JP3034886U - 魚釣り用ランディングネット収納キヤップ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ルアーやフライ等の釣りで腰までのウエイダ
ーを着用しないような場合、フィッシングベストの背後
につり下げておく使用したランディングネットの濡れで
衣服がしみたりまた衣服に魚の臭いが付着したりしない
ようにするとともに、尚かつそのネット使用に際しては
片手にロッドを持った状態でもスムーズに使用できるよ
うにする。また移動時には木等の障害物にネットが引っ
かからないようにする。 【解決手段】 軟質プラスチックまたはゴム等による半
ダ円形状の袋状からなるランディングネット収納用キヤ
ップ１とそのネットＡの柄の部分に巻き止めるバンド２
とを長さ調節器具５を設けたゴムヒモ３で接続し、また
そのキヤップ１の下部にはランディングネットＡからキ
ヤップ１を着脱する時に引いて利用する指引掛ヒモ４を
設けて一体化したものを考案した。そしてそれをランデ
ィングネットＡに取り付けて使用するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術】

本考案はルアーやフライ等の釣りにおいて、フィッシングベストの背後につり 下げておく使用して濡れたランディングネットを収納するためのキヤップで、か つ魚の取り込み時にはそのキヤップをランディングネットから簡単に着脱できる ようにした釣り具に関するものです。

【０００２】

【従来の技術】

従来ランディングネットは釣りをする上で行動しやすく両手を使えるようにす るため、フィッシングベストの背中上部にあるＤカンにキーバックチエーン等を 取り付けそれに接続してつり下げておくスタイルが一般的です。ランディングネ ットは使用すれば水に濡れ、またアミは取り込んだ魚の臭いが付着します。釣り 人はこのような状態のランディングネットを背後につり下げて釣りをしています 。しかしランディングネットは魚を取り込むという状態の中で使用するものです ので例えば何かでおおうようなことはそのスムーズな使用の妨げとなるため行う 釣り人はほとんどおりません。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術で述べたようにランディングネットを装着した一般的なルアーやフ ライ等のフィッシングスタイルにおいて、そのネット部分は腰上部からおしりの 辺りに触れている状態となるため、ウエイターの種類やその着用の有無によつて は使用したネットの濡れによって衣服がしみたりまた衣服に魚の臭いが付着して しまうという問題点を有しています。この問題点をきらって特にウエイダーを使 用しなくても済む整備された管理釣場等では、ランディングネットを手に持ちな がら釣りをしたり近くに置いていたりする釣り人が多く見受けられます。しかし これでは必要時にネットのスムーズな使用ができなくなりまたその破損や紛失の 原因になるばかりか、何よりも安全で軽快な釣行の妨げにもなってしまいます。 そしてまたランディングネットのアミの部分は移動の際木等の障害物によく引っ 掛かってしまうという問題点も有しています。本考案の目的はこれらの問題点を 解決しようとするものです。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、軟質プラスチックまたはゴム製等による半ダ円形 状の袋状からなるランディングネット収納用のキヤップと、そのネットの柄の部 分に巻き止めるバンドとを長さ調節器具を設けたゴムヒモで接続し、またそのキ ヤップの下部にはランディングネットからキヤップを着脱する時に指を引っ掛け 引いて利用する指引掛ヒモを設けて、これらを一体化したことを特徴とする魚釣 り用ランディングネット収納キヤップを考案した。

【０００５】

【考案の実施の形態】

本考案を図面にもとづいて説明します。 図１〜図５において、キヤップ１は例えばビニール製等の防水性のあるものを 用い半ダ円形状の袋状に形成したもので、下部にはキヤップ１をランディングネ ツトＡから着脱する時に引いて利用する指引掛ヒモ４を設けてある。またランデ ィングネットＡの柄の部分に巻き止めるバンド２も例えばビニール製等で作成し その前面と後面の両端に面フアスナー６を設け巻き止めるようにしてある。これ らキヤップ１とバンド２は長さ調節器具５を設けたゴムヒモ３で接続して一体化 されている。ランディングネットＡの柄の部分に巻き止めたバンド２からキヤッ プ１を接続しているゴムヒモ３を張り気味にしてランディングネットＡにキヤッ プ１をかぶせれば本考案はしっかり固定され取り付けられる。また指引掛ヒモ４ を引くことでゴムヒモ３が伸びて簡単にはずすことができる。はずした後、キヤ ップ１はバンド２からゴムヒモ３を通してぶら下がった状態で保持されているの で魚の取り込みが済んだらその場ですぐランディングネットＡをキヤップ１に納 められる。

【０００６】

【考案の効果】

本考案は上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 ルアーやフライ等の釣りにおいてランディングネットをフイッシングベストの 背後に保持する一般的な釣りスタイルで、腰までのウエイダーを着用しないよう な場合は本考案をランディングネットに取り付ければ、使用したネットの濡れで 衣服がしみたりまた衣服に魚の臭いが付着したりしないので気がねなく釣りに集 中することができる。そしてネット使用に際しては一方の手でネットの柄を持ち もう一方の竿を持った方の手の指をキヤップ下部に設けた指引掛ヒモにかけて引 けば簡単にはずし使用できる。そしてキヤップは柄からぶら下がり保持されてい るので、魚の取り込みが済んだらその場ですぐネットをキヤップに納めベストの 背後にもどし釣りを続行できる。またキヤップをすることで移動の際ネットが木 等の障害物に引っ掛かるのを防止することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】正面図である。

【図２】後面図である。

【図３】斜視図である。

【図４】ランディングネットに取り付けた正面斜視図で
ある。

【図５】ランディングネットに取り付けた後面斜視図で
ある。

【符号の説明】

１ キヤップ ２ バンド ３ ゴムヒモ ４ 指引掛ヒモ ５ ゴムヒモの長さ調節器具 ６ 面フアスナー Ａ ランディングネット Ｂ キーパックチエーン

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質プラスチックまたはゴム製等による
   半ダ円形状の袋状からなるランディングネット収納用の
   キヤップ（１）、そのランディングネット（Ａ）の柄の
   部分に巻き止めるための前面と後面の両端に面フアスナ
   ー（６）を設けたバンド（２）とを長さ調節器具（５）
   を設けたゴムヒモ（３）で接続し、またそのキヤップ
   （１）の下部にはランディングネット（Ａ）からそのキ
   ヤップ（１）を着脱する時に指を引掛け引いて利用する
   ための指引掛ヒモ（４）を設けて一体化したことを特徴
   とする、魚釣り用ランディングネット収納キヤップであ
   る。