯部材22の長手方向の両端部のうち左側の端部に第一接着 布25が位置し、右側の端部に第二接着布26が位置するように、添板部材2と 固定帯21は一体化されているが、図6に示すように、固定帯21を取り付ける 向きを変えることによって、ゴルフ用姿勢矯正器具1は左手34に装着する場合 にも、右手31に取り付ける場合と同様に、固定帯21の長手方向の両端部のう ち第一接着布25が固着されている方の端部が左手首35の裏側へと回り込むの で、第一接着布25の表面を右手31の親指で押圧し、第二接着布26が設けら れている方の端部を右手31の中指及び人差し指で挟んで引っ張って、第一接着 布25の表面に当接させることができる。その結果、左手34に装着して使用し ても右手31の場合と同様の作用効果を奏する。
【0036】 このように、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、所定の長さで、長手方 向の端部を回動不能に固定されたときに手首を返す力によっては裏面方向に容易 に変形しない第一添板部材3と、前記第一添板部材3の一端より他端に向かって 所定間隔ごとに2つづつ組をなして並んで穿設された複数の孔6と、前記第一添 板部材3に2つずつ組をなして穿設された複数の孔6のうちのいずれかの組の2 つの孔6に連通して挿通され、前記第一添板部材3の表面側において両端を結ば れた紐と、所定の長さで、長手方向の端部を回動不能に固定されたときに手首を 返す力によっては裏面方向に容易に変形しないとともに、長手方向の一端を前記 第一添板部材3の長手方向の他端に裏面及び表面を一致させて固着された第二添 板部材4と、前記第一添板部材3の表面と第二添板部材4の表面との間に両端を 固着され、コックに必要な手首の返しに略等しい角度において、前記第一添板部 材3の表面と第二添板部材4の表面とのなす角度が大きくなる方向に働く外力に 対して、手首を返すときに働くモーメント程度の力により容易に変形しない連結 部材11と、前記第二添板部材4の長手方向に略垂直に長手方向を合わせて、長 手方向の略中央を第二添板部材4の幅方向の略中央に係止され、帯状で所定の付 勢力に逆らって伸縮自在な固定帯21と、前記固定帯21の長手方向の一端近傍 の表面に設けられた第一接着布25と、前記固定帯21の長手方向の他端近傍の 裏面に設けられ、前記第一接着布25に着脱可能に係止され、前記第一接着布2 5に係止されたときに、前記固定帯21の長手方向の両端を広げようとする所定 の付勢力に逆らって容易に離脱しない第二接着布26とを備えている。
【0037】 つまり、長手方向の端部を回動不能に係止されたときに、手首を返す力に対し て容易に離脱しないように手首の甲に装着できる第二添板部材4と、長手方向の 端部を回動不能に係止されたときに、手首を返す力に対して容易に離脱しないよ うに手の甲に装着でき、コックに必要な手首の返しに略等しい角度で前記第二添 板部材4と係止されており、前記角度が大きくなる方向に働く外力に対して、手 首を返すときに働くモーメント程度の力により容易に前記第二添板部材4との角 度を変えない第一添板部材3とを備えたものである。
【0038】 したがって、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、利き手及び前記利き手 の手首に装着させれば、利き手は、無意識のうちに手首の外側に向かって曲がっ た状態となり、コックした状態となる。そのため、そのまま、ゴルフクラブ36 を握れば、両脇が閉まり、ゴルフクラブ36をスイングすれば、ゴルフクラブ3 6はぐらつかず安定して支持され、ゴルフクラブ36のヘッド37は、腰を中心 として大きくしかも狙ったとおりの正確な軌跡を描く。そして、ゴルフクラブ3 6のヘッド37は、ゴルフボールの狙った位置に、狙った角度で正確にインパク トする。その結果、コックしない場合に比べて、ゴルフボールの飛ぶ飛距離が無 理なく飛躍的に増大するとともに、ゴルフボールの飛ぶ方向がより正確になる。 つまり、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、無意識のうちに利き手の手首 がコック状態となり、ティーショットにおいては、飛距離を最大限にのばすこと ができ、アプローチにおいては、より正確な方向にショットすることができる。 しかも、汗等で固定帯21が汚れた場合には、固定帯21を第二添板部材4から 外して、洗濯等をすることもできる。さらに、このようなゴルフ用姿勢矯正器具 1を使用して、ゴルフ練習場で日頃練習することにより、無意識によい姿勢が身 に付き、ゴルフコースに出た場合にも、よい姿勢でプレーすることができる。
【0039】 また、本実施形態のゴルフ用姿勢矯正器具1は、図6に示すように、固定帯2 1を取り付ける向きを変えることによって、左手34に装着する場合にも、右手 31に取り付ける場合と同様に、固定帯21の長手方向の両端部のうち第一接着 布25が固着されている方の端部が左手首35の裏側へと回り込むので、第一接 着布25の表面を右手31の親指で押圧し、第二接着布26が設けられている方 の端部を右手31の中指及び人差し指で挟んで引っ張って、第一接着布25の表 面に当接させることができる。その結果、左手34に装着して使用しても右手3 1の場合と同様の作用効果を奏する。
【0040】 なお、上記説明では、第一添板部材3を人差し指33に装着するのに、第一添 板部材3に複数穿設された孔6に挿通された紐13としたが、紐13に必ずしも 限定されるものではなく、その他に、バックルを備えたベルト、リング等にして も構わない。
【0041】 また、第一添板部材3の装着先は、必ずしも人差し指33に限定されるもので はなく、例えば、中指等の他の指にしても構わない。特に、係止する指は一本に 限定されるものではなく、複数としても構わない。しかし、第一添板部材3の軽 量化及び指一本一本の独立性を損なわないためには、人差し指一本だけを係止先 とした方が好ましい。
【0042】 さらに、固定帯21の長手方向の両端を係止するために、第一接着布25及び 第二接着布26としたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、その他の手 段としても構わない。
【0043】 ところで、上記説明では、ゴルフ用姿勢矯正器具1の用途はゴルフ用であるが 、必ずしも、ゴルフ用に限定されるものではなく、その他に、野球、ソフトボー ル、テニス、ボウリング、槍投げ、砲丸投げ等に使用しても構わない。つまり、 野球、ソフトボールにおけるバッターが使用すれば、打率及び飛距離の向上が期 待でき、テニスラケットのフォアハンドのスイング練習に使用すれば、早く正し いフォームを形成できる。また、ボウリングに使用すれば、より正確にボールを 投げることができる。
【0044】
【考案の効果】
以上のように、請求項1または請求項2の考案のゴルフ用姿勢矯正器具は、利 き手の手首に装着することにより、利き手は、無意識のうちに手首の外側に向か って曲がった状態、つまり、コックした状態となり、ゴルフクラブを握れば両脇 が閉まり、ゴルフクラブをスイングすればゴルフクラブはぐらつかず安定して支 持され、ゴルフクラブのヘッドは、腰を中心として大きくしかも狙ったとおりの 正確な軌跡を描き、ゴルフボールの狙った位置に、狙った角度で正確にインパク トするので、コックしない場合に比べて、ゴルフボールの飛ぶ飛距離が無理なく 飛躍的に増大するとともに、ゴルフボールの飛ぶ方向がより正確になる。
【0045】 請求項3の考案のゴルフ用姿勢矯正器具は、請求項2のゴルフ用姿勢矯正器具 の効果に加えて、固定帯を取り付ける向きを変えることによって、左手に装着す る場合にも、右手に装着する場合と同様に、固定帯の長手方向の両端部のうち第 一接着布が固着されている方の端部が左手首の裏側へと回り込み、第一接着布の 表面を右手の親指で押圧し、第二接着布が設けられている方の端部を右手の中指 及び人差し指で挟んで引っ張れば、第一接着布に第二接着布を係止させることが できるので、左手に装着して使用しても右手に装着した場合と同様の作用効果を 奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具を示す側面図である。
【図2】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具を示す平面図である。
【図3】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具を示す正面図である。
【図4】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具の固定帯を示す裏面図である。
【図5】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具の添板部材を示す平面図である。
【図6】本考案の一実施形態であるゴルフ用姿勢矯正器
具を左利きの人用に変更した状態を示す正面図である。
【図7】(a)は本考案の一実施形態であるゴルフ用姿
勢矯正器具を使用してゴルフスイングのアドレスのとき
及びインパクトのときの姿勢をを示す正面図、(b)は
(a)のA部分を拡大した様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ゴルフ用姿勢矯正器具 2 添板部材 3 第一添板部材 4 第二添板部材 6 孔 8 ガイド部 9 ボール 10 折曲部 11 連結部材 12 保護シート 13 紐 21 固定帯 22 帯部材 23 化粧部材 24 ソケット 25 第一接着布 26 第二接着布

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 手首を返す力により容易に離脱しないよ
    うに手の甲に着脱可能に装着できる第一添板部材と、 前記第一添板部材にゴルフスイングのアドレスのときに
    できる最も大切な形に手首の状態をしたまま連結され、
    手首を返す力により容易に離脱しないように手首に着脱
    可能に装着できる第二添板部材とを具備することを特徴
    とするゴルフ用姿勢矯正器具。
  2. 【請求項2】 長手方向の端部を略固定したときに手首
    を返す力によって裏面方向に容易に変形しない第一添板
    部材と、 前記第一添板部材の端部近傍に所定間隔ごとに2つづつ
    組をなして並んで穿設された複数の孔と、 前記第一添板部材に穿設された複数の孔のうちのいずれ
    かの組の2つの孔に連通して挿通され環状に結ばれた紐
    と、 前記第一添板部材の長手方向の他端に固着され、長手方
    向の端部を略固定したときに手首を返す力によっては裏
    面方向に容易に変形しない第二添板部材と、 前記第一添板部材の表面と第二添板部材の表面との間に
    両端が固着され、前記第一添板部材と第二添板部材とを
    所定の角度で連結し、前記第一添板部材の表面と第二添
    板部材の表面とのなす角度が大きくなる方向に容易に変
    形しない連結部材と、 前記第二添板部材に係止された帯状で伸縮自在な固定帯
    と、 前記固定帯の一端近傍に設けられた第一接着布と、 前記固定帯の他端近傍に設けられ、前記第一接着布に着
    脱可能に係止される第二接着布とを具備することを特徴
    とするゴルフ用姿勢矯正器具。
  3. 【請求項3】 前記固定帯は、前記第二添板部材に着脱
    可能に係止されており、長手方向の両端を入れ換えるこ
    とができることを特徴とする請求項2に記載のゴルフ用
    姿勢矯正器具。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5376188B1 (ja) * 2013-03-21 2013-12-25 ジュンチョル ユン スイング練習補助具
JP2017122287A (ja) * 2016-01-05 2017-07-13 一般社団法人ライフスタイルスポーツ協会 手首用サポーター

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