JP3036888B2 - ビデオプリンタのモニタ出力処理回路調整方法 - Google Patents

ビデオプリンタのモニタ出力処理回路調整方法

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JP3036888B2
JP3036888B2 JP3128582A JP12858291A JP3036888B2 JP 3036888 B2 JP3036888 B2 JP 3036888B2 JP 3128582 A JP3128582 A JP 3128582A JP 12858291 A JP12858291 A JP 12858291A JP 3036888 B2 JP3036888 B2 JP 3036888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印写情報保持用のメモ
リに取込まれたビデオ信号のモニタ出力機能を備えたビ
デオプリンタのモニタ出力処理回路調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モニタ出力機能を備えたビデオプ
リンタは、例えば特開昭63−42290号公報(H0
4N 5/91)に記載されているように、アナログの
入力ビデオ信号をYC分離した後デジタル化して印写情
報保持用のメモリに書込み、このメモリの信号を読出し
て印写画生成及びモニタ出力用のビデオ信号の生成を行
う。
【0003】つぎに、この種モニタ出力機能を備えたビ
デオプリンタにつき、本発明の第1の実施例を示した図
1,図2を参照して説明する。図1に示すように、入力
端子1の入力ビデオ信号は入力処理回路2のYC分離回
路3に供給され、この分離回路3により入力ビデオ信号
が輝度信号と搬送色信号とに分離される。
【0004】そして、分離回路3の輝度信号はそのまま
A/D変換回路4に供給され、分離回路3の搬送色信号
はデコーダ5によりR−Y,B−Yの色差信号に変換し
てA/D変換回路4に供給され、この変換回路4のデジ
タル変換により入力ビデオ信号の輝度データ,2種類の
色差データが形成される。さらに、A/D変換回路4の
各データが印写情報保持用のメモリ6に供給され、入力
ビデオ信号の各データがメモリ6に書換えながら書込ま
れて取込まれる。
【0005】そして、メモリ6に取込まれた各データは
モニタ出力側のD/A変換回路7にくり返し読出されて
アナログ変換され、このアナログ変換により形成された
輝度信号,両色差信号がモニタ出力側のビデオ信号とし
モニタ出力処理回路8のYC重畳回路9,エンコーダ
10それぞれに供給される。このエンコーダ10は図2
に示すように構成され、R−Y,B−Yの色差信号はク
ランプ回路11,12を介して混合回路13,14に供
給され、可変抵抗15,16のレベル設定に基づいてク
ランプ処理された後、バーストゲート回路17のゲート
パルスが多重される。
【0006】さらに、混合回路13,14の出力信号及
び発振回路18の色副搬送周波数fscの発振出力に基
づく移相器19の位相差を有する2搬送波信号が変調回
路20,21に供給され、両変調回路20,21により
混合回路13,14の出力信号がそれぞれ平衡変調され
る。そして、変調回路20,21の出力信号が加算器2
2により加算されて搬送色信号が再構成され、この信号
が彩度調整回路23に供給される。
【0007】この調整回路23は図3に示すように電圧
制御増幅回路(以下VCAという)24,切換スイッチ
25及びVCA24の調整用の可変抵抗26からなり、
加算器22の出力信号とこの信号をVCA24により増
幅した信号とがスイッチ25に供給され、バーストゲー
トパルス作成回路27のバーストゲートパルスに基づ
き、バーストゲート期間のみスイッチ25の出力信号を
VCA24の増幅後の信号から増幅前の信号に切換え、
バースト信号を元の基準レベルに保持して搬送色差信号
をレベル調整する。
【0008】そして、彩度調整回路23を介した搬送色
信号がYC重畳回路9に供給され、この重畳回路9によ
り輝度信号に搬送色信号が重畳されて合成され、入力ビ
デオ信号と同信号形式のモニタ出力用のビデオ信号(以
下モニタビデオ信号という)が生成され、この信号が出
力端子28からモニタテレビ等に供給されてモニタ表示
される。
【0009】また、メモリ6に取込まれた所望画面の各
データは印写指令に基づき印写データとして全体の制御
を行うマイクロコンピュータ29,駆動回路30,印写
ヘッド31の印写処理回路にも供給され、印写ヘッド3
1により例えば昇華型の熱転写で前記所望画面のカラー
印写画がプリントアウトされる。ところで、この種ビデ
オプリンタの製造時等には、モニタ出力処理回路8の回
路調整(モニタ出力処理回路調整)として、主にホワイ
トバランス調整,明るさ調整,コントラスト調整,彩度
調整が行われる。
【0010】そして、従来のホワイトバランス調整は、
出力端子28のモニタビデオ信号を高価なベクトルスコ
ープに供給し、その信号波形が中央に集束した波形にな
るようにエンコーダ10の可変抵抗15,16を調整し
て行われる。また、ホワイトバランス調整以外の調整
は、通常、ベクトルスコープより安価なオシロスコープ
を使用し、測定対象の信号波形が規定レベルあるいは規
定形状になるように可変抵抗等を調整して行われる。
【0011】例えば明るさ調整であれば、出力端子29
のモニタビデオ信号をオシロスコープに供給し、その信
号レベルが規定値になるようにYC重畳回路9の輝度入
力側の可変抵抗(図示せず)を調整して行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のモニタ出力
回路調整方法の場合、高価なベクトルスコープ又はシン
クロスコープを用いて測定対象の波形を規定のレベル,
形状に設定して特性を調整するため、操作が煩雑化して
調整が簡単に行えない問題点がある。また、調整によっ
てモニタビデオ信号を入力ビデオ信号の特性に合わせる
のみであるため、モニタテレビの画面の明るさ,色調等
が印写ヘッド31や記録紙の特性等に基づき、実際の印
写画の明るさ,色調等からずれるときは、印写画のモニ
タが行えない問題点もある。
【0013】本発明は、自動化にも適した極めて簡単な
ビデオプリンタのモニタ出力処理回路調整方法を提供す
ることを目的とし、印写画の正確なモニタが行えるよう
にすることも目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明のビデオプリンタのモニタ出力処理回路調
整方法においては、請求項1の場合、メモリに適当な画
面の入力ビデオ信号を取込んでその信号取込みを停止
し、 メモリの信号取込みを停止してその保持信号をくり
返し読出し、 メモリの保持信号に基づく前記モニタ出力
処理回路のモニタビデオ信号を入力ビデオ信号として
モリの入力側に戻し、 メモリの入力側のモニタ出力処理
回路を介したビデオ信号の信号波形と、メモリのモニタ
出力側のモニタ出力処理回路に供給されるビデオ信号の
信号波形を比較し モリの入力側のビデオ信号の信
号波形がメモリのモニタ出力側のビデオ信号の信号波形
に一致するように前記モニタ出力処理回路の特性を調整
する。また、請求項2の場合、メモリの保持信号に基づ
き印写ヘッドにより生成された印写画をイメージスキャ
ナにより読取ってビデオ信号に変換し、メモリの信号取
込みを停止してメモリの保持信号に基づくモニタ出力処
理回路のモニタビデオ信号,イメージスキャナの読取ビ
デオ信号を入力ビデオ信号として前記メモリの入力側に
交互に戻し、 モリの入力側のモニタビデオ信号と読取
ビデオ信号の信号波形を比較し モニタビデオ信号の信
号波形が読取ビデオ信号の信号波形に一致するようにモ
ニタ出力処理回路の特性を調整する。
【0015】
【作用】前記のように構成された本発明の調整方法の場
合、請求項1の構成においては、メモリの入力側に戻さ
れたモニタビデオ信号の信号波形はモニタ出力処理回路
の特性の影響を受けた波形となり、メモリのモニタ出力
側のビデオ信号の信号波形は前記特性の影響を受けてい
いビデオ信号の波形となる。そして、メモリの入力側
ビデオ信号の信号波形がそのモニタ出力側のビデオ信
号の信号波形に一致するように調整するため、従来のよ
な煩雑な操作でなく、極めて簡単な2信号波形を一致
させる自動化にも適した操作でモニタビデオ信号が入力
ビデオ信号の特性に調整され、調整後は入力ビデオ信号
の画面が忠実にモニタ表示される。
【0016】また、請求項2の構成の場合は、メモリの
信号取込みを停止してモニタビデオ信号とイメージスキ
ャナの読取ビデオ信号と交互にメモリの入力側に戻した
ため、メモリの入力側の2信号波形は、一方がモニタ出
力処理回路の特性の影響を受けたモニタ出力波形にな
り、他方が印写ヘッド,記録紙等の特性の影響を受けた
印写画波形になる。そして、モニタ出力波形が印写画波
形に一致するようにモニタ出力処理回路の特性を調整す
るため、2信号波形を一致させる簡単な操作でモニタビ
デオ信号が実際の印写画の特性に合うように調整され
調整後は印写画が忠実にモニタ表示される。
【0017】
【実施例】実施例について、図1ないし図10を参照し
て説明する。 (第1の実施例)まず、第1の実施例について、図1な
いし図3を参照して説明する。この実施例においては、
オシロスコープを用いたアナログ信号波形比較の手動調
整により、モニタビデオ信号を入力ビデオ信号の特性に
調整する。そのため、最初に、テストパターン等の適当
な画面の入力ビデオ信号を入力端子1に供給し、この信
号をメモリ6に取込む。
【0018】つぎに、釦操作等でコンピュータ29に調
整モードを指令し、コンピュータ29により信号取込み
を禁止してメモリ6をくり返し読出し、メモリ6の保持
信号に基づく出力側のビデオ信号をモニタ出力処理回路
8により調整し、出力端子28にその画面のモニタビデ
オ信号を出力する。また、図1の1点鎖線に示すよう
、モニタ出力処理回路8を介した出力端子28のモニ
タビデオ信号をケーブル接続等で入力端子1に帰還して
戻す
【0019】このとき、メモリ6から読出されモニタ
出力処理回路8に供給されるモニタビデオ信号は処理回
路8の特性の影響を受けていないが、入力処理回路2を
介してメモリ6の入力側に戻されたビデオ信号は処理回
路8の特性の影響を受けている。そして、ホワイトバラ
ンスの調整であれば、図1のA,Bにオシロスコープの
プローブを接続し、入力処理回路2のデコーダ5からA
/D変換回路4を介してメモリ6に供給されるメモリ6
の入力側の色差信号とメモリ6からD/A変換回路7を
介してモニタ出力処理回路8のエンコーダ10に供給さ
れるメモリ6のモニタ出力側の色差信号の波形を比較す
る。さらに、オシロスコープの2波形を見比べながらエ
ンコーダ10の可変抵抗15,16を調整し、入力側の
色差信号の波形出力側の色差信号の波形に一致するよ
うにモニタ出力処理回路8のホワイトバランスを調整す
る。
【0020】したがって、オシロスコープを見ながら2
信号波形を一致させる簡単な操作により、モニタビデオ
信号のホワイトバランスが入力ビデオ信号のホワイトバ
ランスに等しくなるようにモニタ表示特性が調整され
る。
【0021】なお、ベクトルスコープを用いないため、
安価に調整できる利点も生じる。
【0022】また、明るさ調整であれば、図1のC,D
にオシロスコープのプローブを接続し、入力処理回路2
のYC分離回路3からA/D変換回路4に供給されるメ
モリ6の入力側の輝度信号と、メモリ6からD/A変換
回路7を介してモニタ出力処理回路8のYC重畳回路9
に供給されるメモリ6のモニタ出力側の輝度信号の波形
を比較すればよい。なお、モニタ出力処理回路8の特性
調整により、ホワイトバランス調整,明るさ調整,コ
ントラスト調整,彩度調整等のモニタ表示特性の全調整
でなく、有効な一部の調整を行ってもよいのは勿論であ
る。
【0023】(第2の実施例)つぎに、第2の実施例に
ついて、図4を参照して説明する。図4はデジタル信号
波形比較によりモニタビデオ信号を入力ビデオ信号の特
性に自動調整する場合を示し、同図において図1〜図3
と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0024】そして、第1の実施例の場合と同様、ま
ず、適当な画面の入力ビデオ信号を入力端子1に供給
し、この信号をメモリ6に取込む。つぎに、図4の1点
鎖線に示すように出力端子28のモニタビデオ信号を入
力端子1にした状態でコンピュータ29に調整モード
を指令する。
【0025】この指令によりメモリ6の信号取込みが停
止されるとともに、コンピュータ29の起動指令により
比較回路32が動作する。そして、ホワイトバランス調
整であれば、モニタ出力処理回路8を介してA/D変換
回路4からメモリ6にされたメモリ6の入力側のモニ
タビデオ信号の色差データとメモリ6からD/A変換
回路7に読出されてモニタ出力処理回路8に供給され
メモリ6のモニタ出力側のモニタビデオ信号の色差デー
タとがR−Y,B−Yの別にくり返し比較される。
【0026】さらに、比較回路32の比較結果がコンピ
ュータ29の電圧発生回路33に供給され、比較結果が
一致するまで電圧発生回路33のR−Y,B−Yの調整
制御電圧それぞれが比較周期でステップ状に変化する。
さらに、電圧発生回路33の両調整制御電圧に応じた調
整回路34のR−Y,B−Yのクランプレベルの設定電
圧がエンコーダ10に供給され、このとき、エンコーダ
10は図2の可変抵抗15,16が省かれ、両設定電圧
がクランプ回路12,13に印加される。
【0027】そして、両設定電圧の変化によりモニタビ
デオ信号のホワイトバランスが変化し、このホワイトバ
ランスが入力ビデオ信号のホワイトバランスに近づいて
一致すると、比較回路32の比較結果に基づき、コンピ
ュータ29は調整モードを終了し、比較回路32を停止
するとともに、そのときの両調整制御電圧のデータをメ
モリ35にプリセットして保持する。以降は、再び調整
モードに設定されてメモリ35の内容がリセットクリア
されるまで、メモリ35の保持データに基づく両設定電
圧が生成されてクランプ回路11,12に印加される。
【0028】したがって、コンピュータ29の自動制御
によりエンコーダ10に設けられたクランプ回路10,
11の設定電圧が可変調整され、モニタビデオ信号のホ
ワイトバランスが入力ビデオ信号の特性に一致するよう
にモニタ出力処理回路8の特性が自動調整される。な
お、明るさ調整であれば、比較回路32によりメモリ6
の入力側,モニタ出力側の輝度データが比較されてYC
重畳回路10の輝度入力側の入力レベルが自動調整され
る。
【0029】そして、比較回路32の比較結果に基づ
き、ホワイトバランス調整,明るさ調整,コントラスト
調整,彩度調整等の必要な各調整電圧を生成することに
より、モニタ出力処理回路8の必要な諸特性の自動調整
が行える。
【0030】(第3の実施例) つぎに、第3の実施例について、図5ないし図9を参照
して説明する。この実施例においては、オシロスコープ
を用いたアナログ信号比較の手動調整により、モニタビ
デオ信号を印写画の特性に調整する。そして、図5にお
いて、図1〜図4と同一符号は同一もしくは相当するも
のを示し、まず、印写ヘッド31,記録紙の特性等に基
づく印写画の特性を検出するため、メモリ6の保持信号
の読出しに基づき、印写ヘッド31によりテストパター
ン等の適当な画面をプリントアウトし、このプリントア
ウトにより得られた実際の印写画36をイメージスキャ
ナ37により読取り、印写画36のビデオ信号(読取ビ
デオ信号)を形成する。
【0031】さらに、スキャナ37の読取ビデオ信号を
較正回路38に供給し、この回路38によりスキャナ3
7の変換効率に基づく特性誤差を較正するとともに出力
端子28のモニタビデオ信号に同期させる。そして、
ニタ出力処理回路8を介した出力端子28のモニタビデ
オ信号較正回路38を介したスキャナ37の読取ビデ
オ信号を、入力端子1の前段に設けた切換スイッチ39
の接点x,yに供給する。
【0032】ところで、調整時以外の入力端子1の入力
ビデオ信号に基づく出力端子28のモニタビデオ信号及
び印写画36の生成過程の信号の流れは、図6に示すよ
うになる。すなわち、入力処理回路2の入力ビデオ信号
がメモリ6内でメモリ信号となり、この信号に基づきモ
ニタ出力処理回路8でモニタビデオ信号が生成されると
ともに印写ヘッド31の印写信号が生成され、この信号
に基づき印写画36が形成される。
【0033】そして、入力処理回路2,メモリ6での特
性劣化がない場合、入力端子1の入力ビデオ信号を
「1」とすると、前記第1,第2の実施例の調整を施す
ことにより、図7に示すようにモニタビデオ信号も
「1」の信号になる。このとき、ドライバ30,印写ヘ
ッド31の特性の影響を「a(・1)」とし、記録紙の
特性の影響を「b(・1)」とすれば、図7に示すよう
に印写信号は「1+a」,印写画36は「1+a+b」
になり、印写画36とモニタビデオ信号に基づくモニタ
表示画とに差が生じる。そこで、つぎに説明する回路調
整により図8に示すように、モニタビデオ信号を「1+
a+b」にしてモニタ表示画を印写画36の特性に一致
させる。
【0034】つぎに、色合いを決定する彩度調整の場合
につき、その調整原理を説明する。彩度調整は調整回路
23の可変抵抗26を操作し、VCA24の増幅度を調
整して行われる。そして、現在のモニタビデオ信号を
「1+α」(α・1)とすると、図5の信号の流れの等
価回路は図9に示すようになり、メモリ6の「1」のメ
モリ信号に基づき、モニタビデオ信号は「1+α」にな
り、印写信号,印写画36は「1+a」,「1+a+
b」になり、スイッチ39の接点x,yに「1+α」の
モニタビデオ信号,「1+a+b」の取込ビデオ信号が
戻されて供給される。したがって、図9のk点にオシロ
スコープのプローブを接続してスイッチ39を高速に接
点x,yに切換え、オシロスコープに「1+α」のモニ
タビデオ信号と「1+a+b」の読取ビデオ信号を表示
し、モニタビデオ信号の波形が読取ビデオ信号の波形に
一致するように、可変抵抗26を調整し、モニタビデオ
信号「1+a+b」になるようにモニタ出力処理回路
8の特性も調整する。ところで、実際の彩度調整におい
ては、ビデオ信号中の搬送色信号の波形を比較して一致
させるため、k点は図5に示すように分離回路3とデコ
ーダ5との間に設定される。
【0035】そして、スイッチ39を図外の制御回路の
切換制御に基づき、ビデオ信号の垂直走査周波数に応じ
た高速度で接点x,yに切換え、この切換えに基づく残
像現象を利用してオシロスコープに接点xに供給された
モニタビデオ信号の搬送色信号と接点yに供給された読
取ビデオ信号の搬送色信号を同時表示する。さらに、オ
シロスコープの同時表示される2信号波形を見ながら彩
度調整回路23の可変抵抗26を操作し、モニタビデオ
信号の搬送色信号の波形が読取ビデオ信号の搬送色信号
の波形に一致するようにモニタ出力処理回路8の特性を
調整する。なお、スキャナ37,較正回路38,スイッ
チ39は調整時のみ設けられ、調整後は取外される。
【0036】また、k点はデコーダ5の出力側等にして
もよいが、分離回路3とデコーダ5との間に設けること
により、波形観測が最も容易になる。さらに、ホワイト
バランス調整,明るさ調整等も彩度調整と同様にして行
え、各調整の全部又は必要なもののみを実施してよいの
は勿論である。
【0037】(第4の実施例)つぎに、第4の実施例に
ついて、図10を参照して説明する。図10はデジタル
信号比較によりモニタビデオ信号を印写画の特性に自動
調整する場合を示し、同図において、図1〜図5と同一
符号は同一もしくは相当するものを示す。
【0038】そして、第3の実施例の場合と同様入力端
子1にスイッチ39を接続し、モニタ出力処理回路8を
介した出力端子28のモニタビデオ信号,較正回路38
を介したスキャナ37の読取ビデオ信号をスイッチ39
の接点x,yに供給する。この状態でコンピュータ29
に調整モードを指令し、メモリ6の書込みを停止して比
較回路40を動作する。このとき、スイッチ39が例え
ば垂直同期周期で切換わり、A/D変換回路4を介して
比較回路40にモニタビデオ信号のデータと読取ビデオ
信号のデータとが交互に供給される。
【0039】そして、比較回路40はメモリ機能を有
し、彩度調整であれば垂直同期周期毎に最新の色差デー
タと直前の色差データとを比較し、比較結果をコンピュ
ータ29の電圧発生回路41に供給する。この供給に基
づき電圧発生回路41が彩度調整用の調整制御電圧をス
テップ状に変化させて発生し、この調整制御電圧に基づ
き調整回路42から彩度調整回路23に前記調整制御電
圧に応じた調整電圧が供給される。
【0040】このとき、彩度調整回路23は可変抵抗2
6が省かれ、供給された調整電圧によりVCA24が動
作して彩度調整量が設定される。そして、調整電圧に応
じた彩度調整量の変化により、比較回路40の比較結果
が一致してモニタビデオ信号の彩度が印写画の彩度に等
しくなると、第2の実施例の場合と同様、調整モードが
終了して調整制御電圧のデータがメモリ43にプリセッ
トされて保持される。
【0041】以降は、再び調整モードに設定されてメモ
リ43の内容がリセットクリアされるまで、メモリ43
の保持データに基づく設定電圧がVCA24に印加され
る。したがって、第2の実施例の場合と同様のコンピュ
ータ29の自動制御により、モニタビデオ信号の彩度が
印写画36の彩度になるようにモニタ出力処理回路8の
特性が自動調整される。なお、両ビデオ信号の輝度デー
タ,輝度データに基づく比較回路40の比較結果によ
り、明るさ調整,ホワイトバランス調整等の必要な各調
整電圧を生成すれば、モニタ出力処理回路8の必要な諸
特性を印写画36の特性に自動調整できる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。まず、請求
項1の構成の場合は、モニタ出力処理回路8からメモリ
6の入力側に戻されたモニタ出力用のビデオ信号の信号
波形がメモリ6のモニタ出力側のモニタ出力処理回路
8に供給される元の入力ビデオ信号の信号波形に一致す
るようにモニタ出力処理回路8の特性を調整したた
め、2信号波形を一致させる簡単かつ自動化の容易な手
法でモニタ出力用のビデオ信号の特性が入力ビデオ信号
の特性に一致するように処理回路8の特性を調整するこ
とができる。
【0043】また、請求項2の構成の場合は、印写画3
6をイメージスキャナ37により読取って読取ビデオ信
号を形成し、モニタ出力処理回路8を介した出力端子2
8のモニタ出力用のビデオ信号と読取ビデオ信号とを交
互にメモリ6の入力側にし、モニタ出力用のビデオ信
号の信号波形が読取ビデオ信号の信号波形に一致するよ
うにモニタ出力処理回路8の特性を調整したため、2信
号波形を一致させる簡単かつ自動化の容易な手法でモニ
タ出力用のビデオ信号の特性が印写画36の特性に一致
するように処理回路8の特性を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のビデオプリンタのモニタ出力処理回路
調整方法の第1の実施例のブロック図である。
【図2】図1のエンコーダの詳細なブロック図である。
【図3】図1の彩度調整回路の詳細なブロック図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第3の実施例のブロック図である。
【図6】図5の信号の流れを示す模式図である。
【図7】図5の信号特性例の説明図である。
【図8】図5の調整目標の信号特性の説明図である。
【図9】図5の調整原理の説明図である。
【図10】本発明の第4の実施例のブロック図である。
【符号の説明】
6 印写情報保持用のメモリ 8 モニタ出力処理回路 31 印写ヘッド 36 印写画 37 イメージスキャナ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 9/79 - 9/898

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログの入力ビデオ信号を印写情報保
    持用のメモリに取込み、前記メモリの保持信号を読出し
    て印写処理回路及びモニタ出力処理回路に供給し、前記
    印写処理回路の印写ヘッドにより印写画を生成し、前記
    モニタ出力処理回路により前記保持信号を加工してモニ
    タ出力用のビデオ信号を生成するビデオプリンタのモニ
    タ出力処理回路調整方法において、前記メモリに適当な画面の入力ビデオ信号を取込んで前
    記メモリの信号取込みを停止し、 前記メモリの信号取込みを停止して前記メモリの保持信
    号をくり返し読出し、 前記メモリの保持信号に基づく前記モニタ出力処理回路
    モニタ出力用のビデオ信号を入力ビデオ信号として前
    記メモリの入力側に戻し、 前記メモリの入力側の前記モニタ出力処理回路を介した
    ビデオ信号の信号波形と、前記メモリのモニタ出力側の
    前記モニタ出力処理回路に供給されるビデオ信号の信号
    波形を比較し、前記メモリの入力側のビデオ信号の信号波形が前記メモ
    リの モニタ出力側のビデオ信号の信号波形に一致するよ
    うに前記モニタ出力処理回路の特性を調整することを特
    徴とするビデオプリンタのモニタ出力処理回路調整方
    法。
  2. 【請求項2】 アナログの入力ビデオ信号を印写情報保
    持用のメモリに取込み、前記メモリの保持信号を読出し
    て印写処理回路及びモニタ出力処理回路に供給し、前記
    印写処理回路の印写ヘッドにより印写画を生成し、前記
    モニタ出力処理回路により前記保持信号を加工してモニ
    タ出力用のビデオ信号を生成するビデオプリンタのモニ
    タ出力処理回路調整方法において、 前記メモリの保持信号に基づき前記印写ヘッドにより生
    成された印写画をイメージスキャナにより読取ってビデ
    オ信号に変換し、 前記メモリの信号取込みを停止して前記メモリの保持信
    号に基づく前記モニタ出力処理回路のモニタ出力用のビ
    デオ信号,前記イメージスキャナの読取ビデオ信号を入
    力ビデオ信号として前記メモリの入力側に交互にし、前記メモリの入力側の 前記モニタ出力用のビデオ信号
    前記読取ビデオ信号信号波形を比較し 記モニタ出力用のビデオ信号の信号波形が前記読取ビ
    デオ信号の信号波形に一致するように前記モニタ出力処
    理回路の特性を調整することを特徴とするビデオプリン
    タのモニタ出力処理回路調整方法。
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