JP3033608B2 - 回転陰極x線管装置 - Google Patents

回転陰極x線管装置

Info

Publication number
JP3033608B2
JP3033608B2 JP3059415A JP5941591A JP3033608B2 JP 3033608 B2 JP3033608 B2 JP 3033608B2 JP 3059415 A JP3059415 A JP 3059415A JP 5941591 A JP5941591 A JP 5941591A JP 3033608 B2 JP3033608 B2 JP 3033608B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anode target
cathode
insertion hole
ray
ray tube
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3059415A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04212335A (ja
Inventor
光雄 向坂
徹彦 池島
雄太郎 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP3059415A priority Critical patent/JP3033608B2/ja
Publication of JPH04212335A publication Critical patent/JPH04212335A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3033608B2 publication Critical patent/JP3033608B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検体の全周からX
線を照射できるように構成したX線CT用の回転陰極X
線管装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の回転陰極X線管装置としては、例
えば特開昭56-22037号公報に示されるように、コニカル
・フラスコ状の真空容器の頂部に電子発生源を備え、こ
の電子発生源の周囲に円筒状の回転遮蔽体を配置し、回
転遮蔽体に電子放出方向を規定するための小孔を設けた
もので、回転遮蔽体を回転駆動させて、小孔から放出さ
れる電子をターゲットの全周に照射し、ターゲットから
発生したX線を、真空容器中央に形成された凹部に位置
する被検体の全周に照射するように構成したものや、特
開昭63-103392 号公報に示されるように、中空リング状
の真空容器の内に、多数のフィラメント、各フィラメン
トに対する電子線制御用のグリッドおよびグリッドを通
過した電子線を受ける陽極ターゲットを環状に配備し、
作動するフィラメントとこれに対するグリッドとをリー
ドスイッチ等を用いて電気的に回転させて、陽極ターゲ
ットから周方向に回転させながらX線を照射するように
構成したものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
従来装置では、真空容器の中央凹部の深さが大きくとれ
ないため、被検体の撮影長さに制限があるとともに、被
検体が凹部に挿入された際に精神的に圧迫を受けるとい
う問題がある。また、電子発生源とターゲットとの距離
が長いため、X線照射効率が低くなるばかりでなく、以
下のような欠点があった。
【0004】a電子発生源から放出された電子は、反発
しながらターゲットに向かうので、前記距離が長いほど
電子線の広がり角は大きなものとなり、ターゲット上に
所定寸法の焦点を形成するための小孔の形状設定が困難
になる。b電子発生源であるフィラメントへの加熱電流
値によって熱電子の量は定まり、その熱電子の量によっ
て管電流値は制限されるというX線管の一般的な性質は
周知であるが、これに加え、電子線発生源とターゲット
間の距離が比較的長い場合と、短い場合とで同じ管電流
値を得ようとするならば、距離の長い場合ほど、熱電子
の量、すなわち、フィラメントへの加熱電流を上げなけ
ればならないという性質がある。しかし、フィラメント
には温度許容値があり、その許容値を越えるまでフィラ
メントを加熱し、管電流の制限値を上げることはできな
い(この管電流の制限値をエミッションの打ち切り値と
称する)。したがって、前記距離が長いほど、フィラメ
ントの温度許容値によって決まるエミッションの打ち切
り値は低くなり、X線条件の設定範囲が狭められる。
【0005】また、後者の従来装置では、独立した多数
のフィラメントが順次作動されるためにX線がパルス状
に発生することになり、断層像の解像度に限界があっ
た。また、パルス状にX線を発生させるものは、連続的
にX線を発生させるものよりもフィラメント温度を上げ
て、管電流を増大する必要があるために、フィラメント
の寿命が短くなる欠点もあった。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、請求項1項に係る発明は、真空容器
に改良を加え、陰極フィラメントと陽極ターゲットとの
距離を小さくしてX線の発生効率を向上するとともに、
被検体の長さの制約を受けずに、かつ、使用可能な真空
度を早期に得られるようにして、手間少なく迅速に撮影
できるようにすることを目的とし、また、請求項2項に
係る発明は、跳ね返り電子による二次X線に起因する画
質の低下を回避できるようにすることを目的とし、更
に、請求項3項に係る発明は、検出器に入射されるX線
量を均一化して撮影された被検体の全周断層像の精度を
向上できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1項に係る発明
は、前述のような目的を達成するために、中心に被検体
挿通孔が形成された中空リング状の真空容器と、前記真
空容器内に設置固定されたリング状の陽極ターゲット
と、前記真空容器内において前記陽極ターゲットに対向
して配置固定されたリング状の陰極フィラメントと、前
記真空容器内において前記陽極ターゲットと陰極フィラ
メントとの間に配備され、前記被検体挿通孔の軸心周り
に回転可能に支持されるとともに、周方向の少なくとも
1箇所に電子線通過用の小孔を備えたリング状の回転体
と、前記回転体を被検体挿通孔の軸心周りに回転させる
駆動手段とを備えて構成する。
【0008】また、請求項2項に係る発明は、前述のよ
うな目的を達成するために、上述した請求項1項の回転
体に、陽極ターゲットよりも被検体挿通孔の軸心側に位
置させて、跳ね返り電子による二次X線を遮蔽する遮蔽
部材を一体回転するように設け、その遮蔽部材に陽極タ
ーゲットの焦点から被検体挿通孔の軸心側に向かうX線
を通す開口を設けて構成する。
【0009】また、請求項3項に係る発明は、前述のよ
うな目的を達成するために、上述した請求項2項の遮蔽
部材の開口を覆って、その開口の中心から回転体の周方
向両側程透過長さが大になるように厚みを異ならせたX
線照射量調整部材を設けて構成する。
【0010】
【作用】請求項1項に係る発明の回転陰極X線管装置の
構成によれば、リング状に配置したフィラメントは常に
通電作動されてその全周から電子線を出しているが、回
転体の小孔を通過した電子線のみを陽極ターゲットに照
射して周方向の一部からX線を発生する。そして、回転
体を回転することでX線の発生部位が周方向に移動し
て、真空容器中央に位置する被検体の全周に照射するこ
とができる。
【0011】請求項2項に係る発明の回転陰極X線管装
置の構成によれば、陽極ターゲットへの照射に伴い、一
部の電子が陽極ターゲットから跳ね返った後に陽極ター
ゲットの焦点の周囲に照射され、その跳ね返り電子によ
って焦点の周囲から発生した二次X線がX線検出器に入
射されることを遮蔽部材によって抑制できる。
【0012】請求項3項に係る発明の回転陰極X線管装
置の構成によれば、陽極ターゲットの焦点から発生した
X線がX線検出器に入射されるときに、被検体挿通孔の
軸心を通る仮想直線で結んだ焦点とX線検出器との距離
よりも、その入射範囲中央のX線検出器に周方向で隣合
うX線検出器と焦点との距離が短くなるために、入射範
囲中央側のX線検出器程、そこに入射されるX線量が減
少するが、陽極ターゲットの焦点から発生したX線をX
線照射量調整部材を通して減衰することにより、各X線
検出器に入射されるX線量を均一化することができる。
【0013】
【実施例】次に、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0014】図7は、この発明に係る回転陰極X線管装
置を利用した高速X線CTの全体概略斜視図であり、こ
の図において、1はガントリを示し、このガントリ1
に、被検体挿通孔2が前後に貫通形成されるとともに、
後述する回転陰極X線管装置Aが被検体挿通孔2を囲む
ように組み込まれている。3は被検体Mを載せる上下動
可能なベッドであり,その天板4が前後に水平スライド
して被検体挿通孔2に進出するようになっている。
【0015】次に、回転陰極X線管装置Aの第1実施例
を図1の縦断側面図、図2の要部の拡大断面図、およ
び、図3の断面図に基づいて説明する。
【0016】これらの図において、5は中心に前記被検
体挿通孔2が形成された中空リング状の真空容器であ
り、真空ポンプ6によって減圧されるようになってい
る。この真空容器5はガラス等の非磁性材からなる前部
容器部分5aと後部容器部分5bとを内外2個のO−リ
ング7を介して気密状に接合連結して構成されるととも
に、後部容器部分5bの後壁5c、フィラメント端子15
の周囲部、および、摺接端子19の周囲部のみが絶縁材で
形成されている。
【0017】8は、前記後部容器部分5bの後壁5c内
面に固定装備されたリング状の陽極ターゲットであり、
その表面が被検体挿通孔2の軸心X側に向けてやや傾斜
されている。
【0018】9は、前記前部容器部分5a内に回転自在
に組み込まれたリング状の回転体であり、多数のフェラ
イト磁石片を周方向に接続してリング状に構成され、そ
の前端部(図では左端部)に各磁石片のN極とS極とが
交互に配列されている。
【0019】10は、前部容器部分5aの前面に近接して
配備された駆動手段としてのリング状のステータであ
り、このステータ10への通電制御によって回転体9が10
〜100Hz で回転駆動される。
【0020】11は、回転体9を回転自在に浮上支持する
磁気軸受用コイルであり、前部容器部分5aの外周面お
よび外周近くに形成した段差部の前後外面の周方向複数
箇所に装備されている。なお、回転体9の半径方向位置
および軸心方向位置がそれぞれ近接スイッチ等からなる
軸受センサ12、13で検知され、回転体9が容器中心と同
心状に浮上支持されるよう各磁気軸受用コイル11が通電
制御されるようになっている。
【0021】14は、前部容器部分5aの内部に前記陽極
ターゲット8に対向するようにリング状に配備固定され
た電子銃としての陰極フィラメントであり、前壁部に備
えた一対のフィラメント端子15を介して交流電源16に接
続されている。
【0022】17は陽極ターゲット8と陰極フィラメント
14との間を遮断するように前記回転体9の後部から一体
的に連設したリングプレート状のグリッド部であり、こ
れには周方向120 °ピッチで電子線通過用の小孔18が形
成されている。また、このグリッド17の内周縁が前部容
器部分5aの内周壁に設けた摺接端子19を介してグリッ
ド電源20のマイナス側に導通接続され、小孔18を通過す
る電子線(a)を集束制御して陽極ターゲット8に照射
するように構成されている。
【0023】21は直流高圧電源であり、そのプラス側が
陽極ターゲット8に、また、マイナス側が陰極フィラメ
ント14にそれぞれ接続され、陰極フィラメント14の全周
から出た電子線(a)のうち、小孔18を通過したものだ
けがターゲット8に照射されてX線(b)が発生し、被
検体挿通孔2内に居る被検体Mに3方向からX線が照射
されるようになっている。
【0024】22は、真空容器2の後側に近接して配備し
たリング状のX線検出器であり、被検体Mを透過したX
線量を検知して図外の解析装置に送信する。
【0025】この回転陰極X線管装置Aは以上のように
構成されたものであり、回転体9をグリッド部17と共に
120 °回転させることで被検体Mの全周断層像を撮影す
ることができる。因みに、3個の小孔18を備えたグリッ
ド部17を20 で駆動回転すると、17msで全周撮影が行え
ることになる。
【0026】図4は、回転陰極X線管装置の第2実施例
を示す縦断側面図、図2は要部の拡大断面図、および、
図6は図4のZ−Z線断面図である。この第2実施例に
よれば、前部容器部分5aに組み込まれた回転体9は、
固定外輪23にボール24を介して回動自在に支持された外
側リング9aと、固定内輪25にボール26を介して回動自
在に支持された内側リング9bとをグリッド部17で連結
したものとして構成され、この回転体9もステータ10に
よって回転駆動される。また、グリッグ部17は、固定外
輪23、ボール24及び外側リング9aを介してグリッド電
源20に接続されている。
【0027】図8は、回転陰極X線管装置の第3実施例
を示す要部の断面図であり、回転体9に、陽極ターゲッ
ト8よりも被検体挿通孔2の軸心X側に位置させて、跳
ね返り電子による二次X線を遮蔽する遮蔽部材27が一体
回転可能に連接され、その遮蔽部材27に、陽極ターゲッ
ト8の焦点28から被検体挿通孔2の軸心X側に向かうX
線を通す開口29が形成されている。図中、30は、被検体
Mに対して照射するX線の幅、すなわち、被検体Mの全
周断層像を撮影するスライス幅を調整するコリメータを
示している。
【0028】次に、上記遮蔽部材27による作用を図9の
概略正面図に基づいて説明する。回転体9の周方向にお
ける開口29の幅は、焦点28で発生したX線を所定範囲内
のX線検出器22に入射するように設定されている。そし
て、陽極ターゲット8への照射に伴い、一部の電子が陽
極ターゲット8から跳ね返った後に陽極ターゲット8の
焦点28の周囲に照射され、その跳ね返り電子によって焦
点28の周囲から二次X線が発生したときに、領域S1を
越える箇所からの二次X線を遮蔽部材27で遮蔽し、X線
検出器22に入射する二次X線の量を減少して画質の低下
を回避できる。
【0029】上記遮蔽部材27を設ける位置としては、図
9に二点鎖線27aで示すように、X線検出器22に入射す
る範囲が設定されることから、焦点28から離れる程、そ
の開口29aの幅が大きくならざるを得ず、それに伴い、
遮蔽部材27で遮蔽できない領域S2が大きくなるため、
焦点28に近い位置の方が望ましい。
【0030】また、図10の概略正面図に示すように、
遮蔽部材27には、その開口29を覆って、開口29の中心か
ら回転体9の周方向両側程透過長さが大になるように厚
みを異ならせた、アルミニウムなどを材料にしたX線照
射量調整部材31が設けられ、X線検出器22に入射される
X線量を均一化するように構成されている。
【0031】すなわち、陽極ターゲット8の焦点28から
発生したX線がX線検出器22に入射されるときに、被検
体挿通孔2の軸心Xを通る仮想直線L1で結んだ焦点28
とX線検出器22との距離よりも、その入射範囲中央のX
線検出器22に周方向で隣合うX線検出器22と焦点28との
距離(入射範囲両端のX線検出器22と焦点28とを結んだ
仮想直線をL2で示す)が短くなる(L1>L2)ため
に、入射範囲中央側のX線検出器22程、そこに入射され
るX線量が減少するが、陽極ターゲット8の焦点28から
発生したX線をX線照射量調整部材31を通し、開口29の
中央から離れる程X線の減衰量を多くし、各X線検出器
22に到達した時点でのX線量が互いに等しくなるように
するのである。
【0032】上述した実施例では、回転体9を外部から
ステータ10によって回転駆動しているが、ブラシレスモ
ータによって駆動することもできる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1項に係る
発明の回転陰極X線管装置によれば、次のような効果が
得られる。 陰極フィラメントと陽極ターゲットとの
距離を小さくできたので効率よくX線を発生することが
でき、陽極ターゲット上に所定寸法の焦点を形成するた
めの小孔の形状設定が容易にできる。また、陰極フィ
ラメントと陽極ターゲットとの距離を小さくできるため
に、従来装置にくらべ、管電流の限界値(エミッション
の打ち切り値)を上げることができ、X線条件の設定範
囲を広げることができる。 陰極フィラメントは連続
作動するので、間欠作動させる場合のように、フィラメ
ント温度を上げて管電流を増大させる必要がなく、陰極
フィラメントの寿命を長くすることができる。 真空
容器が、中心に被検体挿通孔を貫通形成したリング状で
あるために、被検体の長さに制約がなく、一度の挿入で
被検体の任意の部位を能率よく撮像できる。 被検体
挿通孔が軸心方向に短い貫通孔であるために、頭から挿
入されても圧迫管がなく、安心して撮影を受けることが
できる。 リング状の真空容器は容積が小さく、真空
度を下げても、使用できる真空度を得るまでの時間が短
くて済み、運転開始時やメンテナンス後の運転再開後等
における撮影開始を迅速に行えるようになった。
【0034】請求項2項に係る発明の回転陰極X線管装
置によれば、跳ね返り電子によって焦点の周囲から発生
した二次X線がX線検出器に入射されることを遮蔽部材
によって抑制できるから、撮影した被検体の全周断層像
の画質が跳ね返り電子による二次X線に起因して低下す
ることを回避できる。
【0035】請求項3項に係る発明の回転陰極X線管装
置によれば、陽極ターゲットの焦点から各X線検出器に
入射されるX線量を均一化するから、隣合うX線検出器
間での濃淡の違いを無くし、撮影された被検体の全周断
層像の精度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転陰極X線管装置の第1実施例を示す縦断側
面図である。
【図2】図1の要部の拡大断面図である。
【図3】図1におけるY−Y線断面図である。
【図4】回転陰極X線管装置の第2実施例を示す縦断側
面図である。
【図5】図4の要部の拡大断面図である。
【図6】図4におけるZ−Z線断面図である。
【図7】この発明の回転陰極X線管装置を使用したX線
CTの外観斜視図である。
【図8】回転陰極X線管装置の第3実施例を示す縦断側
面図である。
【図9】遮蔽部材の作用を説明する概略正面図である。
【図10】X線照射量調整部材の作用を説明する概略正
面図である。
【符号の説明】
2…被検体挿通孔 5…真空容器 8…陽極ターゲット 9…回転体 10…駆動手段としてのステータ 14…電子銃としての陰極フィラメント 18…小孔 27…遮蔽部材 28…焦点 29…開口 31…X線照射量調整部材 b…電子線 X…被検体挿通孔の軸心
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−129043(JP,A) 実開 昭56−24050(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 6/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心に被検体挿通孔が形成された中空リ
    ング状の真空容器と、前記真空容器内に設置固定された
    リング状の陽極ターゲットと、前記真空容器内において
    前記陽極ターゲットに対向して配置固定されたリング状
    の陰極フィラメントと、前記真空容器内において前記陽
    極ターゲットと陰極フィラメントとの間に配備され、前
    記被検体挿通孔の軸心周りに回転可能に支持されるとと
    もに、周方向の少なくとも1箇所に電子線通過用の小孔
    を備えたリング状の回転体と、前記回転体を被検体挿通
    孔の軸心周りに回転させる駆動手段とを備えたことを特
    徴とする回転陰極X線管装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の回転体に、陽極ターゲットよ
    りも被検体挿通孔の軸心側に位置させて、跳ね返り電子
    による二次X線を遮蔽する遮蔽部材を一体回転するよう
    に設け、その遮蔽部材に前記陽極ターゲットの焦点から
    被検体挿通孔の軸心側に向かうX線を通す開口を設けて
    ある回転陰極X線管装置。
  3. 【請求項3】 請求項2の遮蔽部材の開口を覆って、そ
    の開口の中心から回転体の周方向両側程透過長さが大に
    なるように厚みを異ならせたX線照射量調整部材を設け
    てある回転陰極X線管装置。
JP3059415A 1990-04-28 1991-02-28 回転陰極x線管装置 Expired - Fee Related JP3033608B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3059415A JP3033608B2 (ja) 1990-04-28 1991-02-28 回転陰極x線管装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2-112861 1990-04-28
JP11286190 1990-04-28
JP3059415A JP3033608B2 (ja) 1990-04-28 1991-02-28 回転陰極x線管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04212335A JPH04212335A (ja) 1992-08-03
JP3033608B2 true JP3033608B2 (ja) 2000-04-17

Family

ID=26400464

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3059415A Expired - Fee Related JP3033608B2 (ja) 1990-04-28 1991-02-28 回転陰極x線管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3033608B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3256579B2 (ja) * 1992-09-18 2002-02-12 株式会社島津製作所 回転陰極x線管装置
CN104470177B (zh) * 2013-09-18 2017-08-25 同方威视技术股份有限公司 X射线装置及具有该x射线装置的ct设备
CN104470176B (zh) * 2013-09-18 2017-11-14 同方威视技术股份有限公司 X射线装置以及具有该x射线装置的ct设备

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04212335A (ja) 1992-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5528658A (en) X-ray tube having an annular vacuum housing
US5822395A (en) X-ray apparatus having an x-ray tube with vario-focus
US7197116B2 (en) Wide scanning x-ray source
US7496180B1 (en) Focal spot temperature reduction using three-point deflection
GB2293917A (en) Radiotherapy apparatus with x-ray imaging
US4914681A (en) Computer tomography apparatus
US5504791A (en) Annular anode x-ray computed tomography apparatus with a single magnet system for guiding and deflecting the electron beam
US7340029B2 (en) X-ray computed tomography apparatus for fast image acquisition
US6907110B2 (en) X-ray tube with ring anode, and system employing same
US8340250B2 (en) System and method for generating X-rays
US9711321B2 (en) Low aberration, high intensity electron beam for X-ray tubes
EP1356495A2 (en) X-ray tube for ct applications
US5680432A (en) Method and apparatus for generating a circulating x-ray for fast computed tomography
JP3033608B2 (ja) 回転陰極x線管装置
JP3177993B2 (ja) 回転陰極x線管装置
US5164972A (en) Computer tomography apparatus having an annularly guided electron beam
US10032595B2 (en) Robust electrode with septum rod for biased X-ray tube cathode
US7317785B1 (en) System and method for X-ray spot control
JPH04231941A (ja) 回転陰極x線管
JP3210357B2 (ja) X線断層撮影装置
JPS6329622A (ja) X線断層撮影装置
SU626712A3 (ru) Источник рентгеновского излучени дл поперечной томографии
JPS6254499B2 (ja)
JP2003290207A (ja) 多線源型x線ct装置
JPH0378760B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080218

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090218

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100218

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees