JP3036016U - 穀物用袋 - Google Patents

穀物用袋

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JP3036016U
JP3036016U JP1996009671U JP967196U JP3036016U JP 3036016 U JP3036016 U JP 3036016U JP 1996009671 U JP1996009671 U JP 1996009671U JP 967196 U JP967196 U JP 967196U JP 3036016 U JP3036016 U JP 3036016U
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JP
Japan
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bag
inner bag
grain
mouth portion
bag mouth
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JP1996009671U
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English (en)
Inventor
祐治 金藤
博昭 白石
喜芳 澤田
武 水本
伸一 岡崎
Original Assignee
ヒットエンジニアリング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】穀物用二重袋形態の内袋14に、チェックセン
サ17を検視し易い位置に正確に取付ける。 【解決手段】合成樹脂製で透明性及び気密性を有する内
袋14を、外袋7内に嵌合させて、これら内袋口部12
にはチャック13を有し、外袋口部3にはスライドファ
スナ2を有して各々開閉可能の二重袋において、該内袋
14には、この内袋内に位置させて取付けるチェックセ
ンサ17の取付位置を表示する取付位置マーク18を設
けてなる穀物用袋の構成。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、穀粒の収容、保存、取扱に用いられる穀物用袋に関する。
【0002】
【考案が解決しようとする課題】
玄米等を収容する二重袋では、内袋にチェックセンサを収容させておいて、内 袋内の酸素の有無等を検出しうる形態では、外袋の外袋口のみを開けて、密閉状 態の内袋の収容穀物と共に位置するチェックセンサを、この内袋の外側から直接 透視するため、このチェックセンサの内袋に対する取付位置によって、チェック センサの透視の難易が左右される。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この考案は、合成樹脂製で透明性及び気密性を有する内袋14を、外袋7内に 嵌合させて、これら内袋口部12にはチャック13を有し、外袋口部3にはスラ イドファスナ2を有して各々開閉可能の二重袋において、該内袋14には、この 内袋内に位置させて取付けるチェックセンサ17の取付位置を表示する取付位置 マーク18を設けてなる穀物用袋の構成とする。
【0004】
【考案の効果】
内袋14内にチェックセンサ17を収容して、この内袋14の取付位置マーク 18の付された個所にチェックセンサ17を取付けて、内袋14内に玄米等の穀 物を収容する。穀物収容後はこの内袋口部12のチャック13を閉めて密封し、 更に外袋口部3もスライドファスナ2で閉鎖して穀物袋の取扱、乃至保管を行う 。
【0005】 保管中の穀物の状態を検視するときは、外袋口部3をスライドファスナ2の操 作で開けることにより、内袋口部12、チャック13は閉めたままの状態で、内 袋14の外側からチェックセンサ17を透視する。そのまま保管を継続するとき は、外袋口部3のスライドファスナ2を閉鎖すればよい。
【0006】 このように、内袋14は外袋口部3を開けることにより内部を透視できるもの であるが、前記取付位置マーク18によってチェックセンサ17が、外袋口部3 に対して一定の位置に取付けられるため、外袋口部3をスライドファスナ2によ り開くだけで容易に検視しうる位置を設定でき、穀物袋の取扱を簡単化できる。
【0007】
【実施例】
穀物用の袋は、正面視で縦方向に長い矩形状で、外袋7とこの内側に嵌合する 内袋14とからなる。外袋7の外袋体1は、合成樹脂繊維で、不透明性有色、例 えばベージュ色、グリーン、ブルー、乃至黒色等の織布によって構成され、布筒 を二つ折畳形態でロール巻にした布筒帯を適宜長さに切って、この切断された布 筒下端の袋底縁22を表袋面側又は裏袋面側に巻き込んで、一体的に縫合わせ又 は接合して袋底部4を構成する。又、外袋口部3の袋口縁23は内側へ折返えし て巻込み、これを縫合せて袋口を構成する。
【0008】 この外袋口部3には袋幅一杯に亘ってスライドファスナ2を取付けて、開閉ス ライダー24を左右に移動することにより外袋口を開閉できる。このスライドフ ァスナ2の左右両端のファスナ端部21は、袋口幅よりも長くして、図2のよう に口端縁19の外方へ延出させたり、この口端縁19から袋口部3の内側へ折込 収納させることができる。
【0009】 外袋口部3の袋口幅方向の中央部には表袋面側と裏袋面側との袋口縁23にル ープ状の布製の取手5を縫着する。又、袋底部4の中央部で袋底縁22にループ 状の布製の取手6を縫着する。これら取手5,6は把持時には外袋7の袋口部や 袋底部から外方に出て把持し易い形態とすることができる。
【0010】 内袋14は、合成樹脂製で透明乃至半透明性、及び気密性を有したビニール袋 、乃至ポリエチレン袋等からなり、左右両側端縁及び袋底縁は表袋面9と裏袋面 10を重合させて接合した接合縁11,25を適宜幅に形成している。内袋口部 12の内側には、左右幅方向一杯に亘ってチャック13を設ける。このチャック 13は合成樹脂材からなり相互に嵌脱しうる凹条26と凸条27とを有する密封 シール形態で、内袋口部12を表裏側から手で内側へ押圧することによって嵌合 させて閉鎖でき、外側へ引っ張ることによって嵌合を外して開口できる。
【0011】 前記チャック13は、内袋口の左右幅とほぼ同程度の長さで一定高さの合成樹 脂製フィルムシートからなるチャックシート16面に沿って一体的に形成され、 このチャックシート16の下端部を内袋体8の袋口内面に沿って電熱接着させて いる。
【0012】 前記外袋7内に嵌合された内袋14の内袋口部12は、外袋口部3よりも外上 部に露出しうる高さに設定されるが、前記チャックシート16の高さのほぼ三倍 の高さ、又はこれ以上の高さに亘って露出しうるように形成される。
【0013】 前記内袋14の内側面には、チェックセンサ17を取付けることができる。こ のチェックセンサ17は、内袋14内に収容される穀粒の保存状態を検出して表 示するもので、酸素吸収度を検出して変色度を表示する粒剤からなる酸素吸収セ ンサを用いている。このチェックセンサ17は、通気性の透明なビニール小袋2 8内に脱酸素剤29と共に収容されて、内袋14の内側に外袋口と対向しうる位 置に接着30して取付ける。又、この小袋28はチャック31で開閉でき、チェ ックセンサ17や脱酸素剤29等の入替えをすることができる。このように小袋 28内に収められたチェックセンサ17の変色状態は、内袋14の外側から検視 できる。
【0014】 このようなチェックセンサ17を有する小袋28は、内袋14の上部で内袋口 部12にできるだけ近づける位置に取付けられるもので、この小袋28の取付位 置における内袋28の外周面に印刷乃至シール等によって取付位置マーク18を 、囲枠マークや、文字等によって表示する。外袋7内に内袋14を入れて穀物袋 を組合せるときは、この穀物袋に穀物を収容させるとともに、この取付位置マー ク18の表示される内袋14内側に、チェックセンサ17を有した小袋28を正 確に取付ける。
【0015】 このような穀物袋において、内袋14を外袋7内に差し込んで(図1)、内袋 14の接合縁11,25を外袋7内の左右両端や袋底部4等に沿わせ、内袋口部 12を外袋口から外上方に突出させて、チャック13を一杯に開いた状態で穀粒 の収容を行わせる。玄米ではほぼ30キログラムで満杯になるよう設定している 。内袋14は外袋7の周長に制限されて皺を生じるが、穀粒が充填されると、内 袋14が膨張して、外袋7を内側から押圧して、この外袋7によって穀粒圧力の 一部を受けられる。
【0016】 内袋14に穀粒が充填されると、内袋口部12のチャック13を表裏面から手 で押圧して、凹条26と凸条27とを嵌合させて閉鎖することができる。このと き内袋14内には前記所定の取付位置マーク18の付された位置にチェックセン サ17を取付けておき、内袋口部12内のエアーをできるだけ押出しておく。こ の状態でチャックシート16の高さ毎に袋表面9側又は袋裏面10側へ三つ折り 乃至四つ折り状態に折込み乃至巻込む(図6のA)。
【0017】 このようにして内袋口部12を密封状態にすると、外袋口部3の袋口に近くな るから、この折込まれた内袋口部12を充填された穀粒層の上側面部に押し当て て(図6B)、内袋14と外袋口部3との間に挾み込ませるようにして、この外 袋口部3のスライドファスナ2を閉鎖する(図6C)。
【0018】 穀物袋収容保管時のチェックセンサ17を検視するときは、外袋7のスライド ファスナ2を開けば、内袋口部12は折込閉鎖した状態のままで、チェックセン サ17の位置が外袋口側に対向されているため、透明な内袋14を通して見るこ とができる(図6B)。このチェックセンサ17の検視後は再度スライドファス ナ2を閉めて穀物保管を続ける。
【0019】 又、この穀物袋から穀粒を排出するときは、スライドファスナ2で外袋口を開 いて、内袋口部6の折込みを解いて外袋口から外上方に引き出す。内袋口部12 のチャック13を開いて、外袋口部3の取手5や袋底部4の取手6を持って、袋 底を持上げることによって排出することができる(図6D)。
【0020】 穀物袋の運搬、取扱等では、外袋口部3の表・裏面9,10に設けられた取手 5や、袋底部4の取手6等を把持して行われる。このとき内袋14の穀粒圧力は 、常に外袋7にも働いているため、外袋7が取手5,6で取扱移動されても、内 袋14と外袋7との二重袋形態は一体性が強く安定した取扱いが行える。又、内 袋14と外袋7と間の相互のずれや摩擦も少く、内袋損傷が少ない。
【0021】 前記内袋体8は、酸素を透過し難い酸素バリアー層15を設けるとよい(図7 )。内袋体8の組成は、ナイロン層32と、ポリエチレン層33と、バリアーナ イロンからなる酸素バリアー層15とによって三層構成としている。例えば、内 袋体8を75ミクロンの厚さとし、ポリエチレン層33とナイロン層32との合 せた層厚を60ミクロンとし、この外側に15ミクロンの酸素バリアー層15を 設ける形態(図7のA)や、ポリエチレン層33とナイロン層32との間に15 ミクロンの酸素バリアー層15を設ける形態(図7のB)として構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】穀物袋の側断面図。
【図2】外袋の正断面図と、その一部の作用を示す作用
正断面図。
【図3】外袋の側断面図。
【図4】内袋の正面図。
【図5】その側面図。
【図6】穀物袋の袋詰作用行程を示す側断面図。
【図7】内袋体の組成例を示す拡大断面図。
【符号の説明】 1 外袋体 2 スライドファスナ 3 外袋口部 4 袋底部 5 取手 6 取手 7 外袋 8 内袋体 9 表袋面 10 裏袋面 11 接合縁 12 内袋口部 13 チャック 14 内袋 17 チェックセンサ 18 取付位置マーク 19 口端縁 21 ファスナ端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 水本 武 愛媛県伊予郡松前町徳丸1515番地 ヒット エンジニアリング株式会社内 (72)考案者 岡崎 伸一 愛媛県伊予郡松前町徳丸1515番地 ヒット エンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂製で透明性及び気密性を有する
    内袋14を、外袋7内に嵌合させて、これら内袋口部1
    2にはチャック13を有し、外袋口部3にはスライドフ
    ァスナ2を有して各々開閉可能の二重袋において、該内
    袋14には、この内袋内に位置させて取付けるチェック
    センサ17の取付位置を表示する取付位置マーク18を
    設けてなる穀物用袋。
JP1996009671U 1996-09-03 1996-09-03 穀物用袋 Expired - Lifetime JP3036016U (ja)

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