JP3032881U - お守り - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠観に優れ、精神的にも護身符の加護を実
感できると同時に、極めて実用的に用いることができ
て、日常生活上目に触れるような用い方ができるような
実用性に優れたお守りを提供する。 【構成】 お守り１０は、任意形状であって、剛性を備
えたカード形シート１２と、このカード形シート１２に
蛍光、または、発光印刷された護身符の表示部１４と、
を備えており、該カード形シート１２には、前記護身符
の表示部１４の外周縁を、その一部を残してカットした
切り込み部１６が設けられてなるお守り１０。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、意匠観に優れ、精神的にも護身符の加護を実感し得るようなお守り に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、お守りは神社等で販売され交通安全、家内安全、厄除け、受験等の合格 祈願等で車中や財布、あるいはズボンやシャツ等のポケット中など我々の身近に 携帯されてきた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、通常この御守りは折り畳み式の表紙に御守りの表示を施し、内部に 護身符を封入した小型の四角薄葉状から形成されているが、財布等に収納して普 段は見ることがなく、存在も忘れるような場合がある。また、形状や携帯も常識 的に陳腐化しており、お守りそのものを実用的に鑑賞、あるいは種々の日常生活 上に持ち込んで使用するという場合は皆無であり、その実用的価値をより向上さ せた用い方ができるような御守りの出現が待望されていた。

【０００４】 本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、意匠 観に優れ、精神的にも護身符の加護を実感できるとどうじに、極めて実用的に用 いることができて、日常生活上目に触れるような用い方ができるような実用性に 優れたお守りを提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために請求項１に係る考案は、任意形状であって、剛性を 備えたカード形シート１２と、このカード形シートに蛍光、または、発光印刷さ れた護身符の表示部１４と、を備えており、該カード形シート１２には、前記護 身符の表示部１４の外周縁を、その一部を残してカットした切り込み部１６が設 けられてなるお守り１０から構成される。

【０００６】 また、請求項２に係る発明では、前記カード形シート１２には、裏面シート２ ０が接合され、前記裏面シート２０には、ベルトや紐等を通すための吊支孔２２ が同裏面シート２０の上端部と、下端部と、に設けられてなることとしてもよい 。

【０００７】

【考案の実施の形態】

本考案の請求項１に係るお守りは、任意形状であって、剛性を備えたカード形 シートと、このカード形シートに蛍光、または、発光印刷された護身符の表示部 と、を備えており、該カード形シートには、前記護身符の表示部の外周縁を、そ の一部を残してカットした切り込み部が設けられている。お守りそのものについ て視覚的に護身符の加護を感じるような夜間蛍光あるいは発光形態とするととも に、実用的な機能を備え、また、携帯にも便利なように切り込み部を形成させた ものである。 切り込み部は、略Ｕ字状、略コ字状等の任意の形状に切り込み形成してもよい 。このカード形シートは、剛性を備えたアルミニウム製の薄板が好適であり、そ の他銅製の薄板、フェノ−ル樹脂、ユリア樹脂、メラニン樹脂などのプラスチッ ク製の薄板によって形成してもよく、特にプラスチックは加工が行ないやすく安 価に入手できる点から製造コストの低減化に資する。表示部に表示する護身符は 、仏像、キリスト像、真言、祝詞、願い事など各個人が通常信仰する宗教に関す るものなど任意のものを印刷表示してもよい。

【０００８】 前記カード形シートには、裏面シートが接合され、前記裏面シートには、ベル トや紐等を通すための吊支孔が同裏面シートの上端部と、下端部と、に設けられ ている。吊支孔は、左端部と右端部に設けてもよく、また、１箇所、ないし３箇 所、任意の複数箇所に設けてもよい。

【０００９】

【実施例】 以下、添付図面に基づき、本考案の好適な実施例を説明する。 図１には、本考案の第１実施例に係るお守り１０が示されている。 図より明らかなように、お守り１０は、任意形状であって、剛性を備えたカー ド形シート１２と、このカード形シート１２に蛍光、または、発光印刷された護 身符の表示部１４とを備えている。

【００１０】 本実施例では、カ−ド形シ−ト１２は、略矩形状のアルミニウムの薄板によっ て形成されている。図１に示すようにカ−ド形シ−ト１２の上面側には表示部１ ４が備えられており、この表示部１４には無機蛍光顔料あるいは、有機蛍光顔料 等を用いた蛍光塗料によって護身符１５が印刷表示されている。本実施例の場合 に限らず、表示部１４の護身符１５の表示に使用する塗料は、蓄光顔料、自発光 顔料を用いた塗料でもよい。無機蛍光顔料あるいは、有機蛍光顔料を用いた蛍光 性を有した塗料によって印刷表示された護身符１５は、上記した塗料の効果とも あいまって白昼や照明が施されている場所において淡く印象的に輝き、護身符１ ５の神々しさを演出するといった効果を奏することとなる。また、前記した状況 より若干薄暗いところでは、カ−ド形シ−ト１２上面に印刷表示された護身符１ ５の神々しさがより一層強烈に表出される。

【００１１】 このように、護身符１５は、蛍光塗料によって印刷されることで護身符１５が 元来有している神々しさがより強調されるので人間に対して精神的な影響を与え 通常乱れがちな規律をただし世の中の秩序を保ち、同時に人々の精神的な支えと なり社会生活を豊かにするといった効果を奏することとなる。特に、蓄光顔料、 自発光顔料を用いた塗料によって護身符１５を印刷表示させた場合には、暗闇に おいても同護身符１５を視覚によって知覚することとなり常にその存在を知らし め、所持する者に対し精神的影響を与え、精神的支えとなる。また、印刷表示す る護身符１５は、仏像、キリスト像、真言、祝詞、願い事など各個人が通常信仰 する宗教に関するものなど任意のものを印刷表示してもよい。なお、本実施例に おいては護身符１５として仏像が印刷表示されている。

【００１２】 また、カ−ド形シ−ト１２は、前記護身符１５の表示部１４の外周縁を、その 一部を残してカットした切り込み部１６を設け、表示部１４と外縁部１７を形成 している。この切り込み部１６は、カ−ド形シ−ト１２の上端部側に表示部１４ と外縁部１７を側面視略逆Ｖ字形に開く折曲部１８を備え略Ｕ字状に設けられて いる。また、切り込み部１６は、カ−ド形シ−ト１２の下端側に折曲部１８を設 け略逆Ｕ字状、その他略逆Ｖ字状等の任意の形状に形成してもよい。

【００１３】 カ−ド形シ−ト１２に備えられた切り込み部１６を利用して同切り込み部１６ に紐を通して吊したり、シャツのポケットの縁に挟み込んだり、車中の運転席の ひさしの部分に挟み込んだりすることが可能で場所を選ばず、しかも車の運転等 の邪魔にならないように携帯することとなる。カ−ド形シ−ト１２は、アルミニ ウム製の薄板よりなることにより強度を確保し、紙のように水に濡れて使用でき なくなることを防ぎ、破れたり、破損したりすることを防ぐこととなる。

【００１４】 次に第１実施例に係るお守り１０の作用について説明する。 図１に示すようにお守り１０は、カ−ド形シ−ト１２で略Ｕ字状の切り込み部 １６を備えており、シャツのポケットの縁や車の運転席のひさし等にこの表示部 １４の下端側を若干手前に引きながら表示部１４と外縁部１７を側面視略逆Ｖ字 状に開きシャツのポケットの縁や車の運転席のひさし等を挟むようにして固定を 行なう。表示部１４に蛍光塗料によって印刷表示された護身符１５は、白昼や照 明が施された場所において淡く印象的に輝き、また、薄暗い場所では、ぼうっと 浮きあがるようにかつ印象的に輝く。

【００１５】 したがって、前記護身符１５は、それを見るものに対しより一層の神々しい印 象を与える結果、高等学校や大学受験、または就職等においてその人の精神的な 支えとなったり、通常の社会生活において怠惰な行動を正すように意識させたり といった効果を奏することとなる。

【００１６】 次に、本考案の第２実施例を説明する。 なお、第１実施例と同一部材には前記した第１実施例と同様の符号を付する。

【００１７】 図２に示すように第１実施例と同様に第２実施例に係るカ−ド形シ−ト１２は 、略矩形状のアルミニウムの薄板によって形成され、上面側には表示部１４が備 えられており、この表示部１４には発光塗料によって護身符１５が印刷表示され ている。また、カ−ド形シ−ト１２は、前記護身符１５の表示部１４の外周縁を その一部を残してカットした切り込み部１６が設けられてなる。切り込み部１６ は、カ−ド形シ−ト１２の上端部側に表示部１４と外縁部１７を側面視略逆Ｖ字 形に開く折曲部１８を備え略Ｕ字状に形成され設けられている

【００１８】 さらに、図からも明らかなようにカ−ド形シ−ト１２は、その裏面に前記カ− ド形シ−ト１２と同形状で同材質の裏面シート２０が接着接合され、裏面シート ２０には、ベルトや紐等を通すための略矩形状の吊支孔２２ａ、２２ｂが同裏面 シート２０の上端部と、下端部との２箇所に設けられている。本実施例に限らず 吊支孔２２ａ、２２ｂは、裏面シート２０の左端側、右端側の２箇所に略矩形状 に設けてもよく、裏面シート２０に１箇所、ないし３箇所、４箇所、複数箇所設 けてもよい。カ−ド形シ−ト１２に備えられた裏面シ−トの上端部と下端部に設 けられた吊支孔にベルト等を通すことによって確実に携帯でき紛失したりすると いった事故を防ぐこととなる。

【００１９】 表示部１４の護身符１５は、発光塗料によって印刷表示されているので暗闇に おいてもその存在を視覚として捉えることが出来、その表示状態は非常に神々し くお守りとしての効果をより一層助長するような印象を与えるといった効果を奏 する。

【００２０】 次に第２実施例に係るお守り１０の作用を説明する。 図２に示すようにお守り１０は、カ−ド形シ−ト１２にベルトや紐等を通すた めの略矩形状の吊支孔２２ａ、２２ｂを設けた裏面シート２０が接着接合し備え られている。ズボンのベルトやヘルメットのあご紐等に本実施例のお守り１０を 取り付ける場合、図より明らかなように、裏面シ−ト２０の裏面から吊支孔２２ ａにベルトを通し、同裏面シ−ト２０の上面を通ってその表面から吊支孔２２ｂ にベルトを通しベルトへの取り付けが完了となる。すなわち、吊支孔２２ａ、２ ２ｂを縫うようにベルトやあご紐等を通すことによりお守り１０のベルトへの取 り付けをおこなう。表示部１４に発光塗料によって印刷表示された護身符１５は 、暗闇において発光しそれを見る人々に威厳を感じさせ、高等学校や大学受験な どを行う者に対し精神的支えになるといった効果を奏することとなる。

【００２１】 以上、上記したように本考案の実施例に係るお守り１０は、任意形状であって 、剛性を備えたカード形シート１２と、このカード形シート１２に蛍光、または 、発光印刷された護身符の表示部１４と、を備えており、該カード形シート１２ には、前記護身符１５の表示部１４の外周縁を、その一部を残してカットした切 り込み部１６が設けられてなるお守り１０からなる。

【００２２】 したがって、カ−ド形シ−ト１２に備えられた切り込み部１６を利用して、同 切り込み部１６に紐を通して吊したり、シャツのポケットの縁に挟み込んだり、 車中の運転席のひさしの部分に挟み込んだりすることが可能で場所を選ばず、し かも車の運転等の邪魔にならないように携帯することとなる。蛍光、または、発 光印刷された護身符は、暗闇等でうすぼんやりと輝き、前記護身符の神々しさを 演出することで、人間に対して精神的な影響を与え通常怠惰となりがちな我々の 行動をただしたり、良心を感じさせることで世の中の秩序を保つといった効果を 奏する。また、高等学校や大学等の受験や就職等の障壁に対して人々の精神的な 支えとなり社会生活を豊かにするといった効果を奏することとなる。

【００２３】 本考案は上記した実施例構成にのみ限定されるものではなく、実用新案登録請 求の範囲に記載した考案の本質を逸脱しないかぎりにおいて任意の改変を加えて も良い。

【００２４】

【考案の効果】 以上説明した様に、請求項１に係るお守りによれば、任意形状であって、剛性 を備えたカード形シートと、このカード形シートに蛍光、または、発光印刷され た護身符の表示部と、を備えており、該カード形シートには、前記護身符の表示 部の外周縁を、その一部を残してカットした切り込み部が設けられてなることに より、夜間等に護身符が浮かび出たように光るから神々しさを視覚的に実感でき 、一種のアクセサリ的にも所持できると同時に、前記切り込み部を利用して、同 切り込み部に紐を通して吊したり、シャツのポケットに挟み込んだり、車中の運 転席のひさしの部分に挟み込んだりすることが可能で場所を選ばず、しかも車の 運転等の邪魔にならないように携帯することが可能である。蛍光または発光印刷 された護身符は、暗闇等でうすぼんやりと輝き、前記護身符の神々しさを演出す ることで、人間に対して精神的な影響を与え通常怠惰となりがちな我々の行動を ただしたり、良心を感じさせることで世の中の秩序を保つといった効果を奏する 。また、高等学校や大学等の受験や就職等の障壁に対して人々の精神的な支えと なり社会生活を豊かにするといった効果を奏する。

【００２５】 また、請求項２に係るお守りによれば、前記カード形シートには、裏面シート が接合され、前記裏面シートには、ベルトや紐等を通すための吊支孔が同裏面シ ートの上端部と、下端部と、に設けられてなることにより、この裏面シ−トの上 端部と下端部に設けられた吊支孔にベルト等を通すことによって必要となれば即 座に鑑賞を行うことが可能であると同時に確実に携帯でき紛失したりするといっ た事故を防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の第１実施例に係るお守りの正面図であ
る。

【図２】本考案の第２実施例に係るお守りの裏面シート
取り付け状態説明図である。

【符号の説明】

１０ お守り １２ カ−ド形シ−ト １４ 表示部 １６ 切り込み部 ２０ 裏面シ−ト ２２ 吊支孔

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 任意形状であって、剛性を備えたカード
   形シートと、 このカード形シートに蛍光、または、発光印刷された護
   身符の表示部と、を備えており、 該カード形シートには、前記護身符の表示部の外周縁
   を、その一部を残してカットした切り込み部が設けられ
   てなるお守り。
2. 【請求項２】 前記カード形シートには、裏面シートが
   接合され、 前記裏面シートには、ベルトや紐等を通すための吊支孔
   が同裏面シートの上端部と、下端部と、に設けられてな
   る請求項１記載のお守り。