JP3035802U

JP3035802U - 釣り用浮き

Info

Publication number: JP3035802U
Application number: JP1996007278U
Authority: JP
Inventors: 昇佐藤
Original assignee: 昇佐藤
Priority date: 1996-07-25
Filing date: 1996-07-25
Publication date: 1997-04-04
Anticipated expiration: 2002-07-25

Abstract

(57)【要約】【課題】取扱いや簡便で場所等の釣り条件に簡易に適
応できる釣り用浮きを提案する。【解決手段】ボディ１は、上下各端から軸心部にトッ
プ取付け孔４及び脚取付け孔５を開けてあり、両取付け
孔は、いずれもその開口４ａ，５ａから底部に向けて次
第に細くなっており、トップ２は下部の挿着部２ａがト
ップ取付け孔に挿脱可能であり、脚３は上部の挿着部３
ａが脚取付け孔に挿脱可能であり、ボディの両端部は径
の細い筒状端部１ａ，１ｂとなっており、各筒状端部の
端面にトップ取付け孔及び脚取付け孔の開口４ａ，５ａ
が開けられている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、へらぶな浮き等のようにトップ及び脚（フット）を備えた釣り用浮きに関する。

【０００２】

【従来の技術】

この従来の釣り用浮き、例えばへらぶな用浮きは、細長いボディの上端部から軸方向に目盛を付したトップが、そして下端部から脚がそれぞれ伸び、ボディ、トップ及び脚が一体化したものが知られている。そしてこの浮きは釣り人に魚の「あたり」を伝える役割を持っており、この「あたり」にあわせて魚を釣るものであるが、「あたり」は釣る場所、時間帯、餌の量、魚の種類等により変化するので、浮きをこのような変化に応じて最も適したものに選ぶ必要がある。このため釣り人は、適切な浮きを使用できるように多数本の長さや大きさなどが相違する種類の浮きを携帯しているのが実情である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この従来例によると、最適な釣りをするため複数種類の浮きを携帯しなくてはならず、不便であり、交換に手間がかかる不都合があった。

【０００４】この考案の目的は、取扱いや簡便で場所等の釣り条件に簡易に適応できる釣り用浮きを提案することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の浮きは、ボディと、このボディの両端にそれぞれ挿着するトップ及び脚とからなり、上記ボディは、一端から軸心部にトップ取付け孔を、他端から軸心部に脚取付け孔を開けてあり、上記トップ取付け孔及び脚取付け孔は、いずれもその開口から底部に向けて次第に細くなっており、上記トップは下部の挿着部が上記トップ取付け孔に挿脱可能であり、上記脚は上部の挿着部が上記脚取付け孔に挿脱可能である。トップ及び脚の安定的な取付け状態にするために、ボディの両端部を径の細い筒状端部として、各筒状端部の端面にトップ取付け孔及び脚取付け孔の開口を開けるようにするとよい。さらに、トップは、下部の挿着部が同径の棒状であっても先が細くなるものであっても、また上記脚を上部の挿着部が同径の棒状であっても先が細くなるものであってもよい。

【０００６】

【作用】

トップ取付け孔及び脚取付け孔は、いずれもその開口から底部に向けて次第に細くなっているために、トップ及び脚を少し強く押込むことにより安定的な取付け状態を維持でき、長さや径の相違するトップ及び脚をボディに対して簡易に交換できる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図示するこの考案の実施の形態における釣り用浮きは、ボディ１と、ボディの両端部に着脱可能に挿着されている細い棒状のトップ２及び脚とからなるものである。ボディ１は、その機能上水面下で安定しやすい材質と形状が選択されるものであり、その形状は図示の例によれば中央部を太く上下端部に向けて次第に細くなるように形成されている。ボディ１の上端部に取付けられているトップ２は、その外周面には上端に向けて着色目盛（図示せず。）を適宜間隔を置いて施してある。ところで、ボディ１には、一端（図１上端）から軸心部にトップ取付け孔４を、他端（同図下端）から軸心部に脚取付け孔５をそれぞれ開けてある。トップ取付け孔４は、図１及び図２に示すようにその径が開口４ａから底部４ｂに向けて次第に細くなっている。トップ取付け孔４にはトップ２の下端の挿着部２ａが挿脱可能である。トップ取付け孔４の縦断面形状がＶ字形のように底部に向けて細くなっているので、トップの挿着部２ａが同径の棒状体であっても、やや強くトップを押込むことによりトップはしっかりとトップ取付孔４に固定される。同様に、脚取付け孔５の径も、開口５ａから底部５ｂに向けて次第に細くなっているので、脚の挿着部３ａが同径の棒状体であっても、やや強く脚を押込むことにより脚はしっかりと脚取付孔５に固定される。図１に示すボディ１においては、両端部が径の細い筒状端部１ａ，１ｂとなっており、各筒状端部の端面にトップ取付け孔４及び脚取付け孔５の各開口４ａ，５ａが開けられている。このような径の細い筒状端部１ａ，１ｂを設けることにより、トップ及び脚の挿着状態及び浮きの使用状態の安定に寄与する。ボディ１には、筒状端部１ａ，１ｂ０を必ずしも必要なものではない。図２〜図４の例では、トップ取付け孔４の径は脚取付け孔５のそれより短いものとなっているが、これは脚３がトップ２より太いためであるが、各取付け孔の径の長さはトップや脚の各径に従属するもので、図示に限定されない。

【０００８】

【考案の効果】

この考案によれば、釣りの条件に応じて長さの異なるトップや脚を交換してボディに挿着できるので、最適な釣りができると共に浮き全体を交換する必要がないので、取扱いに便利であり、そしてトップ取付け孔及び脚取付け孔は開口より底部に向けて次第に細くなっているので、挿着状態が安定する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施の形態を分解して示す断面図で
ある。

【図２】この考案の実施の形態におけるトップ取付け孔
及び脚取付け孔の断面形状を拡大して示す図である。

【図３】図１Ａ−Ａ拡大断面図である。

【図４】図１Ｂ−Ｂ拡大断面図である。

【符号の説明】

１ボディー１ａ筒状端部１ｂ筒状端部２トップ２ａトップの挿着部３脚３ａ脚の挿着部４トップ取付け孔４ａ開口４ｂ底部５脚取付け孔５ａ開口５ｂ底部

【手続補正書】

【提出日】平成８年１０月４日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】実用新案登録請求の範囲

【補正方法】変更

【補正内容】

【実用新案登録請求の範囲】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ボディと、このボディの両端にそれぞれ
挿着するトップ及び脚とからなり、上記ボディは、一端から軸心部にトップ取付け孔を、他
端から軸心部に脚取付け孔を開けてあり、上記トップ取
付け孔及び脚取付け孔は、いずれもその開口から底部に
向けて次第に細くなっており、上記トップは下部の挿着
部が上記トップ取付け孔に挿脱可能であり、上記脚は上
部の挿着部が上記脚取付け孔に挿脱可能であることを特
徴とする釣り用浮き。
【請求項２】請求項１において、ボディの両端部は径
の細い筒状端部となっており、各筒状端部の端面にトッ
プ取付け孔及び脚取付け孔の開口が開けられていること
を特徴とする釣り用浮き。
【請求項３】請求項１において、ボディの両端部は、
径の細い筒状端部となっており、各筒状端部の端面にト
ップ取付け孔及び脚取付け孔の開口が開けられており、
トップは、下部の挿着部が同径の棒状であってかつ上記
トップ取付け孔に挿脱可能であり、脚は、上部の挿着部
が同径の棒状であってかつ上記脚取付け孔に挿脱可能で
あることを特徴とする釣り用浮き。