JP3032153U - 骨固定用スクリュー - Google Patents
骨固定用スクリューInfo
- Publication number
- JP3032153U JP3032153U JP1996006136U JP613696U JP3032153U JP 3032153 U JP3032153 U JP 3032153U JP 1996006136 U JP1996006136 U JP 1996006136U JP 613696 U JP613696 U JP 613696U JP 3032153 U JP3032153 U JP 3032153U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- screw
- receiving portion
- bone
- rod receiving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Surgical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各スクリューにロッドを取り付けるに当た
り、ロッドを取り付け易くし、取り付けたロッドを抜け
出しにくくする。 【構成】 骨に螺じ入れるスクリュー10のねじ部11
の軸方向に対して斜めに開口し、ロッド20を傾斜方向
から挿し入れられるようにしたロッド受け部12を前記
ねじ部11の外方端に形成し、同ロッド受け部12に収
まったロッド20を固定ねじ14により固定する。
り、ロッドを取り付け易くし、取り付けたロッドを抜け
出しにくくする。 【構成】 骨に螺じ入れるスクリュー10のねじ部11
の軸方向に対して斜めに開口し、ロッド20を傾斜方向
から挿し入れられるようにしたロッド受け部12を前記
ねじ部11の外方端に形成し、同ロッド受け部12に収
まったロッド20を固定ねじ14により固定する。
Description
【0001】
本考案は、骨に螺じ入れるねじ部を有し、ロッドの取り付けのための固定手段 を前記ねじ部の外方端に設けた骨固定用のスクリューに関するものである。
【0002】
脊椎等の骨を一定の位置関係に置くために、それに骨固定用スクリューを螺じ 入れて植設し、骨に添って配置するロッドと前記スクリューとを結合する技術は 公知である。このためのスクリューはロッドの固定手段を有しているが、従来の 固定手段はねじ部の軸方向(と平行)か或いは側方に開口しており、前者(平行 )の場合には挿し入れたロッドが抜け出し易く、後者の場合にはロッド直交方向 から挿し入れる必要があるためロッドの取り付けが難しいという欠点があった。
【0003】
本考案は前記の点に着目してなされたもので、その課題はロッドの取り付けが し易く、かつ取り付けたロッドが抜け出しにくいようにすることである。
【0004】
前記課題を解決するため本考案は、ねじ部11の軸方向に対して斜めに開口し 、ロッド20を傾斜方向から挿し入れられるようにしたロッド受け部12を前記 ねじ部11の外方端に形成し、同ロッド受け部12に収まったロッド20を固定 ねじ14により固定するようにしたものである。
【0005】
この考案のスクリュー10は、脊椎や頸椎の椎骨などの骨Vに螺じ入れるねじ 部11と、その外方端にロッド20の取り付けのための固定手段を設ける大形の 頭部13とを有する。
【0006】 ねじ部11は文字通り雄ねじ状の部分であり、この考案のスクリュー10を骨 Vに植設するための手段である。ねじ部11の長さは数種類に及び、それがこの スクリュー10のサイズとなる。
【0007】 そのねじ部11の軸方向に対して斜めに開口し、ロッド20を傾斜方向から挿 し入れられるようにしたロッド受け部12を前記ねじ部11の外方端に形成する 。ロッド受け部12は、図4に詳細に示した例では、ねじ部11の軸Lに対して オフセットした位置にあり、かつオフセット軸L′上にロッド20の軸心Kが位 置する設定になっている。ロッド受け部12は平行な凹状の円筒面15からなる 溝状に形成され(図3、図4)、そのためロッド20の方向は凹状の円筒面15 によって規定される。
【0008】 ロッド受け部12は、ロッド20を傾斜方向から挿し入れられることでセット を容易化し、かつまた上方(軸方向外方)への抜け出しを防ぐために、軸L方向 に対して斜めに開口する。「斜め」にロッド受け部12を形成した結果、それは 軸方向へ伸びた長いアーム部13Aとそれよりも短いアーム部13Bとによって 囲まれることになる。
【0009】 故にロッド受け部12の長いアーム部13Aの内側には、ロッド20が軸方向 外方へ抜け出そうとした場合にそれに当たる張り出し部16が形成される。また ロッド受け部12の短いアーム部13Bの内側は、ロッドの側方への抜け出しを 防止するための停止部17になる。より具体的にいえば、ロッド受け部12に収 まったロッド20の軸心Kを通る水平線Hよりも、短いアーム部13Bの方が僅 かに出ているためロッド20は確実に止められる。
【0010】 ロッド受け部12に収まったロッド20は固定ねじ14によってスクリュー1 0に固定される。その固定ねじ14は頭部13に形成されためねじ孔18に螺じ 込まれる。例示のめねじ孔18は頭部13の長いアーム部13Aに設けられ、ロ ッド受け部12に収まったロッド20の軸心Kに向いている。
【0011】 固定ねじ14によりロッド20を締め付けるとき、その作用力の一部は短いア ーム部13Bに、残部は長いアーム部13Aに作用する。そこで短いアーム部1 3Bはモーメントアームが小さいので肉薄とし、長いアーム部13Aはモーメン トアームが大きいので肉厚として、夫々に必要十分な強度を与え、最高度に固定 ねじ14を締め付けても頭部13に撓みがでず、正確に固定できるように形成し た。なお、実施例において、めねじ孔18の軸線Mと、前記軸心Kを通る水平線 Hとが作る角度θは45度に設定した。それにより施術的の狭い切開口の中でロ ッド20をロッド受け部12へ好適にセットすることができる。角度θは45度 を中心に数度の範囲が良い。
【0012】 このように構成されたスクリュー10は、骨Vにねじ部11を螺じ入れて複数 個を一定の関係に配列し、各スクリュー10のロッド受け部12にロッド20を 挿し入れて固定ねじ14により固定する(図5、図6参照)。21はこのとき使 用する椎体側面に適する椎体プレートであり、これはスクリュー設置のガイドと もなる。
【0013】 図示の例では、ロッド20は2本を使用しており、ロッド受け部12は各スク リュー10とも同方向(図5で右方)に向いているが、これは互いに向き合うよ うにしても良い。
【0014】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、ロッド20を斜 めからロッド受け部12に挿し入れることができるが、このことは手術により露 出させる身体部分がロッドを側方から挿入する場合に比較して少なくて済むこと を意味し、ロッドの取り付けをより容易化すると同時に、斜めであるために生じ た張り出し部16が収まったロッド20の抜け出しを止めるため扱いが非常にし 易くなるという効果をもたらす。
【図1】本考案に係る骨固定用スクリューの1実施例を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図2】同上の縦断面図。
【図3】同上要部の拡大平面図。
【図4】同じく拡大断面図。
【図5】使用状態を示す側面図。
【図6】同上の横断面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 骨に螺じ入れるねじ部を有し、ロッドの
取り付けのための固定手段を前記ねじ部の外方端に設け
たスクリューであって、ねじ部11の軸方向に対して斜
めに開口し、ロッド20を傾斜方向から挿し入れられる
ようにしたロッド受け部12を前記ねじ部11の外方端
に形成し、同ロッド受け部12に収まったロッド20を
固定ねじ14により固定するようにしたことを特徴とす
る骨固定用スクリュー。 - 【請求項2】 ねじ部11の外方端に大形の頭部13を
設け、そこにロッド20と平行な凹状の円筒面15から
なるロッド受け部12を溝状に形成した構造を有する請
求項第1項記載の骨固定用スクリュー。 - 【請求項3】 斜めに開口したロッド受け部12は軸方
向へ伸びた長いアーム部13Aと、それよりも短いアー
ム部13Bとによって囲まれている請求項第1項記載の
骨固定用スクリュー。 - 【請求項4】 めねじ孔18の軸線Mと、前記軸心Kを
通る水平線Hとが作る角度θは45度を中心に数度の範
囲である請求項第1項記載の骨固定用スクリュー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006136U JP3032153U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 骨固定用スクリュー |
JP8247170A JP2960688B2 (ja) | 1996-06-07 | 1996-08-29 | 骨固定用スクリュー |
US08/868,504 US6074393A (en) | 1996-06-07 | 1997-06-04 | Bone fixing screws |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1996006136U JP3032153U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 骨固定用スクリュー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3032153U true JP3032153U (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=43167076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1996006136U Expired - Lifetime JP3032153U (ja) | 1996-06-07 | 1996-06-07 | 骨固定用スクリュー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3032153U (ja) |
-
1996
- 1996-06-07 JP JP1996006136U patent/JP3032153U/ja not_active Expired - Lifetime
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