JP3034618U

JP3034618U - 外国語の単語の習得用貼り付け式単語シール

Info

Publication number: JP3034618U
Application number: JP1996005154U
Authority: JP
Inventors: 隆之秋元
Original assignee: 隆之秋元
Priority date: 1996-05-02
Filing date: 1996-05-02
Publication date: 1997-02-25
Anticipated expiration: 2002-05-02

Abstract

(57)【要約】【課題】本考案は、単語の印刷されているシールを使
って、外国語を習得する上で必要不可欠な単語を容易に
習得できるようにする。【解決手段】物品等の名称を表す外国語の単語２が表
面に印刷されているシール１が、台紙３上に配置されて
れおり、このシール１を台紙３から剥がし、シール１の
表面に印刷されている語が表す物品等５へ貼付すること
により、極めて容易に外国語を習得する上で必要不可欠
な語を自然に習得できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、語学の習得に供するもので、表面に単語（複数の単語から成る語も、本書においては、単語と記す）が印刷されているシールを用いて、外国語単語を容易に習得することが可能な学習教材に関するものである。

【０００２】更に詳細を述べるならば、本考案は、表面に単語が印刷されているシール数百個から成り立っており、それぞれのシールの表面には、外国語の単語が１つ印刷されている。このシールを単語が表す物品等へ貼付することで、日常生活の中で物品等に接しながら、それらの外国語での名称を習得していくことができる学習教材に関するものである。

【０００３】

【従来の技術】

従来、外国語の基本的な単語を習得する場合、フラッシュカードや単語帳等を用いて、繰り返し復唱するなどしなければならなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

この方法では、学習する際に上述の教材を準備し、学習のための機会を設定する必要があった。また、学習者において、目的の語を完全に習得するまで、かなりの努力が必要とされるといった問題があった。

【０００５】

【課題を解決しようとする手段】

本考案は、上記問題点を解決することを可能にするもので、具体的に説明すると、次のようなものである。

【０００６】

【考案の実施の形熊】

本考案は、数百個の単語シールから成り立っている。単語シールとは、幅７ｃｍ、高さ１．５ｃｍ程度の紙片であり、表面には単語が印刷されている。また、裏面には、物品等への貼付を可能にするために粘着剤が塗布されている。出荷時には、単語シールは数十個くらいずつに小分けされて、台紙に貼付された状態で供される。それぞれの台紙には、本考案利用者が単語シールを物品等に貼付する際の便宜を図るために、それぞれの単語シールの直下に対応する日本語が印刷されている。

【０００７】それぞれの単語シールには、家具類、日用品、人体各部の名称等の中から外国語を習得する上で必要不可欠と判断された語が１つ印刷されている。印刷されている語を具体的に列挙するならば、「ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ」（テレビ）、「ｄｅｓｋ」（机）、「ｔｅｌｅｐｈｏｎｅ」（電話）、「ｗｉｎｄｏｗ」（窓）、「ｐｅｎｃｉｌ」（鉛筆）、「ｗａｌｌｅｔ」（財布）、「ｓｈｏｅｓ」（靴）、「ｈｅａｄ」（頭）、「ｆｉｎｇｅｒ」（指）等である。

【０００８】

【実施例】

この単語シール１を台紙３から剥がし、表面に印刷されている語２が表す物品等５へ直接貼付する。例えば、図１のごとく、「ｔｅｌｅｖｉｓｉｏｎ」と印刷されている単語シールは、「テレビジョン受像機」を意味する語が印刷されている単語シールであるから、これを例えば自室のテレビジョン受像機の、ふだん目につきやすく、かつ、テレビジョン受像機の機能に支障を来さない位置に、図３のごとく貼付する。

【０００９】この要領で、台紙３上の他の単語シールも同様に、印刷されている語が表す物品等へ貼付する。なお、本考案には、語が表す対象物へ直接貼付しておくことが困難な語（図２においては、「ｈｅａｄ」と印刷されている単語シール）も収録されているが、この場合、人形や人体が写っていろ写真等の頭部へ貼付すればよい。また、「ｏｎｅ」、「ｔｗｏ」、「ｔｈｒｅｅ」等、数を表す語が印刷されている単語シールは、電話機のプッシュボタン、カレンダーの数字の下などに貼付すればよい。

【００１０】また、語を完全に習得した場合など、単語シールが不要になった場合、容易に剥がし去ることができる。

【００１１】これまでの説明は、日本人が、英単語を習得する場合の例であるが、無論、単語シール１の表面に印刷されている語２を変更することで、フランス語、アラビア語、中国語等、他の外国語への応用も可能である。つまり、在日外国人が日本語を習得したい場合、幼児が文字を習得したい場合、アメリカ人がフランス語を習得したい場合など、目的に応じて幅広い応用が可能となる。

【００１２】また、名詞が性を持つ言語の場合、その語の性に応じて単語シール１の背景色を変更する、中国語の場合、物品等を表す語２に加えて、語の発音も併せて表示する等の工夫を加えると、さらに効果的な学習が可能となる。

【００１３】

【考案の効果】

周知の通り、外国語の単語を記憶するためには、努力を要するのが普通であるが、本考案によれば、極めて容易に外国語を習得する上で必要不可欠な語を習得することができる。

【００１４】本考案の利用者は、教材を準備し、学習の機会を設けることなく、日常生活の中で、単語シールが貼られた物品等に接しながら、これら物品等の外国語による名称を習得することができる。また、単語シールを長期間貼付しておけば、知らず知らずのうちに、語を習得することもできる。

【００１５】そもそも外国語の単語を記憶するためには、繰り返し、繰り返し学習することが肝要であるが、本考案によれば、日常生活の中で繰り返し、繰り返し自然に語が表す物品等に接しながら単語を覚えていくことができる。

【００１６】このようにして、記憶した語は、語が表す物品等のイメージと結びついて記憶されるので、記憶への定着が確実であり、また想起も早い。加えて、本考案によって習得できる語は、外国語を習得する上で必要不可欠な語であるので、本考案は、語学学習上、極めて有効な考案であるといえる。

【図面の簡単な説明】

【図１】単語シールの斜視図である。

【図２】台紙上に配置された単語シールの斜視図であ
る。

【図３】「テレビジョン受像機」を表す英単語を習得す
る場合の使用例を示す図である。

【符号の説明】

１単語シール２単語シールの表面に印刷されている文字３台紙４対応する日本語の説明５テレビジョン受像機

─────────────────────────────────────────────────────

【手続補正書】

【提出日】平成８年９月２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】請求項１

【補正方法】変更

【補正内容】

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外国語の単語が印刷されているシール
で、このシールを物品等へ貼付することで、物品等の外
国語での名称を習得することができる語学学習教材。