JP3035725U - 洗車ブラシ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この考案は、スポンジブラシにおいて、水を
浸出させることを目的としたものである。 【解決課題】 複数の通水孔を穿設した送水管の一側へ
前記通水孔を覆うように通水性スポンジを被着し、送水
管の他側を柄部としたことを特徴とする洗車ブラシ。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は水を浸出するスポンジブラシに柄部を設けたことを特徴とする洗車 ブラシに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、水がでるようにした洗車ブラシは中空ブラシ本体の一面に噴水孔を設け 、該噴水孔のある面に多数の繊維を植設してブラシ部とし、前記中空ブラシ本体 の一側を柄部とした構造が知られていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

前記従来の洗車ブラシは、繊維を植設した構造であるから、洗車後スポンジな どで再拭上げしなければならない場合があった。また普通に使用されているスポ ンジブラシは、水が浸出しないので、ホースで水をかけながら使用していた。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

然るに、この考案は連続気泡のスポンジブラシの内部に、複数の通水孔を有す る送水管を挿入固定したので、水の浸出と、スポンジの使用という両ニーズを一 挙に解決したのである。

【０００５】 即ちこの考案は、複数の通水孔を穿設した送水管の一側へ前記通水孔を覆うよ うに通水性スポンジを被着し、送水管の他側を柄部としたことを特徴とする洗車 ブラシである。また他の考案は、複数の通水孔を穿設した送水管の一側へ、前記 通水孔を覆うように、断面多角形の通水性スポンジを嵌装し、前記送水管の他側 を柄部としたことを特徴とする洗車ブラシである。更に他の考案は、一側へ複数 の通水孔を穿設した送水管の前記一側を、外面に凹凸を設けた帽状の通水性スポ ンジの中央穴へ圧入固定し、前記送水管の他側へ、柄管を嵌装固定したことを特 徴とする洗車ブラシである。

【０００６】 前記における通水性スポンジは、連続気泡又は通水孔を穿設したスポンジであ って、原則的には送水管と通水性スポンジとは着脱自在に取付けてある。

【０００７】

【考案の実施の形態】

この考案は複数の通水孔を設けた送水管一側に、通水性スポンジが取付けられ 、他側を柄部としたものである。前記通水性スポンジは着脱自在に取付けてある 。

【０００８】

【実施例１】 この考案の実施例を図１、２に基づいて説明する。

【０００９】 一側の先端部を閉塞し、複数の通水孔２、２を穿設した送水管１の、前記一側 を、連続気泡の帽状スポンジ３の中央穴４へ加圧挿入して前記送水管１と帽状ス ポンジ３とを固定し、前記送水管１の突出部１ａに、柄管５を嵌装固定したもの で、図中６はホースである。前記において、帽状スポンジ３は、連続気泡である から通水性があるが、独立気泡の場合には通水用の小孔を穿設する必要がある。

【００１０】 前記実施例において、水を矢示７のように送水すれば、水は送水管１内を矢示 ８のように通過して、通水孔２から矢示９のようにスポンジ内へ入り、矢示１０ のように外部へ浸出される。そこでスポンジの外面により車体外壁に摺接すれば 、汚物は速かに流除することができる。またスポンジにより車体外壁の艶を出す こともできる。

【００１１】 図２（ａ）は、スポンジを断面６角形とした六角帽状スポンジ３ａであり、図 ２（ｂ）は、スポンジを断面４角形とした４角帽状スポンジ３ｂであり、図２（ ｃ）は、断面５花弁形とした花弁帽状スポンジ３ｃである。

【００１２】

【実施例２】 図３の実施例は、送水管１の外壁に、環状段部１ｂ、１ｂを並設し、帽状スポ ンジ３の中央穴４に送水管１を圧入した際に摩擦が大きくなるように工夫したも のである。従ってスポンジから送水管１を抜く場合には相当の抵抗があるけれど も、強く引張ればスポンジを分離できるので、スポンジの交換が容易である。図 中１１は環状鍔である。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によれば、スポンジで拭くのみで、車体の汚物を洗除し得ると共に、 水をとめることにより艶出し、乾拭きなどに用いることもできる効果がある。

【００１４】 またスポンジを着脱自在にすれば、適宜取換えることができるので、古くなっ たものを取換え、又は品質・外形の異なるスポンジに取換えて使用し得る効果が ある。またスポンジを通して水が出るので節水できる効果がある。更にスポンジ から水がでるので洗車する際に、洗車ブラシを片手で取扱うことができる効果が ある。次にスポンジを通して水が流れ出るので、水が飛散することなく、衣服を ぬらすことなく作業ができる効果がある。この考案のスポンジを円柱形にすれば 、車体との接触部が線状になり、滑りがよく、作業を効率よく進めることができ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の断面図。

【図２】（ａ）同じく他の実施例の縦断側面図。 （ｂ）同じく外形方形の縦断側面図。 （ｃ）同じく５花弁形の縦断側面図。

【図３】同じくスポンジと送水管の結合実施例の一部断
面図。

【符号の説明】

１ 送水管 １ａ 突出部 １ｂ 環状段部 ２ 通水孔 ３ 帽状スポンジ ４ 中央穴 ５ 柄管 ６ ホース １１ 環状鍔

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数の通水孔を穿設した送水管の一側へ
   前記通水孔を覆うように通水性スポンジを被着し、送水
   管の他側を柄部としたことを特徴とする洗車ブラシ。
2. 【請求項２】 複数の通水孔を穿設した送水管の一側
   へ、前記通水孔を覆うように、断面多角形の通水性スポ
   ンジを嵌装し、前記送水管の他側を柄部としたことを特
   徴とする洗車ブラシ。
3. 【請求項３】 一側へ複数の通水孔を穿設した送水管の
   前記一側を、外面に凹凸を設けた帽状の通水性スポンジ
   の中央穴へ圧入固定し、前記送水管の他側へ、柄管を嵌
   装固定したことを特徴とする洗車ブラシ。