JP3033637U - ループ状の線を針穴につけた針 - Google Patents

ループ状の線を針穴につけた針

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JP3033637U
JP3033637U JP1996008329U JP832996U JP3033637U JP 3033637 U JP3033637 U JP 3033637U JP 1996008329 U JP1996008329 U JP 1996008329U JP 832996 U JP832996 U JP 832996U JP 3033637 U JP3033637 U JP 3033637U
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hole
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宏 伊藤
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宏 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 視力の弱い者には困難であった針の針穴に糸
を通すと言う作業をすることなく、容易に針と糸とをつ
なげることができるようにする。 【構成】 針1の針穴1aに合成繊維または金属の細い
線を通し、その線の両端をつなげてループ状にし、さら
にそのループ状線2に線交差部2aを形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は針穴に糸を通すことなく、容易に針と糸とをつなぐことのできる針に 関する。
【0002】
【従来の技術】
針の針穴に糸を通す作業は、老眼などの視力の弱い者には困難である。
【0003】 この作業を容易にするために針の頭にV字形の溝を設け、針穴と溝の底をスリ ット状につなげた針が存在する。この針の針穴に糸を通す際は、直線状に張った 糸に針の頭のV字形の溝を当てがい、糸を強く針穴の方向に引くことにより、糸 はスリットを通過して、針穴に収まる。
【0004】 また、通常の針の針穴に糸を通す道具として、スレダーがある。参考文献 実 公 平8−4948 (JP,Y2)このスレダーは細状金属線材を略菱形ルー プ状に曲折して形成されており、このループの先端部を針穴に突入させ、針穴通 過後に広がったループに糸を引っかけ、そのまま針穴から引っかけた糸とともに ループを引き抜くことにより、針穴に糸を通す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
針の針穴に糸を通す作業は視力の弱い者には困難であり、従来の技術による、 針の頭にV字形の溝を設け、溝と針穴をスリットでつないだ針は、糸を正確に針 の頭の溝に置かねばならず、やはり視力の弱い者には困難である。また、針穴か ら、糸がスリットを通過して抜けてしまわない様に、スリットは非常に狭く作ら れており、太い糸では通しにくい。そして、針の頭にV字形の溝を設けたため、 通常の針の丸い頭と異なり、二つのやや尖った頭を持つことになり、指に当たる 時に不快である。
【0006】 スレダーによって針の針穴に糸を通す場合は、スレダーのループの先端部を針 穴に通さねばならず、これは視力の弱い者には糸を通すのと同様に困難である。 また、ループに引っかけた糸とともに針穴からループを引き抜く際、針穴はルー プを形成する金属線2本と引っかけた糸2本の断面積の和より広くなければ詰ま ってしまい、糸を通すことができない。したがって太い糸の場合、手で通常の方 法で針穴に通すことができても、スレダーを用いて針穴に通せないことがある。
【0007】 本来、針の針穴に糸を通すという作業は、それ自体が目的ではなく、糸のつな がった針によって布を縫うための準備作業にすぎない。したがって作業者が針穴 に糸を通すという作業をしなくても、容易に針と糸をつなげることができればよ い。
【0008】 本考案は上記目的を達成するために、作業者が針穴に糸を通す作業をせずに、 容易に糸をつなげることが可能な針を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述の課題を解決するため、図1に示す様に針の針穴に合成繊維また は金属の細い線を通し、線の両端部をV字形につなげてループ状にし、さらに、 そのループ状線にひねりを加えてループ状線に線交差部を形成したものである。
【0010】 本考案の針を使用する者は、針穴には糸を通さず、図2に示す様に、糸導入部 2bに糸3を通し、その後図3に示す様に糸3をV字形端部2cに導けばよい。 糸導入部2bは針穴に比べてはるかに大きく、視力の弱い者でも容易に糸を通す ことが可能である。そして、そのまま糸をV字形端部の方向に引けば、糸は図4 に示す様にV字形端部2cの谷の部分に挟まれる形で固定される。
【0011】 糸が固定されたら、通常の手順で布を縫うことが可能である。針の先端が布糸 を押拡げて穴を開け、針の本体、針穴に通してあるループ状線、ループ状線に通 してある糸、の順番で布糸に引っかからずにスムーズに布を通過することができ る。また、糸は通常の針の針穴に手で通すことのできる太さであれば問題なく使 用できる。
【0012】 通常の針の針穴に通した糸は強く引かれると針穴から抜けてしまう場合がある が、本考案の針の場合、糸が強く引かれると、V字形端部2cの谷の部分にある 糸は、より谷の奥の方向に引かれるため、ループ状線からはずれにくい。また、 ループ状線も糸の引かれる方向に図5に示す様に変形するため、V字形端部2c にある糸は図6に示す様に、両側からループ状線2に挟み込まれる形になり、い っそうはずれにくい。
【0013】 ループ状線2における針穴1aの位置がV字形端部2cから左右等距離でない 場合、針が布を通過した後、V字形端部2cが布糸に引っかかったり、V字形端 部2cの谷の部分が広がる方向にループ状線2が変形して、固定されていた糸3 がはずれることがありうる。これを防ぐため、図1に示す様にループ状線2に線 交差部2aを形成し、針穴1aが線交差部2aを通過して容易に糸導入部2bに 移動しない様にした。
【0014】 本考案の針1は通常の針と同じく丸い頭のため、針の頭が指に当たっても不快 ではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における針の全体図である。
【図2】本考案における針に糸をつなぐ順序図である。
【図3】本考案における針に糸をつなぐ順序図である。
【図4】図3におけるA−B線から見た拡大断面図であ
る。
【図5】V字形端部に固定された糸を強く引いた際の図
である。
【図6】図5におけるC−D線から見た拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 針 1a 針穴 2 ループ状線 2a 線交差部 2b 糸導入部 2c V字形端部 3 糸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】針の針穴に合成繊維または金属の細い線を
    通し、線の両端をV字形につなげてループ状に形成し、
    そのループ状線に線交差部を設けた針。
JP1996008329U 1996-07-16 1996-07-16 ループ状の線を針穴につけた針 Expired - Lifetime JP3033637U (ja)

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