JP3034890U - 含気包装体の吸着装置 - Google Patents

含気包装体の吸着装置

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JP3034890U
JP3034890U JP1996008375U JP837596U JP3034890U JP 3034890 U JP3034890 U JP 3034890U JP 1996008375 U JP1996008375 U JP 1996008375U JP 837596 U JP837596 U JP 837596U JP 3034890 U JP3034890 U JP 3034890U
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package
adsorption device
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air
cup
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JP1996008375U
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弘隆 鳥井
道英 志賀
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Prima Meat Packers Ltd
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Prima Meat Packers Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 含気包装体の吸着にあたり、包装体を破損す
ることなく、また移載時の落下をなくし、安全で、しか
も確実な移載を行うことができる含気包装体の吸着装置
を提供する。 【解決手段】 含気包装体の吸着装置において、円筒形
状の真空吸着体2と、この円筒形状の真空吸着体内に張
られるネット3と、前記真空吸着体2に自由度を与える
手首機構4とを具備する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、食料品などが包装され、空気が封入されたガスパックなどを扱う自 動製造ライン上などで、そのガスパックの移載を行う場合に用いる含気包装体の 吸着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、このようなガスパックなどを扱う製造ライン上などで、そのガスパック の移載を行う場合には、真空吸着装置を用いるようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の真空吸着装置の場合、例えば、ガスパックに直に円筒形 状の吸着装置を接触させ、真空吸着すると、ガスパックの接触面が完全に吸着装 置の吸気口を塞ぎ、吸着力が大きい場合には、ガスパックの包装体を破損するこ とになる。
【0004】 これを回避するために、吸着力を落とすと、十分な吸着力を得られず、移載途 中でガスパックが落下してしまうといった問題があった。 本考案は、上記問題点を解決するために、含気包装体の吸着にあたり、包装体 を破損することなく、また移載時の落下をなくし、安全で、しかも確実な移載を 行うことができる含気包装体の吸着装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成するために、 (1)含気包装体の吸着装置において、カップ状の真空吸着体と、このカップ 状の真空吸着体内に張られるネットと、前記真空吸着体に自由度を与える手首機 構とを設けるようにしたものである。
【0006】 (2)上記(1)記載の含気包装体の吸着装置において、前記カップ状の真空 吸着体は円筒形状である。 (3)上記(2)記載の含気包装体の吸着装置において、前記カップ状の真空 吸着体の直径を70mm又は60mmにしてなる。 (4)上記(1)記載の含気包装体の吸着装置において、前記カップ状の真空 吸着体は角筒形状である。
【0007】 (5)上記(4)記載の含気包装体の吸着装置において、前記カップ状の真空 吸着体の一辺を100mm又は84mmにしてなる。 (6)上記(1)記載の含気包装体の吸着装置において、前記ネットは前記カ ップ状の真空吸着体の下面より5〜20mm奥まった位置に設けられるようにし たものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。 図1は本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置の概略構成図、図2はその 含気包装体の吸着装置の下面図、図3はその含気包装体の吸着装置の下面を示す 斜視図、図4はその含気包装体の吸着装置により含気包装体を吸着した状態を示 す斜視図、図5はその含気包装体の吸着装置の手首機構の例を示す斜視図である 。
【0009】 図1に示すように、1は含気包装体の吸着装置であり、円筒形状の真空吸着体 2、その円筒形状の真空吸着体2の内部に張られるネット3、その円筒形状の真 空吸着体2を収縮・傾斜可能な手首機構(可変剛性式)4から構成されている。 この含気包装体の吸着装置1は、図2乃至図4に示すように、例えば、直径7 0mm(60mm)の円筒形状の真空吸着体2であり、その内面であって、円筒 形状の真空吸着体2の下面より5〜20mm奥まった位置Dにネット3が張られ ている。
【0010】 このように、ネットを奥まった位置に設けることにより、含気包装体11の的 確な吸着を行うことができる。 真空吸着体2の材質としては、例えば、ポリアセタールを用いることができる 。このポリアセタールの場合は、軽くて、加工が容易であり、含気包装体への当 りが良好である。
【0011】 ネット3の材質としては、例えば、柔らかいたこ糸を用いることができる。 その円筒形状の真空吸着体2の上部には、真空吸着体に自由度を与える手首機 構4が配置されている。この手首機構4は、図4に示すように、円筒形状の真空 吸着体2が含気包装体11を接触する際の当りを円滑にするとともに、3次元的 な可変剛性を持たせることができ、含気包装体11の形状に的確に適合させるこ とができるための機構である。
【0012】 手首機構4の具体的構造は、例えば、図5に示すように、ロボットハンド等へ の接合部41、平行梁42、磁気ヨーク43、磁石44、ボイスコイル45、ダ イアフラム46からなる可変剛性式となっている。 図6は本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置をロボットへ適用した概略 構成図である。
【0013】 図6において、21は食品製造ライン、22はその食品製造ライン上の含気包 装体、30はロボットであり、31はロボットハンド、32,33,34は空気 圧シリンダ、35はロボットの土台である。 そこで、例えば、この図に示すように、本考案の含気包装体の吸着装置1をロ ボットハンド31に適用して、食品製造ライン21上の含気包装体22を吸着し て別のライン等にその含気包装体22を移載することができる。
【0014】 図7は本考案の他の実施例を示す含気包装体の吸着装置の下面図である。 この実施例では、前記した実施例の円筒形状の真空吸着体に代えて、角筒形状 の真空吸着体としたものである。 図7に示すように、一辺の長さL1 が100mm又は84mmの角筒形状の真 空吸着体51の下面にネット52を張るようにしたものであり、その他の点は前 記した実施例の円筒形状の真空吸着体と同様であるので説明は省略する。
【0015】 このように、含気包装体の吸着装置の形状を角筒形状にすることによっても、 前記した実施例の円筒形状の真空吸着体と同様の作用効果を得ることができる。 更に、上記した真空蒸着体は、円筒形状または角筒形状に限定されるものでは なく、カップ状であれば、その他の形状であっても差し支えない。 また、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、本考案の趣旨に基づい て種々の変形が可能であり、これらを本考案の範囲から排除するものではない。
【0016】
【考案の効果】
以上、詳細に説明したように、本考案によれば、含気包装体の吸着にあたり、 包装体を破損することなく、また移載時の落下をなくし、安全に、しかも確実な 移載を行うことができる。 また、手首機構を有することにより、含気包装体に接触する際の当りを円滑に するとともに、3次元的な可変剛性を持たせることができ、含気包装体の形状に 的確に適合させることができる。
【0017】 さらに、ネットを奥まった位置に設けることにより、含気包装体の的確な吸着 を行うことができる。 更に、真空吸着体の材質をポリアセタールとすることにより、軽くて、加工が 容易であり、含気包装体への当りが良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置の
概略構成図である。
【図2】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置の
下面図である。
【図3】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置の
下面を示す斜視図である。
【図4】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置に
より含気包装体を吸着した状態を示す斜視図である。
【図5】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置の
手首機構の例を示す斜視図である。
【図6】本考案の実施例を示す含気包装体の吸着装置を
ロボットハンドに適用した構成図である。
【図7】本考案の他の実施例を示す含気包装体の吸着装
置の下面図である。
【符号の説明】
1 含気包装体の吸着装置 2 円筒形状の真空吸着体 3,52 ネット 4 手首機構(可変剛性式) 11,22 含気包装体 21 食品製造ライン 30 ロボット 31 ロボットハンド 32,33,34 空気圧シリンダ 35 ロボットの土台 41 接合部 42 平行梁 43 磁気ヨーク 44 磁石 45 ボイスコイル 46 ダイアフラム 51 角筒形状の真空吸着体

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 含気包装体の吸着装置において、(a)
    カップ状の真空吸着体と、(b)該カップ状の真空吸着
    体内に張られるネットと、(c)前記カップ状の真空吸
    着体に自由度を与える手首機構とを具備することを特徴
    とする含気包装体の吸着装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の含気包装体の吸着装置に
    おいて、前記カップ状の真空吸着体は円筒形状である含
    気包装体の吸着装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の含気包装体の吸着装置に
    おいて、前記カップ状の真空吸着体の直径を70mm又
    は60mmにしてなる含気包装体の吸着装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の含気包装体の吸着装置に
    おいて、前記カップ状の真空吸着体は角筒形状である含
    気包装体の吸着装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の含気包装体の吸着装置に
    おいて、前記カップ状の真空吸着体の一辺を100mm
    又は84mmにしてなる含気包装体の吸着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の含気包装体の吸着装置に
    おいて、前記ネットは前記カップ状の真空吸着体の下面
    より5〜20mm奥まった位置に設けられることを特徴
    とする含気包装体の吸着装置。
JP1996008375U 1996-08-20 1996-08-20 含気包装体の吸着装置 Expired - Lifetime JP3034890U (ja)

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